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[2447] 今度は網走、北海道

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

毎度、映画のロケ地でございます。
現在、仕事のメインが医療記事、それもライティングではなく編集業務なので、ネタが偏ってきましたね。
でも、夏の暑い間は、おウチでできる仕事に限る。
秋になったら、現場絡みの仕事を増やしていきます。

さて、お題。
映画は、ヘレン・ケラーのようなキツネの話。
北海道の網走市が舞台です。
やきそば巡りで行ったことがある街なので、土地勘やネタは大丈夫。とはいえ、網走監獄あたりが定番になるんでしょう。

博物館 網走監獄のエントランス
2009年、フリーになる1年前の写真

いろいろ調べてみると、映画のヤマ場は、能取岬という場所で撮られたらしいですね。
タンポポ畑で有名、ほかに、流氷スポットでもある。
ところが10月号の掲載なので、ともにシーズンじゃない。
秋のオススメは、通称「サンゴ草」が湖面を赤く染める能取湖だそうです。
一時、造成工事で見る影を失ったものの、近年、復活に成功したとのこと。
とりあえず、候補。

ラストシーンは、原生花園でのロケ。
ところが、ここに咲く花も、8月までが旬でした。
花目当てだったら、「フラワーガーデンはな・てんと」がギリギリ。
100パーセント天然の原生花園と違って、「フラワーガーデンはな・てんと」は地元ボランティアが手入れしているそうです。

そして、いよいよの網走監獄。
ここで書きたかったのは、鎖塚についての歴史だったんですね。
北海道を横断する道路建設には、労働力が必要だったと。
そのために、囚人を集めて安くこき使ったと。
現場で亡くなった囚人が埋められると、人骨は朽ち、金属の鎖だけが残る。いわく「鎖塚」。

さて、スポットが整ったところで、統一したテーマを何にしましょう。
何か、自然VS人工 的な対立軸が見えてきますよね。
サンゴ草の造成工事と自然保護による復活のくだり。
自然派の原生花園と、管理派のガーデン。
朽ちる人骨、残る鎖。もっといえば、道東の原野と、それを開拓する試み。
自然はときに完璧ではなく、人がそれを補おうとするけれども、それって自然といえるの?
ありのままの姿を楽しむ? それとも、人の手で整えられた形を鑑賞する?
ということで、ヘレン・ケラーのキツネにつなげると。
自然を受け入れるって、そういうこと。オフシーズンの網走だって、心持ち一つで楽しめるかも。主人公の少年はそう言っているよと。
多少の強引さが否めないけど、まあ、基本的な筋としてはいいんじゃないですかね。
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[2360] 見出しで省略できる「を」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

「世界とつながり 活路さぐる」
朝日の副読紙で見かけた見出しです。
活路「を」さぐる
とはしてないんですね。
ほかにも、こんなタイトルが紙面を埋めていました。

外国の若者、夢持てる県に
若き担い手と、海外めざす農園
海渡る、被災地発ソーシャルビジネス

この記者の個性と見ることもできますが、まあ、あってもいいワーディングではないかと。
ただし、見出し固有のテクニックであって、平文では使えなさそうですね。

朝日「GLOBE」の表紙
もちろん、「を」付きのタイトルもありました

同様な助詞の省略は、しばしば「の」でも行われます。

二児母、叫び届かず
梨出荷、全国で始まる

みたいな感じで、これは意識の中にありました。
しかし、今回改めて気付きましたね。「を」も省けるんだと。
ケースによりけりですが、報道っぽい気分が出るようです。

リピーター稼ぐ、究極の方法
時短への取り組み、成績伸ばす
見る目変わる、越後屋のかき氷

うん、おもしろいですね。
クセになりそうです。
あっ、最後のは「が」の省略でした。
結構、なんでもいけるって話なんですかね。
ということは、主客の区別が付きにくくなるリスクをはらんでいそうです。

政府待つ、民間主導の動き

この場合、政府「を」待っているのか、政府「が」待っているのかが、判別できません。
やっぱり、ケースによりけりなんでしょう。
二義が起こり得るときは、省略しないで、きちんと助詞を入れる。
意味合いが明らかなときは、試みに直結してもいい。
あーでも、知っちゃうと、中毒性があるな。
今後、このブログで急増していく予感です。

[2260] 核兵器の定義とは、放射能汚染兵器なら多くの国が作れる

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

この夏、各紙で報じられた核の問題。
論点がイデオロギー化しちゃって、前へ進めなくなった典型だと思っています。
なぜ、核保有国と被保有国という対立軸になるんでしょう。

例えば、高速増殖炉「もんじゅ」で処理するはずだった核のゴミをですよ、HⅡAロケットに乗っけて任意の国へ飛ばせば、立派な核兵器じゃないですか。
爆発力こそないものの、放射能被害が長期間にわたって発生しますよね。
だから、この問題の本質は、「原子力エネルギーをいつまで使う気なのか」にあるはず。
トランプ大統領が言っていた「小さな核ミサイル」と、HⅡAに乗っけた核のゴミは、あまり変わらないと思うんです。
だから、核兵器禁止条約の批准ウンヌンも、自分にとっては意味を持たない。ドッチだっていい。
第一、その国の原子力発電所を通常ミサイルで撃っても同じでしょ。
問うべきは、核兵器禁止ではなくて、原子力禁止じゃないでしょうか。

ヒロシマ訪問関連の記事
報道一例としての「沖縄タイムス」

それに、安部首相のスタンスは、「いきなり核兵器をゼロにするより、できるところから減らす方が現実的」というものですよね。
CO2の問題でも、削減目標を立てて、段階的に減らしているじゃないですか。
なのに核兵器となったとたん、全廃アリキになってしまう。
そこが、イデオロギー化しちゃっている「おかしな部分」だと思うんです。
気持ちの問題が勝りすぎちゃって、むしろプロセス化の障害になっている。
気持ちを高めるために、ヒロシマ・ナガサキが変な使われ方をしている。

原爆の投下から、今年で73年でしたっけ。
いまだ解決をみないそのやり方、合っているんですかね。
仮に達成できたとしても、核のゴミってどうすんの。原子力発電所をどう守るの。
陸上イージスとか、現状と同じ防衛手段が求められますよね。やっていることは変わらないはず。
「ハンターイ」って言っている人は、何に反対しているんだろう。
仮に核ミサイルがなくなったとして、それで、どうするんでしたっけ。何か、達成できたんでしたっけ。

[2160] 委任契約後、ライターの仕事はどう変わったか

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

某社と試験的に始めた「委任契約」。
原稿あたりいくらという請負契約ではなく、いろんなことを月100時間まで固定額でこなすという受発注方法です。
さて、その最初の7月度。
どのような内訳だったでしょうか。

新規原稿作成 5:47
編集・校閲 57:16
メール・データ操作 8:25
リサーチ・取材準備 12:26
電話・取材・打合せ 19:47
合計 103:41 (単位は時間)

純粋に原稿を書いたのは6時間弱、はたしてコイツ、ライターなんでしょうか。

代々木公園からN局方面
貴重な外出機会だった、N局さんの打合せ

ちなみに、その会社以外の仕事は、こんな感じ。

ロケ地の連載x 2本 リサーチ・画像手配・ライティングで約10時間
商材のコピー付け 約5時間
タウンロケのリサーチと取材交渉 約8時間

結局、物書きは21時間しかしてませんでしたな。
7月と8月は、暑いしね。
ヘタな取材ものが来ても、断るツモリでいました。
だって、取材用のフルセットと三脚抱えて、この炎天下でしょ。
考えただけでも汗が出る。
仕事で外出したのって、7月は、わすが2回だけでした。
あとはひたすら自宅。ただし、図書館除く。

キャパとしては、あと40時間くらい取れたから、7割前後といったところ。
自分で言うのもアレですが、「優秀なライターの時間を、先に確保しておきたい」という発想から始まった委任契約。
初月としては、まず、こんなところでしょう。それに夏だしね。
まだまだ手探り状態です。

[2659]20180510読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20180510読売新聞

[2705] 電話の折り返しに命をかけている人

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

良くも悪くも、自分の仕事に信念を持っている方がいらっしゃいまして。
電話の取次ぎなどで多いのが、全身全霊で「折り返し」を勧めてくるケースですな。
もう、それが自分の仕事の全てだと考えているんでしょう。
ちょっとした伝言すら頼まれてくれず、
「後ほど、こちらから折り返しましょうか」
の一本やりで攻めてくる。

その方が、楽なんでしょうね。
余計な仕事や責任を抱え込まないで済むから。
また、電話代行・・・というか、折り返し代行を雇っている場合なんかもあるようです。
でもね、折り返しだったら、アンタ、要らないのよ。
留守電と変わらないじゃない。

ギョーザの皮を折り返すと厚さの描写ができる
「折り返し」という茶濁でございます

ちょっとした気の遣いようというか、なんとかしてあげようという配慮で、事は相当に進展するんですけどね。
何時ぐらいだったら担当者がいるか教えてくれるとか、要件の趣旨を伝えといてくれるとか。
それだけで、ワンステップ進むんです。
なのに、頑として「後ほど、こちらから折り返しましょうか」だもんな。

「あいにくと○○は不在でして、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
社内にいて不在なんですかね、それとも外出していらっしゃるんですか?
「あいにくと私ではわかりかねまして、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
そしたら、取材の日時を打ち合わせしたいと、希望の日程を2・3メールしてくれないかと、そうお伝えいただけないでしょうか。
「○○がどう判断するかわかりませんので、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
いやいや、取材自体は了承いただいてるんですよ。
「いずれにしても、こちらから折り返しましょうか」

もはや、持久戦を仕掛けられちゃってるもの。
でもってこの戦い、絶対、コッチが負けるもの。
しょうがないから折り返しを頼んでみたものの、結局、かかってこなかったりするんですよね。
そして、翌日。

「あいにくと○○は手が離せませんでして、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
きのうもこんなやりとりだったんですけど、何時くらいだったら、○○さんお手すきになるんでしょう。
「あいにくと私ではわかりかねまして、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
今、いるんだったら、ちょこっと伝言してきてくれないですかね。
「○○がどう判断するかわかりませんので、後ほど、こちらから折り返しましょうか」
別にあなたが怒られたりしませんから、日時を聞いてきていただくだけですから。
「いずれにしても、こちらから折り返しましょうか」

これ、一週間くらい繰り返したことがあります。
キミら、存在価値がまったくない。
かえって、迷惑。
中にはね、積極的に絡んでくれる人もいるわけですよ。
「どのようなご用件でしょうか。だったら私のほうで確認して、1時間以内にご返事できると思います」
すごい助かる。
電話対応の鏡。
20人に1人、いるかいないかでしょうけど。
もちろん、晴れて○○さんと話せたとき、その方を褒めちぎります。
だって、有能な人材ですから。いつまでも居続けてもらって、ボクらを助けてほしい。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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