[2156] 切れたい会社とスムーズに決別する方法

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

威張れるコトじゃありませんが。
コチラから意図して離れた発注元さんが、過去に3回ほどいます。
そのうち2社はフィーの低さで、もう1社は変な方向に走り始めたから。
理由はともかくとして、こういうとき、切り出し方が難しいですよね。
基本は案件を断り続けていればいいんでしょうけど、根負けする可能性もありますしね。

そこで、先方から嫌われる方法をご紹介します。
ちなみに、トラブルは御法度ですよ。
仕事絡みの問題を起こしたところで、信義則に欠けるし、そもそも大人のやることじゃない。
逆に、仕事から離れた部分で、徹底的にゴネるんです。
アンタがおかしい、コッチが合っていると。

豚の顔のオブジェ
「トンヅラ」という茶濁でございます

具体的な例で説明しましょうか。
そこはもともとフィーが低かった発注先で、仕事が来なくても、何とかやりくりできていました。
自分が目を付けたのは、交通費コミコミの請求方法で、これだと交通費に消費税やら源泉徴収がかかってしまうんですね。
そこで、かかった交通費・実費を除算し、残りの純粋な「フィー」に対して税処理をさせてくれと。
アンタがおかしい、コッチが合っている。
もともと離れるつもりだったので、徹底的にゴネました。
そうしたら、案件のオファーが来なくなりましたな。

もう一例。
この会社は、いつも発注が直前なんです。
フィーはまあまあだったんですけど、先が見えないので、いつかは離れるつもりでした。
で、受発注のフローに口出ししたんです。
ライターをかませろと。
その結果、一時は改善しかけたんですけど、なんだかんだいって、元のもくあみへ。
ヤル気あんのか。
アンタがおかしい、コッチが合っている。

要は、コッチから離れるつもりでも、向こうに切らせる。
悪者はあくまで発注側。自分は被害者。
そうなるように、状況をコントロールするというのかな。
突然、コッチの態度が一変して嫌われ者になるわけですから、唐突感はあります。
でも、その裏の意図までは読まれません。
もしかしたら気付かれているのかもしれませんけど、スムーズに決別できます。
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[2155] スクリプトという名のテレホンマニュアル

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

スクリプトでもマニュアルでもプロンプトでもいいんですけどね。
要は、自分がやっている電話対応を、スクリプト化できないかと。
そんなご相談が、夜の8時に降ってまいりました。

何でも、同じ仕事を流している業務委託会社は、トラブル連発なのだとか。
トラブル起こすって、すごいな。
そんな内容じゃ、ないはずなんだけども。
ちなみに自分の場合、いままで約120件やって、納品に至ったのは80弱。
依頼した先がメディアの企画に賛同しなかったり、忙しくて手が回らなかったり・・・。
打率としては6割6分ですね。
ところが、その委託先さんは、そろいもそろって打率「0」なんだと。

何かさ、マニュアルウンヌンって話じゃなさそうだよね。
まあ、でも、「スクリプトにしたい」ってんですから、やりますよ。
考えてみれば、台本づくりもライターの仕事ですしね。

テレホンマニュアルを読む金次郎
マニュアルを読む的な茶濁でございます

書いてみてわかったんですけど、セリフって、正しい日本語がそぐわないんです。
かえって、ドライな印象になりかねない。
例えば、
「恐れ入りますが、後日、改めてお時間をいただくことは可能でしょうか」
みたいな言い方って、おそらくしていないんですよ。
「そうしたら、別の日にしましょうか。いつぐらいがいいですか」
ってしゃべってる。

今後、自分の作ったスクリプトに添って電話対応するわけだから、そこは、自然な感じを生かしておきたい。
つまり、書き言葉ではなくて、話し言葉なんですよ。求められているのは。
これ、おもしろいな。
あえて崩す。
場合によっては敬語を使わない。
だって、
「普段、患者さんにおっしゃっているようなことで、お心当たりはございませんか」
なんて、言わないでしょ。セリフとしては。
「いつも、どんなことを患者さんに話しているんですか」
ですよ。
気分を損ねない範囲で、最低限の敬意。それが自然さを醸しだす。
第一、そのほうが、しゃべりやすいですよね。舌かんじゃったりしないですし。

そもそも今回の目的は、言葉使いというより、正しいフローのまとめなんでしょうけど。
自分としては、ワーディングに興味を持ちました。
バカ正直なマニュアルではなく、行動と会話が生きるガイド。
あっ、そうか。だからスクリプトなのか。

[2154] インタビューの定番、「いまにつながる原点」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ライターに成りたてのころの話ですが。
あまりスキルを問われない媒体で、医科・歯科のインタビューを年間50件くらい受け持っていました。
このとき体得したノウハウを、いまは、あらゆる分野で応用しています。
具体的にはいろいろあって、企業秘密ですが。

でも、ひとつだけ、かなり使える「持って行き方」をご紹介します。
それは、A「この道を目指したきっかけ」と、B「実務に就いてから感じたギャップ」を対比する方法です。
例えば、歯科医院に多いのは、

A「歯というモノを扱う仕事だと思っていた」
B「実際は、食事や食べ方など、ヒトを診る仕事ということに気付いた」

そこから、いまにつながるコトといえば、
X「だから、患者さんとの会話を重視している」

この流れで持っていかずに、いきなり「力を入れていることは何ですか」と聞くと、ポンと、
「患者さんとの会話を重視している」
が出てきてしまう。
これでは、なぜ重視しているかという理由が見えてこないんですね。
また、確認したところで、うわっぺりの話しか出てこない。

医科・歯科の初仕事
たぶん、同メディアで最初に担当した眼科医院

繰り返しますが、医科・歯科に限らないメソッドです。
飲食店でも職人でも、あらゆる職業で使えます。
要は、

インタビュイーの原点は何なのか・・・X
そこに至るきっかけは何だったのか・・・A-B

が、比較的容易にすくえるんです。
もちろん、ギャップがなくて、すんなり今の職業に就いている場合もあります。
感覚値として3割くらい。
そうなったら、改めてXを聴き直すしかないですね。
ただ、最初にXに触れてしまうと、得てして過飾が入るんですよ。
カッコつけちゃう。
だからこそ、Aどんなイメージでこの職業に入って、Bどんな現実にブチ当たったのかという、両者の対比がほしい。
エピソードから人間味を感じますしね。
無機質な項目ばかり聞いても、人間臭さが出てこない。
以下、いままでの一例。

A小さいころ食べた洋食のおいしさが忘れられなくて、飲食業をめざした。
B同業が多くて、差別化に苦しんだ。
Xだから、当時少なかった粉モン屋を開業した。洋食の文化を取り入れ、とにかく「おいしさ」にこだわっている。

A喫茶店のマスターになるのが夢だった。
B売れ残ったコーヒー豆を「スペシャルブレンド」と称して販売している業界に我慢ができなかった。
Xだから、自家ばいせんのコーヒー豆専門店を開こうと思った。コーヒーの本当の風味を知ってほしい。

いずれも、人間臭いでしょ。
最初にXへ行ったら、たぶん、ここまでの臭さは出てきません。
きっかけと実務のギャップから原点をあぶり出すこの手法、ぜひ、試してみてください。

[2153] その文章は、誰のため

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ライターといっても、その中身は「聴くこと」と「書くこと」に分かれます。

「聴くこと」には、メディアの主題になるような中身を引き出す役割、さらには、引き出すことでインタビューイーに「そうか、オレの理念って、コレだったんだ」と気付かせてあげる役割があると思っています。

他方の「書くこと」に含まれるのは、趣旨をわかりやすく伝える役割と、相手の発言を記録として残す役割など。加えて最近、「音でリズムを作ること」なんかが業務領域に入ってきました。
また、編集・校閲も含まれます。読んでいて「イラっ」とする文章を整えることも、我々の仕事でしょう。

正しい日本語を使える人なら、ライターの仕事はいくらでもあります。
それでいて、言語学の学者さんと異なるところは、コミュニケーション能力が求められること。
この間、ある職人の取材があったんですけど、改めて気付かされました。

とある楽器の内部にある部品
アンチSEO対策として、具体的な職業名は載せません

その方いわく、コミュニケーションが成り立たなかったら、仕事にならないじゃないかと。
相手の言いたいことが把握できて、相手の要望を具現化できるから、報酬につながる。
単に技術やノウハウを持っているだけでは、マニアかシロート。
プロには、職人といえども、会話力が必要。

「まさに」、と思いましたね。
チューニングにせよライティングにせよ、相手を伴うんですよ。
コトバそのものをネチネチやってて、お金がもらえるわけじゃない。
「ボク、文章を書くのがうまいです」
それだけじゃあ、ダメなんですな。
「ボクと話すと、頭が整理されます」
むしろ、ソッチが大事。

ですから、相手の伴わない文章を書いたところで、ライターのスキルは上がらないと思います。
だって、評価されませんから。
まあ、コピーコンテンツのような「とりあえず、あればいい」というような仕事なら、量としての評価を受けるかもしれませんけどね。質は上がらないでしょう。

職人は、むしろ内にこもっていちゃダメ。
学者のライティングがチンプンカンプンなのは、風に当たっていないから。他人のために仕事をしていないから。
今度、私が直してあげますよ。
なにせ、プロですから。

[2152] 時間当たりの委任契約という方法

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「例えば『月100時間』のような、案件内容によらない、包括的な契約ってできますか」

そんなご提案を、某社から受けました。
言うなれば、委任契約になるんでしょう。
対して、案件ごとに諸条件を決めてやりとりする形態は、請負契約。
いままで、この請負契約がメインでした。

いま、媒体社の広告手法は多様化してきて、まさにレップ状態なんですね。
レップというのは、何て言うんだろ・・・固定のブツに縛られず、要望や条件に合わせて組み立てる・・・といったところでしょうか。
よって、決まり切ったお仕事が落ちてくるわけではないのです。
メディアひとつ取っても、文章としてのインタビュー記事なのか、はたまた動画一本なのか、あるいは用意した記事に専門家の監修をいただく作業なのか、クライアントごとに多種多様。
その辺を、流動的にこなせないかと。

ランチメニュー
自分のイメージする請負契約 お任せ定食が委任契約

要は、1カ月で100食用意してクレと。
中身は、焼き魚だったりパスタだったり、カレーもありますよ。
そのたびに価格とかを打ち合わせないで、100食一式いくらでどうだと。

仮に1食3500円として、35万円ですか。
これで、月の半分くらいの時間が持って行かれるのかな。
あとは、決まっている連載と、請けられる範囲で単発を入れれば、ソコソコは行く。

ベースが固定されるのは、いいことですね。一番の魅力。
一方で怖いのは、いきなり終了すること。
ここは、「3カ月契約+前月の自動更新」みたいな形が好ましいんでしょう。
話が煮詰まってきたら、切り出してみますか。

あとですね、これは報酬扱いになるのかな?
ライターの場合、原稿料という項目だと、源泉徴収がかかるんですよ。
フィーから0.1021%もっていかれます。
その点、報酬扱いにしてもらえたら、いくらか助かるな・・・月3万5000円か。
あー、そうしてもらおう。
って、コレ書いたらダメですよね。
えーと、必ずしもライティングに限らず、メディア手配、版権の確認、ロケや撮影、進行管理、電話による各所の調整、打合せなど、内容は雑多・・・ということにしておきます。

[2151] インタビュー取材とインタビュー収録の違い

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

正式な呼び分けではないと思いますが、
文字になるものを「インタビュー取材」
動画絡みを「インタビュー収録」
とさせてください。

最近になって増えてきたのが、動画案件です。
いままで、台本づくりやテロップ付けなどはやってきました。
そんななか、今回依頼されたのは、自分がインタビューしているところを含めての収録。
ライターというより、リポーターですな・・・って、そう言えばいいのか。
タイトルも、「ライターとリポーターの違い」にすれば良かった。
それはそれとして。

収録現場
収録前の某所

ちなみに、リポーターって初体験でした。
ライターのときのインタビューとは、少し勝手が違うんですよ。
まず、相手の発言中に「かんで」いかないこと。
一通り話させてから、応答へ移る。
なぜなら、編集がしやすいからです。
お互いにカブったインタビューがどこまでも続くと、途中で切れないじゃないですか。

これ、結構、ストレスがたまりましたね。
「あれ? なんで?」と思っても、すぐには切り返せないんです。
とりあえず、相手の発言が終わるまで待っている。
すると、そのいくつかは忘れちゃう。
また、話の展開が別の方向へ飛んだりすると、いまさら戻せないようなところがある。

結局、自分の頭の中で、「アソコとアソコをつなげば、一応、筋が通るかな」みたいなことを考えながら、リポーターを続けていきました。
ライターだったら、一つ一つ確認して、潰してます。
その点リポーターは、「いいところが拾えればヨシ」みたいな感じで進むんですね。
だから、30分の収録なのに、使う尺は5分だったりします。
これが「つまむ」ということか。

ということは、「いいところ」を、言わせなきゃいけないって話です。
テキストになった時点で「いいところ」になっていてもしょうがない。しょうがないって言うか、その機会がない。
これは、勉強になりました。
質問の仕方も変わってくるな。
一つ一つ潰していくんじゃなくて、コンパクトに圧縮されたメッセージを一度に言わせる聞き方。

うーん、コッチで作っておいて、同じことを言わせるのかな。
「申し訳ないですけど、収録用に、繰り返していただけますか」
みたいなお願いをして。
全然、ライターと違うわ。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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