[2147] 使えるライターの資質-もう、その何回目かⅡ-

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

月曜日のテーマ、「文章で食べていく方法」です。
スキル系の解説に終始しているサイトやブログが多いなか、今回は、別の視点を追ってみようかと。
別の視点というのは、直接、文章に関わらない項目です。

例えば、「病気などで、穴を空けない」。
体調管理には自信があるので、得意とするところです。
事実、当所は二人のライターで隔月担当していたものの、結局、ほぼ毎月書いているメディアがあります。
大手は、こういうリスク分散を結構、やってくるもの。
でも、あのライターには要らないねと。
年6回の発注が年10回になったとしたら、十分にフィーの加増要因です。

あるいは、「絶対、遅刻をしない」。
仮に、予定時間10分前の待ち合わせだとしましょう。
自分は、10分前集合の、さらに10分前を目指します。
待ち合わせ時刻の遅刻も、遅刻だからです。
悪天候やダイヤの乱れが予想されるときは、もう10分早く出ます。

乙女という地の乙女柿
早く着きすぎたら、地元の銘菓で一服

実は、長いライター人生の中で、遅刻が1回だけありました。
間違って、隣の駅で降りちゃったのです。
慌てて次の電車に飛び乗ったものの、良く見たら、その駅で合っていたというオチ。
逆に、スタッフが誰も来ないので一人で始めた例は、ゴマンとあります。
これも、指名を受けるコツのひとつ。
あの人に任せとけば、イザというときでも大丈夫・・・そんな信頼感ですよね。

これに関連して、「現場を仕切れる」というのも、強いフックになります。
ピンで取材を進められるし、画像も撮れる。
カメラマンが付いていたとしても、記事に合わせた作画の指示が出せる。
喜んでくれるのは、2タイプの営業です。
現場へ顔を出すより営業をしたい人と、何をしていいのかわからない新人クン。
とくに後者は、インプリンティングができてしまうと、頼りっきりになりますよね。
なので、同じ人からの指名率が上がります。

ほか、一応「ファシリテーター」の民間資格を持っているので、打合せに呼ばれることも多いですね。
さすがに他社の会議をファシラないですけど、ギロンが拡散しちゃっているときなんかは、多少、まとめに入ります。
ライティングの依頼は当然。
企画段階から背景が追えているので、目的を見失いません。
以上、スキルに限らず、人間性みたいなところも大切だというお話でした。
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[2146] 老後も文章で食べていく方法

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

フリーランスに定年がないとはいえ、退職金や厚生年金もありませんから、そろそろ老後の見通しを立てておかないと。
ということで、今回は、半ば自分に向けたシミュレーションです。

一応、45歳まで会社勤めをしていたので、退職金や厚生年金が全くゼロという訳ではありません。
まず、退職金。
40歳で中途入社し、401Kでたまったお金が200万円くらいあるのかな。
これが、60歳になると引き出せる。
それと、個人年金保険が60歳から69歳まで、毎月10万円支給される。

月額20万円あれば暮らせるとして、401Kの200万円÷20カ月+個人年金で、2年弱は安泰。
21カ月目から、国からの年金が支払われる65歳の4月までは、頑張り時。
この間、ざっくり45カ月ありますが、ライターとして稼ぎ続けないといけません。その額、月10万円。
65歳の5月で、晴れて国からの年金GET。以後、個人年金保険が切れる69歳までは安泰です。

小田原の「だるま」
某小田原の、名店といわけているけどそんなに旨くない店のオブジェ

さて、70歳になりました。
頼りは、国からの年金のみ。
正直言って、若干、物足りないですな。
貯蓄、あるいは親からもらった遺産を切り崩していくんでしょう。
もしくは、この時期でも、月額5万円ほど稼いでいられるかどうか。

自分が生まれた年、つまり1967年の男性の平均寿命は「68.91歳」でした。
ということは・・・平均寿命ぴったりで死ぬってことは、統計的に低確率なんでしょうけど・・・9年、約100カ月続くということ。

もう一度整理してみましょう。
60歳の4月から61歳の11月まではセーフティ。
61歳の12月から65歳の4月までは、月額10万円以上稼ぐ。
65歳の5月から69歳の3月まではセーフティ。
69歳の4月以降は、月額5万円以上稼ぐ。
この条件で生きていかないと、持ち出しになる計算。
平均寿命で死ぬとして、900万円の貯蓄、あるいは遺産相続が必要。

何かチャリンチャリン系がほしいですね。月額3万でも、だいぶ違うな。
セーフティな時期は余裕があるので、そこいらで何かやりますか。
今から考えておいて、ヤルときは瞬発入れずにヤル。
あー、結局、老後も忙しい。

[2145] ライターに必要な資質-もう、その何回目か-

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

この間、編プロの女の子に、
「ライターさんって、どういう勉強をしてきたんですか」
と問われまして。
あの・・・えと、何一つ勉強してません。

その子は将来的にコッチの道を目指しているらしく、いろいろと聞いてくるんですな。
さて、何と答えたものでしょう。
そのとき、とっさに口を出たのは、

「人の言っていることを真に受けない、わかったようなフリをしない」

という、心構えみたいなことでした。
インタビューを前提とした場合ですが、日本語って、主語をちょくちょく省略するんですよね。
例えば、弁護士から「疑われないことが大切」ってセリフが出たとしましょう。
普通に考えれば、発言者が「疑われない」ってことですよね。
でも、もしかしたら調査対象の浮気相手かもしれないじゃないですか。調査に入ったことがバレないようにする・・・ってな解釈も成り立つんです。
つまり、抜けガチな「動詞に対する主語と目的語」を、死んでも確認することが求められます。

実際、自分は現場で、恐ろしいほどの「ロジックマシーン」になっています。
主語-動詞-目的語に抜けがないか、言っていることに矛盾はないか、例外は考えられないか。

スーパーコンピューター
「ロジックマシーン」という茶濁でございます

これらを「わかったような風」で聞き逃すと、後から説明が付かなくなる。
テキストにできないんです。
あるいは、肝心な部分を省こうとするから、意味不明のテキストができあがる。

あのね、文章の要素がすべて集められていないとダメ。
想像で勝手に創り上げてもダメ。
全部、相手に聞き返す。
これは、なかなかにロジックなんですよ。
埋められていないマス目をソートする感覚とでもいえばいいんでしょうかね。

なので、本当にライターを目指すなら、「嫌われるくらいくどい人」になること。
「いちいち、めんどくさいヤツ」が理想的です。
それでいて、「正確に物事を把握したいから、念には念を入れている」という誠意が伝われば、言うことナシ。
「雰囲気が悪くなるから、サラっと流そう」という人は、ハッキリ言って、向いていないです。
だって、「サラっと流す」ような文章しか書けませんから。

[2144] サイトで何かをするって、もう、無理なんじゃないか

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

今年の2月くらいからでしょうか。
サイトコンテンツのお仕事が激減しています。
編プロ自体が、かじを切り始めているようです。

その理由は、Webが飽和状態になっていて、いまさらサイトを作っても目立たないから。
もしくは、SEOそのものに限界が来ているから。
どう転んだところで、著名メディアには勝てないんですよ。ごく少数の例外を除くと。
だったら、メディアの中で、医院なり弁護士事務所なりの広告を打った方が効果的。
「サイト単体で何かをするって、もう、無理なんじゃないか」という考え方が、じわりと広がってきています。

黒い幹バックのもみじ
アキが来たという茶濁でございます

事実、この1月までは、月平均6件のサイトコンテンツを依頼されていたんです。
それが、2月に3件、3月に1件・・・以降も月1件ペースですね。
代わって増えているのがメディアや書籍の案件。

これでもね、かつては「山ちゃんガハハ」という、そこそこな個人サイトを営んでいたんですよ。
1日平均700件のアクセス、累計200万件以上のPB、1万サイト以上の被リンク。
今じゃ無理ですよね。とくに個人の場合だと。
もちろん、黎明期から運営し続けているサイトさんは、その優位性を維持していると思います。
そうじゃなくて、今から何かをしたいというとき、サイトという広告の選択肢は考えものかもしれない。
まあ、作るだけは作っておいたとしても、どう誘導するかが問われるんでしょう。
そのとき、オウンドやSEOは、あまりやっても意味がない。
やっぱり、SNSとかメディアから引っ張ってくるのかな・・・もしくは、誰も想像していなかった何かから。

いずれにしても、誘客装置が代わるだけで、ライターのニーズに影響はありませんから、今のところ食っていけます。
G.W.も、相変わらず無休状態です。
あっ、そうか。動画ってヤツがあるのか。
しかも、シナリオとか用意しない、YouTubeの一発芸みたいなコンテンツね。
ああいうのが、ライティングを不要とする競合なのかもしれません(いまさら、気付くなっ)。

それにしても、山ガハは、あの当時だったから、山ガハたり得たんですな。
今、似たようなことを始めるとしたら、テキストと画像ベースのサイトとしてではない気がします・・・やりませんけども。

[2143] 医療本でストーリーテリング

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

お堅い・・・というか・・・治療のことにしか触れていない医療本で、「物語を書いちゃおう」。
そんな取り組みを、今、半ば勝手に始めています。
例えば、

入れ歯で悩む祖母の姿を見続けていた院長の原点は、「弱い立場の人にこそ、治療の手を差し伸べなくてはいけない」という発想。

院内の庭園を毎日お手入れするという院長。そこには、健康を育むことへの愛情が感じられます。花は自らの力でキレイになれる。患者さんも同様、その「お手伝いをするのが医師」という理念なのです。

みたいな感じですね。
従来のような、

精密義歯を扱っています。
コレコレというメリットがあります。
院内技工所があるので、ご満足いただける、精度の高い入れ歯をご提供いたします。

みたいなトーンにはしていません。
おもしろいでしょ。
担当する医院は、全部で60院くらいあるのかな。
60のストーリー、60のこぼれ話。
医業としては、画期的な内容になるはずです。

耳鼻咽喉科のトレードマーク
なぜ、ゾウとカタツムリがトレードマークなのか

その答えは、「耳鼻咽喉科」だから。
ゾウの鼻とカタツムリの形をしている内耳の器官がモチーフ。
それはそれとして。

先ほど「半ば勝手に」と書きましたが、実は記事のトーンについて、すり合わせができていないのです。
実質、半分以上の取材が終わり、原稿も量産体制に入っています。
だけど、出版社の対応が鈍くてですね・・・というか丸投げになっちゃってるので、もう、やりたいようにやらせてもらおうかと。
もちろん、インタビュイーの先生に対しては、物語的な内容の確認を取っています。

もはや医院は治療をするところではなく、健康を維持するところですよね。
「患者」に限らず「健康な一般人」も通うところですよね。
書籍の想定読者もそうです。
例えば、一般人がレストランを選ぶ際、料理だけで決めますか?
お店の雰囲気やシェフのバックグラウンドも、検討材料に入るんじゃないですか?
だから、治療以外のお話も、伺わせてください。
今回は、一般人のツボを突く「物語」にします。

てなことで、「半ば勝手に」進めているという次第。
おもしろいことができる、絶好の機会ですからね。
もう、出版まで1カ月ちょっとだし、いまさら路線変更なんてさせません。

[2142] キラーパスとアシストパス

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

書籍の場合、制作会社と営業会社がわかれていることは、比較的、良くあります。
ここに、ライターである自分が絡まってくる。
しかも、営業会社と自分は懇意だったとしましょう。

この場合、一番とまどうのは、制作会社です。
進め方に慣れていませんし、何となく、コッチサイドが主導権を持っちゃってますからね。
そこで、いろいろな質問を投げてくるわけですが、中には「営業マターなのに、ライターへ振ってくるケース」ってのがあります。

例えば、「AクライアントのそばにBクライアントを載せても書けますか?」みたいなCCメールです。
いや、それ、ライターの判断じゃないでしょ。
営業会社でしょ。
そんなとき、ストレートに「管轄外だ」と返さず、「個人的にはこう思うけど、営業会社さんのお考えはどうですか」と、優しくパスを回すのが、大人の心遣いってものです。

山吹色のお菓子
別の意味で「心遣い」という茶濁

そうすると、営業会社さんとしても、答えやすくなる。
ライターへ質問しているのに、横から口を出すのも・・・という遠慮をしなくていい。
ホント、オトナの心遣いをしてますよ。
自分でも、高級なテクニックを使っているなと、感心する。

その一方、完全なライターマターであるときは、結構、ストレートに考えを出しています。
関西地域の取材を振られたときも、「正直言うとめんどくさいです、スミマセン」なんて返事しました。
ここでは書けないですけど、ほかにも断りたい理由があったんです。

一方では気を配り、他方では直球。
自分は、会社と会社の間に挟まっている個人事業主ですから、緩衝材みたいな役回りができればいいなと考えているんですね。
気を配ってばかりでも物事が進まないし、アタリが強いばかりでもギスギスしてしまう。
組織人が遠慮しているときには代弁してあげて、スムーズに進んでいるなら前へ出ない。
優しくアシストする一方、ブレてきたらキラーパスを送る。
まあ、一応50代ですからね。
新卒じゃないわけだし、これくらいの腹芸ができないと。
何も考えていなそうで、やっぱり先を読んでいて、良くわからないけど、何となく頼りにされる存在。
来週、51歳になります。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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