[1192] つなぎ融資の女王、山邉節子容疑者が使った「でも」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

本来、時事関係は火曜日です。
でも・・・ライターとして気になったポイントがあったもので、ここで取り扱います。

Webで資料を探しても見当たらないのですが、確か、彼女の勧誘コピーは、以下の論法だと記憶しています。
記憶していますというのは、テレビでやっていたから。

誰もが融資の審査をパスするとは限りません。
でも、
私にご連絡ください。

普通、「でも」は、逆接で使いますよね。
だから、最後の一文は、「私なら審査が通ります」のハズなんです。
でも、それをやっちゃうと、一発で詐欺っぽく思われてしまうから、無意識にコピーを変えたのではないか。
文章を扱う者からすると、この「でも」が、非常に臭ってくるんです。

1192.jpg
報道の一例として、『TBS NEWS』

一般的な販売価格は100万円を超えます。
でも、
私にご連絡ください。

現在、国内では流通しておりません。
でも、
私にご連絡ください。

ね。にわかにインチキ臭くなってきたでしょ。
できるとも、できないとも、明言していないわけです。
つまり、状況を女王側でコントロールする気なんだなと。
カモはヨシにして、気に入らないヤツはダメにするんだなと。
そういうバイアスが、この「でも」から垣間見えてきませんか。

自分がこのコピーを直接見ていたら、すぐにでもビビっときていたでしょう。
「ああ、やってんな」と。
正しい日本語なら、こうならないはず。じゃあ、どういう心境が働いたのか・・・。
まるで推理小説みたいに、コピーワークを読ませていただきました。
スポンサーサイト

[1191]ホームページ作成専門の別サイト

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

少し手が空いたので・・・。
コンテンツマーケティングやコピーワークのノウハウを、自分なりにまとめてみることにしました。
しかも、「生きたホームページ作り」みたいなコンテンツとして。

・トップページや商品紹介など、それぞれのページが持つ意味
・ページの意味に合わせたテキスト内容
・マーケットの絞り込みと、ターゲットに合ったメッセージの書き方
・情報の羅列ではなく、マインドセットを起こさせるコンテンツ
・これらを総合的に「マーケティング」するアイデア

あたりが主眼となりそうです。
題して、ライターが考える『ホームページの作り方』

1191.gif
これから、少しずつ内容を充実させていきます

ホームページづくりを編プロに任せると、デザインやSEOなどはしてくれるものの、コンテキストが二の次になってしまうんですよね。
まず「素材アリキ」で、それから料理を考えるのが順序じゃないかと。
つまり、テキスト先のデザイン後、ライター先の編プロ後。
そういう流れに、業界全体を持っていきたいわけです。

また、マーケティングって、「自分で考える」ことですからね。
ところが昨今では、専門的過ぎて付いていけず、アウトソース主体になっちゃっているじゃないですか。
アクセス解析に対する検索エンジンの方向性も変わってきているし。
「難しくて離れざるを得ない」んじゃなくて、「簡単なことなら、自分で始められる」って方向にしないと。
いったい、誰のホームページなんだって話でしょ。

まあ、どこまで持って行けるかわかりませんが、
「見てがっかりするようなサイトをなくして、Webを良文で埋め尽くしたい」
的なコンセプトになろうかと思います。

[1190]「釣り堀の魚になった気分」と言われて

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

手前みそですが・・・。
この間、歯科医院の先生に「聴き方がうまいね」と言われました。
医師も患者から情報を引き出す必要があるため、質問の仕方には敏感になっているのだとか。

その先生いわく、「エサをまかれた感じがする」と。
つまり、ストレートに質問せず、関連しそうな単語をちりばめて投げかけ、食いついたところに合わせられた感じがすると。
意識していませんでしたが、確かに、そんな操作をしていたかもしれませんね。

というのも、ありがちな「メリット・デメリット論」とか「歯科素材の比較」なんて、金輪際やりたくなかったんです。
そんなことは、覚えておく必要のない情報じゃないですか。
医院に来て、先生に質問すれば事足りる。
サイトコンテンツとして必要なのは、「心に残る」気付きや発見、そしてマインドセットでしょ。

1190.jpg
イメージとしての撮影風景

例えば、入れ歯の素材を延々と並べたとして、心に残りますか?
インプラントとの比較をすれば、問い合わせが増えるんでしょうか。
そうじゃないですよね。

年を取っても、硬い食べ物を嫌がらないでね。口を動かすと脳が刺激されて、ボケにくくなるよ。だから、入れ歯を作って頑張って「かもう」ね。
歯が一本欠けただけでも、まわりの歯が隙間を埋めようとヨレてくるよ。顔の形や体幹のラインがズレるかもよ。入れ歯を作る是非は、本数じゃないんだよ。
入れ歯にも定期的なメンテが必要。摩耗したり、加齢によって口の形が変わったりするからね。

そういう啓発のほうが、よっぽど大切じゃないですか。
入れ歯を作る気にさせたら、素材なんて、放っておいても聞きに来るの。
だからこそ、手を替え品を替え・・・エサを替え針を替え、釣りに取り組んでいたわけです。
おかげさまで、たくさんの気付きや発見を釣り上げることができました。
先生もハッピー、担当営業もハッピー。

メリット論のような愚にも付かないことをやっていたって、時間とお金のムダですよ。
もう、いいかげん、お子ちゃまレベルから卒業しませんか。
自分なら、そういう取材とコンテンツマーケティングが可能です。

[1189]「音源渡し」の書きおこしに潜むリスク

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

取材音源は別途にあるので、いつものように、サイトの形へまとめてくれないか。
そんな依頼がありまして。
悩んだ末、遠回しにお断りいたしました。

もし、純粋なテープ起こしだったら、受けていたかもしれません。
いわゆる「バリ取り」をして、きちんと読める「書きコトバ」として納品するなら、別に問題はないわけです。
しかし、サイトコンテンツとなると、ちょっと話が違ってきます。
ロジックというのかな・・・読ませるための組み立てが求められると思うんですよ。
音声の順にテキストを並べればいいのかというと、必ずしもそうじゃない。
音声は材料であって、それをもとに戸建てを造っていく感覚。
基礎工事に使う部分、屋根をふく素材、床材にインテリアと、それぞれのパーツを仕分けて、かつ、抜け漏れのないようにしないといけない。

なのに、「材料は勝手に調達したから、後は造ってくれ」って、ちょっとリスクですよね。
コンクリの量は足りるんだろうか、瓦は用意してくれているんだろうか、窓の数だけガラスがあるんだろうか・・・。
なので、サイトコンテンツとして承らず、「バリ取り」ならいいですよと返信したら、案の定ペンディングになりました。

1189.jpg
熱さや幅は同じでも、寸足らず・・・という茶濁です

もうひとつ気にかかったのは、自分が得意とする弁護士事案だったこと。
おそらく、自分のほうが「うまく」聞けるはずです。
なので、「そこで終わるなよ」とか「問いと答えになってないじゃん」みたいなフラストレーションは、かなりあろうかと。
よって、いつも納品しているコンテンツより、かなりレベルが低くなりそうでした。

これは信用問題になりかねないですよ。
「士業なら、とりあえずコーノさん」という流れができているなか、「ほかのライターと変わらないじゃん」になってしまう。
それだけは、何としても避けたかったわけです。
そもそも「士業なら、とりあえずコーノさん」って、そういう意味じゃないですからね。
戸建てを一から請け負うなら、任せてください。
そうじゃなく、「手元にある部品だけで何とか家の形にしろ」って言われてもね。
手抜き工事が前提じゃないですか。

[1188]話しコトバを書きコトバにできる「テロップ」の魔力

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

以前にも書いたことですが・・・。
コミュニケーションの前提になるのは「相手の理解度」。
いくら正しい日本語に習熟しても、相手が間違った覚え方をしていれば、意味をなさない。

この傾向は、話しコトバにおいて、より顕著になります。
聞いたときの印象がすべてですから。
そういうツモリで言ったわけじゃないのに・・・というのは、良くある話ですよね。
例えば、「とっても良いですよ」が「取ってもいいですよ」と思われ、ミカン泥棒されかねない。

そこで問題になるのが、インタビューの生録。
紛らわしいセリフをチェックして再撮したり、N曲みたいにアドリブに台本を用意したり、そういうムダが無視できないわけですよ。
実はテロップって、このムダの解消法なんです。

1188.jpg
あくまでイメージとして作った茶濁でございます

書きコトバなら文字で伝えられますから、誤解の心配がない。
これね、気にしていない方が多いと思うものの、ものすごく有効な武器なんです。
誰が始めたのかは知りませんが、顕彰されるべき発明ですよ。

繰り返しますけど、コミュニケーションは「相手がどう受け取ったか」で決まる。
同音異義語には、常にこの心配がつきまとう。
しかし、そこにテロップを付けるだけで、見事にクリア。
すごくないですか?
再撮もカンペも要らない。
撮って出しができる。
出演者が多少間違っていても、強引に直せちゃうの。

テロップがあるおかげで、尺の中に収められる情報も増やせます。
多少ややこしくったって、読んでくれますから。
ホント、無敵なんだって。
このすごさ、わかんないだろうな。

[1187]懐に飛び込むための断捨離

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

某医院の取材が終わった後、担当営業から、
「きょうの先生は、自分にも見せたことがない笑顔をしていました。何回も通っているのに・・・」
と、まんざらでもないことを言われました。
続いて、「初めて会う人なのに、どうしてガードが下げられるんですか」と。
あのね、それはね、君がガードを上げさせているんです。

何て言うのかな、君を見ていると、「バカ丁寧が旗印」みたいな印象を受ける。
ちょっと、他人行儀じゃないのかな。
また、常にビクビクしている感じがするんだよね。
失礼があったらいけないとか、怒られたらどうしようとか。
だからね、ガードを上げているのは、君のほうなの。
君の警戒心を相手が感じ取って、それで構えちゃうんだよ。

1187.jpg
ありのままの姿がわかると、人は安心する

自分はね、言ったら悪いけど、あんまり仕事している感覚はないんだな。取材中でも。
良くやってるでしょ。
録音を切って、「オフレコで聞きたいんですけど、正直、先生が自分で使うとしたらドレにするんですか」とか、「個人的な興味で聞きます。そういう患者に対し、『バカか、こいつ』って思うときはないんですか」とか。

取材から離れないと、実のところって、出てこないわけ。
さっきだって、薬事法の許可が取れていない薬の話を、ポロっと言っちゃったじゃない。
それに、実を共有した相手に対しては、怒りとか不信感が向かないの。
だから、オフレコと言いつつ部分的に使っちゃっても、許されるの。
逆に、表面的なつながりしかできていないと、根本がすれ違っちゃうんだよね。

仕事から、いったん離れろって。
個人的に興味を持ったことを、いろいろと話しなさい。
看板の色でもいいし、「この模型、やけにデカくないですか」でもいいし。
そうすると、「実はね・・・」ってのが出てくるから。
それが、本当の断捨離なの。
仕事を意識するから、自然体になれないの。

もし怒られたら、「しめたっ」てなもんですよ。問題の核心に迫れたんだから。
そういうことを悩んでたんだって、教えてくれているようなものじゃないですか。
無難って発想からも離れなさい。無難からは無難しか生まれません。
レッドシグナルが出たら、むしろチャンスと捉えるべき。
だって、そこをつつけば、ビジネスになるじゃないですか。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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