[1187]懐に飛び込むための断捨離

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

某医院の取材が終わった後、担当営業から、
「きょうの先生は、自分にも見せたことがない笑顔をしていました。何回も通っているのに・・・」
と、まんざらでもないことを言われました。
続いて、「初めて会う人なのに、どうしてガードが下げられるんですか」と。
あのね、それはね、君がガードを上げさせているんです。

何て言うのかな、君を見ていると、「バカ丁寧が旗印」みたいな印象を受ける。
ちょっと、他人行儀じゃないのかな。
また、常にビクビクしている感じがするんだよね。
失礼があったらいけないとか、怒られたらどうしようとか。
だからね、ガードを上げているのは、君のほうなの。
君の警戒心を相手が感じ取って、それで構えちゃうんだよ。

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ありのままの姿がわかると、人は安心する

自分はね、言ったら悪いけど、あんまり仕事している感覚はないんだな。取材中でも。
良くやってるでしょ。
録音を切って、「オフレコで聞きたいんですけど、正直、先生が自分で使うとしたらドレにするんですか」とか、「個人的な興味で聞きます。そういう患者に対し、『バカか、こいつ』って思うときはないんですか」とか。

取材から離れないと、実のところって、出てこないわけ。
さっきだって、薬事法の許可が取れていない薬の話を、ポロっと言っちゃったじゃない。
それに、実を共有した相手に対しては、怒りとか不信感が向かないの。
だから、オフレコと言いつつ部分的に使っちゃっても、許されるの。
逆に、表面的なつながりしかできていないと、根本がすれ違っちゃうんだよね。

仕事から、いったん離れろって。
個人的に興味を持ったことを、いろいろと話しなさい。
看板の色でもいいし、「この模型、やけにデカくないですか」でもいいし。
そうすると、「実はね・・・」ってのが出てくるから。
それが、本当の断捨離なの。
仕事を意識するから、自然体になれないの。

もし怒られたら、「しめたっ」てなもんですよ。問題の核心に迫れたんだから。
そういうことを悩んでたんだって、教えてくれているようなものじゃないですか。
無難って発想からも離れなさい。無難からは無難しか生まれません。
レッドシグナルが出たら、むしろチャンスと捉えるべき。
だって、そこをつつけば、ビジネスになるじゃないですか。
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[1185]「ライターに得意分野は必要なのか

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

自分の関わったパソコンメーカー老舗のサイトが、無事、立ち上がりました。
主要なテキストは、すべて自分が担当しています。
IT系のリテラシーなんて持っていませんし、使っているOSはいまだに「Win7」ですけど、そんなことは全く障害にならなりませんでした。
代表取締役へのインタビューにしろ、現場の取材にしろ、大切なのは「聴き方」ですよね。

話し手の表面的なセリフをうのみにするのではなく、「で、結局、どうなんですか」というところまで掘り下げる。
取材の論点整理を通じて、むしろクライアント側に、「ウチの会社って、そういう存在だったんだ」と気付いてもらう。
情報を羅列するたけでなく、読んでいる側の「関心」をマインドセットする。
そうした作業に「得意分野ウンヌン」なんて、要らないと思うんですよ。

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ビスケットに詳しくなくても、魅力的に盛りつけることはできる

もちろん、「グラハム」という言葉や「クッキーとビスケットの違い」などを知っていたほうが、話は早いと思います。
でも、必要条件じゃないでしょ。
わからなきゃ、臆さずに聞けばいいだけの話ですから。
「このライターは、イイトコロ突いてくるな、信頼できるな」
と思ってもらったら、何でも聞けます。喜んで答えてくれます。

それと、「サイトの役割」は、詳しい情報を全部載せすることではありません。
断言しますけど、絶対に違いますからね。
サイトの目的は、アクションを起こさせるためのマインドセット、その1点です。
余談として「クッキーとビスケットの違い」があってもおもしろいけど、だからといって、注文が増えるわけじゃない。
肝心なのは「どういう想いを伝えたいか」、そして「どうやったら伝えられるのか」。

実際、士業と医業は、自分なりに鉄板だと思っています。
だけど、身についた専門的な知識が何に役立つかといえば、「取材が早く済むこと」くらいです。
仮に、
「昨今、親権獲得の場面で注目を集めているフレンドリー・ペアレント・ルール、今後の方向性はどうなんでしょう」
なんて質問したところで、一般読者は付いてこれないネタですよ。
「お互いの好き嫌いだけで決めず、子どもの立場を考え、相手にも一定の理解を示さないと、裁判の心証を悪くしますよ」
で十分じゃないですか。
要は、こうしたツボを引き出せるかどうか。
専門分野の有無じゃ、ないんです。

[1185]「ライター」と「日本語が書ける人」の違い

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

MMチャンという、たいそう真面目なディレクターがおりまして。
直球一直線。一度投げ出したらアウトカウントなんて関係ナシ。倒れるまで、脇目もふらない・・・というお方なんです。
でも、端から見ると、セカンドに向かってピッチングしていたりするんですが。

その彼が、「交ざる」と「混ざる」の違いって何だろう・・・的なことを言い出すのです。ライターを目の前にして。
さすが、脇目のできない男MM。
ここに、専門家がいるだろって。
ということで、原形を残しているかどうかの違いについて、説明してあげたわけです。

ちなみに、チョコとキャンディを「交ぜる」という場合、原型がお菓子箱の中に残っています。
チョコとキャンディを「混ぜる」場合は、お鍋の中で溶け合い、原型を残していません。
「うぉぉ、深い」なんて、感動してましたけど。
別に深くないよ。

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アソートは「交ぜる」の典型、「混ぜる」だと粉々って話です

この件があって考えたのは、結局「ライター」って、日本語の専門家とは思われていない・・・ということ。
多くの場合、「めんどくさいテキスト打ちを代行してくれる人」なんでしょうね。

本当は、そうじゃないんですよ。
日本語には、多くのルールや示し合わせた基準というものがあります。
「混ざる」と「交ざる」にしてもそう。
「申し立て」と書くのか「申立て」と書くのか、「こうしたなか」なのか「こうした中」なのか「講師田中」なのか。

もちろん、ライターだって、全部を知っているわけではありません。
そんなのは、金田一先生くらい。
そうじゃなくて、現実的なラインで正しいワーディングを選択できるのが、目の前に座っているライターなんです。

別の記事でも書きましたが、弁護士がリーガルチェックをするのと同様、ライターにワーディングチェック(リテラリーチェック)をかけさせるべきだと思います。
だって、正誤まぜこぜにしてピッチングを続ける人間が、ここにいるんですから。
ほかにもいるでしょ、普通に。

[1184]みんなの確定申告

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

今年も行って参りました、確定申告。
某必殺ワザを繰り広げ、所得額をなんと半分以下に。
さらに基礎控除で、課税対象所得額を6ケタに収めたのでした。
戻りは約30万円。
来年度の所得税も大幅減。
何たる快挙。
来月、仕事しなくていいや。

それにしても、いわゆる事業主の確定申告って、見た感じ2割以下なんですね。
一般的な株や土地の売買がらみが多い。
経営者ともなれば、e-TAXを使いこなしているんでしょう。
自分は、本人認証のカードみたいなものを作るところで挫折しました。
いまだに直参です。

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直参、旗本的な茶濁でございます

つまり、直参のほとんどがシロートなんですよ。パソコンの入力ができないオジイチャンとか。
そういう人5人くらいに対して、職員が1人付く。
早い話、やってられんわけです。

なので、しょうがないのかもしれないけど、流しにいってますよね。
記入欄の漏れがなきゃいい程度。
租税公課の根拠なんて、聞かれやしない。用意してたのに。裏面に書いといたのに。
で、ハンコ、ポン。
所得6ケタ確定。ハイ、次ってな感じです。

税調は、もっと巨悪をねらっていきますからね。
結局、マイナンバー入れたって、経費は作り放題だもの。白で処理している分には。
来年は、赤字ねらってこうかな。
あと100万円の経費を作ればいいんでしょ。
減価償却とか、全然やってないもんな。
パソコン、電話、携帯、テレビ・・・何でもブチ込めるじゃん。
そんなに単価が大きくないから、確か単年で総額だよね。
きちんと調べてみて、もしそうだったら、買うだけ買ったろ。
もしくは、ちまたで良く耳にする「中古のベンツ」作戦です。

[1183]10の情報を10にして伝えるには

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

最近、多少の「盛り」は必要不可欠なんじゃないかと思うようになりました。
もちろん、ライティングの話です。

例えば、取材対象者の頭にあるイイタイコトが「10」だとしますよね。
うまくしゃべれない人もいるでしょうから、想いを口に出した段階で「8」になる。
ライターの理解度が良くて「7」。
正直に書けない事情もあったりして、テキストレベルで「5」。
それを読んだ側の把握が「3」。

つまり、放っておいたら、3割しか伝わらんのですよ。
これで十分と思っていても、その実、三分。
過半数以上の情報がスルーされることになります。

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神奈川名物、厚木の「ジュー」という茶濁でございます

では、標題。
10の情報を10にして伝えるには、どうしたらいいのか。
答えとしては、どこかで「盛る」必要があるということです。

取材対象者の頭にあるイイタイコトが「10」。
想いを口に出した段階で「8」。
これを、「極論すると、こういう意味ですか」なんて誇張して、「10」に戻す。
テキストで色を付けて「12」くらいに盛る。
それを読んだ側の把握が「10」。

これぐらいやらないと、「10」が維持できないということなんです。
2割増しが2回だから、40%増し。
当然、取材者の意図していない「盛り」も含まれるでしょう。
勝手に誇張したら怒られますが、同じ延長線上なら、行き過ぎぐらいがちょうどいい。
ただし、この説得は、非常に困難です。

自分はメンドクサイので、
「優秀な読者でも8割の理解、3日たったら2割忘れる。なので、そのまま書いても64%しか伝わりません」
って説明しています。
・・・ライターが免責になっているの、気付きました?
それはそれとして。

5割増しで書いて64%伝われば、「9割以上残ります」よねと。
なので、言った覚えのない例えや、大げさな見だしは、もとから織り込んどいてクレと。
やってないことを「やった」というのはウソだけど、「バリバリ得意としている」くらいで普通に見られるんだと。
正直に「頼まれればやります」なんて書いたら、誰も見向きませんよと。

実際はそこまで理解が得られないし、自分にも倫理観がありますから、5割増しなんてのは無理です。
でも、多かれ少なかれそういう図式が必要なんだなと、そのことをちゃんと説明しておかないといけないんだなと、いまにして思います。

[1182]LINEの設定を他人に任せるとどうなるか

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

某編プロのKクンが言うように、モバイル系のリテラシーはかなり低いです。
何せ、スマホ持っていませんから。
LINEにしたって、全く必要と考えていなかった・・・というか、ガラケーには無関係と思っていたんです。

そんなさなかの先日、久々に大学の同期で「飲もう」ということになりまして。
とりあえず、東京駅へ集合。
最初に着いたヤツが店を決めて、みんなに連絡をしようという流れ。
自分は二番目だったんですが、店に着くまで、3回も電話してしまいました。
これに友人が「キレて」ですね、勝手にLINEへ登録しおったのですよ。
あれ、ガラケーでも、できるんだ。

ただ、アプリを開くのではなく、誰かの投稿ごとにメールが送られてきて、iモード経由で閲覧する仕組み。
正直、めんどくさいです。
スパムメールが増えたような感覚を持っています。

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スマホ前提だもんね

でだ。
家に帰って、設定をPCから見られるように直そうと思ったわけですよ。
ところが、自分で登録していないじゃないですか。
パスワードとか聞かれても知らんて。
たぶん、このままLINEには参加しないような気がしています。
1日何十回もメール開いてアクセスして・・・なんて、めんどくさいって。

FBも、もともと他人が用意してくれたんです。
あれ、最初は、クローズドでSNS的な使われ方をしていたじゃないですか。
なので、とあるグルメ系メディアに参画している4人のライターで、インナーの打ち合わせ用に登録してもらったんです。
だから、いまだに自分から「友リク」する気になれません。
だって、自分の意識は、ライター仲間だけが使うクローズドなメディアですから。
実質、ごっちゃになっていますけど。

話戻って、LINE。
飲み会の待ち合わせとか、そういうとき限定ということで、以下、封印。
せっかく設定してもらったのに、スミマセンね。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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