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[2777] 「花ブロック」の審美性-長野特集(2)抜き菱のガキガキ

~健康増進スキームとしての「花ブロック摘み」~

2月の下旬に、大阪の出張ロケが入りました。
泊まりがけで3件、取材の隙間はやや多め。
当然、大量の収穫が予想されるので、関東方面は現状維持としました。
1月20日時点で、158件の「花ブロック」が確定しています。

今回は、長野特集の2回目。
ただし、1点モノです。その場所にしかありませんでした。
先に写真を見ていただきましょうか。

花ブロック「合わせ抜き菱」
暫定的に「合わせ抜き菱」としました

菱形が上下に分化している、すごいなー。
フツーの「抜き菱」でヨシとしなかったんだ。

「抜き菱」はいじりやすく、横に重ねたり、左右に鎖の円を組み合わせたり、挟んだり吊したりします。
もちろん、菱形の中でなにかをやろうとしている「花ブロック」もあり、野球ボールの縫い目のような弧が入っているものや、武田家の「四つ菱」みたいなものもあります。
それらに比べ、このガキガキってラインが鋭いじゃないですか。
なにより、最初の「ガキ・・・」っていう部分で、菱が太るんですよね。

今、ほかの「花ブロック」を確認してみましたが、基本形のラインの太さが変わっているのは、これだけですね。
基本形というのは、装飾部分を除いた輪郭本体のことです。
うーん、秀逸。力がある。

問題は、「合わせ」のサブマーカーに整合性があるか・・・というところです。
-191015定義・改定#1-では、

同種の模様が「交差して」「縦方向」に展開しているものは「合わせ」

にしていますから、問題ないでしょう。
本来は、「合わせ半円」のような輪郭の交差を想定していたんだすけど、「抜き」系の空間も“合わさる”ことがあると。
ちなみに、空間の合体型は、ほかに1点あります。「抜き支え円」です。

花ブロック「合わせ半円」
以前にもご紹介した、通称「土星」

横方面の補助線は「支え」で、「支え」ごと抜いてあるから、「抜き支え円」。
かわいらしさでいえば、「土星」に分があるかな。
でも、驚いたのは、前述の「合わせ抜き菱」。
だって、ガキガキって攻めてくるんだもん。ラインの太さ違っちゃってるし。
さて、長野特集は、次回も続きます。
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[3631]20191115読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20191115読売新聞

[2776] 「花ブロック」の地域性-長野特集(1)枠のない花ブロック

~健康増進スキームとしての「花ブロック摘み」~

年末年始の遠征以来、状況はなにも変わっていません。
1月14日時点で、158件の「花ブロック」が確定しています。

さて、これから3回に分けて、長野特集をしていこうと思っています。
それぞれ、その1軒でしか咲いていなかった「花ブロック」です。
ですから、地域性じゃ、ないかもしれませんね。
とりあえず、その1回目、「枠のない花ブロック」です。

花ブロック「枠なし抜き三角」
まんまですけど、「枠なし抜き三角」としました

実のところ、「枠のない花ブロック」は、他所でもみかけたことがあります。
同じように最上段で、笠山の下に配してありました。
ただし、その横幅が、ノーマルのブロックと一致していなかったのです。
よって、置物というか飾り物という認識で、参考物件扱いにしてあります。

ところが、今回の「花ブロック」は同スパンですよね。
配置からすると、横半分、ズラしていただきたかったところではありますが。

縦に鉄筋が通っていないことは明白で、鎖系同様、最上段に置くしかないんでしょう。
そして、笠山。
三角の頂点は1点ですから、かなり不安定です。
でも、そこをやり抜いちゃう意地。長野県人だなぁ。
笠山を置くんだったら、枠ありというか、普通の「抜き三角」にするでしょ。
でも、しない。
他人はどうあれ、自分がイイと思ったことをヤル。長野の県民性です。
先にストレートな笠山をくっつけておいて、エイヤで乗せたんだろうか。

うーん、その笠山。少し、古く見えないですか?
もしかしたら、以前は、別の「花ブロック」だったのかもしれません。
「枠なし抜き三角」以下のブロックが、比較的、新しいですもんね。
もし、壊れたのに、よりもろい「枠なし抜き三角」を選んだのだとしたら、チャレンジャーですよ。
そして、リサイクラー。

てなことで、長野特集の1回目は、かなりのイロモンでした。
次回は、「抜き菱」というプロタイプの突然変異体です。

[2775] 「花ブロック」の地域性-井桁の仲間たち

~健康増進スキームとしての「花ブロック摘み」~

年末年始は、長野県にある母の実家で過ごし、おかげで大収穫となりました。
1月7日時点で158件の「花ブロック」が確定しています。

某所でトンデモ物件に出会えたのですが、それは来週のお楽しみにしましょう。
それよりも、井桁がかなり集まってきたので、その整理をしておこうと思います。

写真・左上は「井桁大」、右上は「井桁小」です。
間にある空間の幅で、大か小かをサマリしています。
この両者は、比較的広範囲に生息しているので、メジャーの部類といってもいいでしょう。
一方の左下。一見すると「井桁小」に見えますが、棒の突き出ている部分が異なるんですよね。
向かって左上しか出っ張ってないでしょ。
井桁というよりロ桁で、一カ所だけ突き出ている。
一応、「角井桁」としています。

「花ブロック」の井桁4タイプ
グループとしては、まあまあメジャーな、井桁の仲間たち

今回、長野で採集できたのは、右下の「井桁広」です。
間にある空間が、縦方向にも広い。
「井桁大」や「井桁小」は、せいぜい指が通る程度。
「井桁広」は、女性や子どもなら、ゲンコツが通ります。
ちなみに「井桁広」は、長野県の複数都市で群生していました。それぞれの土地では、ほかの井桁よりも多いです。
そして、なんと・・・。

「花ブロック」棒井桁
空間のない「井桁」を発見

この採集地も長野県ですが、この家1件しか見当たりませんでした。いまのところですが。
とりあえず「棒井桁」としています。

「井桁広」は、地域限定ですけど複数あるので、地域紋と言っていいでしょう。
その点「棒井桁」は、レア紋としてもいいんじゃないかな。
見つけた瞬間、ビックリですよ。「あっ」って、声出しちゃいましたから。

こう見ていくと、上記左下の「角井桁」だけ、向きが違うんですね。
ほかのタイプは右上で外枠と接触しているのに対し、「角井桁」は左上で接触しています。
「裏から撮れば同じダロ」と思われるかもしれませんが、一応、ブロックの外から撮影しています。つまり、裏向きになっているとは思われない。

まあ、でも、今気づいたことだから、これから検証していきましょう。
多くの井桁は、「左手で人差し指を伸ばした形」と覚えておきましょうか。左だぞ、左。
それにしても、井桁って、最も壊れやすい「花ブロック」という印象です。
井桁を呈していなくて、何枚かの板が放置されているだけだったりします。かわいそうに。

[3629]20191029朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20191029朝日新聞

[2774] 「花ブロック」の審美性-立体市松の謎

~健康増進スキームとしての「花ブロック摘み」~

ブロック塀を横から見ると、普通なら、のっぺらな平面ですよね。
別に、横から見なくても平面ですけど。
ところが一部に、凹凸を付けている物件があるのです。

「ブロックの厚さは一定」でしょうから、考えられる仕組みとしては、ズラして、入れ違いにしていること。
というか、正直、あまり深く考えていませんでした。
「どうしてなんだろうリスト」にすら、入れていなかったワケです。
ところが・・・。

「花ブロック」の立体市松
入れ違いではなく、太らせていたことが判明

笠山・・・上に載っている屋根のようなもの・・・を配しておらず、また、ブロックの高さが低かったために、判明しました。
そうか、太らせてたんかぁ。

たしかに「入れ違い」だと、ブロックの接着面が減って、不安定になります。
仮に半分ずつズラすと、接着面は2分の1ですもんね。
一方の太らせる組み方なら、接着面がまるまる残る。
縦方向の鉄筋も、そのままストンと落とせる。

つまり、構造的に安定しているんです。この組み方のほうが。
感覚値でもわかりますよね。
入れ違いの組み方のほうが弱っちい。オオカミの息で崩れそう。

問題は、この立体市松に「花ブロック」を仕込むケースです。
太いほうに組むってことは、ありえるんでしょうか。
答えは、静岡の物件写真にありました。
立体市松の場合、やはり「花ブロック」は、痩せている面だけに現れます。

そこで、またまた気づいちゃったわけですが、鉄筋って、「花ブロック」の中には落とせないじゃんね。
鉄筋が通せる周りのブロックで強度を出しているんだね。
待てよ、「花ブロック」の両脇なら通せるか。
まてまてまて、模様が左右へ連続する「鎖」系統の場合ってどうなってんの?

花ブロック「鎖二連抜き六角」
鎖系一例としての、「鎖二連抜き六角」(最上段)

このブロックの場合、下にある「日の出」の左右には、鉄筋を通せますよね。
だけど、その位置の最上段にある「鎖二連抜き六角」には、鉄筋が見えていない。
だから「鎖」系統は、一番上に置くことが多いのか。
下を盤石にしておいて、最上列で“遊ぶ”と。
なるほどねー。

たまたま見かけた立体市松ですけど、いろいろなことに気づかせてくれました。
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プロフィール

てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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