[2200] 官公庁主催のツアーは疑ってかかるべきか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

官公庁や観光協会が主催しているツアーには、ヨシのものと、ダメなものがある?
だとしたら、我々は、どう見分けていけばいいのか。

ことの発端は、神奈川県の海老名市が「直接」企画・実施したバスツアー。
官公庁とはいえ、「旅行業法による登録をしていない団体」が旗を振ってしまったという構図です。
したがって、インチキうんぬんという話ではなく、法を順守していないというコンプライアンスの問題。
主催者・利用者ともども、盲点でしたね。

カナロコ伊勢原市のツアー
問題の詳細は「カナロコ」から

そうなってくると、行政のサイトを信じられなくなってきませんか。
伊勢原市のケースがイレギュラーなのか、それとも良くある話なのか、その判断ができない。
試しに横浜市のサイトを見てみましたが、ロゴという形で、民間業者の存在を確認できました。
登録業者に委託しているんだな・・・と。
ちなみに手がかりはロゴだけ。

一方の藤沢市。
市の主催で「そば打ち体験」なるものを実施しているんですが、これは、市の施設に直接足を運ぶスタイルのようです。
したがって、観光チックだけれども、いわゆるツアーじゃない・・・たぶん。
この辺の見極めも、情報がないですよね。
おそらくは、輸送がらみなんでしょうよ。ツアーかツアーじゃないかは。
そういう視点を、記事にしてくれないかな。

とりあえず、官公庁が主催する団体行動的なものには、2種類あると。
一方は、登録業者の仕切りになっていないと違法なもの。
他方は、直接差配ができる。
その境目は、良くわからないツアー。
加えて、官公庁がその仕組みを知らないっていうケースもあるんだと。

見るだけで、区別できるかいっ。
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[1299]「さとふる」を使い始めてから地域が消滅するまでの流れ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

地元に納税するより、お肉や特産品がもらえる「ふるさと納税」を利用しよう。

各自治体は、こうした市民の動きに迎合すべく、返礼品の充実に力を注いだ。
もちろん、そのなかには、横浜市の「動物園基金」のようなパブリック用途もある。
しかし、そのほとんどは個人への利益還元にあり、せいぜい「地元特産品の周知」程度の運用結果しかもたらさなかった。

一方、住民に浮気された各自治体はどうなったのか。
我が町藤沢市は、2015年度の試算において、2億8000万円のマイナス税収。
このたびはじめて「さとふる」の利用を検討するとともに、返礼品の募集を呼びかけている。
しかし総務省は昨年、「物で釣る」風潮に危機感を感じたのか、返品率に一定の制限を設けようとした。
なぜなら、最高で8割ともいわれるリターン率の高さは、国全体でみたとき、真の税収額を引き下げるからである。

さとふるのサイト
まるで物販サイトのような「さとふる」

「ふるさと納税」を視野に入れないと減収する。
かといって、「ふるさと納税」を利用しても原価がかさむ。ヘタしたら、損益分岐を下回る。
いずれを選択しても赤字が避けられない場合、行政サービスはどうなっていくのか。

救急車を呼んでも、なかなか来ない。
警察に通報しても、犯人を取り締まれない。
家が燃えても、消防車が来ない。
ゴミを出しても、収集してくれない。

その結果、治安は悪化し、地価が下がり、やがて「住んでいることへのメリット」より「デメリット」が上回る。
住民の流出は、避けられないだろう。
居住地以外の自治体に税を納めるということは、その地域の消滅に手を貸していることなのである。

なぜ、こんなおかしな仕組みを続けているのか。
かつてあった、「タバコは地元で」の看板がなつかしい。

[1298]「テロ等準備罪」は防犯訓練にも適用されるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

よく映画などで、ネットオタクと協働しながら犯人を追い込んでいくシーンって、ありますよね。
玄関に設置するセンサーの付いたライトなんかも、そう。
敵や空き巣の行動を計画的に想定して、こちらが有利な状況に持ち込む。
こうしたシミュレーション行為は、「犯罪計画」と受け止められてしまうのでしょうか。
あるいは、同じ「犯罪計画」にも良いものと悪いもの、取り締まられるものと取り締まられないものがあるんでしょうか。

話を原点に戻しましょう。
「テロ等準備罪」はもともと、国連総会で論じられたワールドワイドなテーマですよと。
頻出するテロ事件を受け、何かしらの対策を各国でしておかないと、水が低きに流れるのと同様、テロがゆるきに集ってしまう。
取り締まり強化をする国はいずれ出るんだから、みんなでやっておかないと、アンタの国だけ狙われるよと。
ここまでは、いいですよね。

テロ等準備材
賛否両論が比較的良くまとまっている「NHK NEWS WEB」

推進派のおっしゃることは、ごもっとも。
これに対し反対派は、「国連の条約を批准すれば良いだけの話で、新たな法律を制定する必要はない」という意見と、「運用の仕方にバイアスがかかるのでは」という懸念があるようです。

「水が流れてこないように盛り土をしようよ」という前提に立てば、前者の意見は弱いと感じます。
洪水が来たらビルの屋上に避難すればいいじゃん。いまあるものでも対応できるよ・・・ってことですからね。
これは、ちょっと怖い。
一方の「思想制限じゃないか」という懸念には、「憲法一三条」にある「個人の尊厳」で対抗できるはず。
憲法のほうが上位法ですからね。
ただ、どうやって無実を証明するかが問われるでしょう。
何のための「計画」だったんだと。

そこで問われるのが、冒頭の防犯計画。
普通に考えれば、防犯=無実が当たり前。
ただし、それを前提にすると、言い訳や隠れみのに使えてしまう。
「ビルを爆破しようとしただろ」
「いえ、もしそうなったら何が必要になるのか、シミュレーションしてたんです」
この言い訳を言い訳と受け取るかどうかは、属人的な判断になりそうじゃないですか。

自分は、総論で賛成ですけど、この1点が不安。
犯罪小説を書いても「セーフ」なんだろうけど、なぜ「セーフ」なのかが見えない。
犯罪小説を書くことと犯罪計画を練ることの間に、法律的な区別が付けられていない。
逆に区別を付けてしまうと、その瞬間、隠れみのを認めてしまう。
これは矛盾なんじゃないかな。どうなんでしょ。

[1297] コトバ遺産「それにつけても」

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

明治の製菓「カール」が、ついに、全国販売を中止するそうです。
今後は生産拠点を1箇所にしぼり、西日本のみで展開していくとのこと。
言われてみれば正直、手が伸びてなかったですもんね、最近。

「カール」で思い出すのは、かつて「チーズがけ」とか「カレーがけ」といった表記をしていたこと。
いまのような「~あじ」ではなかったんです。
この「け」の字のタテ棒が少し下にズレていたので、「け」ではなく「さ」・・・フォントで表現できませんが、「| +」のような文字・・・に読めました。
つまり、「チーズがさ」「カレーがさ」だと思っていた時期があったんです。幼稚園くらいのころかな。
どうでもいいことですが。

1297.jpg
国内メディアとは変わった切り口の「ハフィントンポスト」

さて、カールといえば「それにつけても」というコピー。
もう、この表現を見かけなくなるのではないでしょうか。
せっかくなので、因数分解してみましょう。

恐らくキモになるのは、「つける」という部分。
意味としては、「付属した」と同義の「付ける」ということでいいと思います。
最後の「も」は、選択肢の一例ですから、

「それに付随して思い出すことの一例を挙げると」

といったところでしょう。
「いいもんだなぁ、ふるさとは」を前の句とすれば、
「ふるさとといえば、思い出すこと」
前の句がない場合は、
「つれづれ、思い出すこと」
という解釈でいいと思います。
英語でいうところの「besides」みたいな感じでしょうか。
日本語なら『徒然草』、つまり、カールは随筆だったわけです。

この「つける」に込められたつれづれ感。
使いこなせる人なんて、吉田兼好を除き、そうはいません。
あっ、「何かにつけて」みたいに使うか。
「いまの話につけて補足すれば」みたいに汎用したくなってきますが、おそらく編集から「いまの話について補足すれば」と直されてしまうんでしょう。

[1296] なぜ銀行強盗はアウトで、ミサイルはセーフなのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

北朝鮮の新型ミサイル絡みで使われている「ロフテッド」という言葉。
雑貨を扱う、あの「ロフト」と、何か関係があるんでしょうか。

屋根裏が付いている部屋のことを「ロフト付き」なんて言いますよね。
デパートの「ロフト」は、そこら辺と関係しているのでしょう。
一方、ゴルフで使うピッチングウェッジのことを、「ロフトが付いているクラブ」と表現します。
屋根の高い部屋、球を高く打ち上げるクラブ・・・その辺に、答えがありそうですな。

さて、その「ロフテッド」ですが、いまのところ具体的な標的を狙っていないので、実験扱いとみなされているようです。
でも、銃を空に向けて威嚇発砲したら、日常の世界では「お縄」ですよね。
その違いが、わからんのですよ。

ロフテッド
「ロフテッド」を解説した例としての『YOMIURI ONLINE』

海外ドラマ『プリズンブレイク』でマイケルは、銀行の天井を打って、狙い通り兄のいる監獄へ連行されました。
あのとき、「具体的な標的を狙っていないからセーフだよ」と言われたら、その後の筋が成り立たないじゃないですか。
続編がダラダラしちゃって、おもしろくないのは別にして。
つまり、他人を威嚇した時点でアウトなはずなんですよ。人間なら。

その理屈が通らないとしたら、国家は別扱いにするのか、国際上の治安が成り立っていないのか、もしくは両方のはず。
また、そうした国と話し合いの場を持つって、どういうことなんでしょう。
国内の反社会勢力が手に負えなくなったら、警察は、話し合いをするんでしょうか。
グアムが射程に入るとか、中国に対するメッセージも含まれるとか、そんなこと、どうでもいいでしょ。
もう天井を打っちゃってんのっ。あの国は。
実験じゃなくて、犯罪として報じるべきだと思うんですけど。

[1295] その記事、何か役に立つんでしょうか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

横浜駅の工事に伴う仮囲い。
あの盤面をメディアにする企画が進んでいるそうで、「はまれぽ」から連絡を受け、はじめてその詳細を知りました。
題して「Yokohama Live Collection」。
中身は大きく3タイプあるようで、市民による参加型記事、メディアが提供する取材型記事、そして広告となるようです。

で、「はまれぽ」いわく、自分の過去記事を提案しているとのこと。
まだ決定ではないそうですが、話を聞いて驚いちゃいました。
だって、「顔認識型の自販機をからかった」内容だったからです。

横浜観光情報
横浜CV発表の「Yokohama Live Collection」詳細

もともとのお題は、「次世代自販機は、酔っ払いを認識して、胃腸薬などを出してくれるのか」的なキニナルでした。
そこで、顔を赤や青に塗り、自販機と正対させてみたんです。
結果はネタバレになるので、検索か何かをして探してみてください。

2011年の記事ですからね。
どこか書き方に、山ガハの匂いがします。
っていうか、あれは、ネタでしょ。有益な情報を発信しちゃいないじゃない。
まあ、正式に決まったら、また報告します。
もし通ったとしたら何だろ・・・自販機への関心が高まって、売上が伸びることを期待しているんでしょうか。
普通に考えれば、落ちプレすると思うんだけど・・・。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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