[1296] なぜ銀行強盗はアウトで、ミサイルはセーフなのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

北朝鮮の新型ミサイル絡みで使われている「ロフテッド」という言葉。
雑貨を扱う、あの「ロフト」と、何か関係があるんでしょうか。

屋根裏が付いている部屋のことを「ロフト付き」なんて言いますよね。
デパートの「ロフト」は、そこら辺と関係しているのでしょう。
一方、ゴルフで使うピッチングウェッジのことを、「ロフトが付いているクラブ」と表現します。
屋根の高い部屋、球を高く打ち上げるクラブ・・・その辺に、答えがありそうですな。

さて、その「ロフテッド」ですが、いまのところ具体的な標的を狙っていないので、実験扱いとみなされているようです。
でも、銃を空に向けて威嚇発砲したら、日常の世界では「お縄」ですよね。
その違いが、わからんのですよ。

ロフテッド
「ロフテッド」を解説した例としての『YOMIURI ONLINE』

海外ドラマ『プリズンブレイク』でマイケルは、銀行の天井を打って、狙い通り兄のいる監獄へ連行されました。
あのとき、「具体的な標的を狙っていないからセーフだよ」と言われたら、その後の筋が成り立たないじゃないですか。
続編がダラダラしちゃって、おもしろくないのは別にして。
つまり、他人を威嚇した時点でアウトなはずなんですよ。人間なら。

その理屈が通らないとしたら、国家は別扱いにするのか、国際上の治安が成り立っていないのか、もしくは両方のはず。
また、そうした国と話し合いの場を持つって、どういうことなんでしょう。
国内の反社会勢力が手に負えなくなったら、警察は、話し合いをするんでしょうか。
グアムが射程に入るとか、中国に対するメッセージも含まれるとか、そんなこと、どうでもいいでしょ。
もう天井を打っちゃってんのっ。あの国は。
実験じゃなくて、犯罪として報じるべきだと思うんですけど。
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[1295] その記事、何か役に立つんでしょうか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

横浜駅の工事に伴う仮囲い。
あの盤面をメディアにする企画が進んでいるそうで、「はまれぽ」から連絡を受け、はじめてその詳細を知りました。
題して「Yokohama Live Collection」。
中身は大きく3タイプあるようで、市民による参加型記事、メディアが提供する取材型記事、そして広告となるようです。

で、「はまれぽ」いわく、自分の過去記事を提案しているとのこと。
まだ決定ではないそうですが、話を聞いて驚いちゃいました。
だって、「顔認識型の自販機をからかった」内容だったからです。

横浜観光情報
横浜CV発表の「Yokohama Live Collection」詳細

もともとのお題は、「次世代自販機は、酔っ払いを認識して、胃腸薬などを出してくれるのか」的なキニナルでした。
そこで、顔を赤や青に塗り、自販機と正対させてみたんです。
結果はネタバレになるので、検索か何かをして探してみてください。

2011年の記事ですからね。
どこか書き方に、山ガハの匂いがします。
っていうか、あれは、ネタでしょ。有益な情報を発信しちゃいないじゃない。
まあ、正式に決まったら、また報告します。
もし通ったとしたら何だろ・・・自販機への関心が高まって、売上が伸びることを期待しているんでしょうか。
普通に考えれば、落ちプレすると思うんだけど・・・。

[1294] 開き直って閉じ直した、夕張市の決断

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

「ふるさと納税」の企業版ともいえる「地方創生応援税制」。
あまり話題にならないので忘れていましたが、実は、そこそこ動いているみたいですね。
例えば、デフォルトが心配された夕張市に対し、ニトリなどの地元企業が支援を申し出ているそうです。
ただ、個人による「ふるさと納税」のような自由さはなく、政府による施策の認定が必要。
2016年度に行われた第一弾では、各地方団体から寄せられた102の事業が対象となったようです。

1294.jpg

少し古い記事ですが、事業例の一部が載っている「ビジネス+IT」

この例を見てみると、さすがにハコモノの姿は見られないですね。
目立つのは、地域産業の活性化と人材の受入れなど。
例えるなら、「古くなったマシンに油を差す」ような案件が目立ちます。

その一方、夕張市がすごいのは、「コンパクトシティ」を堂々とうたってきたこと。
ズバリ、街を縮小する提案なんです。
人口減少はこの先も進むだろうから、拡大や維持なんてやっているべきではなく、ダウンサイジングが欠かせないんだと。
人を都市部に集中させることで過疎化を防ぎ、合わせて公共交通網を整備し直そうと。

確か金沢市でしたっけ。「コンパクトシティ」の成功例として先駆けになったのは。
こういうチャリンチャリンしない話はウケが悪いから、むしろ、「地方創生応援税制」が合っているのかもしれない。
夕張市は、背水の陣で来たというか、しぶとさやたくましさを感じます。
底を見ちゃったからできるタフネスなんでしょう。

このロジック、すべての地域に当てはまる話ですよね。
歯抜けのスピードに合わせて「密度を維持するまちづくり」にしていかないと。
各地の自治体も、余裕のあるうちに見習ったほうがいいのでは。

[1293] 演歌調からアイドル系まで、新日本遺産を飾るコピー

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

文化庁は4月、新たに17件の「日本遺産」を認定したそうです。
同庁のサイトによると、重視するのは「文化・伝統を語るストーリー」なのだとか。
モノやハコの存在だけではダメで、バックグラウンドを語りなさいと。
世の中、おもしろくなってきましたね。
その肝心なストーリーですが、タイトルというのかキャッチコピーもまた、各団体の意向が示されていておもしろい。

「荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間」
ド演歌で攻めてきたのは、東北から北陸にかけての北前船文化。
どうせなら、七五調に整えてほしかったですね。

「江差の五月は江戸にもない」
北海道ニシン漁は、謎かけです。
おそらく、「江戸には何でもそろっている」という前提があって、それを否定しているんでしょう。
難しいなぁ。
1293.jpg
日経の一例、17件のリストは載っていません

「きっと恋する六古薫」
中部から関西のやきものは、若年層を意識したと思われるポップ調。
確かに、年寄りの趣味みたいなところがありますからね。

「関門”ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶~」
これ、ゴロが良くて覚えやすいですよね。
旅と親和性の高い単語を使っているので、おでかけイメージも膨らむ。
福岡と山口は、今回の白眉。

「絶景の宝庫 和歌の浦」
和歌山さんは、手を抜きすぎ。
絶対に伝わらないですよ、こんな凡々コピーでは。手がかりすらないもの。

ということで、コピーライターのようなプロではなく、お役所が考えているんでしょうね。
コミュニケーションは「受け手の認識」がすべてなのに。
みなさん、発信者側のロジックになっちゃっているところが、何とも残念です。

[1292] 「知っている人」の知らない側面

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

千葉県で起きた、ベトナム国籍の少女が「地域の見回りおじさん」に殺害された事件。
各報道を見ていたら、「知っている人だけにショック」という声が報じられていました。
この「知っている」という概念、けっして「性格やパソナリティを知っている」というわけではないんですよね。
せいぜい、「何回か見かけたことがある」というニュアンスでしょう。

しかし、コトバというのは、得てして独り歩きするもので・・・。
ひとたび「知っている」と言ってしまうと、コトバが本人から離れて、現実を再定義化してしまうのです。
本来なら、「何回か見かけたことがある」程度。
それなのに、「信頼できる人」という虚構の記憶が、脳に書き込まれてしまいかねない。

1292.jpg
報道一例としての『スポニチアネックス』

試しに、人間関係というのか「隣人度合い」のようなものを、整理してみましょう。
上から順に疎遠となっています。

1.全く知らない人
2.赤の他人(見たことはあるけど関わったことはない)
3.ときどき見かける人(あいさつや演説などを一方的に聞いた)
4.何回かしゃべったことのある人(言葉を双方で交わした)
5.一緒に何かをした人(同一目的の行動を共にした)
6.付き合いのある人(ある程度、相手の考えがわかる)
7.知人・友人(同一目的の行動をした期間が長く、お互いに配慮をする間柄)
8.恋人、パートナー、夫婦(相手のためなら、ある程度の自己犠牲もいとわない)

視覚、視覚+聴覚、会話、理解、自己犠牲・・・何となくですけど、この順でいいような気がします。
そうなると、「知っている人」って、どこら辺に当てはまるのでしょう。
ハードルを低くすれば、「3.ときどき見かける人(あいさつや演説などを一方的に聞いた)」あたり。
高めなら、「6.付き合いのある人(ある程度、相手の考えがわかる)」くらい。

話を本題へ戻します。
虚構の書き込みって、「3」を「6」にするインプリンティングじゃないのかなって思うんですよね。
スペルには、「つづり」のほかに「呪文」という意味もあります。
「知っている」というスペルを放ったとたん、自分と現実が変わってしまう・・・これは、もう、呪文なのではないでしょうか。
結局、「言葉を正確に使いましょう」というオチではありますが、魔法的な何かを垣間見たような気もします。

[1291] 震災を忘れるなではなく、起きたことを覚えておけ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

熊本地震から1年の経過が報じられるなか、「震災を忘れるな」という意見に、どうも付いていけないのです。
あまりにいろいろな事柄を詰め込みすぎて、むしろ、意味があいまいになってませんか。

地震が起きると、こういう現実に突き当たるよ。
まず、やらなきゃいけないことはコレコレ。
逆に、やらないほうがいいのはナニナニ。

そういう能動的な教訓を一義にすべきですよね。
もちろん寄付や支援なども必要なんだけど、それは、教訓と平行した「別個マター」という気がします。
そのそれぞれに対してポジティブな関わり方をしていけばいいだけでしょ。
「出来事を忘れるな」で伝わりますか、それ。
総花過ぎて、逆に、ハシゴを外されちゃってないですか。

1291.jpg
『エキサイトニュース』が引用した、一例としての報道

民間企業や官公庁では、教訓を生かすプロセスが実行可能。
でも、個人の場合って、よっぽど意識が高くない限り無理ですよね。
せいぜい、防災グッズを整えるぐらい。

例えば仮設住宅に入った場合、生活費はいくらぐらいかかるのか。
被害を受けた街並みや施設は、誰が音頭を取って再生していくのか。
年金や健康保険の納付が一時的にできなくなったら、どのような対応を期待できるのか。
そういうノウハウって「ゼロ」じゃないですか。
また、それらを知ることで、支援やボランティアの糸口になる場合だってある。
なのに、「震災を忘れるな」で喚起できるのかなぁと、そう考えてしまうわけですよ。

本質は、「いろいろと知っとけ」というプラスの話でしょ。
「記憶の減退を防げ」っていうマイナス防止の話じゃないでしょ。
福島や熊本に限らず、日本のどこでも起こり得る事柄なんですから。
教訓・・・というか、極論すると「前例を示してくれている」という見方が、正直なところなんじゃないかと考えます。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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