[2252] 自動撮影サービスに「アンチ」条件は付せるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

14日の読売新聞経済面によると、パナソニックは今後、全国の遊園地や観光地などに「カメラシェアリングサービス」を展開していくそうです。
A.I.機能の付いたカメラが、事前登録しておいた人の顔を認識して、勝手に映してくれるらしい。
しかもこのA.I.、プロ級の腕前なのだとか。

まず気になるのは、無関係な人の映り込みですよね。
本人の知らないうちに、浮気の証拠写真が取られている怖さ。
浮気じゃないにしても、「この遊園地は、勝手に撮られっぞ」みたいな反目って、出ないんでしょうか。
おそらくは、SNSなどで使われることを想定しているんでしょう。
「あいつ、風邪だとか言って会社を休んでおいて、遊び倒してるじゃん」
そういう被害って、真っ先に考えられますよね。

産経ニュースのカメラシェアリングサービス
報道一例しとしての「産経ニュース」

このサービスに関連して、以前、競輪場を取材したときのことを思い出しました。
あそこは、カメラNGなんですよ。
係員いわく、「ここにいてはいけない人の姿が映るかもしれない」と。
あの・・・オカルトじゃありませんよ。
まっとうな金策をしているはずの人が、イチかバチかのギャンブルに出ている。
そういう写真があると、トラブルの元になる。
だから、撮影はやめてくれと。

もちろん、パナのサービスは、競輪場を外してくるんでしょう。
でも、趣旨としては、同じことなんですよね。

そこで標題の件。
優秀なA.I.さんなんだから、「この顔があったら撮影禁止」というアンチ条件を付けられないんでしょうか。
もしくは、撮った後の処理でフィルターをかけてもらっても構いません。
トリミングで外してもらうとかね。
芸能人とか、そこそこニーズがあるんじゃなかろうか。
待てよ、週刊誌が勝手に狙っているタレントの顔を登録したら、どうなるんだろう。
行動、筒抜け。
カメラマンも不要。何せ、プロ並みですから。
やっぱ、怖いよ、このサービス。
警察がナイショでやっている・・・かどうかは知りませんけど・・・のとはわけが違う。
一般利用ができる仕組みにしちゃって、いいのかな。
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[2251] 生きるための犯罪、現実逃避としての犯罪

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

秋葉原で起きた無差別殺人事件から10年。
そんな記事がきっかけとなり、初めて、この事件のことを詳しく知りました。
殺人の動機は、生きづらくなった社会からの逃避にあったみたいですね。

現実がいかんともしがたいから、刑務所の中に逃げ込む。

この傾向はどうやら、無差別殺人全般にいえるようです。
中には、生活ができなくて、メシを食うために殺人を犯すというケースもありました。
そんな動機で犯罪をされたら、たまったものではありません。

秋葉原無差別殺人から10年の経過を報じる誌面
事件報道一例としての「YOMIURI ONLINE」

その一方でピンと来たのが、先日カンヌ受賞をはたした、映画『万引き家族』でした。
あれは、見つからないことが前提。
もちろん、この作品に犯罪を容認するというような意図はないのでしょう。
また、そうした非難を覚悟したうえで、制作されたんだと思います。
別に、映画の評論がしたかったのではなく、パターンとしては「別」ということが言いたいだけです。

「刑務所暮らしが、何かしらの益に結び付く側面を持っている」

本題はコッチ。
秋葉原の場合は、嫌になった人生を終える手段として。ほかの殺人事件では、糧を得る手段として。
地獄で舌を抜かれるわけじゃなし、ある意味、いまのシステムって「使えるね」。
そう捉えられたら、かなわんということです。

ただし刑務所は、「罪を憎んで、人を憎まず」という人格矯正装置でもあるわけです。
どんな人にも、再生のチャンスはあるはずだと。
だから、血の池地獄なんてことはせずに、人間として扱おうと。
これは、難しい問題ですよね。
刑務所がサンクチュアリになっても困る。

このジレンマに対して、かつての日本は、いま考えると有効なシステムを持っていました。
「島流し」です。
過酷な環境だけど、社会と切り離された場所で、人として生活してもらう。
サンクチュアリと地獄の中間。
再生装置も担うけど、好んで行こうとは思わない。
聞くところによると、行ったら行ったで、やりがいをみつけちゃった人もいるそうじゃないですか。
生きるための犯罪、現実逃避としての犯罪をやむなしとするなら、むしろ筋が通る。
なんなら、罪を犯していなくても「島流し希望」ができちゃったりして。
そうなれば、無差別殺人が減るんじゃないですかね。

[2250] 仕込まれた暗殺報道、露記者は二度死ぬ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

ロシアのプーチン大統領を批判していた記者が弾圧を受け、ウクライナへ避難していたところ、まさかの暗殺。
しかしこれは、ウクライナが国を挙げて仕組んだ「おとり報道」だった・・・。

また、すごいことが起こったものですね。
前段、ロシアの記者が暗殺されたというニュースは、日本のテレビでも見ました。
KGB、おっかねぇなと。
いまだに、そういう「スパイ大作戦」みたいなことをやってんのかと。
ところが翌日、当の記者は生きていると判明。
どうやら、暗殺者を逮捕するための、作戦行動だったようです。

さて、気になったのは、一部のマスコミがこの仕掛けを「フェイクニュース」と報じていることでした。
そもそも「フェイクニュース」って、リアルニュースと対をなす存在ですよね。
ネット配信を巡る放送法の改正でも、波とWebの違いが論点になっています。
そこにきて、思わず乗せられちゃった照れ隠しというのか、逆ギレみたいな心理が、このコトバから見えてきませんか?

ニセの露記者暗殺ニュース
フェイクと断じた一例としての『YOMIURI ONLINE』

「フェイクニュース」は、SNSのような「私的メディアが舞台となった場合」に使われるコトバだと思っています。
常識的な媒体社ならソースの裏を取るから、簡単には乗せられないはず。
ライオン脱走中・・・なんて、リアルニュースでは軽々しく報じないわけですよ。
ところが今回は、してやられたと。
これはね、元報道を「フェイクニュース」と断じるほうがおかしい。
むしろ、自分たちのメディアを「SNS並」と公言しているようなものでしょ。
ウクライナ当局の発表とはいえ、ウラを取らずに、右から左へと流しちゃったんだから。
シロートと同じことやっちゃったんだから。
アンタ方こそ「フェイクニュース」です。
ごまかしてないで、謝りなさいって。

それにしても、リアルでフェイクが流れるって、スゴイことですよね。
あんまり注目されていない事件なのかな、どうなんだろう。
とりあえず、メディアが「フェイクニュース」を批判することって、しばらくできなそうですね。
だって、自分がやっちゃったもの。
「ソースの信頼性を確かめて・・・」と言われたところで、それ、アンタ方の話でしょ。

もはや、ロシアの記者はどうでもいい。
ウクライナとロシアの関係より、日本のマスコミの言い訳がおもしろい。
「自作自演するという異例の展開に波紋が広がっている」
って、良く言うよ。
自分のバツの悪さを他人になすりつけているんですから、笑える構図でしょ、これ。

[2249] 日大いじめ、悪者を創り出していく日本の構図

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

例のアメフト事件。
一連の報道を見ていて「怖い」と思ったのは、あらゆるメディアが同じ論調を繰り返していることです。
自分がその場で聞いていたわけでもないのに、日大を悪者へ仕立て上げ、日ごとに膨らませていく展開。これって、集団イジメの構図じゃないですか。
断っておきますけど、内田前監督を擁護する意図はありません。
ただ、均一思考に耐えられないので、あえて違った見方でもしてみようかなと。

まず、悪質とかルールの範疇外とかいわれているタックル。
あれ、15ヤードの罰退が定められているんですよね。ってことは「ルール内」じゃないですか。
そういうプレーが想定されているから、ペナルティを決め、試合の中でチャラにしているわけでしょ。
それをグラウンドの外に持ち出すのはおかしい。

日大記事まとめ、読売新聞
まとめ記事一例としての「YOMIURI ON LINE」

また、あんなことを許していたらスポーツが成り立たないという議論も、良くわかりません。
相手へ意図的にケガをさせたら、スポーツじゃないんでしょうか。
じゃあ、ボクシングって何。日本の国技であるお相撲は? サッカーのハードチャージって犯罪ですか。
傷害罪の概念で見ることのほうが、むしろスポーツを成り立たせなくするんじゃないの。
その境目はルールにあるんだろうけれど、ある意味ルールで定められているのがレイトタックルですよね。
マイク・タイソンが相手の耳にかじりついたのとは、ワケが違う。

健全な議論の方向は、「危険なレイトタックルを、15ヤードの罰退なんかにしていていいの?」だと思うんですよ。
それなら、筋が通る。
お茶の間受けしそうで安易な論調を良く考えもせずしゃべっているほうが、筋違い。
そう、思うんですけどね。

この均一思考があるから、日大も動けなくなっている。
だって、もはや何を言っても、悪く解釈されちゃうでしょ。
この段階になると、「公明正大な見解を聞きたい」というのはタテマエで、実質「イジメのネタ探し」ですよね。
言葉の節々をつかまえて、悪い方へ悪い方へと誘導している。
それが、何ていうか、「怖い」んですよ。
この国では、ああなったら最後。マスコミと国民意識が一体となって、イジメに走る。

前にも書きましたが、犯人捜しより、制度へ落とし込むことを優先しないと、同じ議論の繰り返しに終始します。
「危険なレイトタックルをしたら、即刻、試合没収」
そうルールが変わったら、少なくとも、再発防止の一助になるはずなんですけどね。
相変わらず犯人捜しとイジメ。
たぶん同じことが起こるでしょうよ。いずれ。

[2248] 医業サイトの広告規制ついに本格化

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

医業サイトがついに、「広告」と見なされるようになりました。
この6月からです。
いままでは、サイトに「選んで閲覧する」という性格があったため、広告とは位置づけられていなかったんです。
否が応でも目に入ってくるものを広告としていたんですね。

ところが、患者側からの要望もあったんでしょう。
今後、「効果が高い」「日本有数の実績」など、いくつかの表記は使えなくなるようです。
ポイントとなるのは、「誤認」と「誇大」。
サイトでは数値を示すのみで、評価をするのは読者なんだと。
また、患者による体験談などは、すでに省令で禁止されていたんですな。
思いっきり、見かけますけども。

医業サイト 広告扱いへ
禁止される例を独自で掲載している『読売新聞』の報道

そうか、そうか。
いま進行中の案件で、いくつか見直さなくてはいけないものがありそうです。
やれやれ。

気になるのは、逃げというのか、ボカし表記ってワザがあるんですけど、どこまで認められるのか
例えば、
○○には■■するという効果が「あるとされています」
絶対に痛くない治療を「目指しています」
など。
要は、言い切らないで、クッションを1個挟む言い回しです。
規制の趣旨からすると、効果がある、あるいは痛くないかどうかは、読者が決めること。
数字や根拠を示しなさいと。
ただし、100人中96人の患者さんが「痛くない」と言っています・・・などは体験談になるので、これまたNG。
どうするんでしょうね。

そういえば、納品済みのテキストに、赤が入って戻されたりしないだろうな。
それは、この5月まで許されていた内容でしょ。
6月以降の新基準に対応するんだったら、新規のオファーですよね。
いくらもらえるんですか?
よし、そういう回答を準備しておこう。
っていうか、医業業界がパニックに陥るんじゃないだろうか。

[2247] 正論も言い方一つでアダとなる

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

どうやら、政治家のパーティや会合は、爆弾発言の宝庫となっているようで。
今回、各紙が取り上げたのは、自民党の加藤議員による「子どもを3人以上産んで」という発言。
自分は、あながち問題発言とも思えないんですけどね。
人口減に問題意識を持っている政治家という立場からすれば、当然の帰結という気もします。
2人産んでツーペイ。まったく出産しない女性もいるだろうから、現役世代の税負担を軽くする意味でも「3人」が妥当。
計算のうえでは、そうなりますよね。
ただし、言い方ってもんが、あったのではないでしょうか。

「子どもを3人以上産んで」発言の報道
不祥事として報じる「毎日新聞」

各記事を見る限り、ちょっと上からなんですよね。コトバの使い方が。
72歳の議員が30代前後の女性に話しかけるとなると、致し方のないことなのかもしれません。
ただ、選ばれた代議士と、選んだ主権者の関係なんですから。
正論を正論として飛ばしちゃダメだって。

加藤議員は発言の数時間後、このコメントを撤回したそうです。
撤回・・・うーん、必要あったかな。党や派閥から怒られたんでしょう。
前にも言いましたが、政治家には選挙というメンテナンスシステムがあるので、発言を問われたりしないはずなんです。よっぽどの内容でない限り。
不満があるなら、選挙で落とせばいい。
議員に選任されている間は「お任せ」で、選んだ側がいちいち文句を付けるなんてナンセンス。
それは、直接民主主義のやり方ですよね。
むしろ「子どもを3人以上産んでほしい会」か何か作って、支持者を集めればいいじゃないですか。
支持者が一定数いれば、受け入れられていることの証。
いなければ、考えを改めればいい。
本心をぶっといて、あとで撤回って、それが一番ダメだな。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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