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[2474] 「ゾフルーザ」がインフルエンザウイルスを“増やす”仕組み

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

夢のインフルエンザ薬として期待されている「ゾフルーザ」。
取材した医院によると、すでに8割くらいのケースで処方されているみたいですね。
ちなみに、その医院では出していないそうです。
なぜか。
答え。「1割前後のインフルエンザウイルスには効かないから」。
このことを「耐性」というそうです。

なぜ耐性があると、処方しないのか。
「ゾフルーザ」は、耐性のないインフルエンザウイルスを、やっつけまくりますよと。
するとどうなるでしょう。
耐性を持つウイルスだけが生き残り、何ものにも邪魔されず、増殖しつづけますよね。
つまり「ゾフルーザ」は、難敵を増やしているに過ぎないのです。
ポンコツばかりたたいといて、大物の天国をつくっている。
おっかない話です。
早くて2・3年後に、問題化してくるんじゃないんですか。
そうなったら、ほかの薬を使えばいいだけなので、いいっちゃいいんですけどね。

内服薬のイメージ
「ゾフルーザ」ではありません、ただの茶濁です

あとですね、マスクはウイルスに対して、何の効果もありません。
マスクの意義は、大きく3点。

1.せきやクシャミなどによって自分のツバが飛ぶのを防いでくれる
2.手で口や鼻をさわらなくなるので、接触感染の機会が減る
3.喉の保湿効果によって、いくぶん、ウイルスを食い止めることができる

いわゆるフィルター効果みたいなものは望めないんです。
だから、「正しい着用方法」なんてやってもムダ。
ただし、花粉とかの大きさになってくると、話は違ってくるのでしょう。

それとですね、実は侵入したウイルスって、結構、早死にするんです。
1日くらいで、体の免疫が殺してくれる。
ただし、そのときの影響で、いわゆる「風邪の諸症状」が3日・4日出るわけです。
症状が出て2日以上たったら、インフルエンザ薬の出番なんてありません。
ウイルス、生き残っていませんから。
風邪の諸症状をおさえる一般的な「かぜ薬」で十分。

じゃあ、なんで世の医者は、こぞって「ソフルーザ」を処方するんでしょう。
何も考えてない、患者がクレと言う、まわりの医者が処方しているのに出さないとヤブだと思われる・・・おおかた、そんな社会要因なのかもしれませんね。

風邪の特効薬は、1日でいいから、ひたすら寝ること。
自分でやっつけるので、体力勝負の世界。
栄養は付けちゃダメ、消化器に体力を奪われるから。
昔から言うでしょ、「風邪にはおかゆ」って。
とにかく、ウイルス退治以外で体力を使わない。汗をかくのもダメ、あんなの体力のだだ漏れです。
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[2473] 男性ライターがレディースクリニックを取材するとどうなるか

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

取材のお題は「女性の避妊法」「生理の遅れ」「不正出血」。
なんでオレに振るかな、こーゆー内容。

某社がライターに発注する際、まず、自分から埋めていくみたいなんですね。
あんまり男女とか問わない。
某編集は、「ボクらのクセみたいになっている」と申しておりました。

もちろん自分自身、50代男性が知っているであろうこと以上の知識はありません。
同行した編集も男性なら、営業担当も男性。
野郎が3人も雁首並べて、レディースクリニックの取材でございます。

伊那バス「女体入口」バス停
満を持して、この茶濁の登場です

でだ。知らないことが前提なので、なんでも聞いちゃう。
「生理って何ですか?」
そこからだもん。
しかし、結論からすると、良かったと思っています。
なぜなら、勝手な思い込みや聞き漏れがないから。

子宮内膜は、「干し草のベッド」のようなものなんですよ。定期的に交換しないと古くなって、卵子が寝てくれません。

先生も、シロートだと思って語ってくれる。
だから、わかりやすい。
もし、女性のライターだったら、ここまでくだけた説明をしてくれただろうか。
そもそも、「生理って何ですか?」なんて聞いていただろうか。
むしろ、正確に取材できた気がします。

じゃあ、じゃあ、シロートが取材すればいいのかというと、それは違うでしょう。
ヒアリングスキルを持ってないし、ロジックも意識していない。
「この順番で説明するとして、何か抜けてないか」
「今出ているものが全てで、例外はないのか」
「例外があるとしたら、どこまで細かく載せるのか。文字数はどれくらい残っているのか」
そういう意識に加え、「生理って何ですか?」という質問を、先生に怒られないように聞く技術も求められます。

でもさ、やっぱり生理関係は、女性のほうがいいかな。
自分のこととして捉えられないっすよ。
婦人病なら付いていきますけど、いわゆる病気といえない現象は、経験者が勝ります。
ということで、ソッチ系を外してもらえるよう、お願いしておきました。
取材はおもしろかったけどね。

[2472] スマホ買おうかな・・・と、ちょっとだけ思ったり

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

最近、連絡の方法として、チャットなんかが多用されていますね。
スマホを持っていない自分としては、自宅なら、まったく問題ありません。
ただし、一歩外へ出たら、完全にスルー。

「南口のマクドで待っています」

なんて連絡が来ても、見るすべを持たない。
本当のことを言うと、ないことはないです。
ノートがあるから。
ただし、メンドくて、基本的には持ち歩きません。

ノートでの屋外作業一例
「一応、可能なんだ」という、証拠的な茶濁でございます

それに、「あのライターは、電話しなきゃつかまんないぞ」となったら、みんなが電話してくれるでしょう。
その意識で過ごしてきました。
取材場所も、事前に地図で調べて、プリントアウトして持っていく。
オールドスタイルのオジサンです。

そんななか、当日、ドタンバで取材場所の変更という事件が起きまして。
せっかくプリントアウトした地図も、意味がありません。
結局、ガラケーに住所だけメールしてもらって、交番に聞く始末。
若い営業担当から、「そんな方法があるんですね」なんて、驚かれてました。
スマホは、交番を必要としなくする。
コッチが、ビックリです。

まあ、そんな迷惑をかけてるんだったら、そろそろ買い替えようかなと。
まだまだチョビットですけど、そう思いました。
ちなみに、取材時の装備は、こんな感じ。

【特級装備】 通称「とっきゅう」
三脚、ノート、カメラ、交換レンズ、ICレコーダー、フラッシュ、バッテリーの予備、ACコンセントなど
【凖特級装備】 通称「じゅんとく」
ノートはなし、他は一緒・・・凖が付くのはノートがない場合
【一級装備】 通称「いっきゅう」
三脚はなし、ノートはあり・・・特級と一級の差は三脚の有無です
【凖一級装備】 通称「じゅんいち」
三脚もノートもなし、これが標準装備
【二級装備】 通称「旅装・りょそう」
カメラ、交換レンズ、フラッシュ、バッテリーの予備・・・主にプライベートですな

どうでもいいですか。
カメラの出番がない想定でも、基本「準一」なので、急な撮影は可能です。良く、起こります。
そんなにぎょうさん抱えてるんだったら、ついでにスマホ持てって話ですが、どうもね。
それに、スマホって、何に使うの?

[2471] 安易なバーサス論は、プロがすることなのか

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

やっぱり、医療はおもしろいですよ。
難しそうに思うかもしれませんが、身近な話題ですからね。
全部、自分に関係してくる。

例えばこの間、「風邪」についての取材がありました。
某医師いわく、「汗」をかいたところで、まったく意味がないそうです。
かえって体力を消耗し、風邪が治りにくくなるとのこと。
ビタミンCも関係ないらしい。
いわく、「ビタミンCで治ってたら、かぜ薬なんて要らないじゃん」。

その流れで、「夢の薬」と期待されている「ゾフルーザ」の最新事情を知ることができました。
ここでは書けないけど、もう少し、様子を見たほうがいいんじゃないかな。
そんな結論で帰ってきたら、さっそく、ゾフルーザの効かないウイルスが発見された模様。
まさに、タイムリーですよね。
だから、医療って、おもしろい。

横手やきそば
ファンになって書いていた、山ガハ時代の遺跡

あれ? 何の話でしたっけ?
そうだ、「ライターがファンになってはいけない」でした。

「ゾフルーザ」に積極的な医師も、様子見の医師もいますよと。
医師がそうなんだから、一般に流れる記事だって賛否両論。
この傾向は、もちろん医療に限らないことです。
ある人はヨシと言い、ある人はダメと言う。

かつての自分は、そうしたなかで、一定の定見や法則を見いだそうとしていました。
やきそばしかり、ニノキンしかり。
でもね、そういう主観的な絞り込みって、シロートのすることなんじゃないかと。
プロの仕事は、情報提供。
読者がその真偽を決める。あるいは、いろいろな評価があることを知る。
そう、考えはじめました。

だから、インタビュイーの言うことに乗っかっちゃったらダメなんです。
淡々と、情報として書く。
風邪にビタミン注射を推している医師がいる一方、不要説も書く。
最終的な判断は、読者がやってみて決める。

改めてですけど、記事って、そういうものじゃないかと。
是非を論じたり、バーサスに持ちこんだりするのは、身勝手なやり方。
っていうか、責任が取れないじゃん。
それマルとかそれダメって、誰がどんな立場で決めてんの?
たった1人の専門家に乗っかっちゃっていいわけ? 逆のことを言う人だっているよ、たぶん。
どんなことにも、諸説はあるんです。
そんな諸説の一つを展開するのが、ライターの役割。

[2470] 今度は、大阪の難読駅名

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

毎度、映画のロケ地でございます。
振られてきたのはドロドロした男女間のストーリーで、タイトルに「鳥」が絡んでいます。
ロケ地は主に大阪とのこと。
さて、どう、いじったもんでしょう。

いろいろリサーチしていくと、大阪には難読駅名が多いようですね。
例えば、「河堀口(こぼれぐち)駅」といった具合です。
それなら、鳥絡みの難読駅名なんてどうでしょう。
でもって、「我々が読み方を知らない鳥たち」と。
おっと、映画のタイトルがバレバレです。
加えて、読み方の難しそうな地鶏があれば、「3スポット+1アイテム」はクリア。
ただし、駅を紹介してもしょうがないので、いかに観光コンテンツとして成りたたせるかです。

名前を知らない鳥たち
映画や大阪とは関係のない、手持ちの茶濁でございます

まずは「鴫野駅」。「しぎの」と読みます。
シギは、長いクチバシが特徴で、干潟や川べりに生息しています。
「鴫野駅」近辺を調べてみると、北に「寝屋川」が流れ、ウォーターフロント的なスポットもある。
よし、シギの気分で川沿いを散策と。
とりあえず1羽クリア。

次は「百舌鳥駅」、「もずえき」と読みます。
モズは、「にえ」をすることで有名ですよね。もともとは、神様や天皇にささげる食事とのこと。
そしてうれしいことに、仁徳天皇陵の最寄り駅でした。
いやー、はまった、はまった。
4月に発表される改元にも触れといて、誰のための「にえ」なのだろうと〆る。

最後は「雲雀丘花屋敷駅」。「ヒバリ・・・以下略」です。
さて、歌声が美しいことで知られるものの、現地のスポットと結び付きません。
ただ、有名な洋館があって、周囲は高級住宅地らしいんですわ。
そこで、ヒバリ方面から再リサーチしてみると、「揚げヒバリ」という行動を取るようなんですね。
歌いながら高く舞う。これ、縄張り行動らしいのです。
おっ、縄張りと住宅地が絡められそうじゃないですか。

難読駅名だけで終わらせず、鳥の習性とあわせて、現地のイメージを描く・・・みたいな方向性がでてきましたね。
画像も、スポットにするのではなく、思い切って「鳥」の画にしちゃいましょう。
見た目、ぜんぜん観光案内っぽくないけど。
でも、そういうのは、調べればいくらでも出てくるでしょ。
自分に求められているのはオリジナル性ですから、「うなる」ような中身が書ければヨシ。それで連載をもらっているようなものです。
今回は自信作。こんなの、自分にしか書けない。
って、大丈夫だろな、本当に。遊びすぎで、ボツくらったりして。

-後日談-
大阪観光局に校正してもらったら、「念入りに調べた記事を執筆いただき、ありがとうございます」的なコメントをいただきました。

[2469] 先進医療特約の意外な使い道

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

生保などのオプションにある「先進医療特約」。
がんのような末期治療で使われるものと思われがちですが、かなり身近な治療も含まれるようで。
その一例が、老眼の手術です。

「眼内レンズ」という角膜の中に埋め込むレンズがあるんですけど、通常なら20万円前後の治療費を必要とします。もちろん、自腹です。
しかし、ブツによっては、「先進医療特約」の適応が受けられる。
そんなことで、目の治療を受けるために、「先進医療特約」付きの“安い”生保に入る人が少なくないそうです。
もちろん生保が想定していたのは、主に末期治療なんでしょう。
申請件数自体が少ないから、“安く”ても、商品を維持できる。
しかし、生死に関わらないような「利便を求めるケース」で多用されるとしたら、保険の仕組みが成り立たないわけです。
そのうち、目の手術を「先進医療」から外すんじゃないかと。
そう、一部の眼科医さんはみているようです。

先進医療+眼内レンズの検索例
検索エンジンに関連ワードを入れると、複数の候補が出てくる

さて、そんな眼科医に聞いた、とっておきの治療費節約術をご紹介します。
まず、健康保険は「治療行為」にしか適応されません。
将来の不安に対する費用負担はしてくれないわけです。
また、老眼は老化現象であり、厳密な意味での病気ではない。
じゃあ、どうすればいいのか。

実は、この老眼、白内障の初期症状なんだそうです。
詳しく説明するのはめんどいので、そういうものだと思ってください。
よって、いずれ白内障がちょびっと出てきます。
白内障はれっきとした病気だから、こうなったら健康保険の適応が可能。
自覚のない初期のうちに、眼内レンズを利用して、老眼の悩みも片付けてしまう。
20万円の3割負担として、7万円弱。
「先進医療特約」が付けば、さらに自己負担額は減ると。
これで、白内障と老眼は、一生涯心配ナシ。
老眼鏡も不要で、裸眼の生活に戻れる。

正直、この話を聞いて、かなり心が動かされました。
もっとも、自分の保険には、「先進医療特約」が付いています。
世間・・・というか、一部で問題視されている、「老眼の手術を受けるためだけに、安い生保に入る」わけではありません。
いわば、まっとうな使い方です。
生保がどう思うかは別として。

定期代くらいの金額で一生裸眼って、魅力的ですよね。
そのために、月々3000円くらいの保険を、3カ月ばかし入っておけばいいわけでしょ。たぶん。
手術が終わったら、その日に解約する。
まあ、細かなやり口はわかりませんけど、図式としてはそうなります。
そりゃ、民間保険会社が困るわけですよ。釣り合わないもの。
釣り合わないということは、掛け手にとって「お得」ということ。
そのうち、特約の条件変更の通知なんかが来るんでしょう。
やっちゃうか、いまのうちに。
こういう身近な適応例って、ほかにもありそうですよね。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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