[1759] 世間をお騒がせして申し訳ない人と、それが役目の人

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

標題の、「世間をお騒がせして申し訳ありません」という定型句。
政治家が口にするならわかるんです。
彼ら・彼女らには利害関係で結ばれた支持者がいますから、「おい、どうなってんだ」と心配するのも無理はない。
でも芸能人は違うでしょ。
むしろ、話題をまくのが彼ら・彼女らの役目なので、自己否定を含むことになる。
にもかかわらず、「世間をお騒がせして申し訳ありません」が横行するのは、どうしてなんでしょう。

おそらく、政治家のメッセージと、芸能人やスポーツ選手のコメントには「質の違い」があって、それを理解できていないからだと思います。
政治家の場合は、メッセージを発端にして、さまざまな臆測や吟味がなされる。
このタイミングでの発言は解散総選挙を示唆しているのではないか・・・といった具合ですね。
その先があるわけです。

マラソン出走前の、猪瀬元都知事
元政治家がスポーツイベントに参加すると、ややこしいことになる

一方、芸能人やスポーツ選手のコメントは、基本的に「言ったこと」がそのまま載っかります。
「ファンの皆さまに感謝したいです」というタレントの発言に対して、タイミングを推測したりはしません。
「一打席一打席を大切にしました」・・・「じゃあ、いつもは違うんですか」などと混ぜっ返さないですよね。

つまり、タレントの言う「世間をお騒がせして申し訳ありません」は、中身を問わない場で発言されているわけで、極論すると「斉藤さんだぞ」でも「お母さ~ん」でも大した違いはない。
「コメント取り」という言葉があるように、ある意味で一過性の「記録」なんです。
その先に続く議論のネタではない。
というか、タレントも、そういう意識下でしゃべっている。

もちろん、芸能レポーターからの「もっと知りたい」というツッコミは受けますよ。
そういう意味じゃなくて、よもや「お騒がせって、誰に対してですか?」とか、その手の吟味はなされないと踏んでいるんでしょうよ。
まあ、だから、ママゴトですよね。
見かけソレっぽいことはやっているけど、儀式的というか、実がないというか。
第一、「ファンの皆さまに感謝したいです」なんて言われたって、発言の価値がないもの。
それと同じぐらい、「世間をお騒がせして申し訳ありません」には、価値がないということでしょう。
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[1758]「木々の名は。その10」ヤマボウシ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

街中で見かける木々の名を知ろうという企画、第10弾。
今回は、「ヤマボウシ」です。

夏に見られる風車状の白いガクが風物詩。
秋には紅葉、晩秋になるとキイチゴのような赤い実を付けるそうです。
季節の変化を楽しめる実力派という感じがしますな。

特に葉っぱが特徴的で、ギザギザしていないものの、一見するとシソの葉に見えます。
葉脈に沿ってシワシワしているからでしょうか。
「鈴なり」という言葉がピッタリなくらい、ワサワサ生えている。

ハナミズキの白いガク
7月中旬のヤマボウシ

この真ん中にあるイガグリみたいなのが法師の頭で、修行時に着る白装束をまとっているようだから、「ヤマボウシ」なのだとか。
これに対して、同じ属の「ハナミズキ」は、白いガクの先が二股。ランのような形状をしています。
ミズキ科でハナのようなガクが目立つから「ハナミズキ」。
そう考えると、「ヤマボウシ」は、影武者なんですかね。
ちなみに、「ハナミズキ」はアメリカからの外来。
「ヤマボウシ」は、日本原産だそうです。

病気への耐性から好まれる一方、白いガクが落ちるので、掃除が大変。
一方、赤い実は食用可能で、ジャムなどに加工されることも多いのだとか。
掃除の手間を避けるか、秋の味覚を取るか。
いずれにしても、季節の変化が感じられるランドマークとして、近くに置いておきたい樹木。
ちなみに、花言葉は「友情」です。
この場合の花って、坊主頭の部分ね。

[1757] 秋は別れの季節

[1757] 秋は別れの季節

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

誤解のないよう、早めに行っておきますけど、クモの話です。今回。
イエグモっていうんですかね。
調べもせずに書いていますけど。

夏の早い時期に現れる、1センチくらいのクモ。
巣を張るわけでもなく、生ごみにも関心を寄せず、何を食べているのかわからない。
部屋で見かけても、基本、素通りの方針です。カンタダの影響でしょうか。
だから、去年見かけたヤツが戻ってきたりする。
そんな彼・彼女らとも、せいぜい、あと1カ月のお付き合い。
名残惜しくなってきますな。

壁沿いに歩くイエグモ
目が大きくて、なかなかにかわいい

フト気付くと、ディスプレーによじ登っていたりする。
体が黒いので、保護色になるんでしょうか。
そんなときは、マウスのポイントを近づけてあげると、向きを変えたり飛びかかったりしてくれる。
ちょっとした癒やし。
一服させられるコメディ。

あとですね、なぜか「フッ」と息を吹きかけると、飛び降りてしまうんですね。
自然な風が当たっても、そうはならない。
なぜだろう、生き物の息に対し、「食われるゾ」ってな反射が染み込んでいるんですかね。
ジャマなときに、重宝します。

あっ、いま改めて調べたら、益虫のようですね。
自分より小さい虫を捕食してんだ。
一部のイエグモは亜鉛製の毒を持っていて、刺されるかかまれるかすると、皮膚がただれるとのこと。
オレを食おうとするなよ。頼むぞ。

[1756] 立ち去り際の美学

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

20代・30代のころと比べて、明らかにうまくなっていることのひとつが、商談や取材が終わった直後の所作でしょう。
当たり障りのない話題で間を持たせつつグッズ類をカバンにしまう、一連の流れのことです。
若い頃は、なぜかあせるんですよね。
余計なことを言われたくないというのか、待たせるのが悪く感じちゃうというのか。
それこそ、宝石泥棒のようにして、筆記具やノート類をカバンへ流し込んでいました。

それがいまでは、「間」を怖いと思わない。
怖くないから、世間話ができる。
ときには裏話で盛り上がったりして、ロケが延びたりする。
そういうのが、全然、平気になりました。

ロケ直後の現場
撤収直前の現場、一例

取材やインタビューという仕事は、対象者の実の姿を伺ったりして近しい存在になりますから、その分、余裕ができるのかもしれないですね。
きのう・きょうの間柄じゃないんだと。
実際は、きのう・きょうの間柄なんですが。

それに、ロケの撤収で一番長引くのは道具類の多いカメラスタッフなので、あせらなくていい。
逆に、彼らをかばうというのか時間をかせぐというのか、そういう第三者感がある。
第三者感のこなし技術がだんだんうまくなって、一人のときでも応用できるようになる。
「さっきの、『人の行くところに弁当アリ』って、強いコトバですよね」
とか、
「こういう取材、結構、入るんですか」
みたいな。

向こうも、間延ばしだなってことは、わかっているんでしょうね。
いつの間にか、オトナになりました。

[1755]「木々の名は。その9」カキノキ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

(全員で合唱)
あ~まい柿の実、おいしいなぁ。
おいしい、おいしい、おいしいなぁ。
(子猿A)
「ねぇ、サル吉クン」・・・

小学校でやった劇の冒頭です。
まだ覚えていたことに、自分でもびっくりしています。
えー、本題。
今回は、カキノキです。

熟れる前の柿の木
まだこの時期、実は熟れ始めていない

実が付いていないと判別できなそうに感じるものの、慣れると、雰囲気でわかってきます。
一言で言って、葉っぱの密集度合いが濃い。
何ていうのか、独特のオーラがあるんですよね。トドっと茂っている感じ。
よく見ると、葉っぱの一部が、ボートのように湾曲しています。
「柿の葉ずし」なんかもそうですけど、カキノキの葉を何かに使ってみたいという気持ち・・・わからなくもないです。
秋までの間は、この見分け方で「確定」を打てるんじゃないでしょうか。

樹肌はピグモン系。
ガラスの破片で作ったステンドグラスのような造形をしています。

また、調べていて初めて知ったんですが、カキノキのことを英語で「パーシモン」というそうですね。
かつて、ゴルフのウッドのことを、「パーシモン」と呼んでいました。
頑丈で軽いから、好んで使われていたとのこと。
芯を食うと「カキーン」という音がしたからという説は、スミマセン、いま、勢いで作りました。

[1754] 台風の覚え歌

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

まず 潮風が香り
次に 都市のホコリが舞い
最後に 冷たい山の風が吹く

台風が進むにつれて変わっていく風の流れは、南側に海岸線を持つ関東地方の場合、おおむねこのようになる。
巨大な渦は左回りだから、猛烈な南風を先陣に、「まず 潮風が香る」。
第二フェイズは台風の進路によっても異なるが、基本的には東西の風。南に位置すれば東京、北に位置すれば静岡の、「都市のホコリが舞う」。
中心が過ぎ去った後は、一転して北風。だから、「冷たい山の風が吹く」。
だから何だって話ですが、まあ、知っておこうかなと。

台風のイメージ
我が街、藤沢市に接近中の台風イメージ

そんな台風ですが、温められた空気の上昇によって引き起こされる現象であることは、周知の通り。
ただ、エレベーターのような上下運動ではなく、渦を巻くところがユニーク。
地球の自転による影響を受けているらしいですが、もし、この力が働かなかったら、そこら中で空気が上下しているだけだと思われます。
しかし、渦を巻くことで、周辺のエレベーターが集約される。
文字通り、巻き込む。
そう考えると、なかなかにやっかいですよね。

自分はいつも、天気図に描かれた台風を、掃除機のように捉えています。
最先端のトルネード技術が、あの辺で地表の空気を吸収し、上空へはき出す。
そういえば昔、掃除機の先端に、いろいろなオプションが着いていましたよね。
イメージとしては、タワシみたいなヤツに近いかな。
トルネードになってから、とんと見かけなくなりましたが。
あれでゴシゴシやられ、むしろゴミを散らかしていく自然の驚異。
正直、毎回、ワクワクしている自分がいます。
大きく見れば、台風一過、空気が掃除されるもの。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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