[106]営業マンとライターは、資質が似ている

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

フリーになる前は営業一本やりで、最後の方では、本社の営業責任者をしていました。
今さら思うことですが、営業スキルとライタースキルは、結構同じだったりします。

営業に求められるスキルは、まず、クライアントのニーズを正確に聞き取ること。
次に、なぜそれが必要なのか(実現されていないのか)、原因を探る。
自社リソース(外注含む)で解決できる場合は、企画提案する。
無理な場合は、最低限何ができるかを伝える。

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よく見て、聞いて、口に出す

傾聴、確認、調整が必要という訳です。
この経験が、ライターでも生かされているなぁ、という実感があります。

つまり、傾聴はそのままヒアリング能力につながります。取材力と言ってもいい。
たいてい最初の質問では、相手は当たり障りのないことしか口にしてくれませんから、「あー、そーゆーことなのかー」と納得するまで、深掘りを続ける。

確認は、「つまり、こういうことですよね」と、違う言葉で繰り返してみること。もしくは、本当かどうか、史料を当たってみること。裏取りですね。

調整は、文章を作る際の構成力につながると思います。
写真や資料、取材メモなどの材料を組み合わせ、訴えたいことを分かりやすいようにプレゼンする。不要なサービス(主観)を押しつけていないか、ニーズ(テーマ)とぶれていないか、競合と差別化できているかを意識しながら。

こう考えていくと、営業をきちんとやっていた人なら、ライターになるのは簡単だと思います。
逆に、「クライアントがこう言っていました」と持ち帰り、「弊社には厳しいかもしれません」と報告するだけの伝書バトには、向いていない商売といえます。

本当の営業は、社を出ては会社の代表となり、社に帰ってはクライアントの代表になる。
同じくライターも、デスクを離れてはメディアの代表となり、デスクに戻っては取材先の代表となる。

個性で売り出す人をよく見かけますが、それはライターのスタンスなんでしょうか。自分を出すのは芸能人という気がします。

優れた営業は、気づかないうちに数字をたたき出し、いつのまにかトップに君臨しているもの。コツコツ型とも違うし、カリスマ性がある訳でもない、フツーの人なんです。
ただし、コミュニケーション力が断然違う。もう、違うということを意識させないぐらい自然体なのに、なぜかその人に会うと裏の裏まで話している・・・そういう人いませんか?ライターで稼げますよ。
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[605]2012/12/7朝日新聞

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[505]ニノキン三号機「愛知県豊川市立牛久保小学校像」

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

1910(明治43)年、二宮金次郎像の初号機が世に出ると、「そーゆーのありかもね」というブームが起きました。

例えば、初号期を模写した彫刻家の多和田泰山は、当時石材加工に優れていた愛知県に招かれ、ニノキン石像の礎を築いていきます。
そして、豊橋市出身の政治家加藤六蔵は1924(大正13)年、現在小学校に残る最古の像といわれる二号機を、愛知県豊橋市立前芝小学校に寄贈しました。
・・・前回までのおさらい。

加藤六蔵は、3年後の1927(昭和2)年に、もう一体のニノキンを豊川市立牛久保小学校に寄贈しています。
二号機には、魚を入れるビクを背負わせましたが、今回は「芝(細いまき)」。同校校長によれば、小学校に講堂が建設されたのをきっかけに、寄進されたそうです。

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二号機の特徴を引き継ぐ、「豊川市立牛久保小学校像」

初号期は、モンペのようなはかまをはいていましたが、加藤シリーズは着物を着て裾が出ています。
像の設置面積を広げるため、足元に切り株のようなオブジェがあるのも、二号機との共通点です。

本は右手に持っています。これは、初号期が犯した「左利き仕様」というミスですが、初期のニノキンに共通して見られる傾向です。

さて、翌年の1928(昭和3)年は、ニノキンにとって大変重要な年になってきます。
まず、同じ愛知県では、初号期のはかまスタイルが、続々と小学校に設立されていきます。
一方、石川県では、着物を着ている銅像が量産されていきます。
つまり、
はかまを掃いて、裾を入れ、左足を出すパターン
着物を着て、裾を出し、右足を出すパターン
この二極化が、愛知石像vs石川銅像という対立軸で、デフォルト化していくのです。

次回は、いったん愛知を離れ、石川県の銅像制作史を追ってみます・・・と行きたいところですが、そのルーツを探るべく、「小田原元像」を見ていきます。

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[405]記事にしたら、行けなくなった店

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

飲食店の取材は、よっぽどのことがない限り、そのお店の宣伝効果につながります。
ウマイかマズイかだけでは話になりませんが、まだどこにも出していないオリジナルネタなどがつかめれば、媒体社にとってもオイシイ記事になるので、双方にとってメリットがあります。

そうした取材を続けていると、思いの外感謝されて、たまに顔出すとタダにしてくれる店が増えてきました。こっちにはそのツモリがないので、会計時に知るわけです。逆に行きづらくなってしまいます。

横浜市中区にある「奇珍樓」さんも、そんなお店の1つ。ここのラーメン・・・好きなんですよ。でも行くと、小皿のチャーハンとかシューマイとか、いつも付けてくれる。で、ロハ。

http://hamarepo.com/story.php?story_id=1470

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枕木のような「タケノコ」がほかにはないおいしさ

さっぱりトンコツに太めに刻んだ長ネギが合うんです。冷や麦ぐらいの細麺が、このスープにベストマッチ。あと0.5ミリ細くても太くてもダメ。そして、10日間煮込んだタケノコを、シャクシャク、シャクシャク。

行きてぇー、でも、行けねぇー。
あと、横浜駅の「星のうどん」さんも、エフヨコの中継とかさせてもらったので、行くたびに、「きょうは、何か食べてきますか?」なんて聞かれる。桜木町の「川村屋」さんなんて、自分の記事が、店内にボードになって貼ってありますからね。

そう考えると、店舗に十分な時間を与えてきちんとした取材を行うのが、やはり「筋」なんです。突撃取材なんて、やっちゃいけない。

例えばですよ、あなたが飲食店のオーナーだとして、いきなり取材に来られて、そのときたまたま頭に浮かんだことを「これが有名店の実情!」なんてレポートされたら、たまらないでしょ。
冷静に考えたらこういうことも言いたかったとか、そういう意味で言ったんじゃねぇよということが、多分にあるはずです。

ライターとしては、友好的な関係を多くの取材先と結ぶことにメリットがありますから、迷惑な突撃とかエログロは一切断っています。だって、そのときだけでしょ、おもしろいと感じるのは。

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[305]紙の書き方、Webの書き方

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

コンテンツをいかに順序立てて書いていくかというセオリーとして、「起承転結」という手法があります。
ところが、これはWebでは成り立たないというのが、ある程度共通した業界認識になっています。

その原因は、ブラウザーにある「戻る」ボタンです。
検索エンジンなどを利用して刹那的に訪れたページを、じっくり最後まで読む余裕は、大半の閲覧者は持っていません。
ページの冒頭だけを確認して、これは求めている情報ではない(もしくは、探すのが面倒)と感じると、すぐに検索結果に戻ってしまうのです。

このため、結-結論、承-いきなり本題に入らないための導入部、起-そもそもの問題定義、転-感想という順、「結承起転」が、Webの書き方になってきます。
これをですね、某編集は[事実]-[発展]-[理由]-[共感]だと教えてくれました。

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例題として、「女体入口」バス停

[事実] 中央自動車道の駒ヶ根インター付近に、「女体入口」というバス停があるんです。
[発展] 全国でも珍しい名前のバス停として有名で、記念撮影のスポットとしても、人気があるそうです。
[理由] この女体にはさまざまな説があり、アルプスが女性を連想させるであるとか、この近辺の土壌を「にゅうたい」と読んでいた、などが有力。
[共感] 伊那バスの人って、「珍百景」ねらってるんですかね。

最初は「へー」と思うものの、慣れというか、どうしても「起」から始めてしまいがちでした。
長野へ行ったきっかけとか、どうしてその物件を知ったかのような、マクラが必要だと思い込んでいたんですね。そこで、いったん書き上げてから、パーツを移すという作業をしていました。

ところが慣れてくると、必ずしも4部構成の必要はないんじゃないかという気がしてきました。テンポを重視して、3部構成で行けるんじゃないかと。
つまり、
[驚き]-「ウソー」
[納得]-「へー、そうなんだ」
[共感]-「誰かに教えよう」
で、完結できる訳です。

[驚き] 四の五の言うまえに、とりあえず、この写真を見て驚いてください。
[納得] 中央自動車道の駒ヶ根インター付近には、全国でも珍しい名前のバス停として有名な、記念撮影で人気のスポットがあるんです。それが「女体入口」バス停。
[共感] 路線バスが走る駒ヶ根観光協会によれば、中央アルプスが女体に似ているからなんだとか。「珍百景」ねらってます?

先に[事実]で説明すると、驚きが薄れるような気がします。だから、[驚き]では触れない。あえて、何のことだかはぐらかしてもいい。印象に残った言葉を唐突に持ってきてもいいでしょう。
「その温泉は、あまりに酸が強いため、湯気でテレビが腐食して写らなくなるという」

[納得]ではじめて説明をする。事実というよりも、周辺情報で対象をより印象づけるといった感じです。
「北海道は弟子屈町にある『川湯温泉』。温泉街全体で源泉掛け流し宣言をしているが、なぜか道外にはあまり知られていない、文字通りの秘湯」

[共感]ここで理由と一緒に、自分の意見をまとめてしまいます。理由を知って納得感を得た流れで、オチまで持って行っちゃう、反論を挟ませない作戦です。
「温泉と川以外の資源はほとんどないため、観光客よりも道民に愛されるのだという。本当の名湯には、余計なものなどいらないのかもしれない」

まぁ、思いついたままに書くのではなく、いろいろ考えて工夫をする必要があるという話です。コアを構成する要素を、どのような順番で配置するのが適切か。
代金を支払ってわざわざ目を通してくれる書籍とは違い、Webには読ませる努力が必要。そのまま紙を転載しただけでは、ほとんど意味がありません。

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[205]「ロコモ」は国が仕掛けたつじつま合わせ、その真の理由とは

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

今、国が必死になって仕掛けようとしている「ロコモ」。
簡単に言うと、年を取ってからおぼつかなくなって階段で転ぶと、治りが遅いため、それをきっかけに寝たきり生活になってしまう恐れがある。
それなら、中年のうちから体力を維持して、おぼつかなくならないようにしよう、というものです。

正式には、「ロコモティブシンドローム」(運動器症候群)。
めんどくさいので、以前、自分が書いた記事をそのまま引用すると、
英語で「運動の」という意味のロコモティブにちなんだこの症候群は、骨や関節、筋肉など「運動器」の衰えによって、日常生活で人や道具の助けが 必要な状態、またはその一歩手前の状態になることをいう。

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スポーツセンターなどで、じわじわ広がりだしている

そうならない前の対策という意味では、「メタボ」に近い考え方ですね。
生活習慣病になる前の、「メタボリックシンドローム」という訳です。

実はこれ、偶然ではないのです。
厚生労働省の掲げる国民健康づくり運動「健康日本21」というのがあって、その第1弾が「メタボ」。2013年から改訂された第2弾が「ロコモ」。
国だけあって、やってることが同じでした。まぁ、そこまではヨシとしましょう。

ではなぜ「ロコモ」なのか。
これは、健康を国民の健康を第一に考えているからでは、必ずしもありません。

まず、厚生労働省が2012年に発表した平均寿命調査を見てみましょう。
これによれば、日本男性の平均寿命は79.44歳、同女性は85.90歳という結果です。

次に見て欲しいのが、厚生労働省が同年に初めて算出した「健康寿命」という指標。これは介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間のこと
結果は、日本男性70.42歳、女性73.62歳という結果になりました。

つまり、平均寿命との間に存在する約10年は、進歩した医療技術や介護の助けなどによって「生かされている」期間なのです。
全然長寿大国じゃない。医療で寝たきり大国になってしまう。
この、マイナスイメージ払拭作戦が「ロコモ」の正体。

結果としては同じなのでいいですが、ごまかされるのもいやだなぁという、メンタル面の健康というお話でした。

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[105]フリーライターの生活設計(3年目)

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「フリーライター2年目」編 で、アルバイトと予備枠を活用しながら、何とか月額21万円の収入を確保することができました。
3年目は、プラス3万の上乗せを狙います。

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月間カレンダーにしています、ほぼ3年目の実像

予備枠含め、ほぼ月収25万円のイメージ(実例)です。
表示していない予備枠を含めると、ほとんど「2年目」と変わりがない感じがします。
ところが第1週に、破格の週9万円案件が入っているので、ここで2週分稼げている状態です。

もちろん全体をレベルアップしてもいいですが、年度の前半は、一点集中で「おいしい仕事」を狙っていった方がいいと思います。
自分の場合は、前職で交換した名刺の電話ローラーをして、仕事を獲得しました。個人事業主とは取引を渋っていたようなので、これまた機知の代理店に
「ごぶさたー、R社の仕事があるんだけど、御社で受けない?なんか、個人とは口座作らないんだってさ。御社も口座ができれば、仕事増えるでしょ。そのかわり、月に1回ぐらいは仕事回してよ、たのむよ」。
という交渉をしました。

永続的には無理かもしれませんが、半年ぐらいの保証にはなるでしょう。その間に、次の仕事探しを行います。
ドタキャンや、取材先へのアポが思うように調整できないときなど、月に何日かは「空白タイム」が生じるので、そんな日をステップアップに使っていきます。

3年目で必要なのは、「足を使って、人と会うこと」。
募集サイトをなど通じた案件は、ほとんど発展性がありませんから、ノルマのような気持ちで「人」に会っていくことが大切です。
最悪仕事は出なくても、情報が入手できます。どの業界が活発なのか、Webにシフトしている業種はどこか、どこか募集しているところを知らないか・・・。

こうして生きた情報を得たところで、必殺「○○さんから紹介されたんですけど(本当は話を聞いただけ)」作戦で、業界に切り込んでいきます。
「○○さん」は、日経とか講談社のような名の通ったところほど、貫通力が強いです。貫通力を武装するだけの目的でも、会って損はありません。

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[604]2012/8/10朝日新聞

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[504]ニノキン二号機「愛知県豊橋市立前芝小学校像」

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

二宮金次郎像の初号機は、小学校とは無縁の存在で、1910(明治43)年に一つの芸術品として誕生しました。
明治の末期、前回のお話です。

明治時代は、ある意味、ニノキンがマスコミデビューしたターニングポイントです。
まず、二宮尊德の娘婿である富田高慶(とみた・たかよし)は、1883(明治16)年に『報徳記』をしるし、ニノキンの読書姿をはじめて画として掲載しました。
続いて小説家の幸田露伴は1891(明治24)年、著書『二宮尊徳翁』の挿絵で、「まきを背負って歩きながら本を読む」ニノキンの姿をはじめて紹介しました。
また、明治時代の小学校の教科書にも、ニノキンの伝記が載せられています。
そのような状況の中、ニノキン初号機は、リリースされたのです。

この動きに最も敏感だったのは、愛知県でした。
初号機を模写した彫刻家の多和田泰山は、当時石材加工に優れていた岡崎市に招かれ、ニノキン石像の礎を築いていきます。
そして、豊橋市出身の政治家加藤六蔵は1924(大正13)年、ついに地元の小学校にニノキン像を寄贈するのです。
これが、現在小学校に残る最古の像といわれる、二号機となります。

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まきではなく、ビクを背負う「愛知県豊橋市立前芝小学校像」

前芝小を訪問し、校長先生にくわしい話を伺ってみました。
すると、実際に製作したのは、加藤氏の書生で彫刻の勉強をしていた藤原利平とのこと。
当時、廻船問屋を経営していた加藤六蔵は、漁村の街にふさわしいアレンジを加えたそうです。
つまり、山間からまきを運ぶのではなく、「魚を運ぶお手伝いをする金次郎」をテーマにしたのです。

像の特徴としては、左側に「切り株」のようなオブジェがあること。
これは、重くてバランスの悪い石像(コンクリート像)の設置面積を広げ、バランスを保つ手法なのだそうです。
また、初号機を作った岡崎雪聲の致命的なミス「左利き仕様」は、忠実に受け継がれることになりました。

さて、加藤-藤原コンビは、その3年後の1927(昭和2)年に、もう一体のニノキンを制作します。
次回は、この三号機のご紹介になります。

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[404]本当のイソップ童話は、アリと「セミ」?

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

ライターの仕事で、比較的初心者クラスのものに、「SEOライティング」というのがあります。
検索上位に並ぶよう指定されたキーワードを入れつつ、クライアントへの誘導を行うコラムといったところでしょうか。

文字あたり0.3円程度という、「食っていけない」条件を提示するところがほとんどですが、中には破格の仕事もあります。
その一例が、こんなサイト。

http://www.idirectory.jp/icolumn_links/view/177

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お題のキーワードは「翻訳」、いかにステマっぽくならないかがコツ

この編プロの目指すところは、「R25」のようなおもしろい読み物仕立てで、SEO対策もしっかり行うことなのだとか。
なので、オリジナル性が高いだけ、条件もいいのです。

このクライアントさんは、かなり自分のことを気に入ってくれて、毎回「ご指名」が入るようになりました。
仕事をもらう立場ではなく、頼まれる立場。
こうなると、売り手市場です。編プロとの主導権は、コチラが握れるわけです。

このことがきっかけで、この編プロからは、コラム以外の仕事が入ってくるようになりました。
提示された条件に対し、こちらから逆提案を行ったりもしています。
「編プロ > ライター」という構図ではなくて、対等なよい関係が結べているのではないかと、考えています。

言われたことをやるだけのライターは、掃いて捨てるほどいるので(我の強いごう慢ライターも同じ数だけいますが)、何か存在意義を示したいもの。
「ご指名」は、そんなきっかけを与えてくれたのだと、今でも感謝しています。

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[304]マシンガンにならないための、句読点の打ち方

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

句読点は、その人の個性を反映する、ある種の表現手法だと考えています。
したがって正解はなく、感性で打つのが一番・・・ではあるのですが、

① どん兵衛は、どんな丼でもどんどん持ってこいと言ったら、うどんが出てきたので、どん引きした
② どん兵衛は、どんな丼でもどんどん持ってこいと言ったらうどんが出てきたので、どん引きした
③ どん兵衛は、どんな丼でもどんどん持ってこいと言ったら、うどんが出てきたのでどん引きした
④ どん兵衛は、どんな丼でもどんどん持ってこいと言ったらうどんが出てきたのでどん引きした
⑤ どん兵衛はどんな丼でもどんどん持ってこいと言ったら、うどんが出てきたのでどん引きした
⑥ どん兵衛はどんな丼でもどんどん持ってこいと言ったらうどんが出てきたので、どん引きした
⑦ どん兵衛はどんな丼でもどんどん持ってこいと言ったらうどんが出てきたのでどん引きした

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特に意味のない、丼画像

①は、途切れすぎてしまって「どん」の連続感がない
絶対ではないですが、―――、―――、―――。のように3つに区切ると、リズム感が生まれます。日本人は、「3・3・7拍子」や「3・3・3・1拍子」に慣れているので。

⑤以下は、「言った」と「どん引き」したの主語が不明確。
店の主人が「言った」で、それを見ていたどん兵衛さんが「どん引き」した可能性もある。

そうなると③あたりが無難。
ただし、前後の文脈から誤解が生じないような場合、⑤なんかも好きですよ。
「どん引きした」が重要なファクターになる場合、あえて⑥を使ってみてもいい。
要は、自分でも分かっていないのがNGであって、意図をすれば作品ということなんです。

どうしても悩むようだったら、ひとまず「、」をすべて削除してみてください。その後、どうしてもココという部分に絞って「、」を打つといいでしょう。

「、」の打ち方によって、同じ文でも、そのニュアンスが違ってくることが分かると思います。理由を際立たせたいのか、その人の行動に焦点を当てたいのかなどによっても違ってきます。
正解を求めず、「自分なりの理由」で文作を続けることが、迷いを断つ一番の方法です。

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[204]モデルチェンジに口出しできるのか、オスプレイ問題

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

日米合同練習などで、再び話題になっている米軍の新型輸送機「オスプレイ」。
この是非を巡るギロンは、すでにイデオロギー対決になってしまい、是か非かでしか答えが出せない状況になりつつあります。
もちろん、そのようにあおってきたのはマスコミです。

そもそもこの「オスプレイ」は、老朽化してきた「CH46」の後継機として、投入されたものです。つり、「オスプレイ反対運動」の根本は、「米軍のモデルチェンジに日本が口出しできるのか」というところにあるのではないでしょうか。

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日々、紙面をにぎわす「オスプレイ」

一般に、ヘリコプターの耐用年数は5年程度といわれていますから、「CH46」はお古もいいところ。モデルチェンジ自体は、どちらかといえば「やらなくてはならない」事柄です。しかし、ここのギロンが、どこのメディアからも抜け落ちています。

そこがあって始めて、機種選定に、他国の意見が通るのかを検証すべきでしょう。
例えば、「ボーイング787」の不具合問題が話題になったことがありました。このときは、自国の旅客機でありながら、機種変更に反対する声はそれほど起こりませんでした。
この差がどこにあるのかは、非常に興味のあるポイントです。

話を元に戻すと、「オスプレイ反対」がイデオロギーに終始している間は、解決の糸口は得られないでしょう。お互いに、イイ・ワルイの感想を述べているに過ぎないからです。
立法が法案を持ってモデルチェンジに介入する。「オスプレイ」の代替えとなる機種をこちらから要望する。安全性を客観的に件使用するための公平なロードマップを作るなど、やり方はいろいろあるはずです。
いずれにしても、「CH46」を入れ替えるという目的がどこかへ消えてしまっているので、意味のない○×論が続いているのだと思います。

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[104]フリーライターの生活設計(2年目)

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

前回の「フリーライター1年目」編 では、必要な貯蓄額と、初年度の月額収入を18万円に持って行く方法を取り上げました。

日中枠のアルバイト 6000円 x 週3コマ
日中枠のライター 7500円 x 週3コマ
予備枠のライター 1000円 x 週4コマ
週あたり44,500円。月額(4.2倍計算)で、186,900円になります。
2年目は、週あたりプラス5500円以上を狙い、5万円台に持って行きましょう。

アルバイトを増額してもあまり意味がないので、1件1万円クラスの日中枠ライティングを獲得していくのが、現実的です。
ライター応募の各種サイトなどをこまめにチェックすれば、半年に一回ぐらいは、好条件の仕事が見つけられます。

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2年目終了時の着地点一例(時間のズレなどは適当に想定)

日中枠のアルバイト 6000円 x 週2コマ
日中枠のライター 7500円 x 週2コマ
日中枠のライター 1万円 x 週2コマ
予備枠のライター 1000円 x 週4コマ
これで、週51,000円です。

もちろん、予備枠を増額してもいいですし、15,000円程度の日中枠ライターが1枠確保できれば、もう一方はアルバイトのままでも構いません。
月額21万円。ここまではあまり苦労しないと思うので、早々にクリアして3年目に備えます。そのために、アルバイトの内容をマスコミ関係に変更し、人脈を作っておくことなどが必要になってきます。

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[603]2012/3/16朝日新聞

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[503]ニノキン初号期「明治神宮と掛川駅前像」

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

小学校の校庭でおなじみの二宮金次郎像は、そもそも誰が作り始めたのでしょうか。
答えは、岡崎雪聲(おかざき せっせい)という、明治から大正時代にかけて活躍した芸術家です。

彼は、小学校に建てようなどという気持ちは、さらさら持ち合わせていませんでした。
1910(明治43)年、「東京彫工会」という彫刻業界の技術大会のようなコンテストに、作品として出品したのです。

ところが明治天皇がこれをいたくお気に召し、御用品として買い上げることになりました。今では、明治神宮の宝物殿に保管されています。
なお、このレプリカが、JR掛川駅の駅前に設置されています。掛川には、二宮尊德の全国的なファンクラブ「大日本報徳社」の本部が置かれているからです。

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掛川駅前に建つ、ニノキン初号機のレプリカ

初号機は、はかまタイプですね。
さて、岡崎雪聲はここで、重大な過ちを犯しました。
それは、金次郎に本を右手で持たせたこと、つまり左利き仕様にしてしまったんです。
後生、ニノキン像は、本を左手に持つのがデフォルトとなっていきます。したがって、「右手本」は、初号機を含めた初期特有の年代判定基準となります。その意味で雪聲は、貴重な手がかりを残してくれたようです。

次回は二号機を追って、愛知県へと行きます。

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[403]写真がすべてヒントになってしまう、謎解きイベント

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

使い方によっては、文字よりも適切に真実を伝える「写真」。しかし、ときには、その描写力が故に、載せられない場合があります。謎解きイベントなどが、その一例です。

http://hamarepo.com/story.php?story_id=2019

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ネタバレにつながってしまうので、使えなかった写真

では、このような答えが書かれているボードが入らないように、撮影すればいいのでしょうか。
答えはNO。なぜなら、この場所にボードが置かれていること自体が、ヒントになってしまうからです。

そこで、景色が映り込まないよう、人物のアップを使ってみました。しかし、これも、その人が書き込んだメモなどが写ってしまってアウト。八方ふさがりです。

幸い、動物園で行われたイベントだったため、画像数稼ぎでカンガルーとペンギンを押さえておこうと思いました。カンガルーの様子が、まるでニンゲンがかがみ込んで問題を解いている姿とそっくりだったのです。
これは「使える」と思いました。
たぶん、ほかのメディア連中は、「なぜアイツは動物を撮っているんだ、イベントと関係ないじゃないか」と思ったことでしょう。

一方、記事で使ったペンギンは、家に帰ってから思いついた完全な後付けです。
もう、こうなると、記事を使って遊んじゃってますね。

素材は、あって困ることはありません。逆にないと、何も生み出せないのです。尺や画像点数の条件を満たすには、時に強引な力業を使って、ごまかし通すことも必要です。

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[303]事実、意見、感想の違い

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

「日本最大級のフードコートが、ついにオープン」
「あの大物女優がゾッコン! 今、主婦の間で話題騒然の化粧水」

というようなコトバのマジックを、コピーでは多用します。
「日本最大」と言い切れないから「日本最大級」、売り上げの実績が伴っていないから「話題騒然」。ウソではないけど本当でもない、ギリギリセーフのところを狙って誘導する、一種の情報操作ですね。

こうした表記にまどわれないため(ライター側からすると、うまくまどわすため)に、「事実」と「意見」、「感想」の違いを、見分けられる(使い分けられる)ようにしておきましょう。

まずは、「感想」。
これは、個人の主観であって、別の人は「そうは思わない」可能性があるもの。
例えば「虹がきれいだ」という感想は、「別にどうってことないんじゃないの」と言われる余地を含みます。

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自宅から見えた虹、美しいかどうかは人による

次は、「意見」。
これは、根拠・理由をもって他人へ働きかけた行動であり、やはり別の人からしたら「そうは思わない」可能性があるもの。
「きれいな虹を見ることができるので(根拠・理由)→早起きをオススメします」
つまり、個人の範囲で収まっているものが「感想」で、根拠を持って他人に「早起き」を説いて回るのが「意見」です。

最後は、「真実」。
これは、「そうは思わない」という余地が全くない事柄です。
「朝5時24分に起きたら、虹が見えた」
に対しては、反論のしようがありません。

したがって、
「日本最大級のフードコートが、ついにオープン」
は、「事実」とは言い切れないのです。反論の余地がありますから。
この後に隠された、「だから行ってみてはいかがですか」というメッセージを補うなら、これは「意見」になります。

コトバをうまく選ぶと、「意見」を「事実」に見せかけることができる。
「(汚染水の)状況はコントロールされている」は、根拠もないし、単なる感想の域を出ません。「・・・だといいな」という話です。

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[203]宮崎駿監督に贈るコトバ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

「ルパン三世 カリオストロの城」をはじめとし、数多くの長編アニメを手がけてきた宮崎駿監督が、ついに引退を表明しました。
監督の「公式引退の辞」によれば、
「ぼくは自由です。といって、日常の生活は少しも変わらず、毎日同じ道をかようでしょう。土曜日を休めるようになるのが夢ですが、そうなるかどうかは、まぁ、やってみないと判りません」
とのこと。

これを報じたテレビ番組などで、専門家といわれる人たちが、
「引退は早すぎる、これからも作品を期待しています」
などと言うのを見ると、ちょっと解せない気がします。

ゲストで呼ばれた専門家は、宮崎駿作品について、
「人間のエゴを廃し、生物の多様性を認めることが大切」などと説きます。
これは、
「自己中心的なエゴを廃し、他人の生き方を尊重する」
とも、受け取れるでしょう。
それなのに、宮崎駿監督の本気度を軽視し、自分の主観で「もっと見たい」と話すわけです。
専門家といいつつ、作品を全く理解していなかったことが、このことからもうかがえます。

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「コクリコ坂から」で監督デビューした、宮崎吾朗氏へのコメントも少なかった

本当のファンなら、
「これからは、宮崎駿監督だからこそできたコトではなく、宮崎駿監督だからこそできなかったコトを楽しんでください」
とエールを贈りたいもの。
同時に、宮崎吾朗がどのような方向性を取るのか、長編なのか短編なのか、全く新しい作品作りにチャレンジするのかに注目したい。
「これからも作品を期待しています」。

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[103]フリーライターの生活設計(1年目)

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ライターに、経験なんて不要です。
確かに、ある程度の経験や社会常識があった方が有利ですが、基本的には「言ったもの勝ち」。明日からライターになっちゃいましょう。

本当に「0」からスタートするのであれば、準備かつチュートリアル期間として、3年ぐらいは欲しいところ。そこで、まずは3年間で必要な軍資金を計算してみます。
初年度の収入目標は、手堅いところで月あたり「15万円」を想定します。仮に、現在の月の出費が「25万円」だとすると、差額は10万となります。このギャップを毎年3万円ずつ埋めていけば、4年目の差額は1万円。翌年は晴れて黒字化です。

以下、簡単な軍資金の試算です。
差額10万円なら、4年間は赤字、必要な軍資金は「220万円」。
差額5万円なら、2年間は赤字、必要な軍資金は「70万円」。
これだけは、何とか用意しておいてください。

次は、いよいよお仕事の獲得です。
何のツテもないことを前提として、最初は、一般の派遣やアルバイトで平日を埋め切っちゃってください。時給900円として8時間労働、ここから交通費や食事代などを引いて、残り日額6000円といったところ。25日間稼働で、月収15万円になります。
この状態にしておいて、日額6000円以上の「ライターの仕事」を探し、随時切り替えていくのが、1年目の作業となります。

この「日中枠」は生命線なので、絶対に6000円以下の「ライターの仕事」は入れないでください。アルバイトなどを終えた後、まだ3時間ぐらい余裕があるはずなので、その「予備枠」なら多少条件の悪い仕事を入れても可です。

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1週間の仕事イメージ(時間のズレなどは適当に想定)

「情報収集」は、ライターの仕事などを探して応募する時間です。
決して探すことで満足しないでください。週2~3案件は、何かしら申し込むようにしましょう。
とりあえず「ヤル」。難しそうだったら、後でやめればいいだけ・・・実は、これが一番大切なことです。

あくまで仮ですが・・・
日中枠のアルバイト 6000円 x 週3コマ
日中枠のライター 7500円 x 週3コマ
予備枠のライター 1000円 x 週4コマ
になったとすると、週あたり44,500円、月額18万円以上稼ぐことができます。1年目の目標が、クリアできました。

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[602]2013/7/13読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[502]金次郎像コレクション-1

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

そんなことで、2004(平成16)年から、おそらく世界で初となる二宮金次郎像の系統樹作りが始まりました。
ところが、金次郎生誕の地である小田原の小学校をローラーしていたら、座った金次郎像なんかがあったりするんですね。ほかにも、祈ったりわらじ配ったり、本を読むのではなく書いている金次郎も・・・

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珍しい金次郎像コレクション

「着物右足-はかま左足」の法則は、いったん後回しにしました。
それよりも、なぜこれらの像の制作者は、よくある「本を読む像」を建てなかったのか。
その理由を追っていくと、勉学をしていた金次郎を敬愛しているのではなく、理論と行動が一体となったその思想を尊敬していることが分かってきました。
だから、氾濫を起こす酒匂川の堤防として「松の苗を植えた」エピソードを元に、鍬を持った金次郎像を造っちゃったりするんです。

名字帯刀してからの二宮尊徳は、多くの弟子達を残し、後に一種のファンクラブを形成していく。
彼らは後に「報徳人」と呼ばれていくんですが、真珠王として有名な御木本幸吉など、政財界にも多くのメンバーがいます。
そうした「実践派」からすると、本を読む姿は、ニノキンの実を表していないのです。

愛知県で貧しい漁村を建て直そうとしていた加藤六蔵は、漁村に「まき」はふさわしくないと、「ビク」を背負った像を造りました。小田原市立豊川小学校のメッセージは「本は座って読みましょう」、箱根町立湯本小学校は「世の中の役に立つことをしましょう」。このように、それぞれに、それぞれの理由があったのです。

このような亜流は系統樹の中では傍系ですが、折を見て、ときどき登場させます。
次回からは、いよいよ、系統樹をひもといていきます。

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[402] プロモーションとしての記事

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

ライターに依頼されるお仕事の中には、通常の記事ではなく、広告と連動したプロモーションという性質のものがあります。記事広告やペイドパブなどが、その一例です。
「J-CAST会社ウォッチ」などで、いくつか手がけたことがあります。

http://www.j-cast.com/kaisha/2013/02/20165661.html

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記事で使ったフリー素材の画像

こうした場合、クライアントがプロジェクト単位で代理店に発注するケースが多いようです。1文字あたり何円という発想ではなく、ポスターやCFなどと同様「1クリエイティブあたり何円」という価格設定になります。もちろん万単位です。
早い話が、おいしい仕事なのです。

クライアントであるR社さんは、ご存じのように多彩な事業展開を行っているので、上記の「車」以外の領域、例えば「住宅」「生活」からも発注が同時多発します。
これは、やめられません。

ただし、一般の編プロとは違った視点で、修正の入ることがあります。
「スニーCAR」の記事原文では、「クオリティーがある程度まで行き着き、商品に同化傾向がうかがえるようになると、スペックの差は、購入を決める大きな要因にはなりづらい」とした後に、同じようなことは携帯電話にもいえることを、付け加えていたんです。フィーチャーフォン、いわゆるガラケーですね。

しかし、大人の事情により、その部分はカットとなりました。
ギャラは文字数と関係ないので変わりません、全然OKです。

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[301]のようだ、らしい、という

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

インタビュー記事などで悩むのがが、コメントや趣旨を引用した後に続く、
・・・担当者によれば、本来そのつもりはなかった・・・ようだ、らしい、という、の部分です。

まず大前提として、明らかに発言しているのでなければ、「と言う」は使いません。
佐藤さんは、「今年の冬は、暖冬傾向にある」と言う。
は言うです。言ってますから。
佐藤さんは、「そのようなときは、経験がものをいう」と続ける。
は「いう」です。経験はしゃべりませんから。
佐藤さんsaid にならなかったり、迷ったりしたときは、平仮名の「いう」を使います。

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小田原市では、「もせるごみ」という表記を使うらしい

問題は、こうした状況が続く場合です。
また佐藤さんにご登場いただくと、
佐藤さんが言いたいのは、暖冬はもはや特別な状況ではないということ「らしい」。現にここ数年、同じような状況が続いている「そうだ」。そのような中で異常気象と説明するのは、いささか問題がある「という」。

一般的には、確認の取れている精度が低いウワサレベルだと「らしい」。
多少、根拠的な物が見え隠れしていると「そうだ」。
直接ソースを見たり聞いたりした場合は「という」。
・・・などのように使い分けています。したがって、文を追って核心に迫っていくような場合、次第に強いインパクトを与える意味で、「らしい→そうだ→という」の順がいいでしょう。

一方、文章で大切なのは手法ではなくリズムです。それに、毎回同じ言い回しになってしまうのも、芸がなさすぎます。

文章が演えき法か帰納法かでも違ってくるという。声に出して読んだとき、最もビシッとくるものを使えばいいそうだ。要は、繰り返しさえ避ければ、何でもいいらしい。

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[202] 『はだしのゲン』問題の論点整理

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

土曜日の朝、NHKの教養番組で、『はだしのゲン』を子どもに見せるべきか・・・というギロンが行われていました。
発端から派生した亜流の問題定義としては参考になりましたが、この問題の本質は、本来子どもたちとは何の関係ありません。

論点は、1999(平成11)年に施行された「国旗及び国歌に関する法律」、もしくは「教育基本法」に盛り込まれた「国と郷土を愛する態度を養うこと」という視点が、憲法に保障された「表現の自由」を規制し得るか・・・という一点に尽きます。

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寄せられた陳情が発端となった、「松江市議会」のサイト

この問題は2011(平成23)年、島根県の松江市議会に提出された「松江市の小中学校の図書室から『はだしのゲン』の撤去を求める陳情」から始まりました。
同陳情書によれば、『はだしのゲン』には、天皇陛下に対する侮辱や日本軍の蛮行についての事実誤認が、多数認められるそうです。
これが、前述の「国と郷土を愛する態度を養うこと」に相反しているのではないか・・・という問題定義なんですね。

確かに、同書には、昭和天皇を直接名指しした悪口や体制批判が含まれています。果たして、こうした内容は規制の対象になるのでしょうか。
普通に考えれば、憲法は最上級法ですから、下級法である「国旗及び国歌に関する法律」や「教育基本法」よりも優先されるでしょう。したがって、答えは「規制されるべきではない」ということになります。

したがって、対抗するには同レベルの憲法、例えば「基本的人権」を持ち出す必要があるでしょう。プライバシーを犯されることなどを理由として、表現の自由に対抗する訳です。しかし今回の対象は天皇や政府になるので、そもそも人格を保有しているのかどうかが問われるところです。
曲解として、子どもたちに与える影響が人権を侵害するとしてもいい・・・

ところが一般のメディアは、そのステップを経ずに、単に「表現がキツイ」といったレベルの取り上げ方に終始しています。「表現がキツイ」は事実ではなく、その人の意見・感想に過ぎないので、イデオロギー対決を生んでしまいます。
メディアテラシーを問う前に、いつまでたっても結論を出せない(出さない)番組構成を、自問してほしいと感じます。

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[102]「書く」ことに興味を持ったきっかけ

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

フリーとしては2009(平成21)年から、それ以前は、出版社に勤めつつ、「二足のわらじ」的な形でマスコミに絡んでいました。

今考えると、文章に絡むようになったきっかけは、大学の同期が亡くなったことにあるかもしれません。
後で知ったことですが、彼が日頃から悩んでいたことを、何も共有できていなかったことに気づかされたのです。
そこで、大学の同期が集まり、日々の想いをつづる「同人誌」的なものを、月イチで発行していくことになりました。今でいうSNSの紙版みたいな感じです。

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20年近く発行を続けた「同人誌」

後年のタイトル画は、次々と生まれる同期の子どもたちに描いてもらったりしました。その子らが今は、中学を卒業しそうな勢いで、敬語とか使い出してくるたびに驚かされます。
話は戻りますが、これが、自分にとって「書く」ことの楽しみに気づかされた原体験だと思っています。

その後、ジオシティーズとかがはやりだしてきて、自分のホームページを持つことが自己主張の一つになってきました。ブログなんて、まだまだ先の話です。
自分も2002(平成14)年に、サイトを立ち上げました。「山ちゃんガハハ」です。

一方、マスコミ関連に勤めていたので、仕事の打ち合わせの半分は「バカ話」でした。そこでサイトのネタを披露したり、おもしろそうなネタを仕入れたり・・・二宮金次郎の像研究とか、青い吉野家とか、全国のやきそば「東湿西乾の法則」とか・・・。いつの間にか「山ガハ」は一日500人以上が訪れ、メディアからの問い合わせもいただく、そこそこの規模のものに育っていました。

また、クライアントの企画担当が、打ち合わせに同席したりすることも多くなってきました。「バカ話」コーナーが、変なところで人気を呼び出したのです。
で、企画出したり原稿書いたり・・・。また、勤めていた会社も、「独立するなら仕事回すよ」みたいなことを言い出して、ついその気になってしまいました。

そんな訳で今、ライターとか、やってます。「とか」ですね、本当に。書く以外の仕事も来たりするので、職業欄に何て書くのか、いつも迷います。

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[601]2013/8/10朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[501]着物右足、はかま左足の法則

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

個人サイト「山ガハ」で人気のあった二宮金次郎像研究を、こちらの方で、復活させてみようと思います。

後に、新聞やテレビなどで紹介されるようになるのですが、そんなとき必ず聞かれるのが、「なぜこんなことを始めようと思ったのか」なんですね。
実は、自分でも、よく分かっていません。「偶然、二宮金次郎の像に目が行った」としか説明のしようがないんです。
おそらく2003年の年末ごろだったと思います。無目的でネットサーフィンをしていたら、こんな像たちが目の前に並んでいました。

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ニノキンの一例、後に自分で撮ったもの

これらを見ていたら、ふと、着ているものと足の出方に法則性のようなものがあることに気づきました。着物を着て裾が出ているタイプ(写真左)は右足が前に出ている。はかまをはいて裾が出ていないタイプは(写真右)は左足が前になっている。
「なぜなんだ、誰が決めたんだ、どういう業界規制なんだっ」と、不思議に思った訳です。

それからというもの、ニノキンのメッカである小田原の小学校をあさりまくり、晩年を過ごしたという栃木市へ向かい、あーだーこーだが始まりました。今では、富山県高岡市に端を発する「銅像制作」の流れが「着物右足」を生み、ニノキン初号期が模写された愛知県を中心に「はかま左足」が広まったことが分かっています。

そうなると、初号期から最新のニノキンに至るまで、系統図のようなものが描けるのではないか・・・それが新たなテーマになりました。その成果を、惜しみなく、このブログで公開していく予定です。

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[401]ライターは、読者を見るべきか、編集者を見るべきか

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

今回ご紹介したいのは、横浜に関する情報サイト「はまれぽ」の、「トツカレー」に関する記事です。

これは、1000円を持って商店街をぶらり探訪する「1000ぶら」という特集の一環。
「1000ぶら」の前にあった「はま旅」の担当者が、「1000ぶら」の担当者に強く紹介してくれて、その第4回目を依頼されたという流れです。

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「冨塚の碑」や「東海道線」をモチーフにした、戸塚名物「トツカレー」

ただ1000円でぶらぶらするのもつまらないと感じたので、何か企画を立てようということになりました。
そこで、地元名物となるような料理を、商店街を巻き込みながら創ってみようと思ったんですね。

このような場合、アポなしのぶっつけ本番は個人的にあまり好きではないので、7割ぐらいの店舗は事前に仕込みます。今回お世話になった「トルシー」というカレー店も、事前に交渉して、取材日を決めてから、当日ロケに入ります。

ただし、記事の作りとしては、いかにも「当日お願いしてみました」的な方向になっています。写真も、わざとそれっぽい(バンダリさんが悩んでいるような)ものを選びました。そのため、読者感想の一部には「迷惑をかけているんじゃないか」といった指摘もありましたが、これらはすべて演出です。

結果として、編集部の評価は上々で、その後エフエム戸塚にも出演してきました。しかし、読者評は真っ二つになっているようです。自分としては、それでいいんじゃないかと考えています。

なぜなら、ライターが仕事をもらうのは編集部であって、読者ではないからです。逆に、読者に受けようとして編集部とは違う方向へ持って行くようなことは、厳に戒めるべきです。
アマのライターは「読者」を意識し、プロのライターは「編集者」を意識する。読者対応は編集に任せるべきで、それをごちゃごちゃにしてしまうと、責任の所在も不明確になってしまいます。

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[301]1人?独り?ひとり?

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

マストではありませんが、ライターを目指す上でインストールしておきたい変換ソフトの1つが、「共同通信社 記者ハンドブック辞書 for ATOK」です。
新聞などの公的なメディア間で、表記揺れを起こりにくくするための、ギョーカイ基準をまとめてあるんですね。

IMEとの大きな違いは、複数の変換候補が一度に比較できて、適したコトバを選びやすいところ。欠点としては、デフォ変換がやたらと平仮名になるところ。
例えば、「ひとり」を変換しようとすると、こんな画面が出てきます。

301.jpg
「ひとり」の使い分けが一目で分かる

これによると、該当するのは何人なのかという「数字」を意識したいときは「1人」、孤独な状態を表したいときは「独り」、「一人勝ち」のような一連の言葉になっているときは「一人」、迷ったときも「一人」などとアドバイスしてくれる。
まぁ、便利なんですけどね。

しかし、絶対基準にはしたくないところがあります。
例えば「ひとりぽっち」なんてコトバは、あえて平仮名にしたい。
ほか、「最終ステージに勝ち残ったのは2人、最終的には○○さんの一人勝ちとなった」なんて、見ていて変でしょ?こういうときは「二人」にして、表記を統一したい。
「ひとりこどく」で旅を満喫・・・なんてときはどうします?本来なら、「独り孤独」になりますが、一人孤独、いや、「ひとり孤独」がすっきりするんじゃないでしょうか。

この辺は、書き手が裁量を持っていると考えます。それぞれの「ひとり」があっていい。
どれを選んでも読めないということはないのだから、ルールよりも、文調や表現重視でいいんじゃないでしょうか。例えそれが記事稿であっても。
まぁ、最終的には、編集者に直されちゃったりする訳ですが。

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[201]気象庁の「特別警報」、着地点はドコにあるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

気象庁が2013(平成25)年、防災の日に先立ち運用を開始した「特別警戒」。説明によれば、「(今までの)警報の発表基準をはるかに超える豪雨や大津波等が予想され、重大な災害の危険性が著しく高まっている場合」に、発令されるそうです。

どうやら、注意報や警報の「最上位」という位置づけのようですが、これは別モノと考えるベキではないでしょうか。

201.gif


各種予報は「未来予測」の一種なので、必ず「アタリ」と「ハズレ」があります。
大雨注意報が出たとして、降れば「アタリ」、降らなければ「ハズレ」。結果を論じる余地がある。

一方、今回の「特別警戒」のような避難勧告は、今動けという「アクション指針」なので、「アタリ」や「ハズレ」は問わないんですね。災害が起こるかどうかは関係なく、死傷者が出ないように「避難」できたかどうかが着地点になります。逆に、避難しない人がいること自体が「ハズレ」。

予報や注意報が対象とするのは「自然」、警戒と特別警戒の対象は「人」。
[図-1]や、よく見るピラミッド型をした図を用いて「特別警戒」を説明しているメディアがほとんどですが、この説明では、「避難」という目的をぼかしている恐れすら感じます。

警報・「特別警報」が出たら避難する。万が一何も起きなかったとしても、それで「成功」とする。そのこと自体をアピールすべきだと思います。

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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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