[258]「チンする」は正しくで、「ディスる」は間違っているのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

文化庁が1995(平成7)年から行っている「国語に関する世論調査」。
その最新版が発表されたようで、各マスコミが取り上げています。
中でも、造語の定着具合にフォーカスした記事が目立つようで、それによれば「チンする」や「サボる」の認知度は8割以上に達しているのだとか。

258.jpg
一例として、NHKの「NEWS WEB」

おもしろそうだと思って本調査をよく見てみたら、「~る」「~する」形の動詞についての調査であって、造語一般ではなかったんですね。
ほか、「お茶する」「タクる」など合計10の言葉に対して、それぞれ、「聞いたことがある」「聞いたことがあるが使うことはない」「使うことがある」「分からない」の割合を算出したものでした。

ちなみに、聞いたことがない人の割合が最も少ないのは「サボる」で、「チンする」をわずかに下回っていました。
逆に、最も「使うことがある」のは「チン」する。
「ディスる」と「タクる」は、7割以上の人が「聞いたことがない」みたいですね。
「タクる」、結構使うけどな。

で、文化庁さんが、総論として何を言ったかというと、
「場面や状況に応じて、正しいことばを考えてもらいたい」
そりゃ、そうだ。
まあ、身内だけで通じるのをヨシとしないで、お年寄りなどがいる場面では、相手の立場も考えようということなのだと思います。
ということは、文化庁さんにとって「~る」「~する」形の動詞は、符丁ということなんですな。
それよりも、「正しいことば」を使えと。

あのね、コトバというのはそもそも、限られた人の中でのコミュニケーションツールなんですよ。
日本語は日本語を知っている人にしか使わないの。
それでもって、時代とともに変化していくものなの。
それを否定したら、縄文時代・・・じゃなくてもいいけど・・・のコトバを使わなきゃいけなくなるの。
新しいワーディングは、その流通量によって、価値が決まるんです。
「古い = 正しい」という図式ではないことを、本調査が示したはずなのに。まあ、いいや。

この「~る」、ほかにも使っているものを思い出してみました。
「サマる」~集計するの意。「後でサマれるように、エクセルでまとめといて」みたいに使いませんか。
「レスる」~メールやSMSに返信するの意。
これらは、英語表記を適当にはしょっちゃったんですね。
「ダベる」~調べてみたら、駄弁の省略+るしたそうです。「きょどる」もこの仲間ですかね。
「カモる」~長い文の象徴的な部分を抽出したタイプ。「チンする」も、そうかも。

これらは、文化庁的に「正しくない」らしい。
いかにも上からの発想。
コトバや文化は、市民が作っていくものなんだけど。
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[158]見逃すわけには行かない、ドタキャンの重み

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

フリーランスのライターにとって、ドタキャンは死活問題です。
前日になって、いきなり「ナシ」といわれても、替わりの仕事なんて早々入れられませんからね。
ちょうどいま、ひと月に3回もドタキャンしてきた編プロがあって、ケンカを売っていたところです。
だって、8万円の収入が、3通のメールで飛ぶんですよ。
考えられますか?

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最近の飲食店取材で撮影した、茶濁画像でございます

さらに、キャンセル料について問い合わせたら、「どうすべきかご意見があれば、承ります」と言ってきたのですが、これも違う気がするんですね。

かつて会社員だったころ、クライアントのリクさんに教えられたのは、「他社の業務内容に、他人が口出しすべきではない」ということです。
どんなにマズイ対応をしたとしても、怒ったりクレームを付けたりするのは筋違いなんですな。
あくまで、「その会社と取引を継続するかどうか」という判断が商行為の本筋であり、気に入らないからといってこちら都合を押しつける権利は、誰も持っていません。

取引相手を選ぶときは、「あっ、この会社イイナ」と思うから選択するのであって、「ダメだな」という会社を相手に意を通したりはしないものです。
同様に、ライターが編プロへ「どうすべきか」を言う筋合いはありません。
単に、仕事を続けるかどうかという選択肢があるだけなのです。

関係ない話かもしれませんが、オーダーをちっとも取りに来ないファミレスってありますよね。
あれ、「すみませーん」なんて呼んだら負けですよ。
その会社のサービス向上を、顧客が手伝ってどうする。
そういう店は、「行かずにつぶす」に限るんです。
じゃないと、質の悪い店は、どんどんはびこっていくでしょう。
肩を入れたがために、自分が苦労するハメになります。全くもって、いいことなんてありません。
ダメを減らしヨシを増やしていく努力。故人のコトバを借りれば、「ヤルっきゃない」のです。

[657]20140808朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[703]長男と長女の間に生まれて

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

なぜ、自叙伝みたいなことを始めてしまったかというと、ひとえに、
「人生には、いろいろな転機があるなぁ」
ということを知って欲しかったからです。

そんなことで、今回は両親の話。
どちらからでもいいんですが、画像の関係で母親から紹介します。

彼女は、長野県は諏訪湖の近くに位置する岡谷という場所で、1男4女の長女として生を受けました。
「世の中に何が起ころうと、自分が絶対に正しい」
という性格は、この人から受け継いだのかも知れませんね。
ヨーロッパ旅行に行ったとき、観光船の船頭さんが「チップ、チップ」とせっついていたら、「キップ」を渡して平然としていましたから。

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というとで、国道から乗る電車のキップという茶濁画像

母の最終学歴は高卒でしたが、生命保険会社に就職し、一千万プレーヤーになっていきます。
料理は全然ダメ、というか、創意工夫をしようという気が全くありませんでしたね。
それでも、中学生の頃は弁当だったので、いくらか頑張ってくれたようです。

対して父親は、横浜生まれで明治大学卒。
こちらも長男でしたが、家族との仲が悪く、なかば家を飛び出して自分の好きな仕事(ゼネコンのサラリーマンでしたが)に向かったと聞いています。
祖母の葬式で、足がしびれて転び、つま先を骨折したことがあるんですが、兄弟から白い目で見られていたことを覚えています。

彼の性格は、
「世の中に何が起ころうと、自分の言うことに従え」
というタイプで、暴力も辞さなかったので、自分が反抗期のときは衝突しましたね。

疑心も強く、ある冬の日、土砂降りのにわか雨に遭ったことがあって、お風呂を沸かしてもらうよう電話で頼んだんですが、
「ああ、そうですが、それでは失礼します」
と切られてしまいました。
後で聞いたら、自分の声とは何かが違っていたので、イタズラだと思ったそうです。

何が言いたかったのかというと、両親とも、仕事が好きだったんですね。
私は一人っ子でしたから、夏休みなどになると、自分と向き合う時間がたっぷりありました。
進学校で、引っ越しをたびたびしていたので、地元の友達もいなかったのです。
そのかわり、お小遣いには苦労しませんでした。
いろいろな博物館に行ってくると言っては500円もらい、プチ一人旅するのが好きでしたね。もちろん小学校時代の話です。
今でも独りが気にならないというか、逆に落ち着くのは、このころからすでにそうだったからだと思っています。

[457]取材の様子を取材されたにゃん!

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

相鉄のキャラクター「そうにゃん」さまと、ご面会してきました。
本社で広報に話を伺ってきたんですが、ご本人の登場という段になって、なぜか担当者のひとりが「失礼します」と退室。
その理由は、「オトナの事情」ということで、割愛させていただきます。
「着ぐるみ」というコトバも、使っちゃいけないのだとか。

この詳細は、いつもの情報サイトで9月末ぐらいに掲載されるので、ここでは内容に触れません。
その代わり、載せられなかった裏話をいくつかご紹介。

まず、「そうにゃん」の手なんですが、握手をすると「人間だ」とバレてしまうので、厚手のミトンなどをはめて…エー・・・ナニしているそうです。
なので、夏になると・・・エー・・・ナニするのは5分が限度。それでも、保冷剤とかファンの付いたベストを着用しているそうです。

そんなこんなで、取材を終えて公式サイトを確認してみたら、早速レスが立っていました。

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そうにゃんブログ 9月12日付け
http://www.sounyan.jp/blog/archives/870

正式に記事がUPされたら、再び取り上げていただけるとのこと。
相鉄さんは、ほかの電鉄と違って、こういう敷居の低さがあるから好き。
ちなみに、ナニしているのは女性なんですが、「もう、お目にかかれる状態ではないので」と、その日は二度と会わずじまいでした。

個人的におもしろかったのは、「そうにゃん」が拍手をできないこと。
手が短すぎるんです。
初めて拍手を頼まれたとき、ナニしていた方が「届かなくて悔しい」というそぶりをして、それが「かわいい」と逆に人気が出たのだとか。
ですから、ワザと頼んだりしたらダメですけど、頼んでみてください。

[357]各種かっこを単語登録して使い分ける

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

最初に言っておきますけど、オアシス育ちの私は、いまだに「かな入力」です。
なので、””の使い方とか、良くわかっていないんですよね。
片方がひっくり返ったりしているのもあるじゃないですか。
あれ、どうやって出すのか、誰か教えてください。

さて、本題。
かぎかっこの使い方として最も代表的なのは、伝聞です。
「」を基本として、その中でさらに引用句が伴う場合、『』を使います。
その先にも続きがあるようですが、そんな文章は書いちゃダメです。

強調にも使いますが、多用すると目に付くので、後で削除してもトーンが変わらないときはなくすに限ります。
ウラ技としてはですね、どうしても文節の多い文になってしまう場合、わざと引用句扱いにして、見た目をスッキリさせる方法です。

【例文】
決して他人ごととは思わず、「自分が同じ立場だったら、何がベストか」という視点を保ち続けてこそ、最適なアドバイスができると信じています。

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いろいろなフォントによる「かっこ」の制限/デフォはメイリオ

この図のひらがな表記は、読みではありません。
各種かっこを、こんなふうに単語登録しておくと便利なので、凡例みたいなものだと思って下さい。
で、この図を見ると、フォントによっては【】や『』が使えなかったりするんです。そう考えると、これらはできるだけ使用しない方がいいのかもしれません。

その上で、かっこの続きです。
()は基本、全角を使います。個人の場合は何でもアリですが、媒体によっては半角カッコの肩が上がっちゃうというか、デザインが崩れるので、ほとんど使いません。
自分の場合、これを「かっこ」で単語登録しています。1文字文戻して、中を埋めるといった具合です。

【】は見だしに使う以外、本文の中では使いませんね。
単語登録は、スバリ「みだし」です。
[]・{}は、理由がない限り不使用。このブログでは、検索するときに単なる数字とタイトルを分けたかったので、あえて[]だけ使っています。

最後の方は主観になってしまいましたが、できるだけ()「」だけで済ませてみてはいかがでしょうか。
伝聞でも、ワーディングの使い方ひとつで、「」を使わなくてもいい場合があります。

[257]議連会長のセクハラ発言なんて、どうだっていいじゃないか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

塩村文夏都議に対する「早く結婚しろ」発言。
まだまだ飛び火が続いているようで、今度は「男女共同参画社会推進議員連盟」の会長、野島議員が、プライベートという限定付きながらもその内容を肯定したようです。

何のための連盟なのか? という疑問は湧きますが、政治家なんですから、周りがあーだこーだ言う筋合いはないでしょう。
議員に賛成する人が多いのであれば再選されるだろうしし、とんでもないと考えるなら落選するだけの話。
個人の考えなのだから、非を認めさせて発言を撤回させたところで、本質は変わらないですよね。

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写真付きで、まるで容疑種のように扱うメディア一例

むしろ、おわびしてチャラになった方が、功罪が大きい。
いいじゃないですが、旧態依然な考え方で男女共同参画社会を推進すれば。
もっと自信を持ちなさいって。
政治家は、文字通りポリシーを持たなきゃダメです。安易に発言を撤回するということは、公約もほごにするということですからね。
ただし、自分はこの人に票を投じませんよ。

選挙こそが市民の意思表明の場なのであって、この人のセリフを借りるなら、「平場」の個人的な考えを矯正させるというのは、人権的にもおかしい。
セクハラ発言をした時点でフラグは立ってしまったのだから、もうそれで十分でしょう。
必要なのは、選挙の時まで名前を覚えておくこと。
謝らせて煮え湯を飲んだのかもしれませんが、そうすることで、のど元過ぎれば熱さを忘れるのでは、全く意味がありません。

[157]またまた、面接に行ってきました

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

10月を目前に控え、半期ごとの「月額5万円UP計画」を早めに始動してみました。面接というか、営業です。
応募要項を見つけたきっかけは、検索エンジンだったと思います。
「外部ライター募集」か「取材 インタビュー 募集」か、そんなところでしょう。正確には覚えていません。

医療系に特化していて、製薬会社のパンフレットやサイトコンテンツがメーンみたいですね。
この分野は得意なので、問い合わせてみたところ、「一度、会いしましょう」ということに。

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多少いじくってバージョンUPした「職務経歴書」

自分で言うのも何ですが、面談でずっこけるということは、まずありません。
そこそこ盛り上がるし、おせじかもしれませんが「お目にかかれて良かった」みたいなことも言われます。
普通の就活なら、予選突破といったところでしょう。
ただし、フリーランスの場合、仕事が発注されるかどうかは別問題なんですね。
「良い人材」としてプールされたとしても、最初のうちは、お目当ての人がつかまらなかったときの抑えぐらいな感じでしょう。
実際に仕事のオファーが来ないと、「合格」とはいえないわけです。

この辺が、当てにしていいんだか悪いんだか、悩ましいところです。

今のところ、数回やらせてもらった後、逆に「ご指名」をいただくことが多くなってきました。
別に自慢をしたいんじゃなくて、これは「潮時」でもあるということなんです。
なぜなら、編プロが委託しているライターの中に「コレ」という人がいないから、指名が入るわけですよね。
もっと上に行けるんじゃないの、いつまでそんなところでぬるま湯に浸ってるのと、解せることになります。

自分自身の体力がいつまで続くかわかりませんから、どんどん濃度を圧縮していかなくてはいけない。
会社員の場合は職能に応じた仕事が待っていますが、フリーランスの場合は、課長の仕事、部長の仕事、役員の仕事をそれぞれ取ってくる必要がある。
人生、一生修行です。

[656]20140808朝日新聞

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[702]冬の教室は、サツマイモの香り

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

前回は、正解を他人に求めない自分の性格を振り返ってみました。
その原点は、「大人は間違った意見を押しつける存在」と思っていた、幼稚園時代にあったようです。

さて、テング状態だった私は、小学校のお受験へと進みます。
3校受けたのかな? そのうち1校は抽選で落ちたそうですが、最終的に「教育大学附属小学校」、今の「筑波大学附属小学校」に入学することになりました。
ところが困ったことに、当時住んでいた越ケ谷は、いわゆる通学区域外だったんですね。
1時間以内で通えるところというような条件が付いていたと思います。

そこで一時的に、世田谷区の芦花公園に住んでいた親戚と、家を交換することになりました。
その後、同じ京王線沿線の明大前に、マンションを購入。
生まれた場所から並べると、杉並、綾瀬、越ケ谷、芦花公園、明大前。平均すると約2年ごとに引っ越していたので、いわゆる「地元の友達」というのは存在しませんでした。

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筑波小時代に使っていたランドセルを10分の1ぐらいにしたミニチュア

また、このころから母親が生命保険会社に勤めはじめ、いわゆる「一人っ子のカギっ子」状態へ。
学校が終わると、1時間ぐらいかけて家へ帰るので、地元で遊んだ記憶はありませんね。
お休みの時は、基本お金だけ置いていくような親だったので、この時期から料理を始めました。
最初に作ったのはドライカレー。ただし、正式な作り方なんて知りませんし、正解を他人に聞くような子どもじゃありませんから、カレーのルーをフライパンの上で油に溶かし、そこへご飯を突っ込んで炒めました。
今考えるとベットベトで食べられるものじゃありませんが、当時はうまいうまいと、がっついていたことを思い出します。

ですから、通学・通勤歴はすでに40年ぐらいあるわけです。23歳のサラリーマンが定年を迎えるまで乗っているより、はるかに長いんですね。
料理歴は自己流ですが、ヘタな店より上手だと思っています。

さて、筑波という小学校はいろいろと変なところがあって、まず通信簿がないんです。
長期休暇をのぞくと、宿題もありませんでした。
土曜日は各週で休み、通学日も授業というものはなく、畑でイモ堀とかやってましたね。
冬になると、それをセントラルヒーティングの上に乗せてふかしていました。
小学校の思い出で一番強く残っているのは、セントラルヒーティングがときおり鳴らす「カンカン」という音と、甘くてすえたようなサツマイモの香りです。

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[456]見せかけだけ!? 「がまの油」的構図のつくば

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

つい先日、茨城県のつくば市へ行ってきました。
もちろん仕事です。

取材は夕方の6時から。
「つくばエクスプレス」が秋葉原から出るということもあり、久々に「サンボ」で牛丼食ってくかってなもんで、気分は完全に山ガハです。
現地に2時入りし、学園都市を物見遊山。
言っておきますが、必要なんですよ、現地視察。
ただし、割合としては、仕事2割・レジャー8割といった感じです。

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「筑波宇宙センター」、経費持ちなのに、こういうときに限って無料

筑波というのは、筑波大学が中心になって、産官学モデルを作っているんだと思っていました。
ところが実際は、学ってないんですね。
同じ業種の企業が、シェアオフィスならぬシェア土地のようなことをして、集っているだけ。
むろん行政が誘致しますから、産官はしている。
例えるなら「工業団地」といったところで、筑波大学さんは、かんでいないようでした。
取材先も、「それが問題であり、これからの課題」と言っていました。

個人的におもしろかったのは、「サイエンス・スクエア つくば」という施設。
産が開発した技術を「標準化」、つまり、身近な製品にフィードバックしていくかという展示をしていて、リアル感がありましたな。
ロボットセラピーとか、瞬時に大量の情報を送るサイン(時短デザイン)とか。

あとね、「地質標本館」にあった、放散虫の化石も見事でしたな。
シャンデリアというか、照明のフードのような形をした骨格標本に見とれてしまいました。
けど、仕事には全く関係なし。
どのような街かという全体感をつかむ必要はありましたけどね。一言で言うと、オトナの千代田区界隈ってところかな。

[356]場所の記述に使うコトバ

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

5W1Hの1つ、場所を説明する用語のまとめです。
もっともありがちなのは「ある」ですが、よほどのことがない限り、シロート臭くて使いません。
「たたずむ」もそうですね。いやらしいというか、首をかしげていそうというか、客観性がない言葉です。
デフォルトは「位置する」にして、使い回しちゃっていいのではないかと思います。

○○駅のそばに「ある」、大正時代創業の和菓子店。
○○駅の近くでひっそり「たたずむ」、大正時代創業の和菓子店。
○○駅のほぼ南、歩いて約2分の距離に「位置する」、大正時代創業の和菓子店。

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商店街のほぼ中央に位置する、■■交差点の北東端に位置するなど

ここに、「いつ」の要素を付け足していきます。
・・・に位置するテナントビルの6階で、約半世紀前から営業を続けているのが「ほにゃらら店」。
次は「誰が」です。
・・・に位置するテナントビルの6階で、約半世紀前から営業を続けているのが、2代目にあたる佐藤さんが切り盛りする「ほにゃらら店」。
続いて「何を」。
・・・に位置するテナントビルの6階で、約半世紀前から営業を続けているのが「ほにゃらら店」。現在では、2代目にあたる佐藤さんが、和菓子の製造から販売までを手がけている。
あまり、例を挙げた意味を感じませんが。

要は、「たたずむ」というようなクセのあるコトバを使うと、後に続く文とのトーンが合わないことがあるんですね。
その点、「位置する」はニュートラルで無色ですから、どんな記述も妨げない。

「ある」でもいいんですが、単純な動詞というのは単純なだけに、意外とインパクトがあるのです。
例えば、和菓子作りを「やっている」って、強すぎますよね。やはり、「手がけている」とか「続けている」が無難でしょう。
考えるのがめんどくさかったら、「位置する」の丸覚えでいいと思います。実際、ほとんどのケースでそうしているんじゃないかな。

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[256]ゼロサムの地域再生法改正、支援に意味はあるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

地方創生相の石破さんが明言していた、地域再生法の改正。
その全貌が見えてきました。

各紙によると、今までの「まちおこし」プランは、関係する担当省庁を探し出して申請してする必要があったそうです。それを、首相が一元化して受けるように変えていく予定なのだとか。
そうなると、属人的な判断が加わりやすくなるような気がしてくるのは、私だけですかね。
アベノミクスしていない自治体には、支援しませんよと。
何をもってアベノミクスなのか別問題ですが。

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新旧の比較を図示した、山梨日日新聞

ところで、前から気になっていたんですが、地域再生が成功すると、本当に日本は活性化するのでしょうか。
大前提として、日本の人口は減っているわけです。
まあ、ひいき目に見て、変わらないとしますか。

そうしたなか、A市が活性化したとしますね。
すると、その周辺から人が減って、A市に集まるだけなのでは?
隣接したB市は、当然停滞化しますよね。
つまり、地方活性とは、生き残りをかけたサバイバルゲームの側面を持っているのです。

一方が勝ったら、絶対他方は負ける。
なのに、なぜ日本の景気を底上げすることにつながるのか、良く分からない。
都会から地方に人を持ってくるというリクツは成り立つのでしょうが、それでも、基本的には同じ事がいえます。

そう考えると、支援というのは、「人の移動」にお金をかけているだけであって、景気対策になっていない気がしてくるのです。
「地方創生」という意味では合格。
でも、アベノミクス的には不合格。

そこで、冒頭の話に戻ると、話の筋が見えてきませんか。
要は、隣接した都市の人口を奪うのであれば、減った所得分以上の効果が望めるようなプランを実行しなさい。じゃないと、阿部さんは認めませんよと。
そういう話じゃないと、理屈が通らない。

つまり、このサバイバルケームの目的は、集中と選択なんです。
ダメな都市は切り捨てる。生き残った都市だけが、より効率的に税金を納める。
そのコントロールをする改正法案。審議は、この秋に行われます。

[156]取材で下調べをしていくことのメリットとデメリット

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

取材に当たって、綿密に下準備をしていった方がいいのか、その場の雰囲気を優先した方がいいのかという問題。
結論からすると、どっちに偏ってもダメだと思います。

後者、つまりアドリブ的な進め方のメリットは、余計な知識を何も持っていないことです。
思い込みのようなバイアスなしに、素直に話が聞けるので、順序だった理解ができたりします。
それに、「えっ、マジですか?」といったような驚きもありますから、かえっていい質問ができることもあります。

デメリットは、抜け漏れが出ること。
大筋は理解しやすいですが、肝心な部分を忘れる危険性が高いですね。
後から記事を作る段になって、「あれ、そもそも何でこんなこと始めたんだっけ?」と思っても遅いわけです。

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「あぁ、例のアレね」と思ったら負け、そうかどうかは、聞いてみないと分からない

対して、事前調査を綿密にしていく場合。
このメリットは、「やらなきゃいけないことが分かる」に尽きるのではないでしょうか。
タスクの項目化ができていれば、現場でしどもどすることがなくなります。

デメリットとしては、相手がしゃべる情報レベルを上げてしまうことですね。
急に「ご存じでしょうが」なんか言って専門用語を使い始めたり、読者目線に立った話をしてくれなくなることがあります。

要は中庸ということなんですが、そのバランスは、日々磨いていくしかないでしょう。
下調べしてますよ的なテクニックとしては、相手の名前のヨミや設立年など、公になっている情報をあえて確認することなどが挙げられます。
また、「○○という活動をされているとサイトで確認しましたが、改めて教えてください」みたいな水の向け方ですね。

編集者から事前に、「この点をこのサイトで見ておいてください」なんてメールが来ることもありますが、実はあまり見ていません。正確に言うと、見ないことにしています。
他人が書いた情報をうのみにしたくはありませんし、余計な思い込みを持ってしまう可能性が常にあるからです。
「また脅しのメール来てたけど、読んだら負けだと思って、見てないからね」なんて言うと、冗談か何かだと思って「ちゃんと見てくださいよ」なんて言われますが、結構、本気です。
取材時に改めて良く聞いてみると、全然違っていたりします。

下調べをし過ぎると、疑わなくなってしまうので、その時点でダメなんですね。
現場で「なぜ?どうして?」と感じるノリシロを残しておくことも、絶対に必要です。

テーマ : 就職・転職・起業
ジャンル : 就職・お仕事

[655]20140803朝日新聞

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[701]迷路を逆にたどっちゃダメ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

ニノキンのネタがほぼ出尽くしたこともあり、新コーナーに切り替えることにしました。
山ガハを振り返った何かを続けたくて、「やきそば」とか「止まれ」とか、いろいろ考えたんですけどね。
結局、40歳を過ぎてからフリーランスになるようなヤツが、どうやって育ってきたのかを書くことに決めました。
いわゆる自叙伝ですね。
なので、しばらくは、子ども時代の話が続くと思います。

私の本籍は、杉並区和田。
ゼネコンに努めていた父親と、後に生命保険会社で法人担当になる母親との間に、一人っ子として生まれました。

母親によれば、他人と違ったことに関心があって、周りが騒いでいてもお構いなしだったそうです。
「ひょっとしたら知能が低いのでは」と心配した親がIQテストを受けさせたところ、一瞬60いくつという数字が見えて、心臓が止まりそうになったのだとか。
ところが実際は、「164」とか、そんな数字でした。
ここから、私のお受験人生が始まっていきます。

父親は、仕事の都合で杉並から綾瀬へ引っ越した後、越ケ谷に念願のマイホームを建てます。
幼稚園時代は、そこから目白にある波多野ファミリスクールへ通っていました。
今でも覚えているのは、迷路の問題で、よく「逆にたどっちゃ、ダメ」と怒られたことです。
そんなツモリは全然なかったんですが、同時に3ルートぐらい追うことができたので、正解するスピードが早かったのでしょう。イメージとしては、スキャナーみたいな感じですね。

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左からスキャニングしていくと、行き止まりにならない部分が浮いて見えた

ほかにもいろいろなエピソードがあるのですが、要は、「大人は間違った意見を押しつける存在」という意識を、この時代に強く抱いていきます。
それと同時に、周りの友達が大人に頼るのを見ていて、「どうせ、大したヒントは得られないだろう」とも思っていました。

なぜ他人は、正しいかどうかを確認するために、人の様子を探るのだろう。頼れるのは、自分だけなのに

そんな幼稚園児だったわけです。
卒園式の総代をやらされたときも、正しいやり方なんて、友達の誰も知りませんでした。なぜなら、やったことがないんですから。
他人に正解を聞いてみるという発想は、自然に消滅してしまったと思います。また、それで全く不自由なく、荻原幼稚園のトップを独走していました。

この性格は、後にさまざまな場面でアダとなって返ってきます。
しかし、中学生ぐらいまでは、絶対的な世の中の基準が自分自身でした。100人いるうちの99人が違うことをしていても、それはみんなが誤っているだけ。自分だけが正しいと信じ込んでいたのです。
次回は、小学校時代を振り返ってみたいと思います。

テーマ : 息抜き
ジャンル : 就職・お仕事

[455]マスコミ向けのプレオープンなのに、利用客がいるのはどうして?

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

3年前の資料を整理していて思い出しました。
ちょうど今の時期、みなとみらい地区に「カップヌードルミュージアム」がオープンしたんですね。
大規模な商業施設の場合、事前にマスコミに向けた内覧を行うことがあり、このときもお呼ばれされました。

9月17日オープンした「カップヌードルミュージアム」はどんな施設?
http://hamarepo.com/story.php?page_no=0&story_id=489

で、驚いたのは、すでに一般客がいること。
アレ? グランドオープンは、あすじゃなかったっけ?

455.jpg
なぜか、お子さんの姿も

実はこれ、サクラのアルバイトなんですね。
マスコミに写ることを前提に、応募した方たちだったんです。
ある意味、キャストと言ってもいいのかな。
ですから、基本的に確認ナシで画が撮れる。
もちろん、親御さんに一声はかけますが。

後になって、こういうケースがよくあることを知りましたが、当時は初めてだったので驚きました。感心したと言った方が近いかな。
人がいないとガラ~ンとして殺風景になったりするので、リアル感を伝える意味でも、良くできた仕組みだと思います。
子どもたちがいなかったとしたら、スタッフの人も、ここまでやっていないでしょう。カカシになっていますよね。
さすが日清、予算のかけ方が違う。

施設内のアトラクションは、全て通常通り動いています。
だから、どこを撮っても、オープン以後と変わりません。
あのエアバックに入ったオリジナルヌードルも、作らせてもらいました。
お土産も付いてたな、確か。
業界のしきたりというか、ネガティブなことは書けなくなるって話です。

テーマ : 仕事の話あれこれ♪
ジャンル : 就職・お仕事

[355]めんどくさくなって「来る」と、ひらがなが増えて「行く」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

「行く」と「来る」の表記問題です。
goとcomeの意味で使う場合は、漢字で全く問題ないでしょう。

 行く年、来る年、来年もいい年が来ますように、二年参りに行きましょう

やっかいなのは、補助動詞として使うときに、どちらにすべきかということです。
答えからすると、ひらがなだと思っています。
思っていますというのは、正解がないからで、漢字でも構わないんですけどね。

ただし、「最近、頻繁にトイレへ行くようになって来た」だと、何か変じゃないですか。
「早く来れば、うまく行く」だと、どこへ向かうんだという話になってくる。

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関係ありませんが、番線表示は残り1駅になると、「方面」から「行」に変わってくる

さらに難しいのは、「それで行こう」「そう来たか」みたいなケースで、これらはgoやcomeじゃないけど、やはり漢字ですね。
ちなみに、記者ハンによれば、「打者をかえす」は、返すでも帰すでもないそうです。今では使用しない「還す」が元だからなんでしょうか。

いずれにしても、迷ったらひらがなというのがライティングの鉄則なので、「それでいこう」でもいいのではないかと。
同じ文の中で揺れないことの方が大切です。

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[255]特許問題におけるタマゴとニワトリ問題、働き方の多様化に対応できるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

社員が何かを発明したとして、その知的財産権は会社のものになるのか、それとも社員のものになるのかという問題。
今までは「社員のもの」という解釈でした。
特許庁のサイトでも、
-知的財産権制度とは、知的創造活動によって生み出されたものを、創作した人の財産として保護するための制度です。「知的財産」及び「知的財産権」は、知的財産基本法において次のとおり定義されています-
と説明されています(2014年9月5日段階)。

ところが今後は、一定の条件下で、「会社のもの」へと変わっていきそうですね。

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この秋にも、臨時国会で検討される模様

社員への十分な補償が決められていないなどのトラブルが多いため、いったん「会社のもの」としておいて、逆に報酬を義務づけてしまおうという考え方です。
このメリットは、知財を運用しきれない会社の社員でも、一定の利益が得られること。
デメリットとしては、旧来の働き方だけを前提にしているので、今後さまざまなケースで不具合が予想されることだと思います。

例えば、クラウド型や横断的なプロジェクトなどで構成員の明確な所属先がない場合、「企業」とはどの組織を指すのでしょうか。人材派遣会社でしょうか。
発明者が転職を考えた場合、元の知財を脅かすような業務は、一切できなくなるのでしょうか。だとしたら、転職そのものの意義が薄れてしまいます。

報酬という枝葉にとらわれすぎ、運用という幹を見ていない点で、机上の空論感が否めません。
例えば、フリーライターである私が、ある媒体社との委託契約下で、絶妙なストーリーテリングのメソッドを生み出したとします。
このメソッドが「会社のもの」になるとしたら、報酬は別として、他媒体では使えなくなりますよね。
しかし、それはありえない。
委託契約下の活動だとしても、ひらめいたのは、私です。

同様に、正規会社員のひらめきも、業務時間内には限られないでしょう。
自宅でおフロに入っていたときかもしれませんし、趣味を通じて得られた知見などもあるはずです。
一律に決めちゃわないで、選べるようにすればいいのに。

[155]取材先の広告バナーが出るのだが、別に、ハゲで困っちゃいない

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

横浜駅のそばにある、自毛植毛がウリのクリニック。
院長先生のポリシーは、「医療は、方法が同じだとしても、人によって結果が違う」。
つまり、植毛をブランドや商品名で選ぶのはおかしいでしょ、という話。
心臓移植などでは医師を指名して施術してもらうのに、何で毛髪だったらお構いなしなの? という論法なんですな。
それはそれで、説得力があります。

155.jpg
具体的な名前は出せないので、それっぽい茶濁画像にしてみました

さて、事前に下調べをしようとしていろいろと検索していたら、同院のバナー広告が出るようになってしまいました。
アドワーズとか、そういう話なんでしょう。
あの、今のところ、間に合っています。

こういうケースはほかにもあって、昔、バイアグラの基礎知識的なSEOコラムを量産していたときには、どこを開いてもバイアグラのバナーばっかりでしたね。
検索予測も同様で、バイオロジーとか倍返しを打ち込もうとすると、軒並みバイアグラが出てくる。
あの、今のところ、間に合っています。

話は戻りますが、自毛植毛の移植元、つまりドナーを採取する部分は、後頭部が多いらしいですね。
理由をたずねてみたら、「リスクごと移植するわけには、いかないから」。
なぜなら、てっぺんの毛根は、人によって程度はあるものの、最もハゲやすい部分なわけです。
一方、いっちゃってる人でも、両耳と同じ高さの後頭部には残っていることがある。

今までは日射の影響とか、そういう後天的な要因だと思っていました。
それも含めて、万が一を考えてのことなんでしょう。
うーん、リアルだなぁ。

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[654]20140809朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[554]小学校ニノキンⅢ「高岡市立定塚小学校」像

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

カエルはヘビににらまれると、動けなくなるそうです。
目力っていうんですかね。
人間でも、その人の精神力が目を通して入り込み、金縛りに合ったような感覚を覚えることがあります。
実は、ニノキンでもあるんですよ。
たぶん、私だけだと思うんですが、とりあえず紹介します。

554.jpg
既出かもしれませんが、「高岡市立定塚小学校」像

この像の不思議なところは、横から見ると、目線が本へ落ちているように感じること。
ところが、正面に回ると、フェイスアップしてるんですね。
本を、指の股にかけて持っているので、指さされている感じもしてきます。

「きちんと前方を注意してるんですよ、下を見ては歩けないですからね」
校長だか銅像系関係者だか、今では忘れてしまいましたが、そんなことを言っていた気がします。
高岡では、前を見ている像が、ほかにもいくつかありました。

一方、小田原原像はどうだったかというと、こちらは「本」目線。
フェイスアップは、比較的最近の傾向かもしれません。

話は戻って、この像。
足が長く感じませんか? 全身のほぼ2分の1。
実は、ニノキンの多くがそうなんです。
おそらく史実とは関係なく、なんとなく半分で造ったのでしょうけど、下から見ることが多いので、気になるっちゃ気になる。
後に、「足長おじさん」的な事業もしていくわけですが。

[454] 自分を自分で撮れない体験レポ

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

「冷やしシャンプー」というものを、初体験してきました。
かき氷乗っけたり爽快感のあるシャンプーを使ったりする、例のアレです。

 かき氷を頭にかける独創的なシャンプー、横浜発祥の「濱シャン」って一体何?
 http://hamarepo.com/story.php?story_id=3219

このような体験レポの場合、冷やしシャンしている姿を自分で撮ることはできませんから、編集が同行します。
ところが、影に徹して演者をクローズアップするかというと、さにあらず。
彼らも楽しみたいですから、コッチでも撮ってあげます。

454.jpg
かき氷乗っける瞬間って、結構「怖い」です

このパターン、実は、あまり好きじゃありません。
なぜかというと、コッチが撮影や体験している間、編集が間を持たせられなくて、勝手にインタビューしちゃったりするんですよ。
横にいれば聞こえてきますが、離れたところにいるとムリですよね。後になって、同じ事をたずねたりします。

また、彼らなりに記事へ含めたい点が出てきたりすると、勝手にいじられます。
最終稿を確認する時間があればいいのですが、見切りで掲載されると、オカシクなっていることがある。
例えば、今回の記事で、

同店では、これらのアイテムを使用しながら、主に4つのメニューを展開している。それが氷を使った「冷やしシャンプー」は、「濱シャン」と呼ばれるサービスの一部というわけ。

となっていますが、これは原文ではありません。

同店では、これらのアイテムを使用しながら、主に4つのメニューを展開している。それが氷を使った「冷やしシャンプー」は、「濱シャン」と呼ばれるサービスの一部というわけ。

でした。線のところが付け足されたので、日本語として変になってしまったのです。
ほか、構成にも口出ししてきたりして、結局誰が書いた記事なのかわからなくなってしまう。
「だったら、ライターに頼まないで自分でやればいいじゃん」
なんて思ったりするわけです。

名入りじゃなければ別にいいんですが、これを見て、「あぁ、河野はこういう記事(間違い)を書くのか」と思われたら、それこそ迷惑。
で、そういう話を飲み会なんかで話して、やっとわかってもらったころに限って、担当替えとかになるんですよね。

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[354]正確さとわかりやすさは反比例するという法則

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

政治家が好む「玉虫色」は、責任を負わないための工夫で、どうにでも取れる言葉を好んで使います。
ある意味これと正反対なのが、「お役所言葉」。
対象を厳密に区切ることで、管轄外の問題を持ち込ませないようにしている。
平たく言えば、「マルチ」じゃないってことです。

こうした傾向は、物事の定義や範囲を定める文章などに顕著なようで、その代表例が法律関係の文章ではないでしょうか。

354.jpg
特定の環境でのみ使われるという意味では、方言の一種といえないだろうか

以下、民法の一部から

-家庭裁判所は、第15条第1項本文に規定する者又は補助人若しくは補助監督人の請求により、被補助人が特定の法律行為をするにはその補助人の同意を得なければならない旨の審判をすることができる。ただし、その審判によりその同意を得なければならないものとすることができる行為は、第13条第1項に規定する行為の一部に限る。-
読むだけで一苦労、何のこっちゃわからん。

-未成年者又は成年被後見人がその財産を管理する父、母又は後見人に対して権利を有するときは、その未成年者若しくは成年被後見人が行為能力者となった時又は後任の法定代理人が就職した時から6箇月を経過するまでの間は、その権利について、時効は、完成しない。-
結局、最後の2語が言いたかったんでしょうか。

日本語として見るなら、これらは「悪文」なんですね。
言いたいコトが伝わらない。
しかし、専門家にとっては、重要な手引きになるわけです。

何が言いたかったのかというと、正確に書くなら、わかりにくくなるのが避けられないということ。
逆に、わかりやすい文章を書くと、どうしても正確さが損なわれるんです。
もちろん、妥協のできる折衷ポイントを目指すわけですが、両立は絶対にできない。

したがって、要素を全部詰め込もうとすると、民法のような悪文ができてしまいます。
何が必要で、切り落としていいのはどこなのか。切り落とすことで生じるリスクは無視できるレベルか。
こうしたことを、悩んで悩んで書いているのに、編集はただ一言、「コレが抜けてます」だもん。
抜けているんじゃないの、抜いてるの。しかも、あってもなくても全然影響ないの。
Wikiを見ていると、「葉を見て、森を見ず」になっている気がします。

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[254]朝日新聞が謝罪しない理由、慰安婦問題と「ごめんなさい」

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

標題の件。
ひとたび謝ったら補償問題が伴うことを一番知っているのは、慰安婦報道で揺れる、ほかならない朝日自身かもしれませんね。

同紙は1992年の冒頭、予定されていた日韓首脳会談の5日前に、「慰安婦には軍が関係していた」という内容の報道をしました。
当時の宮沢首相や後に問題となる河野洋平氏は、これを受け、パニクッて「ごめんなさい」しちゃったんですね。

日本人の「すいません・申し訳ない」は、本当に悪いと感じていない場合でも、一歩へりくだった気持ちを表すために使われる場合があります。
大したことでなくても、「ご迷惑おかけして、すいません」なんかが、多用されるわけです。

ところが、本来の謝罪には、事実認定と再発防止が伴うものです。
この感覚が、現代の日本が使う「ごめんなさい」には、欠けていると思うのです。
韓国にしてみれば、「謝罪したんだから、認めたんだな」と思うのが当然なのに、日本はそう思っていない。
このギャップが、すべての始まりといってもいいでしょう。

254.jpg
では、なぜ朝日さんは、謝らないのか

そう考えると、この理由は明確です。
謝ったら最後、とことん責任を追求されるからでしょう。
その事実を、曲がりなりにも報道してきたのが、当の朝日新聞。
補償なんて話になったら、社の存続に関わってしまうでしょう。

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[154]相手が心あらずのときに使う、捨て質問

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

インタビューされるのが苦手という人は、頑張っちゃうんですね。
自然体になってくれない。
で、どうなるかというと、大きく2パターンに分かれると思います。

ひとつは、ハイテンションになって、質問と全く違うことをしゃべりはじめるケース。
もうひとつは、キンチョーして、しどろもどろになるケース。
どちらの場合も、話が進まないというか、時間だけがムダに過ぎていきます。

154.jpg
「あうんの呼吸」というのは、初体面だとなかなか難しい

そんなときは、アイドリングもかねて「捨て質問」をすると、相手が集中してくれるようです。
考えなくても思いつく、身近な話題がいいですね。
例えば、「この間のお休みに何をしていたか」。唐突に持っていっても変なので、「趣味から伺いますが」などという前フリをしておいた方がいいでしょう。
記事に使うつもりがなくても、半分ぐらいの確率でいい話が拾えたりします。

ほか、頭が空っぽでも出てくる話題としては、「今の職業に就いていなかったら、何になっていたと思いますか?」。
その人の性格というか、本来の地が見えてくるので、かなり重宝しています。

無難なところでは、子どもの話題。
これは、ほぼ使い回しできません。本当の「捨て質問」になってしまいますね。

そんなことで、インタビュー対象者が「きちんと自分に向き合えるモラトリアム」を作っておいてから、本題へと進みます。
5分から10分くらいは取られますが、逆にその方が、後の質問をスムーズにやりとりすることができるものです。

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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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