[1692]20170324朝日新聞

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[1738] 誰でも勘違いして「ライター」を名乗る

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

いま考えると、ライターになったきっかけは、明らかな「勘違い」でしたね。
後悔はしてませんよ。
もちろん、これからも続けていきます。
ただし、「オレなら、もっとおもしろい文が書ける」という動機は、この世界であまり重要じゃなかったんです。
そうではなく、「求められているモノを、少しだけプラスアルファして納品する」ことが、商業ライターに欠かせない資質でした。

じゃあ、「山ガハ」でやってきたことがムダになったかというと、決してそうではありません。
最近になって思うんですが、「山ガハ」って、文章的なおもしろさはねらっていなかったんですよね。
目の前にあるフツーのことを、独自のフォーカスで「サマる」というのかな。
切り口、あるいは分析の仕方がユニークだったのではないかと。
全国のやきそばから「東湿西乾の法則」を発見したり。
グーグルの検索結果から「生駒軒の発祥地」を推測していったり。
城と神社の位置関係から「レイラインの存在」を導き出してみたり。
ニノキンも、そのノリですよね。あのシリーズは、学術書だったもの。

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もはや、過去の遺物でございます

つまり、知らず知らずのうちに、「取材テーマの掘り出し、磨き出し」を練習していたんです。
これは、独立後の貴重な財産になりました。
言葉は不定形ですから、求められているモノを探るのに、「掘り出し、磨き出し」の技術が欠かせません。
むしろ、人が気付かないテーマでサマると、意外な真実が見えてくる。
事実、「生駒軒の発祥地」を割り出していたわけですし、「ニノキンの系統樹」を紡ぎ出していましたよね。
だから、取材先の強みを分析できる。それをロジックで説明できる。

その意味で、おもしろい文が書けるという人は、クリエイターや作家が向いているのではないでしょうか。
ライターに向いているのは、そうですね・・・例えば「言い訳がうまい人」。あるいは「あだ名を付けるのが得意な人」。
前者は、納得できるロジックによる具象化。後者は、言葉によるイメージの抽象化。
そういえば会社員時代、自分の言ったセリフが、いつの間にか人の「あだ名」になっていたことを思い出します。
あれ、ある種のキャッチコピーづくりだったんですね。

[1492] 記事に与えられたミッション

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

2カ月くらい前でしょうか。
ネタバレにならない範囲で、米軍基地取材について取り上げたことがあります。
その記事が、先頃アップされました。

いまだから言えることですが、今回の目的は「求人」でした。
もちろん企業紹介が前提ではあるものの、周知や広報というより、人材募集につなげたいと。
そこで、前もって従業員の方に、アンケートをお願いしました。
お題は、

「この会社に入って、一番驚いたことは何ですか?」

その内容を深掘りしていけば、新入社員の目線に立った記事が書けると思ったんです。
ですから、インタビュー内容も、かなり業務寄りになっているはず。
やりがいとか、心構えとか、他社の業務と何が違うかとか・・・。
それを、いかにも一般記事風に書いているところが、「ライターの腕」というわけです。

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担当した『はまれぽ』のイチオシ記事

いまのところ100以上の「いいね!」が集まっているので、一応は、読み物として受け取られているのでしょう。
でも、真のミッションは求人広告。
メディアの上手な使い方ですよね。
求人誌の枠を買ったところで、ここまでイメージを膨らませられませんから。
そして、古株のライターを使い、広告と思わせない広告を打つ。
・・・半分、自慢が入っています。

こういうのも、おそらく、コンテンツマーケティングに含まれるのでしょう。
メディアの特性ではなくて、テキストの中身をコントロールしながら効果を上げる。
読み物としてのオモシロサを維持しつつ、隠れたミッションもクリアする。
もちろん、こちらとしても楽しい。
推理小説のなかに、フックや前フリを含めていくような作業というのかな。ある意味、新しいマイルストーンのような記事だと、自分では位置づけています。

[1392] 書きコトバの同音異義語

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

幼児と用事のような同音異義語。
文字になっていればわかるため、自分とは無縁と思っていたものの、動画原稿のニーズが増えてきたことで、気を使う必要が生じてきました。
そうじゃなくても、物書きの「ライター」と火を付ける「ライター」のようなカタカナの例だってありますしね。

そうかそうか。
いままでにない観点なので、ちょっと、とまどっています。
例えば地震と自信と自身。
「ジシンはジシンへのジシンがないときにやってくる」
書きコトバだとかえってトリッキーに使えるんですが、音声になっちゃうとね。
そうかそうか。

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ジシンでもゆるがない、ジシンへのジシン

これ、いくらでも出てくるようで。
例えば、強制と矯正と共生と教生と叫声。
キョウセイするのが目的で、キョウセイをキョウセイはしません。そう、キョウセイがキョウセイをあげています。

法律用語が絡み出すと、もっとややこしくなります。
排除と廃除。
ちょっと難しいところで遡及と訴求。
警鐘と敬称と軽症と継承。
使わないって、もともと無理じゃないの?

ワーディングを変えなくても、前後の文脈から判断できるようなときは、こっそり使うしかないですね。
幸いにしてケイショウで済むような努力、そのケイショウを鳴らしていくしかない。それがノウハウのケイショウにもつながるのです。
どうなんでしょ。音声になると、訳がわからなくなるんですかね。

幸いにして軽いケガで済むような努力、その注意喚起をするしかない。それがノウハウの蓄積にもつながるのです。
やはり、こういう原稿がふさわしいように思えます。
あっ、原稿は避けたほうがいいんですか。現行や言行があるから・・・はぁ。

[1292] 「知っている人」の知らない側面

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

千葉県で起きた、ベトナム国籍の少女が「地域の見回りおじさん」に殺害された事件。
各報道を見ていたら、「知っている人だけにショック」という声が報じられていました。
この「知っている」という概念、けっして「性格やパソナリティを知っている」というわけではないんですよね。
せいぜい、「何回か見かけたことがある」というニュアンスでしょう。

しかし、コトバというのは、得てして独り歩きするもので・・・。
ひとたび「知っている」と言ってしまうと、コトバが本人から離れて、現実を再定義化してしまうのです。
本来なら、「何回か見かけたことがある」程度。
それなのに、「信頼できる人」という虚構の記憶が、脳に書き込まれてしまいかねない。

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報道一例としての『スポニチアネックス』

試しに、人間関係というのか「隣人度合い」のようなものを、整理してみましょう。
上から順に疎遠となっています。

1.全く知らない人
2.赤の他人(見たことはあるけど関わったことはない)
3.ときどき見かける人(あいさつや演説などを一方的に聞いた)
4.何回かしゃべったことのある人(言葉を双方で交わした)
5.一緒に何かをした人(同一目的の行動を共にした)
6.付き合いのある人(ある程度、相手の考えがわかる)
7.知人・友人(同一目的の行動をした期間が長く、お互いに配慮をする間柄)
8.恋人、パートナー、夫婦(相手のためなら、ある程度の自己犠牲もいとわない)

視覚、視覚+聴覚、会話、理解、自己犠牲・・・何となくですけど、この順でいいような気がします。
そうなると、「知っている人」って、どこら辺に当てはまるのでしょう。
ハードルを低くすれば、「3.ときどき見かける人(あいさつや演説などを一方的に聞いた)」あたり。
高めなら、「6.付き合いのある人(ある程度、相手の考えがわかる)」くらい。

話を本題へ戻します。
虚構の書き込みって、「3」を「6」にするインプリンティングじゃないのかなって思うんですよね。
スペルには、「つづり」のほかに「呪文」という意味もあります。
「知っている」というスペルを放ったとたん、自分と現実が変わってしまう・・・これは、もう、呪文なのではないでしょうか。
結局、「言葉を正確に使いましょう」というオチではありますが、魔法的な何かを垣間見たような気もします。

[1192] つなぎ融資の女王、山邉節子容疑者が使った「でも」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

本来、時事関係は火曜日です。
でも・・・ライターとして気になったポイントがあったもので、ここで取り扱います。

Webで資料を探しても見当たらないのですが、確か、彼女の勧誘コピーは、以下の論法だと記憶しています。
記憶していますというのは、テレビでやっていたから。

誰もが融資の審査をパスするとは限りません。
でも、
私にご連絡ください。

普通、「でも」は、逆接で使いますよね。
だから、最後の一文は、「私なら審査が通ります」のハズなんです。
でも、それをやっちゃうと、一発で詐欺っぽく思われてしまうから、無意識にコピーを変えたのではないか。
文章を扱う者からすると、この「でも」が、非常に臭ってくるんです。

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報道の一例として、『TBS NEWS』

一般的な販売価格は100万円を超えます。
でも、
私にご連絡ください。

現在、国内では流通しておりません。
でも、
私にご連絡ください。

ね。にわかにインチキ臭くなってきたでしょ。
できるとも、できないとも、明言していないわけです。
つまり、状況を女王側でコントロールする気なんだなと。
カモはヨシにして、気に入らないヤツはダメにするんだなと。
そういうバイアスが、この「でも」から垣間見えてきませんか。

自分がこのコピーを直接見ていたら、すぐにでもビビっときていたでしょう。
「ああ、やってんな」と。
正しい日本語なら、こうならないはず。じゃあ、どういう心境が働いたのか・・・。
まるで推理小説みたいに、コピーワークを読ませていただきました。

[1691]20170109読売新聞

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[1737] 「木々の名は。その3」ケヤキ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

街中で見かける樹木を知ろうという企画、第三弾。
いよいよ感がありますよね、ケヤキとなってくると。
待ちに待っていた大物。
飛車角クラスとはいかないまでも、金銀あたりの重鎮。

そんなケヤキですが、その特徴は、上に伸びた放射状の枝ぶりにあるようです。
松は、例えるなら、インドのダンスで見る腕のような形。
こう、ヒョイっヒョイっというのかな。ウェートレスさんがお盆を持っているような姿。
対してケヤキは、枝ボウキを逆さまにしたようなシルエットをしています。
葉が付くのが遅く、G.W.あたりでやっと緑に覆われてくる。

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この写真を撮ったのは9月です

もう一つ特徴を挙げるとすれば、ヒイラギのようにギザギザした葉っぱ。
でも、肉厚なヒイラギとは異なり、ペラペラです。
そういえば、紅葉したケヤキの葉を手でもむと、粉のように砕けていってしまいますよね。
いままで、名前も知らずにいじっていましたけど。

また、ギザギザを良く見ると、マンガで画く「炎」のような形をしていることに気付きます。
ギザギザの葉先が、すべて上を向いている。
ノコギリだと放射状というイメージを持ってしまいますから、表現には気をつけたいですね。

空に向かって末広がりであることから、基本的には縁起の良い樹木。
その語源も「けやけき」、目立つ・際立つという意味なのだそうです。
ただし、個人宅には不向き。落ち葉も「けやけき」ことになります。

[1491]和歌山は、脇役が主役を料理しちゃう土地

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

連載モノが一つ加わることになりまして。
お題は、指定された映画のロケ地紹介と、その周辺にある観光情報。
以前もやったことがあるので、全然、問題ありません。
山ガハで全国を飛び回っていたころの知識も使えるし、どちらかというと得意じゃないかな。

でだ。第1回の映画は、スーパー家臣団が頼りのない主人を、ウソや虚構によって伝説化していく話。
ロケ地は和歌山県。
・・・わかる人にはバレバレですけど。
さて、映画と土地柄を、どう絡めていくか。
この辺の作業が、一番楽しいですよね。

和歌山県で思い出すのは、しょうゆトンコツの和歌山ラーメン、しょうゆ発祥地、ケチャップの消費量が日本一といったところ。
意外なことに、調味料付いているんですな。

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しょうゆの発祥地、「湯浅」の点景

考えてみたら、調味料って、スッカスカな素材でも、おいしい料理に変身させちゃいますよね。
一方のスーパー家臣団は、ヘタレな主人を、立派な武将へとデフォルメさせた。
・・・もうこうなったら、コジツケでいいんです。
理論構成を周到に組み立てて、無理のないつながりへ持っていけば、絡められない話じゃない。
要は、つなげ方。
そこさえクリアできれば、連載初回から、「おもしろいコラムを作ってくるな」という評価が得られるでしょう。
逆に、コジツケ度が強すぎると、「ウチは、こういうの要らないんだよ。ウケなんて狙わなくていいの」になっちゃう。

盛り込む中身は一緒でも、一方はヨシで、他方はダメ。
構成力が問われますよね。
ここはあえて、帰納法で進めてみましょう。
一見、何の関わりもない二つのストーリーが、最後にリンクしてくるイメージ。
さて、結果は6月初旬に掲載されるはずです。

[1391] アクセスなどで使う「より」の誤用

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

ロシア「より」愛を込めて
宇宙「から」のメッセージ

ともに映画のタイトルですが、経路を示す場合、「より」は誤用になります。
少なくとも公文書の世界では、そう規定されているようです。
「より」は比較、「から」は経路で使いなさいと。
ですから、商用文のアクセスなどでは、「から」を使うようにしています。

では、なぜ混同されるようになったのかというと、両方に「選択肢A→選択肢B」という動きが含まれているからだと思うのです。
チャーハン「より」ラーメンと言う場合、チャーハンというバッドチョイスを経由して、ラーメンというグッドチョイスに至るニュアンス。
経由というより、悪いほうへ振って「から」、良いほうを見直す・・・みたいな。
ね。実際、経路の「から」で表現できるじゃないですか。

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『宇宙からのメッセージ』的な茶濁でございます

一方、最寄り駅「から」徒歩約3分という場合。
これは純粋に、起点「から」終点を表し、論じることでもないでしょう。
問題は、一部に、「より」を使ったほうが丁寧に聞こえる・・・という意見のあることなんです。

女王陛下より、謝意が示されました。
篤志家より、寄付が送られました。

でも、公文書チックに読み解くなら、
女王陛下より(も)、(ものすごい)謝意が(誰かさんから)示されました。
と解釈せざるを得ない。
このような二義の可能性がある以上、意識して使い分けていくしかないですね。

最後。ぱっとした思いつきで恐縮ですけど、こんなコピーを考えてみました。
「電気の未来は、火力から再生可能エネルギーへ」
経路としての「から」で間違いないんですけど、ニュアンスとしては比較ですよね。
誤用を加速する使い方と思われるので、個人的には、できるだけ避けていくつもりです。

[1291] 震災を忘れるなではなく、起きたことを覚えておけ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

熊本地震から1年の経過が報じられるなか、「震災を忘れるな」という意見に、どうも付いていけないのです。
あまりにいろいろな事柄を詰め込みすぎて、むしろ、意味があいまいになってませんか。

地震が起きると、こういう現実に突き当たるよ。
まず、やらなきゃいけないことはコレコレ。
逆に、やらないほうがいいのはナニナニ。

そういう能動的な教訓を一義にすべきですよね。
もちろん寄付や支援なども必要なんだけど、それは、教訓と平行した「別個マター」という気がします。
そのそれぞれに対してポジティブな関わり方をしていけばいいだけでしょ。
「出来事を忘れるな」で伝わりますか、それ。
総花過ぎて、逆に、ハシゴを外されちゃってないですか。

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『エキサイトニュース』が引用した、一例としての報道

民間企業や官公庁では、教訓を生かすプロセスが実行可能。
でも、個人の場合って、よっぽど意識が高くない限り無理ですよね。
せいぜい、防災グッズを整えるぐらい。

例えば仮設住宅に入った場合、生活費はいくらぐらいかかるのか。
被害を受けた街並みや施設は、誰が音頭を取って再生していくのか。
年金や健康保険の納付が一時的にできなくなったら、どのような対応を期待できるのか。
そういうノウハウって「ゼロ」じゃないですか。
また、それらを知ることで、支援やボランティアの糸口になる場合だってある。
なのに、「震災を忘れるな」で喚起できるのかなぁと、そう考えてしまうわけですよ。

本質は、「いろいろと知っとけ」というプラスの話でしょ。
「記憶の減退を防げ」っていうマイナス防止の話じゃないでしょ。
福島や熊本に限らず、日本のどこでも起こり得る事柄なんですから。
教訓・・・というか、極論すると「前例を示してくれている」という見方が、正直なところなんじゃないかと考えます。

[1191]ホームページ作成専門の別サイト

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

少し手が空いたので・・・。
コンテンツマーケティングやコピーワークのノウハウを、自分なりにまとめてみることにしました。
しかも、「生きたホームページ作り」みたいなコンテンツとして。

・トップページや商品紹介など、それぞれのページが持つ意味
・ページの意味に合わせたテキスト内容
・マーケットの絞り込みと、ターゲットに合ったメッセージの書き方
・情報の羅列ではなく、マインドセットを起こさせるコンテンツ
・これらを総合的に「マーケティング」するアイデア

あたりが主眼となりそうです。
題して、ライターが考える『ホームページの作り方』

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これから、少しずつ内容を充実させていきます

ホームページづくりを編プロに任せると、デザインやSEOなどはしてくれるものの、コンテキストが二の次になってしまうんですよね。
まず「素材アリキ」で、それから料理を考えるのが順序じゃないかと。
つまり、テキスト先のデザイン後、ライター先の編プロ後。
そういう流れに、業界全体を持っていきたいわけです。

また、マーケティングって、「自分で考える」ことですからね。
ところが昨今では、専門的過ぎて付いていけず、アウトソース主体になっちゃっているじゃないですか。
アクセス解析に対する検索エンジンの方向性も変わってきているし。
「難しくて離れざるを得ない」んじゃなくて、「簡単なことなら、自分で始められる」って方向にしないと。
いったい、誰のホームページなんだって話でしょ。

まあ、どこまで持って行けるかわかりませんが、
「見てがっかりするようなサイトをなくして、Webを良文で埋め尽くしたい」
的なコンセプトになろうかと思います。

[1690]20170323朝日新聞

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[1736] 自分ファーストで他人のファーストを非難していないか

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

この間、朝日新聞の副読紙に、韓国から北欧へ移住した人の話が載っていました。
その人いわく、韓国は、他人を蹴落としてまで1番を競う社会だと。
対する北欧は、隣人に対して何ができるのかを重視する社会だと。

仕事柄、クライアントの「差別化」を意識している自分にとって、ちょっとショックでしたね。
なぜなら、自分のやってきたことは、韓国型のコピーワークだったんです。
自由主義の元、競争社会を当たり前のように考え、「特徴出し」ばかり考えていました。
もしかしたら北欧型のコピーのほうが、現代社会になじむのではないでしょうか。

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オレがオレがの「我」をやめて、おかげおかげの「下」で生きる

例えば飲食店なら、近所の老人ホームに「柔らかくて栄養バランスの良い食事」を提供しているとか。
歯科医院でも、医師会のつながりを駆使して、「産後うつ」のNPOを紹介できるとか。
そういった地域活動的な要素を、あえて打ち出してみたらどうでしょう。

日本の人口はいずれ1億人を割り、自国のパイだけでは食っていけない状況にさしかかっていく。
そうしたなかでシェア争いに力を置いても、おのずと限度があると思うんですよ。
片意地を張っていないで、みんなで協力し合わないと。
いきなりは無理だと思いますが、それでも取材の中で、「横つながり」を意識したヒアリングをしてみようと考えています。
「先生、もう時代は、自己アピールじゃないんです。何かCSR的なコトってないですか」
っと刺して、必要性に気付かせるというのかな。

別に仕事と関係なくても、「自分は、自分は」という発想はひとまず置いておいて、「何か他人に寄与できる」ことを大切にする。
また、そうした価値の周知に配慮する。
例えば、トランプ批判は他人の否定なんですから、自分ファーストに過ぎないことを知らしめる。

どうやら、今年の大きな目標が見えてきたようです。

[1490]特徴・強み・差別化・選ばれる理由

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

サイトの取材に先行して、担当営業から「指示書」を渡されることがあります。
簡単に言うと、ページネーションや設計図みたいなものですね。
ライターは、それに沿って、質問やらインタビューをしていくことになります。

そこで標題の件。
振られてきた「指示書」がスゴイんですよ。

・○○医院の「三つの取り組み」
・診療方針について3項目
・当院の特徴2点
・当院が選ばれる理由3点
・院長あいさつ

数でいうと12項目以上。これらを全部聞けと。
ダブらないことが前提なんでしょうが、できるわきゃないじゃないですか。

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施設の特徴「バリアフリー」的な茶濁でございます

なので、すぐに戻しました。

治療の特徴 x 3
接患の特徴 x 3
施設の特徴 x 3
別途、先生のあいさつ

ここまでは責任を持ってテキストにしておくから、ドコに何を入れるのかは、営業が決めてくれと。
そしたら、逆に整理できたのか、感謝されてしまいました。
要は、あまり考えていなかったんですね。

訴求ポイント、あるいは差別化って、使いようだと思うんです。
やたら並べりゃいいってものじゃない。
10個以上もあったら、目移りしちゃって、記憶に残らないじゃないですか。
パンもおいしい、ケーキもおいしい、ヤキイモ扱ってます、ソフトクリームありますよ、ピザ食べていってください、海鮮丼オススメ、あんみついかがですか、ラーメン人気です・・・何屋だって話でしょ。

それに、駅前立地じゃない地域密着型の医院って、必ずしも差別化で人を呼んでいないんです。
土地の方と長年のお付き合いがあって、すでに信頼関係で結ばれている。
そのような場合、一見さんに響くようなポイント出しを、むしろ好みません。
「それは、できたばかりの医院がやることだろう」と。
また、地元との絆にクサビを打ち込みかねない。
「あっ、あそこの医院は、私たちのことを見てないんだ」
みたいな印象を与えてしまうのです。

なので、営業が想定していた「痛くない治療」「削らない・抜かない」なんていうキャッチは、一切入れませんでした。
「会話から始まる治療探し」とか「人に優しいから、歯にも優しい」とか、そういう定性的なメッセージのほうがふさわしい。
それに、「痛くない治療」で選んだ人って、痛くなくなったら、治療の途中でやめちゃうんです。
そんなサイトを量産して、どうするつもりなんですか。

[1390]から・まで、以上・未満、以下・超

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

範囲を指定する表現について。
時間とそれ以外の単位では「書き方が異なる」ということを言いたいんですが、しばらく原則論にお付き合いください。

良くあるのは、
「16歳未満は1000円、16歳以上は2000円」
というパターン。
当たり前ですけど、16歳は2000円です。
同じ意味を15という数字で書くなら、「15歳以下は1000円、15歳超は2000円」になります。
ここまでは一般論。

次に「から・まで」ですが、これは必ずセットで用います。
「入場料1000円 3歳から15歳まで」
「より」は比較で使う言葉ですし、「まで」を省いてもダメ。
ところが、時間になると、例の「~」というヤツが出てくるんです。

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一例としての茶濁でございます

「まで」に呼応する記号がないのか、この場合に限り、省略可ということになっています。
厳密な決まりではないものの・・・時間表記に限定したほうが好ましいでしょう。
料金などに使われる場面を散見しますが、商業文なら、「から・まで」が原則。

レンタカー利用料
小型車 3500円~5000円
中型車 4500円~6500円

というのは、本来NG。
看板などでは、見やすさを重視して、使ってみてもいいですけどね。
ただし、「から・まで」は、構造的な欠点を含んでいるのです。

タイムチャージ
10時から16時半まで 1000円 / 10:00~16:30 1000円
16時半から20時まで 2000円 / 16:30~20:00 2000円

まあ、意味としては通りますが、正しいピッチじゃない。
16時半の立場があやふやになってしまいます。
なので、美しくはないですけど、以下のようにせざるを得ないでしょう。

10時から16時半まで 1000円 / 10:00~16:30 1000円
16時半を超えた場合 2000円
閉店時間 20時

「~」のパターンはやりようがないですね。
16:31~20:00とかにすれば別ですが。
形式にとらわれデタラメを書くより、本当の内容を記載してください。

[1290] 表と裏が両立しない、教育勅語という名のコイン

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

以前からギロンの続いていた『教育勅語』の問題で、連立与党が、「歴史的資料として使われることは妨げない」とする見解を示しました。

賛否両論、それぞれあるなか、ギロンがかみ合っていない印象を受けませんか。
だって、ヨシと言う側は良い面だけを評価しているし、ダメ派は悪い部分しか見ていない。
つまり、同じ事柄を検証しているわけではないのです。
例えるなら、10円玉の「オモテ」論争のようなもの。
「10」なのか「平等院」なのか、それぞれが「それぞれだ」と言っていては、永遠に解決しないじゃないですか。
そうじゃなくて、「コインの表は、何によって決まるのか」を、真っ先に論じないと。

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「時事ドットコム」より、『教育勅語』の全文

では話を戻して・・・教育勅語問題で問われている話題は何なのか。
それは、
「子どもに対し、教材として使用することの是非」
ですよね。

教育方法が絡み出すと脱線していくので、ここでは「教材としての是非」に絞りましょう。
暗記させるとか、当時の思想を押しつけるとか、そういう話じゃない。
それは『教育勅語』の使われ方に関することなので、別レベルのギロンが必要です。
「コインの表は、何によって決まるのか」と同様に、「教材としての是非」を先としましょう。

そう考えると、連立与党の発言は、至極、ごもっともなんです。
「使え」と言っているのではなく、「歴史的資料として使われることは妨げない」なんですから。
むしろ、「使用は厳禁」とするほうが、思想の強制っぽいですよね。

じゃあってことで、やっとその先に「運用」の問題が見えてくるわけですけども、そこには憲法第13条に掲げられた「基本的人権の尊重」がありますからね。
小学生はおろか赤ちゃんであっても、他人の意思を強制することはできない。親も例外ではありません。
だから、もし強制されたら、第13条で「運用」の違法性を問えばいい。
それだけの話でしょ。
家族の在り方とか、個人より国を優先する考え方だとか、そんなことをギロンする必要は一切ありません。
参考は可、強制は不可、以上。

[1190]「釣り堀の魚になった気分」と言われて

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

手前みそですが・・・。
この間、歯科医院の先生に「聴き方がうまいね」と言われました。
医師も患者から情報を引き出す必要があるため、質問の仕方には敏感になっているのだとか。

その先生いわく、「エサをまかれた感じがする」と。
つまり、ストレートに質問せず、関連しそうな単語をちりばめて投げかけ、食いついたところに合わせられた感じがすると。
意識していませんでしたが、確かに、そんな操作をしていたかもしれませんね。

というのも、ありがちな「メリット・デメリット論」とか「歯科素材の比較」なんて、金輪際やりたくなかったんです。
そんなことは、覚えておく必要のない情報じゃないですか。
医院に来て、先生に質問すれば事足りる。
サイトコンテンツとして必要なのは、「心に残る」気付きや発見、そしてマインドセットでしょ。

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イメージとしての撮影風景

例えば、入れ歯の素材を延々と並べたとして、心に残りますか?
インプラントとの比較をすれば、問い合わせが増えるんでしょうか。
そうじゃないですよね。

年を取っても、硬い食べ物を嫌がらないでね。口を動かすと脳が刺激されて、ボケにくくなるよ。だから、入れ歯を作って頑張って「かもう」ね。
歯が一本欠けただけでも、まわりの歯が隙間を埋めようとヨレてくるよ。顔の形や体幹のラインがズレるかもよ。入れ歯を作る是非は、本数じゃないんだよ。
入れ歯にも定期的なメンテが必要。摩耗したり、加齢によって口の形が変わったりするからね。

そういう啓発のほうが、よっぽど大切じゃないですか。
入れ歯を作る気にさせたら、素材なんて、放っておいても聞きに来るの。
だからこそ、手を替え品を替え・・・エサを替え針を替え、釣りに取り組んでいたわけです。
おかげさまで、たくさんの気付きや発見を釣り上げることができました。
先生もハッピー、担当営業もハッピー。

メリット論のような愚にも付かないことをやっていたって、時間とお金のムダですよ。
もう、いいかげん、お子ちゃまレベルから卒業しませんか。
自分なら、そういう取材とコンテンツマーケティングが可能です。

[1689]20170307朝日新聞

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[1735] 花見は、いつから行事になったのか

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

お花見って、イベント化しちゃってないですか。
少なくとも、「咲いているサクラをめでること」ではなくなってきているような気がします。
「今年は、サクラ見ました?」
って会話、あまり聞かないですもんね。
「今年は、お花見行きました?」
になっている。

飛鳥山の近くでロケがあり、2時間の空きが出たので、吉宗公ゆかりの「元祖お花見」体験をしてこようと思ったわけです。
ソメイヨシノは、いまが満開。
天気もヨシ。
ところが、ほとんどのスタッフが「喫茶店で時間をつぶす」と。
アレ? オレ一人?
もうお花見をやっちゃったのかと思ったら、そうでもなさそう。
つまり、行事的な「お花見」じゃないから、行く気にならないみたいなんですね。
特に若い人ほど、そんな傾向があるようです。

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お花見発祥の地・・・の一つとされる「飛鳥山公園」

一方の現場。
平日の日中なので、地域のママ友グループを良くみかけました。
ここでも、ある種の行事化が行われているようです。
何ていうか、グループ内の役割を演じる舞台として、お花見が成立している。
例えば、場所取りだとか、買い出しとか、手作り料理の分担とか。
ご近所の呼びかけだから、参加しておかないと・・・みたいなところがある。

窮屈。
何だか見ていて、息が詰まりそうでした。
もう、サクラなんて関係ないんでしょうね。
「地域や会社による行事」だから、外で飲食する・・・というだけの呈。
吉宗さん。よみがえって「成敗」してやってください。

[1489]神奈川県内を走る電鉄6社の取材ハードル

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

むちゃブリ、史実への対応力、広報の度胸、マニアックな内容・・・。
電鉄への取材、その観点はいろいろあると思いますが、とりあえずザックリ「ひっくるめ」で考えたときの取材実現性について、個人的な感想を述べてみます。

一番相談しやすいのは、前にもどこかで書いたと思いますが、ダントツで相鉄さんです。
「県外への認知度が、まだまだ低い」という課題を抱えているため、大抵の話に乗っていただけます。
自らオモシロイ企画もやっていますしね。
とにかく「話題になろう」という気概が、良い意味でうかがえます。

江ノ電は、対応がキッパリ二分化する会社です。
沿線ネタや最新事情など、新しい話題に関してはOK。
一方、歴史的な考証になってくると難しい。
なぜなら、かつての火事で、社史のほとんどを失っているからです。
「図書館で調べられる以上のことはわからない」
という、お決まりのパターンで終わることが多いですね。

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市電のことは市電博物館、これは6社から除きます

一番微妙なのは東急。
歴史も古いし「いい場所」を走っているので、各地に郷土研究家がいらっしゃる。
話題によっては、電鉄より専門家に聞いたほうが早い。
本社への通し方というより、地場のコネが問われるところです。

小田急は、不思議なことに、「話題がない」んです。
あれは、なぜなんでしょうね。
イベントとか、そういうのは除きますよ。
何ていうか、動きがないというか、沿線が安定しちゃっているんですかね。

東急。
電鉄はフツーの対応ですけど、ヒエラルキーの下に位置する方々が愉快。
デパートとかエージェンシー、不動産関連などですね。
人材の厚みを感じます。
だから、電鉄本社を突破できると、後は楽。取材もおもしろいです。

最後は、言わずもがなのJR。
ハナから諦めて、ほかの突破口を探したほうが早いんじゃないですかね。
鉄道周りのNPOとか関連団体とか。
反応を待っていると、年が明けます。

[1389]ファインディング「にも」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

FIXしていない未来の予定などに、「にも」を使うことがあります。
ドコソコの大統領が来月にも、訪日の見込み。
事件の真実は来週にも、明らかになる模様です。
みたいな感じですね。

イメージとしての「にも」は、ココ「にも」あったというような、「意図をしていない2個目の発見」で使われるじゃないですか。
なぜ、未来にも「にも」が使われるのか。
良く考えてみると、わからなくなってくるのです。

1389.jpg
こんなところ「にも」、春の息吹が

頼りの『新明解』にも載っていなかったので、いろいろと調べたあげく、
「複数の選択肢のうち、一つを明示する」
という用法になるのではないかと、勝手に結論付けました。

(自宅は調査済みという前提で)学校「にも」いなかったよ。
(いつものスーパーで売っているのに加え)こんなところ「にも」あったんだ。

この延長で、
(未来へ続くたくさんの日程のなかから)来月「にも」、訪日の見込み
(もしかしたら前後にズレるかもしれないけど)事件の真実は、来週「にも」、明らかになる模様です。
そういう解釈でいいのではないかと。
つまり、すったもんだがあった感やら、ビチっとは決まっていないあやふや感が、そのニュアンスに含まれるわけです。
もともと、推量とセットですからね。
逆に言うと、人間の意思が介在しない場合や、間違いなく起こる出来事には使えません。

春「にも」、このサクラは咲くだろう・・・とした場合、その裏に何かしらのストーリーがありそうです。
どんな夜「にも」、必ず朝は訪れるはずだ・・・同上。
この思わせぶり感が、報道の冒頭などで好まれるのでしょう。
「実はね・・・」っていう続きへつなげられますから。

[1289]プレミアムフライデーを花金で終わらせないために

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

この3月から始まった「プレミアムフライデー」。
かつてあった「花の金曜日」と違うところは、生産効率の向上をねらった国による仕掛けであること。
だから、「らっしゃい、らっしゃい」的な民間主導とは一線を画すはず。
それだと、単なる消費誘導になっちゃいますからね。
企業による半ば強制的な「就労時間のカット」が、前面に来てなきゃおかしい。

ちなみに、「生産性」のような「性」の付く言葉は「人の気持ちを表すもの」だと考えていますから、ここでは「生産効率」で通します。
モチベーションとかやりがいのようなマインドが「生産性」。
結局、ヤル気になって生産効率が上がれば一緒なんですけど。

1289.jpg
大方の意見が集約されている『スマダン』の記事

話を戻しまして。
そうはいっても、「花の金曜日」と変わらないオチになりそうですよね。
もっと、雇用主側から仕掛けないと。

それに、消費型の場合、金曜日に忙しい商店や人が出てきちゃうじゃないですか。
「会社員」のパイを削って「個人商店」のパイに移動させているだけだと、全体で見たときに、全く変わらない。

そうじゃなくて、例えば金曜の午後は直帰奨励とか。
NPOやボランティアの活動を義務づけて、人事評価の項目にするとか。
お題目はフリーな研修・セミナーに補助金を出すとか。
そういうことで新しい生きがいや人生の目標を見つけてもらうほうが、「プレミヤム」感はありますよね。
昼からビール・・・って話じゃ、決してないと思うんですよ。

もしくは、金曜に限って、ほかの部署の仕事をやらせたらどうだろう。
それなら、夕方からビール飲んで、人事交流を深めてもいい。
最初は手間だろうけれど、長い目で見たら、生産効率が向上するんじゃないかな。
経理がわかる営業とか、現場を知っている総務とか。
部長の職能を課長にやらせたり、役員に平社員の雑務を任せたり、派遣の指示で社員が動いたり・・・そういう取り組みをしていれば、学生による就職番付も上がると思うんだけど。

[1189]「音源渡し」の書きおこしに潜むリスク

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

取材音源は別途にあるので、いつものように、サイトの形へまとめてくれないか。
そんな依頼がありまして。
悩んだ末、遠回しにお断りいたしました。

もし、純粋なテープ起こしだったら、受けていたかもしれません。
いわゆる「バリ取り」をして、きちんと読める「書きコトバ」として納品するなら、別に問題はないわけです。
しかし、サイトコンテンツとなると、ちょっと話が違ってきます。
ロジックというのかな・・・読ませるための組み立てが求められると思うんですよ。
音声の順にテキストを並べればいいのかというと、必ずしもそうじゃない。
音声は材料であって、それをもとに戸建てを造っていく感覚。
基礎工事に使う部分、屋根をふく素材、床材にインテリアと、それぞれのパーツを仕分けて、かつ、抜け漏れのないようにしないといけない。

なのに、「材料は勝手に調達したから、後は造ってくれ」って、ちょっとリスクですよね。
コンクリの量は足りるんだろうか、瓦は用意してくれているんだろうか、窓の数だけガラスがあるんだろうか・・・。
なので、サイトコンテンツとして承らず、「バリ取り」ならいいですよと返信したら、案の定ペンディングになりました。

1189.jpg
熱さや幅は同じでも、寸足らず・・・という茶濁です

もうひとつ気にかかったのは、自分が得意とする弁護士事案だったこと。
おそらく、自分のほうが「うまく」聞けるはずです。
なので、「そこで終わるなよ」とか「問いと答えになってないじゃん」みたいなフラストレーションは、かなりあろうかと。
よって、いつも納品しているコンテンツより、かなりレベルが低くなりそうでした。

これは信用問題になりかねないですよ。
「士業なら、とりあえずコーノさん」という流れができているなか、「ほかのライターと変わらないじゃん」になってしまう。
それだけは、何としても避けたかったわけです。
そもそも「士業なら、とりあえずコーノさん」って、そういう意味じゃないですからね。
戸建てを一から請け負うなら、任せてください。
そうじゃなく、「手元にある部品だけで何とか家の形にしろ」って言われてもね。
手抜き工事が前提じゃないですか。

[1688]20170209朝日新聞

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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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