[1397] わかっている人の書く、わからない文

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

今回は、専門用語が語弊をもたらすケースの一例です。

半年くらい前でしょうか。
相続に関する最高裁判決で、「預貯金は遺産に含まれる」という見だしが各紙面を飾りました。
これ、
「何を言ってるんだ、当たり前じゃないか」
なんて、思いませんでした?

一般人が考える「遺産」とは、故人が持っていた財産のこと。
その中には預貯金も含まれるわけで、だから疑問を感じてしまうのです。
ところが法律的な遺産とは、話し合い、つまり「遺産分割協議を経て取り分が決まる財産」のこと。
預貯金はいままで、法定相続分通りに分けられるのが一般的で、ある種、相続人の個人財産のように思われていたんですね。

お金は大切だから、もめないで、まず、分割しちゃおうよ。
細かな調整は、現金以外の遺産で図っていこうじゃないかと。

この流れを改め、「最初からお金も含めて話し合いなさい」としたのが、「預貯金は遺産に含まれる」の真意なんです。

棚からボタ餅
預貯金的な茶濁がなかったもので、「棚からぼた餅」

つまり、その筋だけで通る「正確さ」を通そうとすると、かえって誤解を招くことになる。
例外として、一般に知られたくないための符丁は、アリだと思うんですよね。
そうではなく、周知を前提とした場合、専門用語は避けるベキなんです。

さて、このたび成立した改正民法。
未払い金の時効について、新たに「権利を行使できると知ったときから5年」とされましたが、その意味、わかりますか?
単純に、未払い金発生時から5年じゃないんです。
また、うっかり売り掛けがあることを忘れていた場合でもない。それは単なる自分のミスですから。

「知ったときから5年」。これは、例えば債権者が孤独死なんかをして、知らずに権利が相続されていた場合などですね。
知りようがなかったんだから、しょうがねぇじゃねえかと。そういうシチュエーションに限り、時効をカウントするスタート時点がずらせる。
決して、「タンスを探したら、ずっと前に取り交わした書面が出てきた。じゃあ、いまから5年」ではないわけです。
そういう意味の「知った」とは異なります。
修正するとしたら、「棚から落ちたぼた餅をはじめて見たときから5年」ってな感じでしょうか。
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[1297] コトバ遺産「それにつけても」

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

明治の製菓「カール」が、ついに、全国販売を中止するそうです。
今後は生産拠点を1箇所にしぼり、西日本のみで展開していくとのこと。
言われてみれば正直、手が伸びてなかったですもんね、最近。

「カール」で思い出すのは、かつて「チーズがけ」とか「カレーがけ」といった表記をしていたこと。
いまのような「~あじ」ではなかったんです。
この「け」の字のタテ棒が少し下にズレていたので、「け」ではなく「さ」・・・フォントで表現できませんが、「| +」のような文字・・・に読めました。
つまり、「チーズがさ」「カレーがさ」だと思っていた時期があったんです。幼稚園くらいのころかな。
どうでもいいことですが。

1297.jpg
国内メディアとは変わった切り口の「ハフィントンポスト」

さて、カールといえば「それにつけても」というコピー。
もう、この表現を見かけなくなるのではないでしょうか。
せっかくなので、因数分解してみましょう。

恐らくキモになるのは、「つける」という部分。
意味としては、「付属した」と同義の「付ける」ということでいいと思います。
最後の「も」は、選択肢の一例ですから、

「それに付随して思い出すことの一例を挙げると」

といったところでしょう。
「いいもんだなぁ、ふるさとは」を前の句とすれば、
「ふるさとといえば、思い出すこと」
前の句がない場合は、
「つれづれ、思い出すこと」
という解釈でいいと思います。
英語でいうところの「besides」みたいな感じでしょうか。
日本語なら『徒然草』、つまり、カールは随筆だったわけです。

この「つける」に込められたつれづれ感。
使いこなせる人なんて、吉田兼好を除き、そうはいません。
あっ、「何かにつけて」みたいに使うか。
「いまの話につけて補足すれば」みたいに汎用したくなってきますが、おそらく編集から「いまの話について補足すれば」と直されてしまうんでしょう。

[1197] FBを見てないんだったら「いいです」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

いままでお仕事をいただいていたプロダクションに、手配や校正の管理会社がはさまるそうで。
向こうの希望としては、Facebookを利用して連絡を取りあいたいとのこと。
そこで、担当者へ友リクを出してもらえないかと・・・。

そういうことでいいのか?
いままでは、まず、電話をもらっていましたよ。
わざわざ面会するほどじゃないけど、声を直接聞いて、相手とコミュニケーションを取る。
電話で粗くすり合わせておいてから、細かな条件をメールで詰める。
ビジネスって、そういうものでしょ。
そもそも、FBよりメールの確認をする頻度のほうが高いわけだし・・・。
そう思って「FBをあまり見てない」と伝えたら、標題の返信が来たわけです。今後は、メールにしますと。

「いいです」っていうか、この人は、どの程度の頻度を想定していたんでしょうね。
4・5回、へたしたら時間おきだったりして。
もはや依存症レベルでしょ、そうなったら。

1197.gif
「Facebook(フェイスブック)に関する調査(2015年)」ライフメディアリサーチバンク調べ

そんなことがきっかけで、フツーの人がどれくらい見ているのか調べてみました。
上図は全8問あるうちの一つですが、「2回以上」を細分化して考えていないんですね。
その必要がないというのか、2回以上見ている時点で「トップグループ」だと。
やっぱり、そんなもんですよね。
あー、ちょっと、安心した。

逆にあの人は、依存症レベルを相手にしたがっているんですな。
もしくは、「仕事が欲しけりゃ、そっちから歩み寄れ」と。
冗談じゃないですよ。
人をそんなに軽々しく「管理するな」。
モチ下がるよなぁ、こういう人が相手だと。

[1696]20170331朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

1696.jpg

[1742] 万能ピリ辛調味料としての「チリソース」

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

水ギョーザにそのままかけてヨシ。
カップ麺もイケます。
塩やきそばの隠し味にしたら大成功。一発で東南アジアの風が吹く・・・南米なのに。

自分はいままで、チリソースのことを、チリソースとしてしか受け止めていませんでした。
エビチリとか、せいぜい天津丼のアンくらいしか、使い道はないだろうと。
ところがどっこい。
豆板醤感覚で何にでもつかえます。
むしろコクがあって、仕上がりが立体的になる。

チリソースやきそば
塩やきそばの下味にすると、ビールが加速する

それに、豆板醤って酸っぱくて辛いだけで、ちょっと暴力的なんですよね。
なので、ビールが合うようで、良く考えるとそうでもない。
舌の上を荒地にし過ぎちゃって、ビールでも潤せないところがある。

一方のチリソースは、辛さのダメージとビールのリペアが、ちょうどいい具合にマッチング。
むしろ、舌という土地を、耕してかんがいしているような感覚。
東南アジアの密林をくぐり抜けてきた、ウェッティな辛さ・・・南米ですけどね。

用途は、中華に限りません。
ステーキにタバスコとマスタードを塗って食べるのが好きなんですけど、チリソースでもOK。
天ぷらのツユに、モミジおろしの代わりとして。
サバやサンマ缶を直接火であぶって、マヨと交ぜて軽く煮込んだり。
ただし、日本酒と相性が悪いので要注意。
やはり、ビールが一番合いますな。

[803] グーグルとのお付き合い開始

~スマホが変えたHTML文【ピクニックを始めたコンテンツたち】~

「山ガハとは別個のサイトを、またゼロから作ろう」

前回のあらすじは、そう、決意したところまででした。
その一方、いままでの自分は、まったく「Google嬢」のことを気にかけていなかったんです。
なぜなら、旧・山ガハが、ものすごいポテンシャルを持っていたから。

累計アクセスは200万超え、被リンクが1000サイト以上、週2回更新で10年以上の稼働実績・・・。
ここまで行くと、SEOなんて全く気にせずとも、好きなことを書いていれば良かったんです。
いつも「Google嬢」が勝手に見つけて、検索上位に乗せてくれていました。
いわば、モテてたんですね。
ところが新規サイトとなると、そもそも「Google嬢」にとっては赤の他人になります。

また、数年前から、アクセス解析ツールなどによるキーワードの取得ができなくなりました。
良く言えば、暗号化によるプライバシーの保護。
悪く言えば、SEOビジネスの寡占。
つまり、「どういうキーワードを載せるべきか」というキモが、全くわからない状態なのです。

アクセス解析のイメージ図
現在使用しているアクセス解析ツールの例

そこでいろいろ調べてみたら、新人は、正式に「Google嬢」へあいさつしなくてはいけないらしい。
「私はこういうものです。新たにあなたのショバへやって参りました。以後、お引き立てください・・・」と。
その方法が、「Google ウェブマスターツール」というブツ。
「サーチコンソール」という言い方もあるようですが、新人で専門知識がない自分の場合、「Google ウェブマスターツール」で検索したほうが、有用な情報を見つけられました。

で、特殊なHTMLファイル・・・いわば名詞のようなファイルを新しいサイトに上げれば、「Google嬢」と交流できるらしい。
禁断の検索ワードも教えてくれちゃう。
また、そうしないと、検索結果になかなか乗せてくれないとのこと。
やれやれ・・・山ガハとは打って変わって、お嬢のワガママに耐える必要がありそうですな。

さて、このテーマの主眼は、「スマホがインターネットの世界をガラリと変えた」ことでした。
でも、もう1回だけ、主眼と関係のない話をします。
なぜなら、「Google嬢」のワガママを聞き始めたのが、いろいろなことを気付くきっかけになったからです。

[1396]「参られないと思います」が、なぜおかしいのか

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

駅のホームで、聞くとはなしに、こんな携帯電話のやりとりが耳に入ってしまったのです。
「えーと、参られないと思います」
即座に「伺えないと思います」の間違いだと気付いたものの、どこが誤りなのか、自分でもわからなかったんですね。

まず、「参られない」の「られ」は、可能とみるべきでしょう。
つまり、「I can’t 参る」だと。
これをハズすと、残るは「参らないと思う」なんですが、何か不自然さを感じませんか。
[1378]でも書いたように、一部の謙譲語は、なぜか否定形となじまないのです。

そこで謙譲語を調べてみると、実は2種類あり、
敬意を払う相手がそこにいる場合は「謙譲語Ⅰ」、相手に対する配慮から自分がへりくだる場合は「謙譲語Ⅱ」という説明がありました。
・・・こんな、人を煙にまいたような定義は無視しましょう。
自分なりに解釈し直して、

丁寧な動作が「謙譲語Ⅰ」
相手との上下関係を明白にするのが「謙譲語Ⅱ」

という理解でいいと思います。

親子カエル
上下関係というだけの茶濁でございます

さて、話を戻します。
「参る」は謙譲語Ⅱなので、ポジショニングの宣言ですよね。
自分の位置のほうが低いですよと。

そうしておきながら、意に逆らうというのか、言うことをきかないというのか、反逆のニュアンスを含んでしまうために、「謙譲語Ⅱ+否定」がなじまないのではないか。
同じ例としては「申さない」「いたさない」などで、敬意を払っているんだか、からかっているんだか、良くわかりませんよね。

一方の「丁寧語Ⅰ」は丁寧な動作だから、丁寧なお断りができる。
「伺えません」なら、不自然感はありません。
なので、ある意味、否定形を用いるべきでないのが「謙譲語Ⅱ」・・・という定義もできるわけです。たぶん。

と、ここで、重大な事実に気付きました。
逆接で使う場合、「謙譲語Ⅱ+否定」はアリなんです。
ポジショニングの否定・・・・を逆接するわけですから、下にいることが示せます。

絶対にダメだとは「申しませんが」、おやめになったほうがいいでしょう。
命令を聞くわけには「参りませんが」、おっしゃりたいことは理解できます。

難しいな、日本語。

[1296] なぜ銀行強盗はアウトで、ミサイルはセーフなのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

北朝鮮の新型ミサイル絡みで使われている「ロフテッド」という言葉。
雑貨を扱う、あの「ロフト」と、何か関係があるんでしょうか。

屋根裏が付いている部屋のことを「ロフト付き」なんて言いますよね。
デパートの「ロフト」は、そこら辺と関係しているのでしょう。
一方、ゴルフで使うピッチングウェッジのことを、「ロフトが付いているクラブ」と表現します。
屋根の高い部屋、球を高く打ち上げるクラブ・・・その辺に、答えがありそうですな。

さて、その「ロフテッド」ですが、いまのところ具体的な標的を狙っていないので、実験扱いとみなされているようです。
でも、銃を空に向けて威嚇発砲したら、日常の世界では「お縄」ですよね。
その違いが、わからんのですよ。

ロフテッド
「ロフテッド」を解説した例としての『YOMIURI ONLINE』

海外ドラマ『プリズンブレイク』でマイケルは、銀行の天井を打って、狙い通り兄のいる監獄へ連行されました。
あのとき、「具体的な標的を狙っていないからセーフだよ」と言われたら、その後の筋が成り立たないじゃないですか。
続編がダラダラしちゃって、おもしろくないのは別にして。
つまり、他人を威嚇した時点でアウトなはずなんですよ。人間なら。

その理屈が通らないとしたら、国家は別扱いにするのか、国際上の治安が成り立っていないのか、もしくは両方のはず。
また、そうした国と話し合いの場を持つって、どういうことなんでしょう。
国内の反社会勢力が手に負えなくなったら、警察は、話し合いをするんでしょうか。
グアムが射程に入るとか、中国に対するメッセージも含まれるとか、そんなこと、どうでもいいでしょ。
もう天井を打っちゃってんのっ。あの国は。
実験じゃなくて、犯罪として報じるべきだと思うんですけど。

[1196] ホウムライターとチャッカマンの違い

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

世の中で一番硬いとされる6文字の鉱物。
その名前が冠された出版社のムックを執筆することになりました。
中身は「相続」関係です。

いままで、ダイレクトの執筆依頼としては、「ニノキン」しか来ませんでした。
それが、ついに法務関係ですよ。
士業のサイトコンテンツを手掛けてきた実績が、やっと認められたのです・・・たぶん。
いいですか? ホームじゃなくて、法務ですよ。
ホームライターだと、チャッカマンになっちゃいますからね。

1196.jpg
ホウムのほうの茶濁でございます

そもそも、法律系のライターって、法務ライターでいいんでしょうか。
例えば、お医者さんがらみは「医療ライター」というんですが、これに比べると、いまひとつ名が通っていない気がします。
「法務ライター」で検索してみても、一連の単語として使っているところは少ない模様。
分野としての「法務」と、スキルとしてのライターが切り離されている。

あっ、ってことは、seoワードとして見たときに、有望株ってことですよね。
検索量としては多くないだろうけど、打ち込んだ人へ確実に届く。
そして、問い合わせが自分のところに来る。
決めた。これからは、法務ライターの第一人者、河野哲弥です。

実は、「二宮金次郎像 河野哲弥」で検索したところ、かなり笑える結果になっていまして。
もう、ここまで行っちゃうと、覆せないよな・・・と思っていたんです。
貼られたレッテルを剥がしきれないと。
ところが、さにあらず。別のライターラベルをベタベタ増やしていけばいいわけです。
その答えが「法務ライター」。
いいですか? チャッカマンじゃ、ありませんからね。

[1695]20170326朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[1741] 紙も積もれば科学遺産

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

夏の風物詩ともいえる、キンチョーのコマーシャル。
今年から、こっそり「科学遺産認定」なんてコピーが付いているの、気付きました?
調べてみたら、2017年度の最新版で認めらたようです。

この「科学遺産」。
公式サイトによると、科学マターであることはもちろん、特に「歴史的な資料」という側面を重視するらしいです。
人や道具類そのものよりも、保管状態と合わせたデータの蓄積を評価すると。
そのせいか、あまりなじみのないアカデミックな資料が選ばれています。

そんななかでのキンチョー・・・というか、正確には「除虫菊関連の資料」・・・って、思いっきり身近じゃないですか。
ほか、今年は「化粧水の資料」も認定。
方針が変わってきたんですかね。

キンチョーの看板
ある意味、これらも「歴史的な資料」という気がする

ちなみに、初回認定の資料で「具留多味酸試料」というのがあるんですが、これはグルタミン酸のこと。つまり「味の素」ですね、たぶん。
じゃあ、かつお節などの「イノシン酸」も認めてやれよ・・・という気がするんですが、残念ながら選外となっています。
なんでだろう。
資料としての呈をなしていないのかな。

そう、「科学遺産」が怖いのは、資料を対象とするところ。
功績・貢献が一義ではなく、何より学術性なんです。
これは、論文を重視する「科学」にありがちな志向で、文字になってなければ、例え事実でも事実じゃないと。
そういうノリなんでしょう、たぶん。

今後のことを考えると、「紙への記録」に限らず、デジタルデータをどう扱うかが問われそうです。
デジタルは可変できちゃいますから・・・。
何だか時代遅れという気もしますが、そもそも遺産って、そういう話でしたね。

[802] ユニバーサルデザインとCSS

~スマホが変えたHTML文【ピクニックを始めたコンテンツたち】~

前回、
「スマホが登場するまでのホームページは、『テーブル』という見えない枠によってデザインされていた」
ことをお話ししました。
いわば、大きさの決まったキャンバスへ画を描くようにして、コンテンツが並んでいたのです。

ところがスマホの登場により、閲覧環境に変化が起きました。
横幅は、一般的なPCモニターの約3分の1しかありません。
スマホユーザーには、一枚の画の、わずか左上の部分しか見えていないのです。

そこで、CSSを使った「ユニバーサルデザイン」の必要性が問われ始めました。
これは、ホームページに文字と画像しか置かず、その配置を端末に決めさせるというもの。
視認性の悪い横スクロールを発生させないことで、ユーザビリティを高めたのです。
しかし、その代わりに、以下のような状況が起きてしまうことに。

ユニバーサルデザイン
山ガハで多用していた、横並び3コンテンツのイメージ

例えば、「ノーマル吉野家」「青い吉野家」「白い吉野家」の対比をしたかったとしますよね。
PS前提なら・・・というか、自分にはこの発想しかなかったのですが・・・横並びで表現できます。
ところが、画面幅を狭めていくと、「白い吉野家」だけ下に落ちてしまうのです。

これは自分に、強烈なアレルギーを引き起こしました。
そこまでして、スマホユーザーをちやほやすべきなのかと。
むしろ、「山ガハ」はPCで見ろと。
つまり、せっかくCSSを導入したのに、横幅を760ピクセルで固定してしまったんです。
もちろん、コンテンツの横幅を250にせず、「閲覧画面の3分の1」と指定することもできます。
これならデザインが崩れないものの、画像はかなり小さくなります。
ですから、パーセンテージの指定は行いませんでした。

もし、これ以上ページを増やすのであれば・・・。
お株だった「横並び3コンテンツ」という発想は、どうやら捨て去らないといけないようです。
であれば、いっそのこと、全くコンセプトの異なったサイトを一から立ち上げようか。
なんとなく「YMGH」を残したかったので、じゃあ、ライティングワークをテーマにした「YM我報」にしよう。
これが、現「山ガハ」です。
そして、横幅指定をなくした別サイトの建設を、新たに始めようと考えました。

[1395]注意したいことが・・・とするときに、注意したいこと

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

良くポイ捨てする人「が」います。

ここに、「気になるのが・・・ことです」を付け加えると、どうなるでしょう。

気になるのが、良くポイ捨てをする人が、いることです。

これは「が」がカブルので、好ましくありません。
一つの文に対して、二つの主語が生じていますよね。
ところがご存じの通り、ダブル「がが」文を、あちこちで散見するのです。

なぎさから見た海の遠景
遠くに見えるの「が」、かつて工場「が」建っていた土地

つまり、シングル「が」文そのものを別の目的語にする場合、文章の構成を変えなきゃいけないんです。

気になるのが、良くポイ捨てする人「を」見かけることです・・・目的格に直す
遠くに見えるのが、かつての工場建設地である・・・一連の名詞に変換

もう少し例文を出してみましょうか。

外国人が含まれる
課金対象となるのが、外国人を含む場合

テレビの見過ぎが、目を悪くする
注意したいのが、テレビの見過ぎによる目の悪化

また、「がが」ではなく「はが」の場合、見た目は正しいように見えます。
しかし、構造的には同じです。

課金対象となるのは、外国人が含まれる場合・・・ではなく、
課金対象となるのは、外国人を含む場合

構造的には、修正が必要です・・・ではなく、
構造的には、修正を必要とします

これですね、意外とできていないんですよ、自分でも。
まず、「修正が必要です」というフレーズが浮かんでしまうのでしょう。
そのフレーズに対して、「できあがった文章は」という主格をそのままはめて、

できあがった文章は、修正が必要です

にしてしまっている。
誰も文句を付けないですけどね。また、気付いて直したとしても、評価されないですけどね。
へたしたら「こだわり」の域かもしれませんが、こういうところって、重要なんじゃないかと思います。

[1295] その記事、何か役に立つんでしょうか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

横浜駅の工事に伴う仮囲い。
あの盤面をメディアにする企画が進んでいるそうで、「はまれぽ」から連絡を受け、はじめてその詳細を知りました。
題して「Yokohama Live Collection」。
中身は大きく3タイプあるようで、市民による参加型記事、メディアが提供する取材型記事、そして広告となるようです。

で、「はまれぽ」いわく、自分の過去記事を提案しているとのこと。
まだ決定ではないそうですが、話を聞いて驚いちゃいました。
だって、「顔認識型の自販機をからかった」内容だったからです。

横浜観光情報
横浜CV発表の「Yokohama Live Collection」詳細

もともとのお題は、「次世代自販機は、酔っ払いを認識して、胃腸薬などを出してくれるのか」的なキニナルでした。
そこで、顔を赤や青に塗り、自販機と正対させてみたんです。
結果はネタバレになるので、検索か何かをして探してみてください。

2011年の記事ですからね。
どこか書き方に、山ガハの匂いがします。
っていうか、あれは、ネタでしょ。有益な情報を発信しちゃいないじゃない。
まあ、正式に決まったら、また報告します。
もし通ったとしたら何だろ・・・自販機への関心が高まって、売上が伸びることを期待しているんでしょうか。
普通に考えれば、落ちプレすると思うんだけど・・・。

[1195] ロボット三原則の抜け穴

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「ロボットは人に危害を加えられない」前提で、ロボットに殺人をさせられるのか。

これから書くのは、とあるプロダクションから出されていた課題のプロットです。
パクられることを懸念して、このブログに大筋を乗せておきます。

用意するのは3体のロボット。順にA、B、Cとしておきましょう。
Aは、工事現場などで使う爆薬を製造しています。なお、この爆薬は、電話の着信があると爆発することにさせてください。
Bは、荷物を回収し、指定した先へ届けるデリバリーロボ。
Cは、秘書アンドロイドで、人間の代わりに電話をかけてくれます。
さて、業務マネージャーロボXはABCに対し、このような指令を送ることができるでしょうか。

「Aの作った爆弾をBに空港へ運ばせ、Cから電話をかけさせる」

もちろん、ABCは、それぞれの業務内容しか知らされていません。
またXも、殺人行為そのものを指示してはいません。各ロボがいつも行っている業務について、命令しているだけです。

1195.jpg
はたして、空港テロは起こり得るのか

あっ、こういうことを計画しただけでつかまるんでしたっけ。新法案の下では。
それはそれとして・・・。

つまり、「Xに、想像能力があるのか」というところが問われるんだと思います。
個々は殺人と関係なくても、統合することによる結果を、推測できるかどうか。
このリスクがある限り、機械に「結果」を任せることはできない。
委任できるのは、あくまで一部の「プロセス」のみ。勝手に組み合わさせちゃダメ。
やはり、人間の想像力と監視が必要。

というような論旨です。
もっと明るい話にすべきか迷ったものの、営業をかけた先から出た「宿題」なので、どうしてもインパクトがほしかったんですね。
一発勝負ですから、いつも言っている[驚き]-[発見]-[共感]のサイクルへ乗せるには、騒ぎを起こさないと。
さて、騒いだだけの価値はあったんでしょうか。

[1694]20170325朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[1740] 「木々の名は。その4」ユリノキ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

街中で見かける樹木を知ろうという企画、第四弾。
今回は、一風変わったユリノキ。
どう変わっているかというと、葉の形が、なかなかにユニークです。
茎を上にして見ると「はんてん」のように見えることから、別名「ハンテンボク」。
また、「やっこだこ」「軍配」なんて見方もあるみたいです。

確かに、調べるまでもなく、そんな印象はありました。
自分の場合、Tシャツかブラウスみたいだと思いましたけどね。
葉の大きさ自体も、ほかに類を見ないサイズ。
大人の手のひらは、優に超えます。

ユリノキの葉
三方向に分かれた葉先が、さらに割れたような形

ブラウスの木・・・じゃなかった、ユリノキの特徴をもう一つあげるとすれば、花にちなんだ名前が付けられているということでしょう。
ユリとは無関係ですが、ユリに見えなくもない小ぶりな花を付けるそうです。
海外での印象は、むしろチューリップ。
学名もズバリ「tulipifera(チューリッピフェラ)」。

花は季節に関係してくるので、マーブル状の幹で見分けるのも方法。
チェーンがかけてあるような「丸太に模したくい」って、良く見かけるじゃないですか。
茶系統と灰色系があるうちの、灰色系のほうに似ています。
もともと、ユリノキをまねしたんですかね。
ちなみに原産地のアメリカでは、幹からカヌーを作ったりするそうです。

[801] テーブルに乗せられた山ガハ

~スマホが変えたHTML文【ピクニックを始めたコンテンツたち】~

突然ですが・・・。
木曜日のテーマを、しばらく替えることにしました。
その中身は、「ホームページを作成する際に必要な構文」についてですが、専門的なことをアレコレと書くつもりはありません。
石器時代のスキルでヨシとしていた自分が、改めて最新事情を知り、悪戦苦闘していくリアルストーリーになります。

なぜなら、
「スマホが登場して、何もかもが変わった」
という、衝撃的な事実に直面したから。

そこで比較として、「スマホ登場前のサイトがどんな姿をしていたか」というところから始めてみようと思います。
それは、こんなイメージでした。

テーブルを使ったサイトのイメージ
「テーブル」という「見えない枠」を利用したデザイン概念図

例えば、画像の左にテキストを流し込みたい場合、画面をテーブルで区切ってから、それぞれのアイテムを入れ込んでいたわけです。
単純に並べてしまうと、閲覧者の画面の大きさによっては、縦に並んでしまうことがあるんです。

この状態を防ぐために、先に「大外枠」で横幅を固定し、それより狭い閲覧環境では「横スクロールを発生させる」という工夫も必要でした。
ちなみに旧・山ガハのサイズは800ピクセル。
一般的な解像度であるワイド1024ピクセルのモニターなら、何ら問題がありません。
ウィンドウが全画面ではなく、横幅800未満になっていた場合は、横スクロールをするか縮小して見ていただくと。
ちなみに、この枠のことを「テーブル」と言います。

では、現代チックなデザインの場合、レイアウトをどうまとめているのでしょう。
その答えが「CSS」という、仕様書のようなブツになります。
例えば、仕様書の中で、”左寄せ”という暗号を決めておくとしますよね。その際、横幅を300ピクセルと固定することもできます。
すると、この暗号の付いたテキストは、何もしなくても左に寄せられて、幅300の中で収まることになります。

つまり、ページ自体を枠でデザインしないのです。
特殊な暗号をいっぱい作っておいて、テキストや画像を、その暗号で制御する・・・というのかな。
配置、大きさ、文字色、背景色、マウスオーバーしたときの効果・・・これらは、「CSS」という別の仕様書にまとめておく。
ページには、原則として、暗号の付いたテキストと画像しか置かない。
標題にある「ピクニックを始めたコンテンツたち」という意味は、この、テーブルから離れた状態を指します。

ただ、スマホによる閲覧をあまり重視していなかった自分は、サイトの大外枠にも暗号を使って、760ピクセルに固定していました。
なぜ760だったかというと、CSSを学ぶときに参考にしたサイトの例が「760」だったから。
いかにも付け焼き刃ですが、年末を使って3日程度勉強したら、ある程度作れるようになってきました。
そこで、山ガハを現在の形に改装しようと考えついたのです。

[1394]「バールのようなもの」にバールは含まれるか

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

標題の件。
いまどき、バールとは何かを知らない人のほうが多い気がするなか、定型句のように使われていますよね。
恐らく主眼は「こじ開けた」にあって、バットでも力業でも構わないものの、一例としてのサンプルを表現しているのだと思います。
つまり、バールは含まれると考えていい。

ところが、例示となってくると話は違ってきて、「地獄のような環境」という場合、地獄を見てきた人なんていないわけです。
「雲のような口当たり」「苦虫をかんだような顔」などもそうで、最も身近な「異物」をもって、その様を表現していることになります。
つまり、バールは含まれない。

1394.jpg
見た目がコケのような抹茶せんべい・・・コケは含まれない

これ、現実的な使い分けって、難しいですよね。
読み手のほうは、肌感覚でわかるため、意識しなくてもいいと思うんです。
問題は書き手。
サンプリングか例えなのかによって、注意深く言葉を選ぶ必要があります。

・サンプリングの場合
円板のような形
入道雲が確認されるような天気
帰り道がわからなくなるようなケース

・例示の場合
夏みかんのような風味
鬼のような物言い
切って張ったかのような急ごしらえ

こう見てみると、サンプリングは、事実に限られるんです。人によって違うということがない。
一方の例示はイメージ描写だから、印象に差の出る場合がある。
じゃあ、本題の「バール」ってどうなんでしょう。
「あぁ、これはバールだね。バットじゃないね」
ってところまで絞り込めているんでしょうか。
もし、事実じゃないとしたら・・・。

実はですね、バールのようなの後に「もの」って言葉がくっ付いているの、気付きましたか。
「バールでこじ開けたような」じゃないんです。
「もの」を挟むことで、事実でもイメージでも構わなくなっている。
要は、こじ開けられたんだと。
「もの」によってこじ開けられたんだと。
その「もの」自体は、バールでもバットでも、お好きに解釈してちょうだい。

この、ものすごくトリッキーな仕組みによって、「バールのようなもの」が重宝されているのでしょう。
・入道雲が確認されるような天気・・・入道雲に限定
・入道雲のようなものが確認される天気・・・何でもアリだし、入道雲でもいい
最初に使ったヤツ、すげぇな。

[1294] 開き直って閉じ直した、夕張市の決断

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

「ふるさと納税」の企業版ともいえる「地方創生応援税制」。
あまり話題にならないので忘れていましたが、実は、そこそこ動いているみたいですね。
例えば、デフォルトが心配された夕張市に対し、ニトリなどの地元企業が支援を申し出ているそうです。
ただ、個人による「ふるさと納税」のような自由さはなく、政府による施策の認定が必要。
2016年度に行われた第一弾では、各地方団体から寄せられた102の事業が対象となったようです。

1294.jpg

少し古い記事ですが、事業例の一部が載っている「ビジネス+IT」

この例を見てみると、さすがにハコモノの姿は見られないですね。
目立つのは、地域産業の活性化と人材の受入れなど。
例えるなら、「古くなったマシンに油を差す」ような案件が目立ちます。

その一方、夕張市がすごいのは、「コンパクトシティ」を堂々とうたってきたこと。
ズバリ、街を縮小する提案なんです。
人口減少はこの先も進むだろうから、拡大や維持なんてやっているべきではなく、ダウンサイジングが欠かせないんだと。
人を都市部に集中させることで過疎化を防ぎ、合わせて公共交通網を整備し直そうと。

確か金沢市でしたっけ。「コンパクトシティ」の成功例として先駆けになったのは。
こういうチャリンチャリンしない話はウケが悪いから、むしろ、「地方創生応援税制」が合っているのかもしれない。
夕張市は、背水の陣で来たというか、しぶとさやたくましさを感じます。
底を見ちゃったからできるタフネスなんでしょう。

このロジック、すべての地域に当てはまる話ですよね。
歯抜けのスピードに合わせて「密度を維持するまちづくり」にしていかないと。
各地の自治体も、余裕のあるうちに見習ったほうがいいのでは。

[1194] 隠れた「ライター募集」を探す方法

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「顧客を募集中のプロダクションへ、逆に営業したらどうなるんだろう」

そもそものきっかけは、連休前の仕事が一段落付いたこと。
G.W.に限りませんが、長期休暇の後って、しばらくヒマになるんです。
そこで、応募というのか営業というのか、いわゆる「アウトバウンド」をしてみることにしました。

ただ、「ライター募集」や「取材 インタビュー 募集」のような検索って、やり尽くしちゃったようなところがあって、なかなかアウトバウンド先が見つからないんです。
そこでフト思いついたのが、冒頭のような発想。
「ライティングの仕事自体を積極的に求めているところって、必然的に、手が足りなくなるんじゃないか」と思ったのです。

1194.jpg
花の在りかは枝先に限らず、葉の中にあって目立つ一輪

この探し方のメリットは、売値が先にわかること。
例えば、1000文字1000円で引き受けていたとしたら、どうやったって、文字1円以上の条件にはありつけないわけです。
そういうところは放っといて、「結構いい値段付けてるな」というプロダクションのみ、自主的に選べる。

ただ、敵もさるもの。
顧客向けのサイトと、ライター募集のサイトを、分けていたりします。
顧客向けのサイトから企業名で検索してポータルサイトを探し、そこからアプローチしていくのがセオリーかもしれません。
募集しているかどうかはあまり気にせず、メモ帳に控えておいた文言を、片っ端から投げかけていきます。
すると、その日にレスが来て、面会に結び付いたケースもありました。
へたに登録型で応募を受け付けているところより、キラーパスを送ったほうが、結果へ結び付きやすいのではないでしょうか。

特定の業種に特化しているところは、なおのこと、募集の有無を問わないようです。
自分の場合なら、士業と医療。
この、「三段逆スライド方式」・・・逆という言葉が使いたかっただけです・・・って、盲点でしたね。

[1693]20170214朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

1693.jpg

[1739] カメラを持たないカメラマンの話

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

その人は、プライベートで出かけるとき、絶対にカメラを持たないそうです。
スマホやモバイルでも撮影しない。
なぜなら、「写真を撮ってしまうと、そのときの思い出しか残らなくなるから」。

彼の感覚では、シャッターを切ること = 対象を「記録」すること。
つまり、記録したものだけが、成果として残るわけです。
それと同様に、旅行などで風景を「記録」すると、それ以外の出来事が無かったものにされてしまう。
なるほどね。

そういえば、間違って押しちゃった写真を発見して、「こんなとこ、行ったっけ?」なんて思ったことはありませんか。
実は、それも事実なんです。
狙ったショットよりミスした一枚のほうが、得てしてリアルだったりする。

1739.jpg
ミスした例・・・某観光地の散策路には、枕木が使われていた

インスタを否定するわけじゃないですが、写真に熱中するあまり見逃しちゃっていることって、少なくないと思うんですよ。
何だろ。「撮る」っていう呪縛から解放されたとたん、いろいろなモノが見えてくるのではないでしょうか。

例えば、お目当ての飲食店があったとして、その両隣は何のショップでした?
ネコの島でネコを撮っているとき、現地の人は、どんな服装してました?
泊まった民宿はどんな立地に建っていたでしょう。記念撮影した外観しか思い出せないのでは?

そういう怖さが、写真にはあるのです。
いわく「カット」って言いますからね。写真以外の記憶がカットされるのもうなずける。
このG.W.。たくさんの思い出を作るつもりで、多くの真実がすり抜けていってしまうんでしょうね。

[1493] トリミングの自己主張

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

観光情報系の記事では、画像の提供をご当地の観光協会などにお願いすることがあります。
気の利いた所だと、メディア向けの「フォトライブラリー」が用意されていたりして、非常に助かります。
ただ・・・タテヨコ比を選べるように、複数のカットを載せといてくれないでしょうか。

ぜいたくを言うようですけど、提供画像の寸法って、まちまちなんですよ。
複数の写真を横並びにしたりすると、いかんともしがたいところがありまして・・・。
せめて、「トリミング可」にしていただけると、私のような者が泣いて喜びます。

1493.gif
映り込みをなくす例としてのトリミングイメージ

ちなみに、こうしたトリミング。
ライターのすることではなく、編集の領域とみなす向きもあるようですが、自分は、むしろ積極的にやっています。
文章との絡みはもちろん、全体をディレクションしているような感覚があるからです。
ライターからの提案というか、アピールの部分も含まれるかな。
あえて映り込みを入れてみたり、文章の主題に合わせて拡大したり・・・。
原稿って、そういうものじゃないかと思うわけですよ。

それはそれとして、各観光協会さんへリクエスト。
・「城の画」って、確かにサクラとセットだときれいですが、春のテーマでしか使えないので、実はやっかいです。紅葉とかもそう。シーズン色の出ないパターンが使いやすい。
・数百キロバイト単位の画像って、そもそも意味がわかりません。せめてメガっていただけないでしょうか。
・職員さんが一生懸命撮ったのだと思いますけど、たいてい、水平が取れていません。そのぐらいは、トリミさせてください。いいでしょ。
・クレジットを載せるのは構いませんが、どこかでまとめてご紹介させていただけませんか。画像ごとって、デザインによっては使えないんです。特にトップページのメインビジュアルとか。

[1393]足し算なのか掛け算なのか、「AやBによるCやD」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

併用の「や」がダブルとき、その意味するところは幾通りも出現してしまいます。
例えば、標題の「AやBによるCやD」。

1.A+BC+D・・・足し算的な解釈です。
2.(A+B)C+D・・・前半は掛け算、後半が足し算
3.A+B(C+D)・・・前半は足し算、後半が掛け算
4.(A+B)(C+D)・・・すべて掛け算

具体的な例文を探してみましょうか。
悪文が見つかりそうな『政府広報』を探していたら、案の定ありました。

「病気やケガによる緊急移送費用や入院費用の支払い」

おそらく、(病気+ケガ)(緊急移送費用+入院費用)支払い・・・なんですよね。
(A+B)(C+D)のパターンに加え、「支払い」というE項も含んだ、三重の掛け算のようです。
因数分解すると、

病気による緊急移送費用の支払い
病気による入院費用の支払い
ケガによる緊急移送費用の支払い
ケガによる入院費用の支払い

が解になる。
これ、ぱっと見で、わかりますか?

1393.jpg
言わずもがなの茶濁でございます

では、誤解をなくすために、どう修正していけばいいでしょう。
まず、「費用」とあれば「支払い」がらみだと推測されますので、E項は不要でしょう。
次に、前半の「や」のみイキとしてみます。

「病気やケガをした場合の緊急移送費用、あるいは同じケースでの入院費用」

後半の「や」をイキにするとしたら、

「病気をしたりケガを負ったりした場合にかかる、緊急移送費用や入院費用」

好みですけど、後者ですかね。
「や」の乱れ打ちは、都合の良いほうに捉えられるかもしれないので、注意が必要です。
ヤボったいようでも、可能な限り「解」に近い形で記載するようにしましょう。
誤読の可能性が少しでもあれば、抗弁はできないんです。文を書いた人の責任になります。

[1293] 演歌調からアイドル系まで、新日本遺産を飾るコピー

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

文化庁は4月、新たに17件の「日本遺産」を認定したそうです。
同庁のサイトによると、重視するのは「文化・伝統を語るストーリー」なのだとか。
モノやハコの存在だけではダメで、バックグラウンドを語りなさいと。
世の中、おもしろくなってきましたね。
その肝心なストーリーですが、タイトルというのかキャッチコピーもまた、各団体の意向が示されていておもしろい。

「荒波を超えた男たちの夢が紡いだ異空間」
ド演歌で攻めてきたのは、東北から北陸にかけての北前船文化。
どうせなら、七五調に整えてほしかったですね。

「江差の五月は江戸にもない」
北海道ニシン漁は、謎かけです。
おそらく、「江戸には何でもそろっている」という前提があって、それを否定しているんでしょう。
難しいなぁ。
1293.jpg
日経の一例、17件のリストは載っていません

「きっと恋する六古薫」
中部から関西のやきものは、若年層を意識したと思われるポップ調。
確かに、年寄りの趣味みたいなところがありますからね。

「関門”ノスタルジック”海峡~時の停車場、近代化の記憶~」
これ、ゴロが良くて覚えやすいですよね。
旅と親和性の高い単語を使っているので、おでかけイメージも膨らむ。
福岡と山口は、今回の白眉。

「絶景の宝庫 和歌の浦」
和歌山さんは、手を抜きすぎ。
絶対に伝わらないですよ、こんな凡々コピーでは。手がかりすらないもの。

ということで、コピーライターのようなプロではなく、お役所が考えているんでしょうね。
コミュニケーションは「受け手の認識」がすべてなのに。
みなさん、発信者側のロジックになっちゃっているところが、何とも残念です。

[1193] いざ、コンテンツマーケティング

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

先々週も触れましたが・・・。
いま、「コトバの作法」の正式版的なサイトを作っています。
その中で力を入れているのが、いわゆる「コンテンツマーケティング」。
SEOはバッチリだけど中身のない文より、読み手に役立つ内容を増やしませんか・・・というコンセプトです。

ただ、正論を説いてもしょうがないので、少しトリッキーなことにもチャレンジ中。
例えば、この画像。
どこがおかしいのか、わかりますか?

1193.jpg
平等院鳳凰堂ではなく、国会議事堂をはめ込んでみました

主たるモノのイメージが強すぎると、従の部分を見逃してしまう。
だから、国会議事堂を論じたいなら、10円玉という場から離れないとダメ。
【マーケティングコラム】 前提イメージが強いと、人は情報を正しく取得できなくなる

また、パイが小さいなら、独り占めするより困った人にあげようよ。
情けは、人のためならず。
【マーケティングコラム】 アピール手法の変化、競合排除型から共助・扶助型へ

そんなコラムも、日々、増やしていくつもりです。
とりあえず、総ページ数が50を超えるまで、週2か3の更新を続けたいですね。

究極の目標は、コンテンツ制作を直受けすること。
いままで通りメディアや編プロの仕事は続けていくものの、そろそろインバウンドで食っていけるだけの実績が付いたのでは。
そう考えて、土台を作ることにしました。
例えば、弁護士になったばかりの人へ向けた、簡易ホームページ作成支援サービス
手掛けた士業サイト数は、優に200を超えていますからね。

もしご支援いただけるなら、向こうのページやコラムにリンクを貼ってくださいませ。
よろしくお願いいたします。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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