[1497] 情報公開日についての考え方

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

こんな記事を担当しました、あるいは、こんな内容のコラムがUPされますということを「事前に公開できる」日のことを、情報公開日と言ったりします。
じゃあ、それまで全くオープンにできないかというと、あながち、そうとも言い切れないんじゃないですかね。

情報を公開できない理由として考えられるのは、第三者が秘匿情報を利用して、不当な利益に結び付ける可能性があるから。
ほかにも、リリースのタイミングとか商品発売の時期とか、いろいろあるでしょう。
しかし、この「利益損失」という点が、もっとも大きいと考えています。

例えば文春砲クラスのネタなら、他社に抜かれることで、その威力が弱まってしまうでしょう。
あたかも、「先」に出した方がオリジナルで、「後」がパクリと思われる可能性だってあるわけです。
しかし、サービス紹介のページならどうか。
しかも、どこにでもありふれているような内容で、オリジナリティや先見性などが皆無だったとしたら。
これなら「利益損失」にはつながらないですよね。
むしろ、紹介を早めているだけの話。
だからといって「やりたい放題」というわけではないんですが、グレーな場合の判断基準になると思うんです。

鎌倉駅西口
鎌倉に本社を置く某製菓メーカーの、商品紹介ページを担当します

仮に・・・仮じゃなくてリアルなんですけど・・・上記の情報を出したところで、誰かが「不当な利益」を得るとは思えない。
つまり、同じ情報でも、守らなくてはいけない部分と、そうではない部分があるんです。
この判断が難しいから、めんどくさい人はライター側に、「全部ダメ」を出す。
あるいは、判断が行えないライターを想定して、より大きな足かせをはめる。

自分の場合は、よっぽとのことがない限り、「情報公開日」の確認をしません。
販売で収益を出している情報雑誌だけは別かな。
ほかは、「最悪、仕事が切られるリスク」も想定して、そうではない部分の情報量を調整します。
つまり、出すっちゃ、出す。
ただし、ここまでなら「利益損失」が生じないよねってラインを引く。
NDRを結んでいたとしてもです。

だって、そんなこと本来、コッチの自由じゃないですか。
それに、この手の話って、レベルが低い人に向けたもので、信用されていないことの証でしょ。
文筆業以外の業種だって当てはまることなんだから、情報漏えいに該当するかどうかが基本で、全部ダメって意味じゃないと思っています。
スポンサーサイト

[2310]「是非」か「ぜひ」かは、デザインなんだという話

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

ひょんなきっかけから、某製菓メーカーのお抱えライターになりそうです。
さっそく秋の新製品の取材が入りました。
この業界、動くときは、とんとん拍子で物事が進みます。

ライターが替わったといっても、元のサイトのトーンは生かしたいそうで、いま、必死になって前任者の人格になりきろうとしています。
ください/下さい、いただきます/頂きますなどのかな送りは、コッチの認識通り。
テキストのテンポも、まねできなくはない。
センスというか感覚は、かなり自分と近そうでした。
ただ、「ぜひ」については、珍しく「是非」を使っているんですね。

観音モナカ
是非、ご家族でお召し上がりください・・・というイメージ

さっそく、間に入っている代理店に確認したところ、前のライターも、最初は「ぜひ」だったとのこと。
それを、メーカーの意向で「是非」にしたそうです。
へー、そういうことをやってくるんだ。

いままで、文章の表現について修正や指示を受けたことはありますが、漢字かひらがなの選択はお任せでした。
記者ハンをインストールしていますし、そこまで口だしされることはなかったんです。
みそのメーカーが、こだわって「味噌」にしたことなんかはありましたが。
名詞がらみ以外は、こだわらないことが多い。

じゃあ、何で「是非」かというと、代理店の想像いわく「高級感」とのこと。
贈答品に使えるような製菓だぞと。
ふろしきに包んでやりとりされるお菓子だかから「是非」なんだと。
まあ、わからなくもなくもないかな。
少なくとも、ポテチではないわけですね。
うん、この一件で、むしろイメージ湧いたわ。
ライターの変更がバレないようなテキスト、作ってやる。
へー、漢字かひらがなの選択って、そういう側面もあるんですね。

[2210] 寄付の結果を分けるのは、類似事例の成功体験

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

25日の朝日新聞に、二つの対照的な記事が載っていたのでご紹介したい。
その一つは「子ども福祉」の財源に関するもの。
記事の中で自民党の小泉進二郞氏は、いろいろな方法があるとしながらも、富裕層からの自主的な年金返却について言及した。
もう一つは、神奈川県が10月に予定している、やまゆり園事件を受けた「共生イベント」の財源に関する記事。
一般寄付や企業から協賛を募ったものの、予定額に達せず、規模縮小を余儀なくされているそうだ。

前者はいわば、飲食付きのパーティーを開いたら、参加者が手料理を持参して、料理が余っちゃっている状態。
後者は、手料理持参のパーティーなのに、思いの外、手ぶらでくる人が多かったという呈。

8/10付けの『産経ニュース』
「共生イベント」を報じた、8/10付けの『産経ニュース』

「共生イベント」については、過去にも関連記事があったので、時系列にまとめてみた。

6月28日段階 イベントの規模予定8000万円/寄付額850万円
7月19日段階 イベントの規模予定3000万円/寄付額1200万円
8月16日段階 イベントの規模予定3000万円/寄付額2211万円

イベントの実施は10月予定。
未達可能性の一因として朝日新聞は、呼びかけのタイミングについて触れている。
つまり、企業の予算配分が決まる4月以降であったために、流動費が確保できなかったというもの。
この結果に対し、黒岩知事は、「単に芸能人を見たくて来たという人でも、ともに生きることの意義を感じてくださることは十分ありうる」というコメントを寄せている。
最後に頼るのは、イロモンだと。
企画の柱である「共生」がフックになり得ないことを、自ら告白してしまった。
おそらくこの点・この意識こそが、寄付額未達の根本的な原因ではないか。

一方の小泉氏は、消費税の増税に関連して、「国民の成功体験が必要」だと解く。
つまり、「税を上げたら暮らしが良くなった」という実感があれば、より賛同を得やすいと言うのだ。
「あのパーティー、みんなが自慢の一品を持ち寄って、楽しかったよね」となれば、次回から料理を用意する必要はない。

まったくの偶然だが、同日の総合2面に、障害者向けの日本旅行サイトを運営しているカナダ人が紹介されていた。
サイトの表紙を飾るのは、街を電動車椅子で自在に走り回る自分自信の姿。
彼の成功体験を見て、多くの外国人障害者が、日本に対する共感を寄せているらしい。

[2110] ライターから見たジャンル研究その3「タウンレポ」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

■ 総論
あくまで、自分の場合ですが・・・。
例え、「知らない街を歩いてその魅力を発見する」記事でも、カッチカチにリサーチします。
取材したい店があったら、事前に企画概要を送って了承を取ります。
そのうえで、「おっ、こんな店がありましたよ」的なレポをするんです。
だって、その場で取材NGをくらったら、話が続かないじゃないですか。
「こんな店発見」は、あくまで演出なんですよ。
仕込みは全然、別の話。

■ 発注元
地域メディアかラテを担当する代理店。
全駅制覇的な企画物の場合、ライターが行き先を選べることもある。
また、先に企画アリキで、ライターがロケ先を絞ることもある。
例えば、「ネコの島、江の島探訪」など。
レポートする側が、ある程度絡める。
代理店の場合、すでに企画書ができていたりするが、それなりにコッチの意見も通りやすい・・・と思います。

シーサイド商店街
街の「七福神」を選んだときのタウンレポの様子

■ 注意点
町会長・理事長の確保が最優先。
その人の協力があれば、後は、「会長の了承を得ています」とか、ヘタしたら「理事長から紹介してもらったんですけど」などのセリフが使い放題になる。
店舗とアポを取る場合は、前の店のロケによって時間が前後する旨を伝えておく。
そうじゃないと、本番中に携帯が鳴って、「時間通り来ないじゃないか」なんて怒られたりする。
タレントを使う場合、かなり余裕を持っておくといい。
集合時間からして、遅れて来たりします。
ロケマップ、必需。
当日に迷わないよう、スケジュール感と移動イメージを頭の中にたたき込んでおく。
店主がたまたま不在だったりしたら、戻り時間を確認して、次のロケ先と入れ替える。

■ 個人的な感想
ロケイメージがしっかりできていれば、余裕ができて、その分、楽しめると思います。
また、あらかじめ話を付けておくと、アポなしでは決して出てこないような秘蔵ネタを用意してくれていたりする。
総じて、仕込みをしておいて損をする・・・なんてことは、絶対にない。
当日の協力具合も断然違う。
店主とやたら仲良くなっちゃって、後日、別のテレビロケが入ったときに、「きょう、来られないかな・・・何をしゃべったらいいか、相談に乗ってほしいんだよ」なんて電話がかかってきたこともある。
行き当たりバッタリのスタイルを好む人もいるだろうけれど、自分からすると、リスキーで怖い。

[2609]20170717読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20170717読売新聞

[1755]「木々の名は。その9」カキノキ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

(全員で合唱)
あ~まい柿の実、おいしいなぁ。
おいしい、おいしい、おいしいなぁ。
(子猿A)
「ねぇ、サル吉クン」・・・

小学校でやった劇の冒頭です。
まだ覚えていたことに、自分でもびっくりしています。
えー、本題。
今回は、カキノキです。

熟れる前の柿の木
まだこの時期、実は熟れ始めていない

実が付いていないと判別できなそうに感じるものの、慣れると、雰囲気でわかってきます。
一言で言って、葉っぱの密集度合いが濃い。
何ていうのか、独特のオーラがあるんですよね。トドっと茂っている感じ。
よく見ると、葉っぱの一部が、ボートのように湾曲しています。
「柿の葉ずし」なんかもそうですけど、カキノキの葉を何かに使ってみたいという気持ち・・・わからなくもないです。
秋までの間は、この見分け方で「確定」を打てるんじゃないでしょうか。

樹肌はピグモン系。
ガラスの破片で作ったステンドグラスのような造形をしています。

また、調べていて初めて知ったんですが、カキノキのことを英語で「パーシモン」というそうですね。
かつて、ゴルフのウッドのことを、「パーシモン」と呼んでいました。
頑丈で軽いから、好んで使われていたとのこと。
芯を食うと「カキーン」という音がしたからという説は、スミマセン、いま、勢いで作りました。

[1496] 国内大手キャリアが手掛ける、お取り寄せサイト

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

本当は「お取り寄せ」じゃないんですけど、検索結果に載りたくないので、避けまくっています。
ピザとか店屋物などを自宅まで届けてくれるサービスってありますよね。
漢字二文字で、○○一丁とか、○○迅速とか。
ここでは仮に、「テルマエ」としておきましょうか。

さて、キャリア大手のD社さんが、いろいろな「テルマエ」サービスのポータルサイトを構築しています。
で、そのオウンドメディアとして、「テルマエの歴史」をシリーズ化していきたいと。
たとえば、ピザのテルマエはどうして始まったのか、豆腐のテルマエでラッパを吹くのはどうしてなのか・・・。
今回、依頼が来たのは、その初回を飾る総論的なコラムです。

スーパーカブのイメージ
わざわざ、イメージ画像を撮りに出かけました

テルマエが始まったのは、どうやら江戸中期のようですね。
インターネットを調べてみると、当時のタウン誌に該当する書籍があって、その表記を出自としている説が散見されました。
ただ、それをそのままパクってもしょうがない。
そこで自分は、落語に出自を求めてみました。

出だしは、落語「時そば」のお金を数えるシーンから。
このいきなり感が、自分の持ち味だと思っています。ツカミとでもいうんでしょうかね。
あと、ほかのサイトにない情報として、70年代におけるファミレスの登場を絡めました。
テルマエの歴史は、ここで一度、先細るんです。
それが、なぜいまのようなブームを起こしたのか・・・。
ヒント、映画E.T.
あれがきっかけで「ラ」がぶわーっときて、ついでにビャーっとなって・・・。
これ以上、書けません。

仕事として、割とおもしろかったです。
D社さんも「おもしろい」と感じてくれれば、連載決定。
各論の一回目は「そば・うどん」になるんじゃないかな。
あっ、「時そば」のネタ、そのときまでキープしときゃ良かった。

[2309] 直接、後日、当時などの後に「、」を打つべきか

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

標題の件。
基本は「打つ」だと思っています。
ただ、前後の文章によっては、文頭が細切れになってしまうんですよね。

また、当時、品川では、シジミがおもしろいように採れていた。

このマシンガン読点状態には、いくつかの対処法があります。

また、当時の品川では、シジミがおもしろいように採れていた。
また、品川では当時、シジミがおもしろいように採れていた。
また、400年前の品川では、シジミがおもしろいように採れていた。

覚えておきたいのは2番目のケースで、主語に該当するコトバとくっつける方法を、ぜひともマスターしちゃいましょう。

シジミラーメン
シジミだし・・・という茶濁でございます

パターンとしては「打たない」という選択肢もあるんですが、やっぱり、読んでいて変です、

このかけ声は、後世ラッパなどの楽器によって代用されていきます。
このかけ声は後世、ラッパなどの楽器によって代用されていきます。

わからないことは、直接おたずねください。
わからないことは直接、おたずねください。

上の例は自然に思うかもしれませんが、いままでの流れからすると回避すべきつなげ方なんです。
また、漢字二文字に限らず、「はたして」「そのとき」などにも応用したいところ。

佐藤君はそのとき、オシッコがしたかったのだ。
君ははたして、何がしたいのだ。

佐藤君は、で切ってしまうと、「そのときオシッコ」になっちゃいますからね。
「後日」「そのとき」系は文頭で使いがちですけど、主語を先に持ってきて、その後に続けるのがコツ。
コツというか、読みやすくなるはずです。

[2209] 米女性誌の、脱「アンチエイジング」宣言

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

18日の朝日新聞社会面に、おもしろい記事が載っていました。
それによると、アメリカの某女性誌が「アンチエイジング」というコトバの使用をやめたとのこと。
加齢は、ウィルスやカビのような「防ぐ」存在じゃないんだと。
受け入れた先の美しさがあるはずだと。

また、「若くなければ美しくない」という既存概念の否定に関連してハフィントンポストは、「痩せていなければ美しくない」を否定する、「ボディ・ポジティブ」という考え方を紹介しています。
モデルのような体形がすべてではない、ということですよね。

脱アンチエイジングを報じるハフィントンポストの記事
『ハフィントンポスト』の関連記事

自分は最初、この文章的な構造が、良くわからなかったんです。
加齢を受け入れた先の「美」。
決して「ありのまま」ではないわけです。「美」がくっついていますから。
つまり、老化のような「好まざる概念」というのがあって、それを否定せずに受け入れながらも、「好まざる概念」の対極に結び付けている。
太っているのに健康、窮屈なのに快適・・・つい、青汁のコマーシャルを思い出してしまいました。
「まずーい、もう一杯」
矛盾していますよね。

やっぱり、どこかに、「若くなければ美しくない」という気持ちがあるんでしょう。
あらがう部分が垣間見える。
ひょっとしたら、お手入れをあきらめてしまった女性たちに需要を喚起しているのではないか・・・。
そう考えると、一連のロジックが理解できるのです。

「10歳若返って見えるね」じゃなくて、「年相応にキレイだね」ってことは、それなりの加工処理が伴うはず。
スポンサーは、プラセンタばかりじゃないと。
現に、BSのコマーシャルって、「アンチエイジング」系ばっかりじゃないですか。
あのマンネリ化に、雑誌運営という視点から見切りを付けたのだとしたら、ものすごい才覚といえるでしょう。
・・・たぶん、違ってますけど。

[2109] ライターから見たジャンル研究その2「イベントレポ」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

■ 総論
前回の映画評と違い、本当に見てきたことを書く仕事。
ただし、リリース資料と支給画像だけでこなす場合もある。
文字数が比較的ショートなものは、後者のタイプ。
その辺は、読めばわかると思います。
実体験型の場合、主催者側のコメント取りとイベントレポートの2段階になるのが基本。
別日程の場合もあれば、当日一緒に済ますこともある。

■ 発注元
地域メディアか特定分野に特化した編プロ。
編集者が独自に探してきたり、主催側から送られてきたリリースなどに触発されたり。
ライターから「行かせてください」というパターンは、ほとんどない。
発注タイミングは、早くて2週間前くらい。遅くて前日。
この手の仕事が好きなら、ある程度ヒマか、週末を空けておくこと。

ステージ袖から見た観客席
一般人の立ち入り禁止区域に入れるのも、ギョーカイっぽさのひとつ

■ 注意点
ここでは、土日のイベントで、土曜入り-日曜朝出しという速報パターンを想定しています・・・。

イベント担当者との連携。
当日にコメント取りで落ち合う場合、携帯番号はもちろん、服装などの特徴も伝えておく。
質問事項をあらかじめ渡しておくと、時間が短縮できる。
また、校正をお願いするタイミングと戻しの段取りを決めておくこと。
例えば、土曜日に現場へ入って日曜の朝イチにUPする場合、土曜日の夜に原稿のやりとりをする必要がある。
編集の内校もあるだろうから、結構、スケジュールがタイト。
一例として・・・14時撤収、18時までに原稿作成と編集者の内校、19時担当者渡し、20時戻しなど。この確約を、絶対にもらっておくこと。
また、わかっている部分があるなら、前日までに書いておく。
日時、場所、何回目か、主催、協賛・・・。
あと、夜までに入場者数が出せるかどうかも、担当者へ確認しておきたいところ。
実人数ではなく、最寄り駅の乗降客数から想定した値の場合もある。
「校正の戻しまでに、実人数出ます?」
なんて聞くと、いかにも場数を踏んでいるライターっぽい。

■ 個人的な感想
夏と雨が天敵。
秋晴れだったとしても、その日は校了まで、マトモな飯が食えないことを覚悟しておくべき。
とにかく忙しいので、現場での移動スケジュールを、ぜひとも組んでおきたい。
どこで何時に何が行われるかを整理して、「行ってみたら終わっていた」なんてことは避けたい。
開会式→イベントA→フードコート→ステージB→参加者のコメント取り→パレードC→主催者のコメント取り・・・など。
思っているより「歩く」。「疲れたし、この変でいっか病」にならないよう、ハイテンションで望むこと。これが、一番大切かな。
「いっか病」にかかってしまうと、後日、ライバル誌に圧倒的な差を付けられる。
逆に、どの記事よりも充実していると、疲れが吹っ飛ぶ。

[2608]20170511読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

170511読売新聞

[1754] 台風の覚え歌

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

まず 潮風が香り
次に 都市のホコリが舞い
最後に 冷たい山の風が吹く

台風が進むにつれて変わっていく風の流れは、南側に海岸線を持つ関東地方の場合、おおむねこのようになる。
巨大な渦は左回りだから、猛烈な南風を先陣に、「まず 潮風が香る」。
第二フェイズは台風の進路によっても異なるが、基本的には東西の風。南に位置すれば東京、北に位置すれば静岡の、「都市のホコリが舞う」。
中心が過ぎ去った後は、一転して北風。だから、「冷たい山の風が吹く」。
だから何だって話ですが、まあ、知っておこうかなと。

台風のイメージ
我が街、藤沢市に接近中の台風イメージ

そんな台風ですが、温められた空気の上昇によって引き起こされる現象であることは、周知の通り。
ただ、エレベーターのような上下運動ではなく、渦を巻くところがユニーク。
地球の自転による影響を受けているらしいですが、もし、この力が働かなかったら、そこら中で空気が上下しているだけだと思われます。
しかし、渦を巻くことで、周辺のエレベーターが集約される。
文字通り、巻き込む。
そう考えると、なかなかにやっかいですよね。

自分はいつも、天気図に描かれた台風を、掃除機のように捉えています。
最先端のトルネード技術が、あの辺で地表の空気を吸収し、上空へはき出す。
そういえば昔、掃除機の先端に、いろいろなオプションが着いていましたよね。
イメージとしては、タワシみたいなヤツに近いかな。
トルネードになってから、とんと見かけなくなりましたが。
あれでゴシゴシやられ、むしろゴミを散らかしていく自然の驚異。
正直、毎回、ワクワクしている自分がいます。
大きく見れば、台風一過、空気が掃除されるもの。

[1495] リニューアル工事中でも行っちゃう? とある観光情報のコラム

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

映画のロケ地を巡るコラム、10月号のテーマは「デスノートx九州北部」になりました。
漫画は読んでいませんが、アニメと実写版なら追えています。
全然、大丈夫。
登場人物のライトとエル、ご当地にある太宰府天満宮の菅原道真、門司港レトロから行ける巌流島など、「天才と、そのライバル」という軸でまとめられそうです。
あまりロケ地ってませんが、このコラムはそういうところを気にしていないので、いいんです。
全体として、観光情報になっていればヨシ。

ところがですな、肝心なロケ地の一つである「北九市立美術館」は、10月いっぱいまでリニューアル工事とのこと。
1カ月ズラすのもやむなしと思って報告したら、思いの外、GOってんですよ。
そうなっちゃうと、あの・・・本当のロケ地って福岡市地下鉄空港線「赤坂駅」しかないけど。
しかも、カーナビユーザー向けのメディアなので、車との相性悪いけど。
ロケッたの構内だし、キップ買わないと入れないし。
それでもGOだと。
ヨシ、わかった。後は知らん。

北九州市立美術館
どちらかというと『図書館戦争』のイメージが強い、「北九市立美術館」

頼みますから、記事見て、すぐ行かないでよね。リニュのことに触れときますので。
それにしても、仮囲いしてるし、中へ入れないし。
まあ、アーカイブ扱いになった後日、見ることもあるんだろうけれど、こういうのって、どうなのかな。
時事系のメディアでやったら、クレームがワンサですよね、きっと。
担当のSさん、メディア出身なのにな。
すっかりプロモーション屋になっちゃって、クライアントしか見てない。
読者意識より、1カ月ずらすストレスの方が、影響大なんでしょう。
それでもGOだと。
ヨシ、わかった。後は知らん。

このようにですね、「不親切な記事」というのは、必ずしもライターの凡ミスに起因していないのです。
だから、SNSなどでタタク場合は、媒体元にしてください。それなら、仮にライターが悪くても、窓口としては正しいことになります。
逆の場合、コッチは気を配っているのに、名指しで攻撃を受けてしまう。
とんでもない誤解です。

[2308] 三人称「だ・である」で注意したい、伝聞と推量の見極め

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

テキストの発注時に確認すべき重要なポイントとして、「です・ます」なのか「だ・である」なのかという記述の問題があります。
さらにいうと、一人称なのか三人称なのかも必要で、一般的な組み合わせとしては以下となるでしょう。

○一人称です・ます
取材対象者の口調
「当事務所は常日頃より、満足のいくサービスを目指しております」

●三人称だ・である
取材者の口調
「同事務所が常に目指しているのは、満足のいくサービスだ」

可能性としては、「一人称だ・である」や「三人称です・ます」も考えられるんですが、実際のところ、あまり使われません。

避難勧告が解かれた富士山方面
自然現象のような一人称がなじまない場合は、「三人称です・ます」もあり得る

話を標題に戻しまして。
「です・ます」のカブリは、もともと丁寧な言い方だけあって、そんなに気にならないんです。

当社は常日頃より、満足のいくサービスを目指しております。
そのために必要なのは、お客様への感謝だと考えています。
「満足なくして感謝なし」がポリシーとなっています。

一方の「だ・である」は、基本的に上からなので、カブリがきつくなるのだ。

同社が常に目指しているのは、満足のいくサービスだ。
そのために心がけているのは、顧客への感謝の心だ。
「満足なくして感謝なし」が同社のポリシーだ。

これを回避する便利な方法として、言い切ってしまう体言止めや、三人称を生かした伝聞調などが考えられます。

同社が常に目指しているのは、満足のいくサービス。
そのために、顧客に対する感謝の心を忘れないという。
「満足なくして感謝なし」が同社のポリシーとなっている。

体言止めを嫌うところもありますけどね。
また、伝聞はヨシでも、推量をダメとしてくる編集もいます。なぜなら、本当かどうかがぼやけるから。

「満足なくして感謝なし」が同社のポリシーといえるだろう。

ここは、要注意ですね。
「ポリシーといえる」だけでも微妙なところで、なぜなら、書き手の考えにすり替わっちゃうんです。
したがって、置換候補とはなり得ません。
近い表現ですけど、「ポリシーだという」はセーフ。これなら、取材対象者のコトバですから。

[2208] 生ごみの減量を食材づくりから考える?

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

横浜市が、食べ残しを減らす取り組みとして、子どもに向けた紙芝居を制作したそうで。
あそこは、そういうことを、良くやるんです。
確か、先行して青葉区の事務所でも、紙芝居を作っていたんじゃないかな。
しかし今回は、世界自然保護基金(WWF)ジャパンと連携した本格的なもの。
にしては制作部数3部と、えらくこじんまりしていますが。

さて、この報道を見て、「おかしいな」と感じるところがありました。
それは、担当部署が「環境創造局」となっていたところ。
ゴミは「資源循環局」ですよ。「環境創造局」の業務っていったら、公園や下水道整備などですよね。

環境創造局マターのゴミ問題
「環境創造局」としている『東京新聞』の記事

ちなみに、横浜市のリリースを追ってみたら、本件の案内が「資源循環局」から出ていました。
【参照】 紙芝居「おひさまトマトのトマゴロウ」完成発表会のご案内
案の定という感じ。
横浜市が推進する「ヨコハマ3R夢プラン」との連動なので、他局の管轄になる訳がない。
紙芝居の趣旨も、3Rの中の「リデュース」ですよね。
「食べ残しをなくそう」は、「生ごみを減らそう」から来ているはず。

ちなみに、古い記事ですが、「食べ残しをなくそう」系の取材をしたことがあります。
【参照】 「食べきり協力店」とは

もしかしたら、『おひさまトマトのトマゴロウ』というアグリカルチャー的な内容なので、校庭や園庭を担当する「環境創造局」がコメントを出したのかもしれない。
でも、普通に考えたら、「資源循環局」マターでしょ。リリースも出しているわけだし。
この記者、聞く相手を間違えている気がする。
ゴミ問題のはずが、野菜づくりになっちゃったというオチ。
・・・ところで、紙芝居は「製作」なのか?

[2108] ライターから見たジャンル研究その1「映画評」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

■ 総論
特定の映画を、いかにも見てきたかのように書く仕事。
インターネットで検索すれば「あらすじ」がわかるので、視聴の有無を問わずに書ける。
ただし、ネタバレをせずにネタをバラすという高度なテクニックが求められるため、ストーリーを知っているに越したことはない。
自分の場合、「ここを注意して見ると楽しめるよ」という着目点の紹介にとどめ、筋や展開には、あまり触れないことが多い。
フリーという性格上、ヒマなときにBSなどで映画を見られることが多く、この仕事との相性は良い方。
実際、見たことある率は「7割以上」か。

■ 発注元
映画の配給先だと、いわゆる「ひも付き」になってしまうため、内容が偏る。
好きな会社の映画をとことんライティングしたいなら、配給先もありだろう。
そうではなく、バラエティに富みたいなら、版権や関連グッズ商売をしている編プロ・代理店がお勧め。
ロイヤリティを扱うプロなので、版元からの依頼に加え、独自の情報配信サービスを行っていたりする。
(例・カーナビメーカーをクライアントとした「ロケ地紹介」コラムなど)

みんなの映画ランキング
自分なりに、一番気に入っている映画紹介の一例

■ 注意点
あらゆる意味でディズニー。
おそらく、直轄のプロモーションしか成り立たないのでは。
ディズニー以外から仕事が出ることなんて考えられないし、仮に出たとしても、協力は得られない。
唯一あるとしたら、ジャケ画などの公式アイテムを載せずに、私文扱いの感想で済ます程度。さすがに個人の考え方なら、口をはさんでこない。
映画評ではないけれど、ロケ先の撮影時には、ディズニーキャラを撤去してから行うのがセオリー。

■ 個人的な感想
プロモーション扱いになることが多いため、フィーの条件は良い方だと思う。
いわゆる「文字あたりいくら」の仕事ではなく、一式ン万円(自分の場合)。
ジャケ画などを借りる相手は企業の広報であるため、きちんとした手順さえ踏めば、即レスが期待できる。遅くて2日、早くて2時間後とか。
「素材提供承諾書」に、使用目的、使用媒体名、使用期間、想定読者層や人数、掲載期日が終わった後の処理方法(画像を破棄することの明記程度で可)、マルシーの確認などの基本事項をきちんと盛り込んでおくこと。この手間が、「映画評」の最たる部分。
テキストワーク自体は、ぜんぜんややこしくない。
ただし、「あらすじ」に終始しないような哲学が求められるだろう。この着目点が、シロートとプロを分ける。

[2607]20170624読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

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[1753] 大声や暴力は、人を従わせる最もヘタな方法

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

アメリカのドラマで良く見かける、やたらにわめき散らすシーン。
あれに「引く」ことってないですか。
何でそこまで感情をあらわにしてんだ。自分を見失っていないか・・・みたいな。
で、大抵は、最後までテンションをキープできた側が支配権を持つ。
つまり、これは、相手を従わせるプロセスだったんですね。

そもそも「怖さ」って何なんでしょう。
アメリカ人の怒鳴り合いと、その反作用としての怖さを見ていたら、実在しない架空の概念のように思えてきました。
架空というのか、瞬間的な位置エネルギーの偏りというのか、気の持ちようによっては無視できる存在なんです。

例えば、電池が切れかけてきたラジコンが、思うように動かなくなってきたとしてください。
そこで、電池を新しいものにすると、電波が強くなる。
人も同様で、魅力や理論構成力に乏しい人だと、他人を説得することができない。
そこで、威喝・恐喝というパワーをもって、人を操ろうとする。
つまり、「怖さ」の源は、本人の「弱さ」なのではないか。
大声や暴力を用いる人は、怖いのではなく、むしろ弱い存在・・・ということに気付いてしまったんです。

金太郎の像
力によって熊を従わせた人の例

そういえば、童話『北風と太陽』って、この核心を突いていましたよね。
負けた北風は、結局、人を動かせなかった。
つまり、「怖さ」を用いる人が最も恐れているのは、従わせられないことなんです。
相手が従わなかった瞬間、自分には「何もできない」ことがバレてしまう。

そう考えると、大声や暴力に対して、ちょっとしたゆとりが見えてきませんか。
「ああ、うまくいってないから、電池を替えてきたな」といったような。
電池が切れた瞬間、負けが確定。
大声で鼓膜が破れることなんてないし、暴力によって受けた傷はいずれ治る。
でも、負けは永遠に負けなんです。

話は変わって・・・変わらないんですけど・・・子どもへの接し方もそうですよね。
大声で「ナニナニしなきゃダメでしょ」なんて叫ぶのは、子どもが言うことを聞かないからなんです。
それって、親の負けを認めているようなものですよね。
あれは、アメリカ人の怒鳴り合いと同じぐらい、意味が無い。
そうじゃなくて、ゲーム感覚で妥協点へ誘導できたりする人が、本当に「強い」人なんでしょう。

[1494] 理事長や代表社員という肩書が好まれるワケ

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

例えば、個人経営のクリニックが法人化すると、院長に代わって「理事長」という肩書を使うようになります。
まあ、何かソレっぽいんでしょうね。
大きな病院だぞと、信頼できるぞと。

税理士や会計士事務所も同様で、ある程度の規模になると、所長のことを「代表社員」と記したりします。
おそらく、どこかの大手がやり始めたのでしょう。
あの呼び方っていいなと。
大きな事務所だぞと、信頼できるぞと。
要は、フロシキをなるべく広げているんです。

鹿児島の西郷隆盛像
理事長像的な茶濁としての西郷ドン(鹿児島ver.)

シロートからすると、院長や所長の方が、「トップだな」って感じじゃないですか。
でも、中にいる人たちは、ライバルの視線を気にしてか、理事長・代表社員ぶる。
これ、プロフィール書いているときに、思わず笑っちゃうんですよね。
虎の威を借りた何タラというか、ハリボテの城というか。
もちろん、それなりにそれなりの人もいます。
ただ、大方はそれなりじゃないそれなりの人で、「法人組織っぽい雰囲気を出したいんだよね」なんてことを、臆面もなくおっしゃったりする。

構成員の数としての個人的な感覚だと、理事長・代表社員と呼ばれる組織なら、30人以上はほしい。
別に30じゃなくてもいいんですけど、それくらいの規模感を誤認させる響きがあるんです。理事長・代表社員には。
一方で、カーチャン・バーチャンを入れた数人の中の理事長も、当然にしていらっしゃるわけです。
全然、組織していない。
ですから、ときどき、所長・院長の方がシンプルでいいんじゃないですか・・・的なことを申し上げているんですけど、通った試しがありません。

[2307] わかりやすさと正確さは反比例する

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

標題の件。
以前にも書いたと思いますが、ちょっとしたジレンマに陥っているので、また、取り上げてみたいと思います。

きっかけは、骨の再生治療について取材したときのこと。
詳しく説明すると論文になってしまうので、ここでは、骨をくっつける接着剤のようなものがあったとしてください。
で、最新の接着剤は、液体ではなくて半固形状に加工することができるんだと。
だから、好きなところへパテのように盛れるし、糸で縫い付けることもできる。
これを自分は、「とろけるチーズ」に例えたわけです。
溶けたチーズは流れていってしまうけど、冷めた状態なら狙った場所にとどまっているじゃないかと。

これを先生は「正確じゃない」とおっしゃるんですな。
内容としては合っているんだけど、このままの表記じゃ載せられないとのこと。
そりゃ、チーズと医療素材は違いますよ。
それをわかりやすく伝えるのが「例え」なのっ。
まあ、いくら言っても伝わらないわけです。

手作りカレーピザ
余りものによる手作りカレーピザの茶濁

ペイドやサイトコンテンツの場合、最終的な校正は取材元が行いますよね。
そうなるとですね、得てして、わかりやすさより正確さが重視されます。
おそらく、変な誤解を持たれるのが、何より嫌なんでしょう。

さらに、編集者が業界ズレしていて、「出稿者がいいって言うならいいじゃないの」というスタンスを固持していると、もはや手が付けられません。
特にこの傾向は、医業や士業のような専門性の高い媒体で顕著になるようです。
もう、一見しただけだと、何が書いてあるのかわからない。

ライターとしては、意をくんでわかりやすく伝えたいわけですよ。
でも、Webのような無料のメディアでは、お金のやりとりを編プロと取材元でしか行いません。
すると、どうしても、お金の出所の意向を優先するようになります。
書籍でも、ページの販売で収支が成り立っているような仕組みだと、一緒ですよね。

そんなことで、最近、納得できない仕事ばかりしています。
少なくとも、ニホンゴを書いていないです。
私見ですけど、条件のいい案件ほど正確性を求めるので、ニホンゴから離れていきます。

[2207] コマーシャルという情報提供を受けられない、NHKの公共性

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

NHKがWebからも「受信料」を徴収しようとしている問題。
その背景にあるのは若い世代のテレビ離れとされ、新たな収益源を確保するねらいなんでしょう。
そこに「待った」をかけたのが高市早苗元総務相。NHKに三つの疑問を投げかけました。

1.ネットの同時配信って、みんなが望んでいることなの?
2.もしテレビが主体でネットが「補完」的な役割を果たしているとしたら、時期尚早じゃないの?
3.経費をじゃぶじゃぶ使ってない? 子会社とか大丈夫? 適切な「受信料」になりそうなの?

高市さんのご指摘、さすがと言うしかないですな。
総務相、続投してもらいたかったです。

NHKのWeb受信料
高市3条件を報じる「日本経済新聞」の記事

それはそれとして・・・。
NHKのリクツというのは、情報をあまねく伝える公共放送なんだから、税のような課金方法があってしかるべしというもの。
天気や災害情報、新たな政策、ときに紅白や大河ドラマなどを、誰でも見ることができる。
極論すると、NHKの情報配信サービスに乗っておけば、遜色のない生活ができますよと。
プラスオプションは、民放を利用してねと。
まあ、それなりに、合理性のある考え方といえるでしょう。

でもですね、自分は、NHKに固有の落とし穴を見つけてしまったんです。
民放にあってNHKにない情報配信の盲点。それは、コマーシャルが見られないこと。
遜色のない生活を送るうえで、コマーシャルの果たしている役割って大きいですよね。
消費財やサービスを選ぶときの参考情報に、十分なり得ている。
このサービスが利用できないことって、公共性に欠けているんじゃないでしょうか。
NHKだけで生活することが事実上難しい限り・・・は言いすぎですけど、内容に偏りがある限り、勝手に徴収されても困る。

水道やガスのように、そろそろ従量制を検討してみたらどうですかね。
ただし、合理的な一面もありますから、百歩譲ってゲタを履くところまでは認めましょう。
それ以上ゴリ押しすると、このギロン、跳ねちゃいますよ。
情報は選ぶ時代なんだから、視聴者と妥協していかないと。

[2107] 交通費から引かれた源泉徴収などの処理について

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

引かれすぎた税金は、経費扱いにして落とすことができます。
ただし、これから書く内容は、あくまでひとつの考え方に過ぎません。
別のやり方もあるでしょうし、「正解」ではないと思います。
ただ、税理士の先生に教えてもらった方法であることと、年商が1000万円以下の個人事業主には税調が入らないであろうことから、「自分の場合は、こうしています」という一例をご紹介します。

例えば、ライティングのフィーが、交通費込みで一式3万円だったとしてください。
交通費は、わかりやすく2500円かかったとしましょうか。
この場合の源泉処理ですが、本来であれば、30,000-2,500=「27,500円」に対してかけられるはず。
だって、交通費は源泉処理の対象にならないから。
ところが実際は、わざわざ交通費をアプリなんかで調べず、総額の3万円に対して行っていますよね。
実は、このことで、約255円の損をしているんです。
年間交通費の約1割って、バカにできなくないですか。

この損失。確定申告時の「租税公課」を使えば、経費として処理することができます。
やむにやまれぬ出費として、埋め戻すことが可能なんです。

租税公課の記入場所
申告書の左下にあるこの部分

もう一例。
今度は、税込み3万円というフィーの場合。
源泉徴収の対象は税抜きの正価ですから、27,778円に0.1021をかけるのが本筋。
ところが、同じく3万円で処理することが多いですよね。もしくは、支払先のフォーマットがそういう仕様だったりする。
この場合も、226円の損をしています。
年間で300万円だとしたら、2万2600円の損。
ぜひ、「租税公課」で損切りしておきましょう。

でも、案件ごとに逐一計算するのはめんどくさいですよね。
・・・ここからが、「年商が1000万円以下の個人事業主には税調が入らないであろう」の真意です。
あくまで自分の場合ですが、年間のフィー総額の0.8パーセントを、「租税公課」にザクっと入れています。
根拠は、255円と226円の平均値が、元値の約0.8パーセントだから。
いいかげんでしょ。
でもまあ、追求されないんじゃないかと、タカをくくっております。
ズレがあったとしても微々たるもの。
「租税公課」の処理をしていない方が、差額としては大きいですしね。

[2606]20170625読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

0625読売新聞

[1752]「木々の名は。その8」クヌギ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

街角の樹木を調べてみようという、この企画。
第8回目は、夏休みにちなんでクヌギです。
別名、「カブトムシの成る木」・・・とは言われておりません。
でも、まあ、そんな感じ。

一番手っ取り早い見分け方は、縦に裂け目の入った樹皮。
アコーデオンの蛇腹というのか、イメージとしてはピグモン。
似たようなピグモンにクスノキがあるんですけど、クスノキは横にもヒビが入るので、ウロコ状になる。
対するクヌギは、裂け目が上下に走るんですよね。

クヌギの樹皮
表面に繊維があるかのような、クヌギのピグモン

あと、よく見ると、アリが列をなしています。
このアリさんたちは、なぜか、特定の葉っぱで集団待機をしておられます。
葉からも、甘い汁が出るんですかね。
もしくは、葉に寄生する虫と共生しているのかもしれません。
いずれにしても、カブトムシに限らず、いろいろな虫に好かれているのがクヌギです。

その葉っぱですけど、クヌギは火炎型。葉の先がいくつかに分かれてとがっています。
クスノキはトゲがなく、子どもが描くような一般的な形。
これも、ピグモン系を見分けるファクターになるでしょうか。
また、スクノキは早い段階で二股になることが多く、どちらがメインともいえないV字の樹形をしています。
その点クヌギは、基幹が決まっているようです。
ただ、どちらのピグモンも、自由奔放な枝分かれをしているんですよね。
無定見というか、法則無視というのか。
「そこから、そう曲がるか」みたいな見方が楽しめるのも、ピグモン系の面白さといえるでしょう。

[813] いけずなクローラー、あるいは個人サイトへのレクイエム

~スマホが変えたHTML文【ピクニックを始めたコンテンツたち】~

さて、CSSの導入に始まり、グーグル嬢の要求してきたさまざまなスマホ対策を導入した結果、何が変わったでしょうか。

答え・全く関係のないブログ「コトバの作法」に、クローラーが入ってくるようになった

スマホ施策を行った新サイトは、ほとんど効果ナシなんです。
新しいページを30個弱作ったものの、そこから「コトバの作法」へリンクを貼っていたため、こっちのブログの方が評価をされてしまうという始末。
バカにしてんのかって、感じですよね。

サイトのリニューアルは、G.W.直後で時間のあった5月13日から始めました。
そしたら、コレだもの。

ブログのアクセス推移
「コトバの作法」、直近5カ月のアクセス

アクセス数は、5月に倍、6月に3倍、7月に4倍といった推移を見せています。
この純増は、ほぼクローラーです。
ちなみに、こっちのブログには、何の対策もしていません。
好きなことを思いつくままに書いているだけです。
つまり、技術的なSEO対策を「しなくても」、グ嬢のお気に入りになれる。

一方、技術的なSEO対策を「した」新サイトは、けんもほろろ。
もちろん、そのすべてが正しくできていたかというと、そんなことはないでしょう。
でも、極端じゃないですか?

個人が新しいサイトで情報を発信しようと思っても、無理な時代になったんです。
SNSか、良くてもブログ。
そうなると、個人によるSEOチックな試みも、意味がないことになる。
SNSやブログには、そうしたツールが標準装備されていますから。
でもって、ますますサイトは、個人の手から離れていく。

知人・友だちとのコミュニケーションはスマホ。
法人が情報を集める場合は、PCで調べる。
もう、そういう世界感ができちゃっているんでしょうね。
つまんねぇな、Web。

ということで、次回から【取材現場の裏話】へ戻します。たぶん。

[2306] セオリーのないセールスコピーのセオリー

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

記事や紹介文ではなく、「買う」というアクションに直結するようなテキストのことを、セールスコピーというそうです。
でまた、専門のセールスコピー・セミナーなるものを見かけるものの、あまり意味がないのではないでしょうか。
なぜなら、書き方は、ターゲットやシチュエーションによって変わり得るからです。

C向けなのかB向けなのか。
あるいは、ニーズ層なのかウォンツ層なのか。
消費財か動産かでも違ってくるでしょう。
要は、「自分がその立場になったとき、思わず手を伸ばしたくなるコピー」を考えればいいのであって、そこにセオリーなんてないと思うんですよ。
無数のセミナーが開催されていること自体、正解のない証拠ですよね。
冷静に見れば、「まちまちなことを言っている」に過ぎないのではないでしょうか。

サザエのカラ
例題) 価値のないサザエのカラを、投資家へ売るにはどうしたらいいのか

例えばですけど・・・。
サザエは、約10万個に1個の割合で、逆巻の希少種がいるそうです。
マニアなら、そのカラに20万円の値を付けるとのこと。
そこで、江ノ島の食堂から、カラ5万個を1万円で引き取ろうと思います。
出資していただけませんか。もうけは折半です。

ロジックの裏付けがあれば、思わず「乗った」になりますよね。
セールスコピーって、こういう話でしょ。
つまり、筋書きがあってのリサーチやマーケティングなんですよ、本来は。
ストーリーが先。リクツは後。
セミナー受けたからって、こういうストーリーが立案できるようになるのかな。

どうしたら「乗った」と言わせられるのか。
それを、案件ごとに工夫した結果がセールスコピーであって、仕組みや決まり事で書くようなものじゃないと思うんですが。

[2206]「戦闘」のコトバはどこへ? 政治家の首に終始したPKO問題

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

稲田大臣の引責辞任で幕を閉じたかに見える、自衛隊の日報問題。
これって、「戦闘」というコトバの使用が発端じゃなかったでしたっけ。
もし戦闘地帯なら、自衛隊の派遣はNG。
問題なのは、大臣の首より、コッチの話ですよね。

本来の出口設定は、「自衛隊の撤退という判断をどこで行うのか」、あるいは「事実上、戦闘地帯でのPKO活動を認めるべきか」にあるはず。
その次が、「一隊員のメモは公文書扱いになるのか」。
これらの結論が出ていないので、総論としては、何も変わらずに終わったという呈。

ビジネスの世界で使う「わび文」は、[トラブルの経緯]-[トラブルが起きた原因]-[再発防止策]の3点セットが基本でしょ。
担当者の人事なんて、むしろ問われない。
ところが、政治の世界に限って、人事オンリーなわけです。おかしくないですか。

稲田隠しの報道例
幕引き報道例としての『NHK NEWS WEB』

何か不具合が起こったときのゴールは、普通に考えれば、カイゼンですよね。
仕組みや制度に落とし込んでこそ「決着」となる。
ところが、この国の政治家は、人を追い込んで終わりなんですな。

家計学園にしてもそう。
あれだけ大騒ぎして、どんな仕組みや制度ができたんでしたっけ。
唯一救いなのは、獣医学部を新設する場合の「石破4条件」ができたこと。
あの人はさすがですよ。
ゴールを制度に置いている。
だから、物事が前に進むわけです。
人事はいっとき、制度は普遍。
人事は政治家内の問題、制度は国民が影響を受けるアウトプット。

マスコミもおかしいって。何で議論がズレていることに触れないんだろう。
もしかしたら、暗黙の了解があるんですかね。
与野党共に「何かあったら、お互いに水掛け論をしあって、ウヤムヤにしちゃいましょう。いつでも取り換え可能な大臣の首一つで、オシマイってことに・・・」みたいな。
政治部の記者も、それがわかっているから、これといって騒がない。
だとしたら、あまりに稚拙。時間のムダ。
だって、なーんにも変わってないでしょ、結局。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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