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[2653]20180330朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20180330朝日新聞
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[1799] 夢の色は、移りにけりないよ、いたずらには

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

「夢には色なんてない、完全なモノクロなんだって」

そう、頑固に主張している人がいまして。
お互いの頭の中なんてのぞけっこありませんから、ギロンには至りませんでした。
でも、個人的には、フルカラーだと信じています。
色どころか、触感、温度、味覚、音も備わっています。
起きたときの手に、夢で触っていた物の温度が残っている・・・なんてこともありますから。
唯一の例外は、匂いかな。
でね、夢のリアルさって、その人の感受性によるものじゃないかと、思えてきたわけです。

シャボン玉イルミネーション
いろいろやってみたものの、よくわからん結果になった茶濁

自分はライターですから、モノの表現には、人一倍の気を遣っています。
「これは、単純な青じゃないな」「空が緑色になるって、どう表現すればいいんだ」などなど。
普通の職業の人より色に敏感だから、夢も色を帯びる。
違いますかね。

触感や温度、音の描写も同様。
記憶として鮮明に残そうとするから、夢が影響を受ける。
そう考えると、自分は匂いに無頓着なんですかね。
なぜか、匂いのする夢は見たことがない気がするんです。
あったかな。覚えてないですけど。

対して、「夢はモノクロだと」言い続けていた人のご職業は、営業でした。
モノの輪郭や形状は、普段でも気にかけているんでしょう。
得意先の声にも、注意しているはず。
だけど、色までは注意を払っていないから、夢がモノクロになる。
たぶん、「さっきの先生、どんな色のスーツを着ていましたっけ」と聞いたところで、うっすらとしか覚えていないんじゃなかろうか。
もしそうなら、夢の構成力というか再現性も同様ということになる。

話は戻りまして。
匂いね・・・言われてみれば、もっとも使っていない感覚かな。
料理を食べるときは、自然に反応しているだけ。犬のようにクンクンはしない。
クンクンしてみるか。
そういえば、犬の夢には匂いが出てくるんでしょうかね。
たぶん、そういう理屈なんじゃないかと思います。

[2440] 題材に乏しい映画のロケ地案内

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

前回に続きまして、またまた、この案件の裏話です。
今回の映画は、「保健所に保護された母子犬のその後・・・」みたいな内容です。
これ以上は、勘弁してやってください。

さて、映画のシーンを調べてみると、これといったスポットで撮影されたわけではなく、それこそ保健所や地元の学校が使われているんですね。
そんなところに誘導して、観光コンテンツが成り立つんだろうか。
あのさ、なんでそんな映画をピックアップしてくるわけ?

しょうがないので、せめて「犬にまつわるスポット」を探そうと、県の観光課に相談してみました。
もう、切り出し方からして無理クリ。
犬に関係する映画だから犬絡みのスポットを教えてクレって、自分が逆の立場だったら、ワケわかんないですよ。
でも、お仕事上、無理でもやらなくちゃいけないの。
保健所を案内したって、おもしろくも何ともないのっ。

親子孫カメならぬ、親子孫イヌ
基本的にネコが好きなもので、ワンコの画像は持ち合わせていません

そしたらですな、なんとっ、県のマスコットキャラクターにイヌを採用しているというんです。
棚からボタモチ、予期せぬ偶然。
やった。もう、いいや。
それだけで、どこを案内しようがイヌつながり。
自分で「犬にまつわるスポット」を探していたら、いつまで時間がかかっていたんだか。
大助かりですよ。

ところが、このボタモチには、カビが生えておりまして。
キャラクター利用の権利を、1年ごとに更新しないといけないんですな。
お役所仕事ですから、年度内で完結させるのが基本。
っていうか、書籍も含めて、みんな、どうしてるんだろう。
バカ正直に、更新しているんだろうか。
絶対、そんなことは考えられないので、カマをかけてみました。

「自動更新をしたい場合、どうするんですか」

これも聞き方ひとつで、「自動更新って、できるんですか」みたいな質問をしていたら、ダメと言われていたかもしれません。
しかし、結果的に、逃げ道が用意されていました。
危ない、危ない。

このキャラは3匹いて、それぞれにモチーフがある模様。
じゃあ、それにちなんだ観光案内を仕立てましょう。
○○○○犬が案内するロケ地紹介・・・みたいな感じで。
映画とちっとも関係なくなっちゃったけど、それはそれで、しょうがないよね。
編プロもOKだって言うし。
それにしても、どうやって無理筋をクリアするのかが見たくて、依頼されているんじゃなかろうか。
こうなると、企画屋や手配師ですね、やっていることが。
今回は、かなりボタモチでした。

[2353] ある意味、Webのほうが正しい日本語を貫ける

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

いま手掛けている医療本の発行まで、いよいよ、あと1カ月。
まさに、締め切りと戦っています。
今回、途中で判型変更をくらい、文字数が2割がた増えました。
なので、初稿として終わっているはずだった原稿も一からやり直し。
全然、予定していなかったので、ほとんどやっつけです。

さて、紙媒体の場合、常に「文字の折り返し」という問題をはらみます。
折り返しは問題じゃないか。
行頭に「、」や「。」などの禁則が出てくる可能性をはらみます。

メモ帳の編集イメージ
すでに公開済みの、別媒体の文章を拝借

自分は、この禁則の確認にメモ帳を使っています。
バカらしいですけど、行頭から「→」キーを文字数分押していって、そこにウィンドウ幅を合わせる。
メモ帳は等倍フォントなので、要らんことを考えなくてもいいんです。
メディアの指定書体に関わらず、禁則が正確に出ます。
で、これをごまかすために、すったりもんだりするんですね。
要らない「だ」を付け加えたり、してきたを「した」に変えたり。
また、そうすることで、他の部分に禁則が出たりします。

時間のあるときはいいんですよ。
じっくり考えて、ことによっては、文章ごと練り直す。
しかし、いまは、時間との闘いです。
もう、ホント、ごめんなさい。いいかげんにやっちゃってます。
土壇場で判型なんか変えるからだって・・・それはそれとして。

一方、ウェブ編集には「カーニング」という機能が自動的に付いていますからね。
禁則が出たら、自動的に文字間隔を縮めてくれる。
また、文字全体の“厳密な”制限もないですから、原文が生きる。
紙で15文字36行っていったら、15文字36行なんですよ。
これもバカらしいですけど、行頭から「↓」キーを行数分押していって調節する。
当然、ここでもすったりもんだりします。原文が変わるんです。

そう考えると、「Webのほうが正しい日本語を貫ける」んですな。
紙で、もしかしたら、「あれ?」というようなニホンゴを見かけることがあるかもしれません。
でもそれって、この、折り返し調整だったりするんですよね。
自分がそうですから。
紙のほうが正確かというと、あながち言い切れない。なんとなく、そんなイメージはありますけどね。
きょうも、いっぱい、ヘンテコなニホンゴを創りました。

[2253] 核と拉致問題のメイズランナー

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

米朝トップ会談の成果として、朝鮮戦争で犠牲になった米兵約200人の遺骨が、アメリカ側へ返還されたそうです。
ずいぶん、あっさり決まったな・・・と思いませんでしたか。
拉致問題が進まない日本国民としては。

もちろん遺骨は遺骨なので、その生死が確定している分、進めやすかったんでしょう。
一方の拉致問題は、朝鮮側いわく「全員の死亡が確認されている」と。
それに対して、関係者側が「いや、生きているハズ」と主張し続けているわけです。
つまり、単純な受け渡しの問題ではないんですね。
まず、朝鮮側の「ダウト」を見破ってから、その先に実務がある。
「ダウト」が立証されない限り、進展は望めないのです。

朝鮮戦争の遺骨返還記事
遺骨返還報道一例としての、「CNN」ニュース

もう1点。
「やっぱ、核を持っている国って、話が早いのかな」
とも感じました。

もともと戦争は、問題解決手段としての歴史をはらんでいます。
核も戦争のツールですから、問題解決に極めて有効的。
そんな解釈も成り立ちますよね。
もちろん、個人的には、核なんて要らない・・・というか、核のない世界が理想的だと考えています。
ただ、「核はんたーい」って声を上げたところで、それは物事の一面しか見ていないんじゃないかと。「拉致被害者をかえせー」も同様です。
核を持つと、拉致被害者が帰ってくるかもしれない。
まあ、そうは望まないものの、いろいろな要素が絡み合っての政治なので、単一志向となじまない。
ゴールまで一直線の道が開けているかというと、けっしてそんなことはありません。

じゃあ、いつまでも迷路に甘んじていなくてはいけないのかというと・・・たぶん、そうなんですよ。
その時々で、政治家が、出口に近そうな方向を指し示す場面はある。
でも、完全には抜けられない。
加えて、新たな迷路がどんどん作られていく。
仲間の一部が、オレたちの出口は逆だと言い張る。
映画『メイズランナー』ですね。あの作品では、無事に脱出しましたけど。
それはそれとして。

完全解決を求めるより、出口に近そうな場所で一定のゲインをしたほうが、現実的ではないでしょうか。
言うなれば妥協です。
成果を少しでも取っておいて、また、別の出口に近い方を目指す。
繰り返してたまれば、大きな成果にもなり得るでしょう。
複雑に入り組んだ現代社会・・・なんて言いますけど、やっぱり、単一のイデオロギーが通用しなくなってきた側面はある。
迷路から抜ける完全解決なんて、そもそもありえるんでしょうか。抜けた先は、この世界じゃないかも。

[2153] その文章は、誰のため

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ライターといっても、その中身は「聴くこと」と「書くこと」に分かれます。

「聴くこと」には、メディアの主題になるような中身を引き出す役割、さらには、引き出すことでインタビューイーに「そうか、オレの理念って、コレだったんだ」と気付かせてあげる役割があると思っています。

他方の「書くこと」に含まれるのは、趣旨をわかりやすく伝える役割と、相手の発言を記録として残す役割など。加えて最近、「音でリズムを作ること」なんかが業務領域に入ってきました。
また、編集・校閲も含まれます。読んでいて「イラっ」とする文章を整えることも、我々の仕事でしょう。

正しい日本語を使える人なら、ライターの仕事はいくらでもあります。
それでいて、言語学の学者さんと異なるところは、コミュニケーション能力が求められること。
この間、ある職人の取材があったんですけど、改めて気付かされました。

とある楽器の内部にある部品
アンチSEO対策として、具体的な職業名は載せません

その方いわく、コミュニケーションが成り立たなかったら、仕事にならないじゃないかと。
相手の言いたいことが把握できて、相手の要望を具現化できるから、報酬につながる。
単に技術やノウハウを持っているだけでは、マニアかシロート。
プロには、職人といえども、会話力が必要。

「まさに」、と思いましたね。
チューニングにせよライティングにせよ、相手を伴うんですよ。
コトバそのものをネチネチやってて、お金がもらえるわけじゃない。
「ボク、文章を書くのがうまいです」
それだけじゃあ、ダメなんですな。
「ボクと話すと、頭が整理されます」
むしろ、ソッチが大事。

ですから、相手の伴わない文章を書いたところで、ライターのスキルは上がらないと思います。
だって、評価されませんから。
まあ、コピーコンテンツのような「とりあえず、あればいい」というような仕事なら、量としての評価を受けるかもしれませんけどね。質は上がらないでしょう。

職人は、むしろ内にこもっていちゃダメ。
学者のライティングがチンプンカンプンなのは、風に当たっていないから。他人のために仕事をしていないから。
今度、私が直してあげますよ。
なにせ、プロですから。

[2652]20180109読売新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20180109読売新聞

[1798]「木々の名は。その21」タイサンボク

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

某イベントの張り付きで、神奈川県の寒川エリアを歩いていたとき、
「ハスか?」と思えるような大きな花が、地上の木の中に咲いていました。
「タイソンボク」というそうですね。
一説によると、大きな杯と書く「大杯木」が、その名の由来なのだとか。
とにかく、存在感があります。

葉は長め。
この系統は、「タブノキ」と「マテバシイ」、それに枝が赤くなる「ユズリハ」を抑えとけば十分だと考えていました。
ところがドッコイ。
花が付いていなかったら、いまの私には見分けられません。
したがって、基本的には無視。
「タブノキ」と「マテバシイ」しかないものと考えて、残りの人生を送っていきます。

寒川神社参道のタイサンボク
寒川神社の参道にて

おっ。
いま、調べていたら、歯の裏側に「茶色の毛が密集」しているという記載を見かけました。
確かに、一部の葉が茶色く見えますね。
えー、それ以上のヒントは探しきれませんでした。
やっぱり、無視ということで。

もともと、アメリカ原産のようで。
ミシシッピ州は、タイサンボクの学名を冠した「マグノリアの州」と呼ばれているらしい。
バッカスカ、咲いてんですかね。
花言葉の一つは、前途洋々。
そういえば戦艦ミシシッピって、真珠湾攻撃を生き延び、その後も活躍しましたっけ。
日本が降伏文書に調印したのも、同艦でしたよね。
我が国にとっても前途洋々。
でも、オフシーズンは、見分けづらい。

[2439] アノ観光課・続編

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

某県庁の観光課が、観光コンテンツの問い合わせ先として記載されることを拒否してきた件。
加えて、観光サイトを運営する委託先からも、「責任が持てない」と断られる顛末。
確か、[ 前々回 ]でしたっけ。
そんなご報告をしました。

しかし、黙って指をくわえているわけにはいきません。
自分はピンのフリーランス。誰にも頼れず、自力で解決することが求められます。

そこで、県庁所在地のある市町単位の観光課に泣きついてみようと考えました。
今回のコンテンツの中には他市の観光情報も含まれているので、フツーに考えれば、断られて当然。
レベルの高い、寝技が求められます。
その結果・・・、
後者の委託先からOKをもらうことができました。
イエーイ。

企画概要書の泣き落とし部分
企画書で「泣きつき」ました

O2市観光課の電話対応が好印象だったので、「いけるかな」という実感はあったんです。
実際、O2市から県の上役に直談判してくれたようです。
また、最悪ダメでも、ウチで引き受けますよと。
泣きついたかいがあったというものです。
電話でピンチ感を訴え、しかも甘えたトーンで頼る。
寝技でしたな、まさに。

さて、やりとりを見ていると、観光課の上の「局扱い」にしてもらったんですね。
そこで了承され、観光サイトを運営する委託先に指示が落ちた模様。
確認の電話をしたら、
「あぁ、その件ならOKですよ」
の一言。ゲラを出す必要もありませんでした。
あっさりしたもんです。

O2市に感謝、O2市大好き。
役所のツボを心得た名さばき。O2市すげーよ。

県に断られた場合・・・って、そもそも、そんなことは起こらないんですが・・・有力な市町単位に泣きつく。
これって、汎用性のある方法なんですかね。
例えば東京都がダメだったら、新宿区に相談するんでしょうか。
新宿区が、檜原村のキャンプ場の対応をしてくれるんでしょうか。
そう考えると、いまさらながら無理がありましたな。
「最悪ダメでも、ウチで引き受けますよ」と言ってくれたO2市、改めてすげーよ。
何かをなすのは最終的に人だな・・・と痛感しました。

[2352] 「はらむ」のマイブーム

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

かっちょイイ言葉を見かけると、つい、使ってみたくなるもので。
しかも、バカみたいに多用してしまう自分がいます。
それが、どこかの冊子で見かけた「はらむ」。

問題点をはらむ、危険をはらむ、なんて使うと気分じゃないですか。
もともとは「お腹の中にあかちゃんを抱えた」という意味でしょうから、「内在している」とか「完全な形をしていないものの、その姿が見え隠れしている」シーンが適宜。
または、思いきった詩的表現として、

SLやまぐち号は、いったん火をはらむと、ゴウゴウと進んでいった
ウイスキーをその中にはらんだ木の樽は、この後、約3年間も寝かされるのだ

なんて使い方もできます。
「はらむ」。なかなかでしょ。

築地の玉子塚
「はらむ」の象徴的な茶濁でございます

その一方、この言葉は、差別用語的なニュアンスをはらみます。
差別じゃないか、女性固有の状態を平準化して扱っていることへの反目か。
看護婦じゃなくて、看護師。
スチュワーデスじゃなくて、キャビンアテンダント。
どうなんでしょうね。
いまのところ、各所から指摘は受けていません。
そこまで考えていないというのが実情なんでしょうけど。
やっぱり、男女問題に近いデリケートな描写では、使えないのかな。

女性の老後は、独り暮らしというリスクをはらむ
男性は、薄毛になりやすい傾向をはらむ

むしろ、男性とマッチしないですね。妊娠しないもの。
そうなると、ヒトではなくて、モノの描写に限定されるんでしょう。
モノだからこそ、ヒトの比喩が生きる。

この時期、水を大量にはらんだ日本ダムでは、放水イベントが行われる
温かい空気をはらんだ数々のバルーンが、空の彼方へと消えていった

待て待てって。
これは、妊娠末期・・・というか、いっぱいいっぱいに詰まっているシーンですよね。
「はらむ」とは、また違う気がしなくもないです。
水を大量に抱えた、温かい空気で満たされた・・・うん、コッチのほうがしっくりくる。
数字で表すのは難しいけれど、あえて容量率や具現化率にするなら50%以下。
タップタプだったり、思いっきりわかっちゃっている状態は、「はらむ」じゃないんでしょう。
違うかな。
とりあえず、そういうマイルールにしておきます。

[2252] 自動撮影サービスに「アンチ」条件は付せるのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

14日の読売新聞経済面によると、パナソニックは今後、全国の遊園地や観光地などに「カメラシェアリングサービス」を展開していくそうです。
A.I.機能の付いたカメラが、事前登録しておいた人の顔を認識して、勝手に映してくれるらしい。
しかもこのA.I.、プロ級の腕前なのだとか。

まず気になるのは、無関係な人の映り込みですよね。
本人の知らないうちに、浮気の証拠写真が取られている怖さ。
浮気じゃないにしても、「この遊園地は、勝手に撮られっぞ」みたいな反目って、出ないんでしょうか。
おそらくは、SNSなどで使われることを想定しているんでしょう。
「あいつ、風邪だとか言って会社を休んでおいて、遊び倒してるじゃん」
そういう被害って、真っ先に考えられますよね。

産経ニュースのカメラシェアリングサービス
報道一例しとしての「産経ニュース」

このサービスに関連して、以前、競輪場を取材したときのことを思い出しました。
あそこは、カメラNGなんですよ。
係員いわく、「ここにいてはいけない人の姿が映るかもしれない」と。
あの・・・オカルトじゃありませんよ。
まっとうな金策をしているはずの人が、イチかバチかのギャンブルに出ている。
そういう写真があると、トラブルの元になる。
だから、撮影はやめてくれと。

もちろん、パナのサービスは、競輪場を外してくるんでしょう。
でも、趣旨としては、同じことなんですよね。

そこで標題の件。
優秀なA.I.さんなんだから、「この顔があったら撮影禁止」というアンチ条件を付けられないんでしょうか。
もしくは、撮った後の処理でフィルターをかけてもらっても構いません。
トリミングで外してもらうとかね。
芸能人とか、そこそこニーズがあるんじゃなかろうか。
待てよ、週刊誌が勝手に狙っているタレントの顔を登録したら、どうなるんだろう。
行動、筒抜け。
カメラマンも不要。何せ、プロ並みですから。
やっぱ、怖いよ、このサービス。
警察がナイショでやっている・・・かどうかは知りませんけど・・・のとはわけが違う。
一般利用ができる仕組みにしちゃって、いいのかな。

[2152] 時間当たりの委任契約という方法

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「例えば『月100時間』のような、案件内容によらない、包括的な契約ってできますか」

そんなご提案を、某社から受けました。
言うなれば、委任契約になるんでしょう。
対して、案件ごとに諸条件を決めてやりとりする形態は、請負契約。
いままで、この請負契約がメインでした。

いま、媒体社の広告手法は多様化してきて、まさにレップ状態なんですね。
レップというのは、何て言うんだろ・・・固定のブツに縛られず、要望や条件に合わせて組み立てる・・・といったところでしょうか。
よって、決まり切ったお仕事が落ちてくるわけではないのです。
メディアひとつ取っても、文章としてのインタビュー記事なのか、はたまた動画一本なのか、あるいは用意した記事に専門家の監修をいただく作業なのか、クライアントごとに多種多様。
その辺を、流動的にこなせないかと。

ランチメニュー
自分のイメージする請負契約 お任せ定食が委任契約

要は、1カ月で100食用意してクレと。
中身は、焼き魚だったりパスタだったり、カレーもありますよ。
そのたびに価格とかを打ち合わせないで、100食一式いくらでどうだと。

仮に1食3500円として、35万円ですか。
これで、月の半分くらいの時間が持って行かれるのかな。
あとは、決まっている連載と、請けられる範囲で単発を入れれば、ソコソコは行く。

ベースが固定されるのは、いいことですね。一番の魅力。
一方で怖いのは、いきなり終了すること。
ここは、「3カ月契約+前月の自動更新」みたいな形が好ましいんでしょう。
話が煮詰まってきたら、切り出してみますか。

あとですね、これは報酬扱いになるのかな?
ライターの場合、原稿料という項目だと、源泉徴収がかかるんですよ。
フィーから0.1021%もっていかれます。
その点、報酬扱いにしてもらえたら、いくらか助かるな・・・月3万5000円か。
あー、そうしてもらおう。
って、コレ書いたらダメですよね。
えーと、必ずしもライティングに限らず、メディア手配、版権の確認、ロケや撮影、進行管理、電話による各所の調整、打合せなど、内容は雑多・・・ということにしておきます。

[2651]20180301朝日新聞

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20180301朝日新聞

[1797] ヘタなブログも1000打ちゃ当たる

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

もともと業務日誌的な性格の強い当ブログですが、いつの間にか1500以上の記事を蓄積するに至りました。
ここまで来ると、さすがにクローラーがバカスカ入ってきますな。
だいたいのところですが、1日あたりで100アクセス。
一般の読者さんは約50アクセスですから、3人に2人はクローラー。
人ではなくて、件でしょうけど。

実は、あんまり有名になりたくないところがあります。
結構、きわどい暴露をしていますからね。
むしろ、そっとしておいてほしい。
このブログは、どちらかというと「書く修練」なんですよ。自分のための。
オープンにできない部分には、あえてSEOに引っかからないためのボカシを入れたりしてます。

コトバの作法から山ガハへ移植した記事
アクセスの多い記事を移植する試み

加えて最近、アクセスの多い記事を親サイトに移植し始めました。
こういうことをすると、検索エンジンの評価が“下がる”んですよね、確か。
下がって上等。
どちらかというと、親サイトが上がってほしい。
向こうは、基本のページを除くと、まだ20記事前後じゃないかな。
まだまだ、媒体力が弱いです。
山ガハのときは200記事前後になるようコントロールしていたので、それに比べると10分の1。
手近なところで、50記事くらいにはしておきたいですね。

仮に50移植しても、コッチは約2カ月でカバーできますから、大した影響を受けません。
っていうか、影響を受けてもいいんですけど。
アフリエイトなんてやってませんし。その気もないですし。
1日50人の読者が、人知れず訪れるブログ・・・というか業務日誌。
それで十分です。

[2438] 文章の長さでリズムを付ける、動画のナレーション

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

「こういう仕事って、頼めますか?」
と渡されたのが、一枚のDVD。
内容としては観光案内で、名所や見どころスポットにナレーションを付けていくらしい。
ロケ隊の撮影はすでに行われていて、そのときの資料や自分で調べた情報、あるいは観光協会などの協力を得ながら、テキストを考えていくようです。
ここまでなら、別段、なんということはない作業。

ところが・・・。
ナレーションのトーンがスゴイんですよ。
タレントに読ませるらしく、完全に「詩」の域です。

風が吹く。
花がそよぐ。
日常を忘れるような一本の小道。
作家、芥川龍之介も好んだという散歩道が、ここ、○○市の■■。
道端には猫。
茶店でいただく和菓子。
・・・・も、ずっと、この調子。

花の散歩径イメージ
DVDのイメージに比較的近い手持ち画像より

つまり、「説明」しないんですな。
画があるから、解説は不要。
その代わり、全編、描写のタッチで進む。
時制は基本的に現在形。
名詞を小刻みに置いていく作風も独特です。「です・ます」とか「だ・である」なんて、どこ吹く風。
あと、リズムを大切にしていますよね。
思いつきで作った上記の例文を見て、文章の長さが三角形になっていると、いま気付きました。
最初は短い文で始まり、徐々に、その長さを伸ばしていく。
ある程度の長さになったら、それを維持しないで、再び短文に戻す。
そうすると、一定のリズムが作れるんです。いま気付きました。

もはや文じゃなくて、音なんですね。
画が絡むと、文章の役割まで異なってくる。
これは、ある意味、おもしろい仕事だ。
ほかにも、書いているうちに、いろいろな発見があるんでしょう。
ぜひ、やらせてくださいよ。
なるほどね、音で文を作るのか。しかも解説じゃなくて描写だと・・・かどうかは知りませんけど、たぶん求められているのは、そういう作業なんでしょう。

どうでもいいけど、タレントに会わせてくれないかな。
「収録に同行して、その場で修正してもいいですよ。勉強させてください」
か何か言っちゃって。
まてよ、全然知らない、声優さんって可能性もあるじゃんね。
というか、その人が有名なのかどうかもわからない。なにせ、小山茉美や古谷徹の世代なもんで。

[2351] 「抜け」「見せ」は連用形の名詞化なのか

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

プールサイドの見せにも対応

このコピーを読んだとき、すっかり「店」の誤字だと思ってしまいました。
最近、多いんですよね。
この、「抜け」やら「見せ」やらの類い。

動詞の連用形はそのまま名詞として使えますから、いいっちゃ、いいわけです。
熱い走り
端正なたたずまい
ちょこまかとした動き
でも、よく考えたら、「抜け」「見せ」って連用形ではないような気がしてきたんです。
なぜなら、「抜け感」「見せブラ」みたいに使うじゃないですか。
同じ連用形でも、「走り車」とか「動きオモチャ」みたいな使い方はしませんよね。
それぞれ、「走る車」「動くオモチャ」です。
あっ、そっか。走り方や動きっぷり・・・みたいなのもあるか。
でも、連用形用法の問題ではない気がするんです。

垣間見えるよりクリアな「抜け」
「抜け」の良い景色的な茶濁でございます

おそらく、「抜け(る)感」「見せ(る)ブラ」の省略形ではないかと。
「ら抜き言葉」とも違うんでしょうけど、ラ行の省略がなされていると思うんです。
抜けるも見せるも下二段だから、連用形と終止形が同じ。
なので、安易な連用形の名詞化だと受け取ってしまったわけです。

さて、(る)の省略だとすると、ほかにどんなコトバが考えられるでしょうか。
例えば「食べ」。
スゴイ「食べ」をするね、食べログ・・・あっそっか、下一段の例を出す限り、連用形と終止形は同じなんだっけ。

五段活用から拾いましょう。
改めて「しゃべる」。
しゃべタイム、しゃべ部屋・・・言わないな、やっぱり「しゃべり」という連用形になりますね。
「怠る」・・・ダメです、暖房機のオコタになっちゃいます。
五段活用の場合、「らりるれろ」は省略できないみたいです。

わかってきましたよ。
「らりるれろ」を切り離せる下一段に特有の現象なんですね。
待った、待った、上一段はどうだ。
「試みる」・・・試みどき、試み段階、試み感タップリ・・・OKですね。

つまり、上一・下一は、(る)を省略して名詞化できる。
ほかの活用だと、「動きオモチャ」はダメで、「しゃべり部屋」はヨシだったりする。
その点、上一・下一は連用形と終止形が一緒なので、コトバをルーズーに扱える。
本来、「抜け(る)感」なのに、連用形の名詞化っぽくもできる。
でもって、「抜け」と。
これだけ見ると、命令形に思えてきますけどね。

[2251] 生きるための犯罪、現実逃避としての犯罪

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

秋葉原で起きた無差別殺人事件から10年。
そんな記事がきっかけとなり、初めて、この事件のことを詳しく知りました。
殺人の動機は、生きづらくなった社会からの逃避にあったみたいですね。

現実がいかんともしがたいから、刑務所の中に逃げ込む。

この傾向はどうやら、無差別殺人全般にいえるようです。
中には、生活ができなくて、メシを食うために殺人を犯すというケースもありました。
そんな動機で犯罪をされたら、たまったものではありません。

秋葉原無差別殺人から10年の経過を報じる誌面
事件報道一例としての「YOMIURI ONLINE」

その一方でピンと来たのが、先日カンヌ受賞をはたした、映画『万引き家族』でした。
あれは、見つからないことが前提。
もちろん、この作品に犯罪を容認するというような意図はないのでしょう。
また、そうした非難を覚悟したうえで、制作されたんだと思います。
別に、映画の評論がしたかったのではなく、パターンとしては「別」ということが言いたいだけです。

「刑務所暮らしが、何かしらの益に結び付く側面を持っている」

本題はコッチ。
秋葉原の場合は、嫌になった人生を終える手段として。ほかの殺人事件では、糧を得る手段として。
地獄で舌を抜かれるわけじゃなし、ある意味、いまのシステムって「使えるね」。
そう捉えられたら、かなわんということです。

ただし刑務所は、「罪を憎んで、人を憎まず」という人格矯正装置でもあるわけです。
どんな人にも、再生のチャンスはあるはずだと。
だから、血の池地獄なんてことはせずに、人間として扱おうと。
これは、難しい問題ですよね。
刑務所がサンクチュアリになっても困る。

このジレンマに対して、かつての日本は、いま考えると有効なシステムを持っていました。
「島流し」です。
過酷な環境だけど、社会と切り離された場所で、人として生活してもらう。
サンクチュアリと地獄の中間。
再生装置も担うけど、好んで行こうとは思わない。
聞くところによると、行ったら行ったで、やりがいをみつけちゃった人もいるそうじゃないですか。
生きるための犯罪、現実逃避としての犯罪をやむなしとするなら、むしろ筋が通る。
なんなら、罪を犯していなくても「島流し希望」ができちゃったりして。
そうなれば、無差別殺人が減るんじゃないですかね。

[2151] インタビュー取材とインタビュー収録の違い

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

正式な呼び分けではないと思いますが、
文字になるものを「インタビュー取材」
動画絡みを「インタビュー収録」
とさせてください。

最近になって増えてきたのが、動画案件です。
いままで、台本づくりやテロップ付けなどはやってきました。
そんななか、今回依頼されたのは、自分がインタビューしているところを含めての収録。
ライターというより、リポーターですな・・・って、そう言えばいいのか。
タイトルも、「ライターとリポーターの違い」にすれば良かった。
それはそれとして。

収録現場
収録前の某所

ちなみに、リポーターって初体験でした。
ライターのときのインタビューとは、少し勝手が違うんですよ。
まず、相手の発言中に「かんで」いかないこと。
一通り話させてから、応答へ移る。
なぜなら、編集がしやすいからです。
お互いにカブったインタビューがどこまでも続くと、途中で切れないじゃないですか。

これ、結構、ストレスがたまりましたね。
「あれ? なんで?」と思っても、すぐには切り返せないんです。
とりあえず、相手の発言が終わるまで待っている。
すると、そのいくつかは忘れちゃう。
また、話の展開が別の方向へ飛んだりすると、いまさら戻せないようなところがある。

結局、自分の頭の中で、「アソコとアソコをつなげば、一応、筋が通るかな」みたいなことを考えながら、リポーターを続けていきました。
ライターだったら、一つ一つ確認して、潰してます。
その点リポーターは、「いいところが拾えればヨシ」みたいな感じで進むんですね。
だから、30分の収録なのに、使う尺は5分だったりします。
これが「つまむ」ということか。

ということは、「いいところ」を、言わせなきゃいけないって話です。
テキストになった時点で「いいところ」になっていてもしょうがない。しょうがないって言うか、その機会がない。
これは、勉強になりました。
質問の仕方も変わってくるな。
一つ一つ潰していくんじゃなくて、コンパクトに圧縮されたメッセージを一度に言わせる聞き方。

うーん、コッチで作っておいて、同じことを言わせるのかな。
「申し訳ないですけど、収録用に、繰り返していただけますか」
みたいなお願いをして。
全然、ライターと違うわ。

[2650]20180323朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20180323朝日新聞

[1796] 風鈴の投入タイミング

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

「投入」じゃあない気もしますが、とりあえず、このまま進めます。
いつ、風鈴を使い始めるべきか・・・というお話です。

思い起こせば13年前。
このアパートへ引っ越してきたとき、できるだけエアコンを使わないよう、心がけていたんですね。
なぜなら、前の借り主が個人の持ち物を残していったから。
「使うんだったら、壊したとき弁償になります。それとも、取り外しますか?」
そんな脅しをかけられていたもので、怖くて使えなかったんです。エアコン。

もともと「湘南の風」っていう天然資源がありますし。加えて、東日本大震災以後、なんとなく節電生活が身に付いてきまして。
以来、我が家の冷房は、ウチワと風鈴でございます。

オフシーズンの風鈴
オフシーズンは、こんな感じでスタンバッてます

風鈴。
めっきり、その音色を聞かなくなりましたね。
皆さん、窓を閉めて、空調を効かせているんでしょう。
なので、ある意味ご近所の風物詩になりかけています。ウチの風鈴。
スマホで撮っている人を、何度かみかけました。

投入時期としては、やっぱり7月に入ってからという気がします。
しかも、30度越えの晴れた午後に限る。
あと、むやみに風がある日って、単純に「ウルサイ」んですわ。
風情なんか吹き飛ばされちゃって、「ガッチャンガッチャン」いってる。
かなり、いただけません。
その条件でいくと、登板日って、10日前後だったりするんですよね。
もっと、あるかな?
自分でも風鈴の存在を忘れていたりするので、実質10日前後。
正直、もう少し、ご活躍いただきたい。

そこで、今年は、夏至を過ぎたあたりから投入してみようかと。
あっ、夏の風物詩ではなくて、夏至の風物詩にしますか。
アソコん家の風鈴が鳴ったら、毎日、日暮れが早くなるぞ・・・みたいな。
誰も気付かないと思いますが。

[2437] 観光に詳しくない観光課

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

まさに、八方ふさがり、前代未聞の事態が発生しました。
例の観光コンテンツ。舞台となった県の観光課が、問い合わせ先として載ることを拒否してきたのです。
理由は、「観光案内に長けている職員を配置して」いないから。
オーイ、おたく、何の課やねん。

観光情報サイトを開設している委託団体にも頼んでみたんですが、
「自社で作成したコンテンツ以外は、責任が持てない」
とのこと。
断られるなんて想定、してなかったからな。
八方ふさがり。前代未聞。
どうするんでしょ。

カモがフレームインした湖の写真
茶濁としての「日本で一番大きな湖」、2010年訪問

「日本で一番大きな湖」のある県。確かに、外海には通じておらず、八方ふさがりですけどね。
えと・・・場所については、それ以上、書けません。

さて、3日後の納期を控えて、この始末。
さっそく編プロに相談したところ、
「コーノさんが八方ふさがりだったら、誰ができるんですか」
みたいな反応。
結局、自力で切り抜けるしかなさそうですね。

実は今回、県内の幅広い地域を紹介しているため、市町単位の観光課には相談していなかったんです。
そこで、県庁所在地である「O2市」に頼ってみようかと。
隣接した市町の情報も掲載しているんですが、ここは、ギャンブル。
というか、「O2市」に断られると、いよいよもって一六方ふさがり。全域通行止めです。
すなわち、このミッションは、「ウン」と言わせること。
詳細な内容を告げて「承諾を得る」という、いつものフローではありません。
もっともらしい一般論で、「O2市」を丸め込みます。
現在、19:06。決戦はあした。

っていうか、フツー、断らないって。
おたく、何の課やねん。

[2350] 言う、語る、述べる、あるいは見解を示す

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

今回は、閉じカッコの後に使う said that 系の整理です。
まずは「言う」。
制限や決まりなんて、ないんじゃないでしょうか。
ただし、セリフではなくて、「とするのが相当である」という意味の「いう」は、ひらがなです。

一般に「36度が平熱」といわれています
ドクターは「36度が平熱」と言った

次は「語る」。
言うより、主義・主張が熱い感じ。
強調したいときなんかに重宝。
理屈や理念っぽい内容に使うのかな。
また、書き手がちょっと距離を置きたいときにも有効です。こんなコト言ってっゾみたいな、突き放し感が出ます。

「ラーメンは食事じゃない」とシェフは語る
「ぴーまんは食べ物じゃないのよ」と、その子はへりくつを言った

国会議事堂
「述べる」の代表的シンボル

「述べる」は公式な発言で使うワーディングなんでしょう。
つまり、フツーのインタビュー記事では使わないということです。
政治系の報道記事などに限定されてくるんじゃないですかね。

議員は国会の中で「ハトは平和のシンボルだ」と述べた
焼き鳥店の中にも「ハトは平和のシンボルだ」と言う声が多い

じゃあ、平たい場面では「言う」か「語る」しか使えないかというと、そんなことはありません。
見解を示す、主張した、とは店長の談、公言した、などなど、新聞を見れば無数のバリエーションが拾えます。
いくつかストックしておくと、ダブリが回避できて便利です。

「やりたいコトをやれ」が、田中流の考え方
佐藤は「やりたいコトをやれ」と強調する

まっ、ストックするほどでもないですが・・・。
一応、「said じゃなくてもセリフは表現できる」ということを覚えておきましょう。
文章の流れによっては、「・・・」だけで、そのまま放置しておくのも方法です。

「クリームの固さを砂糖で調整するんです」。高橋の創るケーキはデザインが光る。
渡辺によると、技工士がいるだけで、かなり違うのだとか。「やはり、お客さんの反応がダイレクトに伝わりますからね」。

そう考えると、気をつけるべきは「述べる」かな。
むしろ、誤用を防ぐ意味で、封印しておく手もあります。
普段は使わないようにしておいて、「ちょっと待てよ、ここは『述べる』でもいいんじゃないか」と気付いたら、試みに述べてみる。
繰り返しになりますけど、シーンとしては公式な発言です。要注意。

[2250] 仕込まれた暗殺報道、露記者は二度死ぬ

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

ロシアのプーチン大統領を批判していた記者が弾圧を受け、ウクライナへ避難していたところ、まさかの暗殺。
しかしこれは、ウクライナが国を挙げて仕組んだ「おとり報道」だった・・・。

また、すごいことが起こったものですね。
前段、ロシアの記者が暗殺されたというニュースは、日本のテレビでも見ました。
KGB、おっかねぇなと。
いまだに、そういう「スパイ大作戦」みたいなことをやってんのかと。
ところが翌日、当の記者は生きていると判明。
どうやら、暗殺者を逮捕するための、作戦行動だったようです。

さて、気になったのは、一部のマスコミがこの仕掛けを「フェイクニュース」と報じていることでした。
そもそも「フェイクニュース」って、リアルニュースと対をなす存在ですよね。
ネット配信を巡る放送法の改正でも、波とWebの違いが論点になっています。
そこにきて、思わず乗せられちゃった照れ隠しというのか、逆ギレみたいな心理が、このコトバから見えてきませんか?

ニセの露記者暗殺ニュース
フェイクと断じた一例としての『YOMIURI ONLINE』

「フェイクニュース」は、SNSのような「私的メディアが舞台となった場合」に使われるコトバだと思っています。
常識的な媒体社ならソースの裏を取るから、簡単には乗せられないはず。
ライオン脱走中・・・なんて、リアルニュースでは軽々しく報じないわけですよ。
ところが今回は、してやられたと。
これはね、元報道を「フェイクニュース」と断じるほうがおかしい。
むしろ、自分たちのメディアを「SNS並」と公言しているようなものでしょ。
ウクライナ当局の発表とはいえ、ウラを取らずに、右から左へと流しちゃったんだから。
シロートと同じことやっちゃったんだから。
アンタ方こそ「フェイクニュース」です。
ごまかしてないで、謝りなさいって。

それにしても、リアルでフェイクが流れるって、スゴイことですよね。
あんまり注目されていない事件なのかな、どうなんだろう。
とりあえず、メディアが「フェイクニュース」を批判することって、しばらくできなそうですね。
だって、自分がやっちゃったもの。
「ソースの信頼性を確かめて・・・」と言われたところで、それ、アンタ方の話でしょ。

もはや、ロシアの記者はどうでもいい。
ウクライナとロシアの関係より、日本のマスコミの言い訳がおもしろい。
「自作自演するという異例の展開に波紋が広がっている」
って、良く言うよ。
自分のバツの悪さを他人になすりつけているんですから、笑える構図でしょ、これ。

[2150] リサーチで欠かせない、取材リスクの精査

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

執筆のオファーを受けたとき、その日のうちには即返しないようにしています。
なぜなら、リサーチしてみないと、どんな地雷が埋まっているかわからないから。
最近の例を出してみましょうか。

取材対象者は・・・検索エンジンにひっかかりたくないので、ボカシます・・・白い棒と黒い棒がたくさん並んでいる楽器の音を調整する人でした。
編プロから、具体的な人物が指定されています。
さて、一時間ほどリサーチを続けていくと、いくつか問題点が出てきました。

ホテルのロビー
本題の楽器は、この画のどこかにあります

その1点目は、国家資格がありながらも、腕・・・というか耳だけで勝負している人の存在です。
今回の対象者は、後者のタイプでした。
つまり、モグリとは言わないまでも、無資格に対する一定の反目が考えられるのではないかと。
読者の中には、そういうフィルターでモノを見る人が、少なからずいます。

2点目は、調整方法に関する地雷です。
この楽器の場合、1オクターブを12の棒で区切っているわけです。
1÷12は、0.8333・・・。
0.83333×12は、1に満ちません。
つまり、どこかのピッチを0.8333以上にしないと、厳密な1オクターブは作れないわけです。
本当はもっと細かな事情があるんだけど、ここでは、問題を単純化しました。
話を戻します。

この矛盾に対し、理想的なピッチを機械に計算させているのがデジタル派。現在の主流です。
他方、耳で聴き分けているのがアナログ派。
今回の対象者は、またもや後者のタイプでした。
つまり、「子どもの音楽教室と違う調整をやっている」と受け取られかねないわけです。
もちろん、プロ志向というか、アナログならではのメリットはあるんでしょう。
しかし、いま探しているのは、「どんな地雷が埋まっているか」。
記事にすることのリスクを考えなきゃいけない。
リスクはあと2点見つかったんですが、省略します。

さて、こうしたリスクの洗い出し。編プロがやるものなんでしょうか、ライターが気をつけるべきことなんでしょうか。
自分は、「言われたまま出て行って地雷を踏むのが一番の愚か」だと思っています。
その意味で、編プロに任せきりにするのは危険です。
一人でできることには限度があるでしょう。
「関わった人には誰にでも、ちょっとずつ、責任がある」
そういう話じゃないですかね。
結局、同じ職業の別人物へ依頼することになりました。

この編プロは、納期の1カ月半くらい前にオファーをしてくれるので、責任のシェアができます。
「納期3日後」なんて仕事は、「言われたまま出て行って、勝手に地雷を踏んでこい」ってことなんですよ。
そんなもん、怖くて請けられるわけがないじゃないですか。

[2649]20180321朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20180321朝日新聞

[1795] 「木々の名は。その20」カツラ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

「カツラ」というと、いわゆるヅーラーのイメージが避けられません。
しかし、桂小五郎って人もいましたしね。
植物としての歴史のほうが、圧倒的に長いわけです。

その、植物としてのカツラ。
見た目の特徴として、かわいらしいハート型の葉を鈴なりに付ける点が挙げられます。
今回ピックアップしたのも、マンガチックさが目を引いたからでした。

カツラの樹木とハート型の葉
寒川のウォーキングロケで発見

ハート型といっても、実際のところ、半数くらいは紡すい状。
フツーというのか船の形というのか、折れ返っていない葉がそこそこあります。
枝先の若い葉が次第に形を変えていくのかと思ったものの、そうでもなさそう。
無秩序に分布しているようです。

この葉は、色づくにしたがって、甘い香りを放ちはじめるそうですね。
紅葉する落葉樹なので、赤いハートはいよいよもってメルヘン。
幹自体も香木で、将棋盤やエンピツなどに使われるらしい。

そういえば、同じ「桂」の字を用いる樹木として「月桂樹」があります。
調べてみたら、総じて「いい香り」のする木のことを、「桂」と表すようです。
女性の名前に多く見受けられるのは、人を引きつける魅力へあやかったから。
ヅーラーとはエライ違いです。

樹肌はビーフジャーキー。
そこだけ見ると「枯れてんのか」と間違えるほどで、ハートの葉とビーフジャーキーの2点で簡単に見分けられます。
枝ぶりが、どこかイチョウに似ているなと思っていたら、カツラも雌雄異株なんですね。
そのせいか、風などを利用した自然受粉が可能なため、「不変」「勝利」といったイメージもあるそうです。
ハート含め、縁起ものですな。
わりかし気に入りました。カツラ。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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