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[3604]20190327朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20190327朝日新聞
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[2750] 「祓う」「清める」とは何か、「茅の輪」の現実的な効能

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

1年の折り返し、6月30日近くになると、方々の神社などで「茅の輪」を見かけます。
「茅の輪」とは、ある種の草で編んだ円状の・・・結界?・・・のこと。
人がくぐれる大きさです。
というか、くぐることが目的なんですけども。

じゃあ、じゃあ、「茅の輪」をくぐることで何の効能があるのか。
「穢れを祓う」なんて解説が多いようですが、説明した気になっているだけで、ワケわかりません。
自分は、大きく2つの意味があると考えています。

その1つは、「この半年を反省して、新たな半年につなげること」。
「けがれ」は、「穢れ」とも「汚れ」とも書きます。
つまり、心の洗濯機にあたるのが、「茅の輪くぐり」ではないかと。
この場合、神様は、あまり関係ありません。
どちらかというと、自己宣言ですね。
ただし、その宣言を「神様の前で誓う」という点では、神事といってもいいと思います。

夏の茅の輪
どこで撮ったか、いつ撮ったかも覚えていない「茅の輪」

もう1つは、「神様との交信で起きるノイズをクリアにすること」。
どうやら神道は便利使いされていて、地鎮祭や初詣でなどのときにしか、神様を意識していませんよね。
しかし、本来の神事は、神様とつながっている人がおこなう儀式のことです。
そのつながりを強めるというのか、回線のサビを落とすというのか、要はノイズキャンセラー的なところが「茅の輪くぐり」だと考えます。
そうした意味での「穢れ落とし」。

となると、この後者は、一般的な日本人にとって無縁の概念でしょう。
日常的にお参りしている信心深い人のする行為。
これが、あくまで「穢れを祓うって何なの?」を追っていった場合の、自分なりの解釈です。

なので、ボクらが意識する行為としては、心の洗濯機的な方向でいいと思うんです。
なんとなく3周して「やった気になっている」んじゃなくて、後半戦の意気込みを宣言すると。
一方、「穢れを祓う」という説明で変に納得してしまうと、何の実も得られないことになる。
自己宣言なんだから、茅の輪をくぐる必要すらないかもしれませんよね。
まあ、せっかくなんで、見かけたらやりますけど。
仮に「茅の輪」が見当たらなくても、最寄りの神社で宣言すればいい。
「茅の輪」のある神社じゃなければ心の洗濯ができないかというと、それはないでしょう。
気の持ちようってことに尽きるんじゃないでしょうか。

[2491] 医療従事者向けのニュースをニホンゴ化する

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

某医療メディアで、時事系のニュースを配信していこうということになりまして。
本当は、もっと前からあったアイデアなんですけどね。
ちなみにネタ元としては、そういう筋のリリース会社を利用します。

ただし、いかんせん“医師が読む”ことを前提としたリリースなので、平気で専門用語を使ってくるんですよ。
例えば、「用量依存的な治療反応性」なんて、何のことかわかりますか?
調べてみたところ、「その効果が、薬などを使用する量に比例して高まること」のようです。
もっとかみ砕いていえば、「薬を多くのめばのむほど効くこと」。
そう書けばいいじゃん。
わかんないって、一般人には。
ということで、ニホンゴに翻訳する必要があるようです。

小皿に盛られたトウガラシ
「用量依存的な刺激反応性」のあるトウガラシ

ほか、「薬剤への忍容性」とかね。
これは、副作用のことなんだそうです。
副作用に耐えられるかどうかではなく、副作用が出ても治療をやめない度合いのこと。
あるいは、「治療受容性」。
こちらは、治療を中断せずに続けられるかどうかという意味。

こうなってくると、ニホンゴ本来の意味と、少しかけ離れてきますよね。
忍容性・・・一義的には「堪え忍びながらもヨシとできる度合い」って感じじゃないでしょうか。
ところが、その先の「やめちゃうかどうか」を問うコトバなんですね。
うーん、まあ、わからなくもないか。
一方の受容性・・・字面として、忍容性との区別が付かないですよ。
というか、意味を調べても、両者の違いがわからん。
キツイけど我慢が「忍容性」で、単なるイインジャネが「受容性」なんでしょうか。

たぶんですけど、最初にエライセンセーが、忍容性なり受容性というコトバをお使いになっちゃったと思うわけですよ。
それを、弟子たちが世に広めたと。
医療用語として、初めからあったとは思えない。
つまりは造語ですよね。
造語だけど、象牙の塔の中では十分に通用するようになったので、あたかも「正しいコトバ」として定着していると。
そんなの、一般人には、関係ないからね。
圧倒的多数の我々が使うコトバとしては、「薬を多くのめばのむほど効くこと」なんです。

[3304] 「だ・である」調が有利な点

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

比較的良くあるのが、「だ・である」調から「です・ます」調への変更です。逆もしかり。
これ、単に語尾を入れ替えればいいって話じゃないんですよね。
例文を引っ張ってきましょうか。

重要な臓器の症状であるにも関わらず、名称があいまいで、その正体もつかみにくい。

さて、これをどうやって「です・ます」調に変えたらいいでしょう。
「その正体もつかみにくいです」だと子どもの文章だし、考えちゃいますよね。
「その正体もはっきりしません」・・・とかでしょうか。
もう一例、今度は疑問の投げかけです。

そもそも「動悸」や「息切れ」とは何か。その原因はどこにあるのか。

語尾は同じ「・・・か」です。
だけど、しつこさはありませんよね。
では、これを「です・ます」調にしてみましょう。

そもそも「動悸」や「息切れ」とは何でしょうか。その原因はどこにあるのでしょうか。

今度は、同じ語尾がいやらしく感じる。
このように、「だ・である」と「です・ます」は、別物なんです。
そして、「だ・である」のほうが使いやすい。選択肢を広く持てる。

佐渡島の西岸
「幅広い選択肢」という茶濁でございます

このような変更がメディア側の事情によって起こった場合、たいていは、編集部で直してくれます。
ただ、ときどき、「その正体もつかみにくいです」みたいな文が出るんですよね。
困ったもんです。
おっと、話がズレました。
「だ・である」調が有利な点をまとめましょう。

1.基本はコトバを置いていくだけで済む(使い回しがいい)
2.「体言止め」との相性がいい
3.同じ語尾の繰り返しでも、しつこくならない
4.「やってみよう」「行ってみては」などの誘導を端的に表現できる(「やってみましょう」「行ってみてはいかがですか」)
5.文字数が少ない分、多くの情報を載せられる
6.リズムが作りやすい、読者を乗ってこさせられる

たぶん、他にもあるんでしょうけど、やっぱり「使いやすい」んですよ。
「です・ます」調の場合、結局は、「です」「ます」「ください」「ましょう」のいずれかでしょ。常に四択しかないわけですから、表現が限られます。
できれば、「だ・である」にしてほしいですね。
編プロが考えている以上に、表現の幅を出せます。
「上からな感じ」を打ち消すという理由だけで「です・ます」を使うのは安易だし、疑問ですね。

[3204] しつけも含めた子への“説得化”、20年の春から

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

昨日、家庭内での体罰を禁止する「改正虐待防止法」が可決されたようです。
施行は20年春からとのこと。
これで、懲戒権に含まれるとされていた“暴力”は一切、行えないことになります。

「児相介入強化」とセットになっているのは、告訴が必要だからでしょう。
小さな子どもが親を告訴するなんてできない。というか、告訴という仕組みそのものを知らない。
だから、代わりに児相が訴えると。
ほかに告訴する人がいないですからね。

可決された「改正虐待防止法」
報道一例としての「東京新聞」

さて、自分は、誰に対しても“暴力をふるわない”自信があります・・・たぶん。
なぜかというと、殴られて育ってきたから。
それと、とくにアメリカの映画を見ていて、「暴力」や「大声」がバカらしいと感じるから。

「暴力」や「大声」って、自分じゃ何も変えられない“弱い人”が取る行為なんですよ。
映画の中で、アメリカ人が、ツバ飛ばして叫んでますよね。
あれは、威嚇以外じゃ相手を変えられないから、「○ァーック」とか言っているだけ。
その実、鼓膜しか動かすことはできない。

じゃあ、“強い人”は何をするかというと、理による説得ですよ。
それが、相手を変えられる真の力です。
真の力があれば、「暴力」や「大声」に大きなエネルギーをつぎ込まなくてもいいはずじゃないですか。
たしかに、大声は怖いし、暴力を受けたら痛い。
でも、ケガはいずれ治るし、鼓膜が動いたところで何てことはない。
そう考えると、「暴力」や「大声」に何かをする力なんて、ないんです。絶対にない。

自分は殴られて育ってきて、かなり早い段階で、このことに気づきました。
「(よしキタ一発)・・・で、続きだけど、親だからといって車を優先的に使うって、おかしくない?・・・(またキタ2発)・・・殴るのはいいから、理由を言ってよ」
つまり、殴る人っていうのは、理を詰めると、何もできなくなるんですね。
だって、説得力を持っていないもの。持っていないから、もっとも単純な方法に頼っているわけでしょ。

話がズレましたが、「改正虐待防止法」は、歓迎すべき法改正です。
ただ、どれだけの親が「説得」に切り替えられるかは疑問。
もうひとつの「大声」を頼るんじゃないかな。
今回の法改正。その意図するところは、「威圧」から「説得」への転換にあるはずなんですけど、そういう方向の論旨はみかけません。

[3104] 久々に、新規営業してみました

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

標題のママですが、久々に、新規営業してみました。
ジャンルは、もっとも自信のある医業。
Web で募集先を探してみたところ、諸条件などで興味を引いたのは2件。
もちろん、編プロ直です。クラウドなんて毒物には手を出しません。

さて、応募ページにいろいろなコトを書きこむわけですけど、自分の場合、力作の「職務経歴書」というものがあります。
これがあるから、応募ページ自体には、大したことを書かなくてもいいだろうと。
そう、タカをくくって作業を進めていったところ、なんと、資料添付できずに終わってしまいました。

「えー、もっと早く言ってよ」

もちろん、この会社からは落選メールが届きました。
会社員時代のプロフィールがほとんどで、独立してからのライターについては、何一つ盛り込めませんでしたからね。
そこで、もう1社のほうは、添付ができない前提で、詳しい実績やプロフィールを書きました
そしたらですね、フィーとか決めないうちに、「業務契約書を送ります」との返事が。
大丈夫かな、逆に。

眼科の検査機器イメージ
医療系の茶濁でございます

そこから3日ほどたった後日、同じ会社から、さっそく案件の打診が来ました。
まだ、契約書を結んでさえいないのに。
お仕事としては書籍で、ドクターの取材と撮影もありそうですな。
気になるフィーはというと、偶然にして、今の水準です・・・正確に言うと、コミコミ12時間で納品できれば、今の水準と同じ。

やはり、医療は、条件がいいんですな。
面識もない相手に、これだけのフィーを振ってくるんですから。
また、自分の水準が「標準と合っている」ことでの証でもあります。

月10件を期待されていましたが、そこまで増やしたくないので、週1くらいで着地しそうです。
それでも、月額15万円弱の増益見込み。
よし、イザとなっても、メール一発で食えるな。
あー、ちょっと、自信がつきました。

何度も言うようですけど、クラウドなんてやってたら、ここまで来られません。
編プロ直で、できれば、後々の修正が効かない「紙媒体」を手がけていると、月50万円も夢ではないでしょう。
月50万円って、いいのかオレ。そんなに仕事してて。

[3603]20190325朝日新聞

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20190325朝日新聞

[2749] 「花ブロック」鑑賞は趣味となりえるか

~健康増進スキームとしての「花ブロック摘み」~

コンクリ塀の中に、ポツンとした通風口みたいな穴が空いていることってありませんか。
そして、たいていの場合、何かしらの模様を伴っている。
あれ。正式名称は決まっていないみたいですけど、通称の一つとして「花ブロック」というそうです。

この間、フト、興味を持ってしまいまして、ご近所を1時間ほど捜索してみました。
そしたら、実に9種類の「花ブロック」を確定できたんですね。
約7分弱で1個という遭遇確率。
そして、なかなかに審美的要素がある。

ネタとしては、「つったか隊」の方向ですね。
この分野には、もちろん先人がいらっしゃいまして、「ブロック塀研究会」なる団体を見かけました。
つまり、ジャンルとして成り立っているということです。
うーん、おもしろい。

「花ブロック」捜索初日
初日に確定した「スタートナインズ」の面々

「花ブロック」探しのイイトコロは、住宅街でできること。
今、健康増進の一貫として、「週に3時間半以上」のウォーキングを心がけています。
パターンとしては、「遠距離の街歩き2時間半」と「ご近所散歩1時間」の組み合わせです。
問題はこの後者で、街歩きのツモリが、住宅街歩きになっちゃってるんですね。
おもしろさに欠ける点が、最大のネックでした。

しかし、「花ブロック」探しって、住宅街でも成り立つんですよ。
住宅街“でも” というか、住宅街“だから”成り立つ。
1時間のショートウォークに、大きな目的ができます。
あっ、これ、いいなぁと。

もちろん、2時間半のロングウォークでも発見できるでしょう。
地域性がありそうだから、むしろ、近所との比較ができる。
あぁ、もっと早くからやっていれば良かった。
「つったか隊」で全都道府県の「とまれ路面標識」を集めているとき、一緒にできたのに。
まあ、いいさ。
一から始めましょう。

これ、レア物件の名称とかを、自分で付けられないんですかね。
例えば、上記写真で左列中央の物件には、すでに「三山(みやま)」という名称が付いているようです。基本中の基本というか、ドコでも見かける典型。
対して、中列中央の物件は、いまのところWebで見かけないようです。
そうなってくると、「葉に茎(はにくき)」とか付けたいじゃないですか。
まるで、新星を発見した天文学者のように。
だれか、そういう組織運営をしてくれないかな。
施工者に聞く手もあるんですが、天文学的な楽しみ方をしてみましょうよ。この際。
とりあえず、コッチは、勝手に始めます。

-補足-
「花ブロック」探しって、たぶん、スポンサーが付けられます。
シューズのメーカーとか、ヒザの機能性食品メーカーとか、ウォーキング団体とか。
カメラさえあれば、全国のどこでも誰でもできるし。
たぶん、「新ブロック発見」を報じる会報誌に載ることがステータスになったりするんですよ。
「物件持ち」になることがメンバーの夢。
そうなると、申請書類の整理とか、認定証の発行とか、それなりの事務が必要になってきます。
でも、スポンサーが付けば、事務員を雇える。
事業として、普通に成り立つんじゃないの?

[2490] 湯気撮り用LEDライト

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

この間、FBIのエージェントが使うような懐中電灯を、衝動買いしてしまいまして。
別に、家宅捜索がしたかったわけではありません。
これがあれば、料理などの湯気を際出せて撮れるな・・・と考えたからです。

よく、グルメ番組であるじゃないですか。
割ったジャガイモ・・・じゃなくてもいいんですが・・・から、ツブツブに光った湯気が出ているヤツ。
おそらく逆光でしょうから、外付けラッシュでは、光を回せません。
その点、懐中電灯なら、ツブツブを確認しながら光源の位置を変えられますよね。
一発勝負に頼らなくても済みます。

でっかいライトでは持ち運びが大変そうだし、単3を2本使うなかで、もっとも強い光のものを買いました。
しかも、光を絞ったり広げたりできる機能が付いているヤツ。

出撃セット
さっそく、「出撃セット」の一角へ

さて、どんな角度であてたら、湯気がよりツブツブになるんでしょうか。
いろいろと実験してみたところ、

・真上から少しだけ右奥のポイント
・逆光で、レンズを直射しないポイント

の2方向がいいようです。
「真上から少しだけ右奥」というのは意外でしたな。
あとですね、片手で撮影するのは難しいので、ライトを誰かに持っていてもらうか、三脚での固定が必要になります。
こちらも、盲点でしたな。

三脚に、大きなクリップみたいなのを取りつけられないかな。
クリップに懐中電灯を挟んで、それで照らすのもアリ。
まてよ、クリップの挟み方によっては、それだけで自立できるかも。
今後の課題としておきましょう。

と、準備万端整ったんですが、肝心の出撃機会がないようで。
いつのまにか医療メインで、グルメなんて行かなくなっていましたからね。
1年くらい前、インタビュー記事で、コーヒーの焙煎職人を取材したんですけど、そういう機会なら使いそうですね。

ほか、考えられるとしたら、洞窟ロケ?
あるのか、そんなの。
観光コンテンツで「撮り鉄ロケ」行かされましたから、「ない」とは言い切れない。
あるいは廃虚ロケ?・・・ないない。
そうか、そもそも湯気撮り用の懐中電灯だったっけ。

[3303] 「約」「おおむね」は、疑問形や否定形で使わない

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

今回は持論です。
数をぼかすというのかな、おおまかな数詞の記述方法として、「約」や「おおむね」なんて言葉がございます。
これ、疑問形や否定形では、要らないんじゃないでしょうか。

100億人の人間を幸せにすることができるのか?
約100億人の人間を幸せにすることができるのか?

どっちも一緒でしょ。
もともと疑問や仮定の話なんだから、正確である必要がない。
どうしても入れたいときは、「もの」を使うといいでしょう。
文頭に置かれた数字により、規模感がサっと伝わり、重宝します。

70種類ものパンが置いてあるのに、値段を間違えたりしないんですか?

生シラスのパスタ
200匹もの「生シラス」という茶濁でございます

次は否定形です。
これも、どうせ打ち消すんだから、正確である必要はないですよね。

100億人の人間を幸せにすることなんてできない

ただし、否定の事実を伝えるときは、「約」「おおむね」をつけたいところです。

おおむね2000世帯に通知が届いていない

うーん、難しいですね。
起きた事実の規模を示したい場合は、否定形であっても、「約」「おおむね」が必要。
そうじゃなくて、一般的な記述の場合は、そんなにこだわらなくてもヨシ。

都内で排出される500トンのゴミに行き場はない

最後は肯定形ですけど、ここになってようやく「約」「おおむね」の真価が問われます。
ただ、ダブリは御法度ですからね。
記者ハンがアラートしてくれないときもあるので、注意しましょう。

×毎年約70羽程度の白鳥が飛来する
×毎年、おおむね70羽あまりの白鳥が飛来する

やっぱり、「約」や「おおむね」は、肯定の記述“向き”なんですよ。
「だいたい、それくらいの量のモノが、どうなったんだ」という期待を抱かせます。
そこにきて、否定したり疑問を投げかけたりすると、ずっこける。
このような場合は、要らないと思いますけどね。
どうなんでしょうか。

[3203] 年金を論じる前に、自分の老後を問え

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

老後に必要とされる「2000万円」の件。
ニュースなどを見ていると、あまりに滑稽で、ドン引きしませんか。
政治家は選挙を有利にする道具としか考えていないし、金融庁は「これぞ、忖度の見本」といわんばかりに手のひらを返すし、ワイドショーは麻生さんをたたいてはしゃいでいるし、保険や金融会社は商品を売ろうとするし・・・。

それぞれが騒いだところで、なんの解決にもならない。
ここまでいくと、見事ですよ。
そんななか、比較的まともなのが、東京新聞のこの記事。
年金の給付額は、法律によって「5年ごとに見直す」ことが決まっています。そのタイミングが、まさに“今”なんですね。
選挙を控えたこの時期、おそらく厚労省は、公表を遅らせるだろうと。
つまり、問題の「2000万円」は、あらい見積もりにすぎないのです。
給付額の見直しいかんによっては、ブレる可能性がある。
そんな仮説でこれだけ騒げるんだから、大したもんですよ。

年金見直しに関する東京新聞の記事
年金財政検証の公表遅れを報じた、東京新聞

さて、はしゃいでいる人たちは置いておいて、それぞれの老後をシミュレートしてみましょう。
それが一番早い。
いくら入ってきて、いくら使うのか。
仮に赤字だったら、何をカットすべきなのか。

ここで気をつけたいのは「認知症」と「重大な病気」です。
ただし、重度の認知症になると、日々の収支なんて気にならなくなりますから、実質的な問題とはならないかもしれませんね。
他方、がんなどの病気は、その後の人生を分けます。
高額な医療で延命を望むべきか、一般的な治療にとどめておくべきか。
その選択をしておかなきゃいけないでしょう。老後の資産とも関わってきます。

自分は、すでに決めています。
高額な医療は拒否。
がんの両親を見ていると、延命治療がイイコトなのかどうか、考えちゃいますよね。
老後のシミュレーションも、平均寿命といわれる80歳までは試算済み。
もう、その辺で、勘弁していただきたいです。
90歳や100歳まで生きる気なんて、もうとう、ありません。

90歳でがんになったら、基本的に、何もできないですよ。旅行はもちろん、スポーツも。
家と病院の往復だけが全て。ヘタしたら、病院で余生を送ることになりかねない。
日本人のがんの罹患率と家族歴から、自分は8割方、がんになるものと思っています。
年金を論じる前に、老後を問えと。
生き方の一部として、お金の話が出てくるのではないでしょうか。

[3103] 営業が使う「記事構成シート」の作成

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

またまた変な・・・じゃなかった・・・ユニークなお仕事を依頼されました。
それが標題の「記事構成シート」です。
どういうものかというと・・・。

某医療メディアでは、ペイドパブをやってます。
ところが、いきなり取材に入ったところで、先方の「心の準備」ができていない。
よって、お金を支払っているのに、ドタバタした記事ができてしまう。

じゃあ、「先に営業とクライアントで、おおまかな記事の流れを作ったらどうだ」と。
コッチとしては当然、そう思いますよね。
そしたら、「営業サイドでは、論点や訴求ポイントのすりあわせが難しい」と。
「コーノさん、営業に持たせるようなシートって、作れないですか」と。
うーん、いよいよ自分が何屋だかわからなくなってきた。

ビアホールのバイキング
「バイキング」という、まんまの茶濁でございます

そこで思いついたのが、バイキング形式の「記事構成シート」です。
詳しいことは欠けませんが、

・誘客に結び付けたい「メインテーマ」
・客を取られている「競合」
・誘客に結び付いていない「阻害要因」
・阻害要因を打ち消しできる「アピールポイント」
・メインテーマの「メリット」
・競合の「デメリット」

みたいな要素が、打ち合わせしながら穴埋めできちゃうツールです。
実際、用意した応答テキストに穴が空いていて、バイキングのように埋めていくだけのもの。
これらを並び替えると、

実は、「競合」って、「デメリット」があるんだよね。
その点、「メインテーマ」は、「メリット」なんだって。
「阻害要因」と想われた部分も、実際は、「アピールポイント」らしいぜ。

みたいな論旨が作れちゃう。
実際はもっと込みいっていて、項目も多いですけど。

まあ、これを現場でやっておけば、本番の取材でも、慌てないだろうと。
コッチも楽だしね。
いつも言っているように、「準備7割、本番3割」のスタイルが、理想的に済ませられちゃう。
一方、項目の抽出方法には個人的なノウハウが含まれるので、悩みどころですよね。

このシートがあるんだったら、「文字1円レベル」のライターに作らせればいいじゃん

てなことになりかねない。
まあ、信頼できる編プロなので、そうならないとは思いますけど。
そういえば、電話マニュアルのスクリプトを依頼されたのも、この編プロでした。
この会社からはちょくちょく、そういう仕事が降ってきます。
ライターとしてはもちろん、人事とか教育にも関わってんじゃないかな。

[3602]20190427朝日新聞

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20190427朝日新聞

[2748] イヌのアプローチ、ネコのアプローチ

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

標題。
啓発本にあるような隠喩ではありません。
そのままの意味です。

かなり前ですけど、人見知りしてすぐ「かみつく」イヌに、どこかに書いてあったアプローチをしてみたところ、見事に成功しました。
頭をなでることができたのです。
飼い主さんがビックリしていました。
その方法はというと、

まず、握り拳の甲の側を上にして、イヌの鼻先へそーっと持っていく
「クンクン」と嗅いでくれたら、拳を上に向けて、そーっと開く
「ペロッ」となめてくれたら、あいさつ終了
ゆっくりとした動作なら、頭をなでても許してくれる

というものです。
つまり、「正式なあいさつ」をしていないから、イヌの機嫌を悪くするんです。
酒場で気軽に肩をたたいてくるオッチャンじゃないんだと。
ただし、飼い主が同伴している場合に限ったアプローチです。
飼い主がいないと、ほえられて、近づくことさえできないですからね。

イヌとネコイメージ
「江の島」のときの画像を探しても良かったんですが、めんどくさくて茶濁

続いてネコの場合。
「山ガハ」で「江の島のネコ分類」をやりましたよね。
結論から言うと千差万別。決まったアプローチ手法なんてありません。
ただ、「待ち」というか、ある種の「駆け引き」が求められるでしょう。
やみくもに近づくと、にげられるだけ。

警戒心の高い「世捨てネコ」タイプは、はなっから無理なものと考えましょう。
あっ、ちょっと、コッチを意識してるな・・・タイプのネコは、持久戦です。
何をせずとも近づいてくるタイプは、そのまま相手をしてあげればいい。

考えてみればイヌにも同じコトが言えるんですけど、ヤツラには「あいさつ」が効きます。
筋を通してあげれば、仲良くなれる。
一方、定型に落とし込めないのがネコ。
ムリなものはムリだし、気づくとヒザの上に乗っかっているヤツもいる。
かつて二度ほど、地方の駅で電車待ちしていたときに乗っかられました。
たぶん、「待ち」が有効なんじゃないかな。

[2489] インタビューになかった補足や例えなどをどこまで含めるか

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

インタビュー記事とはいえ、「本人が言っていないことを書く」場合“も”あります。
補足や例えなんかですね。
「このままだと伝わりきらないな」「何か例示をしておきたいな」という場合に検討します。
ただ、あまり極端な創作は、インタビュイーを怒らせてしまうでしょう。
どの範囲まででとどめておくかって、結構、難しい問題です。

自分が「ギリギリだな」と感じたのは、動脈硬化の例えでした。
血液は、血管が硬くなると流れにくくなります。
なんとなくのイメージとして、柔らかなゴムのパイプより、硬い金属やガラスの管のほうが、水を通しやすそうじゃないですか。
しかし先生は、伸び縮みしないほうが流れにくいんだと言うのです。

そこで、何かに例えられないかなと悩んだ結果、「硬いブーツ」と「柔らかなソックス」に登場していただきました。
血液にあたるのが、皆さんの足です。
足が通しやすいのは?・・・もちろん「伸び縮みするソックス」ですよね。
この辺が、自分の考えるギリの線です。むしろ、少し創作領域に入っているかもしれません。

「バイカー」というブーツ
まんまの茶濁、バイク専用の、その名も「バイカー」というブーツでございます

この例えは、そのまま先生の校正をパスしました。
記事として、実際に掲載されています・・・つまり、先生が言ったことになっています。
自分の見通しとしては半分半分くらいで、カットされてもやむなしと思っていました。

もちろん、人によっては、
「こんなコト、言った覚えがねぇぞ」
と思うインタビュイーもいるでしょう。
その辺は、インタビュー中に把握していくしかありません。
相手のコトバを少しひねって戻したとき、どういう反応をするかで決めます。
例えば、すきっ歯のないきれいな歯並びの状態を、「がっちり組んだスクラムみたいですね」と戻すとかね。

このような“ひねり”に乗ってくれば、同程度の補足や例えは許されるでしょう。
そうじゃなくて、「スクラムとは違うかな」なんて言いだしたら、一言一句、正確に書くしかありません。

正確さとわかりやすさは反比例するので、おそらくブーツとソックスでは説明しきれない何かが、実際にあるんだと思います。
そのジレンマを、インタビュイーがどうのみこむかですね。

そもそも、例え自体が的外れだと、ワケわからん文を生みだしてしまいます。
また、メディアの性質が収録に近いような場合、補足や例えを使うべきではありません。
良かれと思って挿入したのに、「あんたのインタビューじゃないでしょ」って話になる。

難しいですよね。
基本は、「言っていないことは書かない」。
迷ったら、この減点に戻る。
そのうえで必要だと思ったら、チャレンジしてみる。
あまりやりすぎると、「あのライターは“脚本家”だ」ってな印象を持たれてしまいます。

[3302] いつの間にやら「一つひとつ」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

おーい。
「一つ一つ」は、いつから「一つひとつ」になったんだーい。

先日の紙面を見て、思いっきりたまげました。
まるで今までがそうだったかのように、「一つひとつ」をデフォ化してんじゃないの。
ウソでしょ。
記者ハンの変換候補には、「一つひとつ」なんてありません。
「一つ一つ」か「ひとつひとつ」です。

ちなみに、モノではなくヒトの場合は、「1人ひとり」です。
これは知っていました。

朝日新聞で見かけた「一つひとつ」
中段冒頭の部分、ショーゲキです

「1人ひとり」との整合性を考えると、むしろ「一つひとつ」のほうが自然といえるでしょう。
ただ、違和感を抱えながら「一つ一つ」としていた身にもなってくださいよ。
いきなり、手のひら返しをくらった気分。

試しに「一つひとつ」でニュース検索をかけてみたところ、すでに周知が進んでいるみたいですね。
みなさん、記者ハンに反抗してたんだろうか。
自分も、いち早くそうすれば良かった。
ということで、本日ただ今から、「一つひとつ」をデフォ化いたします。

あれかな。記者ハンをアップデートしていないからかな。
記者ハンって、自動メンテはしてくれないんですよね。
随時、最新版を買い替える必要がある。
紙面を追っていれば、ある程度の傾向はつかめるので、放置していました。
それに、記者ハンに搭載するまでのタイムラグで、情報が古くなっているはずじゃないですか。
つまり、紙面を追うことがワーディングのリアルなアップデートである・・・そう、信じこんでおりました。
まあ、今回も、そうっちゃそうなんですけど。

それにしても、知らない間に「一つひとつ使い」が増えていたことには、驚きましたな。
へー、みんな、工夫してんだ。
記者ハンを絶対視しないんだ。
ワーディングはある意味、その人の筆致というか表現手法ですから、違いがあってもいいんですけどね。
ただ、表記揺れをなくすための記者ハンっていう側面もあるわけでしょ。

紙面が先んじて新しい仮名遣いを投じて、その後に記者ハンでデフォ化する。
そんなイメージを持っていましたけどね。
やっぱり変なモノは変だと。そんな感覚も大切にすべきなんでしょう。
とりあえず、「一つひとつ」の読み登録を済ませました。

[3202] おバカな議員を選ばないのが有権者の責務

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

問題発言の責任を問われている丸山穂高議員。
自分は戦争なんて時代遅れの解決手段だと思っていますし、彼の素行にも問題がありすぎるでしょう。
その一方、「議員は、何を言ってもいい」とも考えています。
たしか、前にも同じことを書きましたよね。

なぜなら、そうする権利を、有権者によって与えられているからです。
調べてみたところ、丸山氏は比例当選ではなく、獲得した支持票によって議員になったそうじゃないですか。
であれば、極論すると、選んだ選挙民が悪い。
一部に「国会議員としての資格はない」なんて言う人もいますが、いやいや、「国会議員としての資格」を与えたのは、有権者なんですって。
丸山氏が勝手に名乗っているわけじゃないの。

「まさか、あんなことを言うバカだとは思わなかった」というのは後の祭りで、done is done。
選挙はそういう仕組みなんですから、選んだ人に対する責任や覚悟が必要。
候補者の素行や思考を調べてから、選挙に臨むべきです。

丸山穂高の名前を心に刻め
報道一例としての「朝日新聞デジタル」

また、無所属となった丸山氏が今後、「戦争で北方領土を取り戻そう党」を作ったって、構わないでしょう。
ただし、どれだけの票が入るのかは別問題。
万が一ですよ、万が一、議席数を得るだけの票が入ったとしたら、彼は大手を振って叫べるわけですよ。
その場合、非難されるべきは、「戦争で北方領土を取り戻そう党」の支持者でしょう。
議員本人ではありません。
それとまったく同じこと。

戦争支持派が議席を得る可能性って、どれくらいあるんでしょうね。
自分は、安心しきれない怖さを感じます。
その可能性が明らかでないうちは、「議員としてあるまじき暴言」なんて、言い切れないはずなんです。
あるとしたら、「日本の有権者としてあるまじき発想」かな。
間接民主主義の選ばれた議員である限り、その中身を直接問われるのはおかしい。
そう思いますけどね。

とにかく、彼に文句があるなら、丸山穂高という名前を覚えておいて、選挙で落とす。
あるいは、彼の支持母体に文句を付ける。
言論の自由と職業選択の自由が保障されている限り、候補者は何を言っても良く、それを選挙で問うことができる。
それが、現行のルールでしょ。
丸山氏は、ルールに違反しているわけじゃないんですよ。バカでアホではあるけれど。

まあ、選挙には要注意ってことでしょうね。
あまり有権者の責任を問いすぎると、投票率に響く可能性があるかもしれません。
しかし、本当に、そうでしょうか。
むしろ、選挙をマジメに捉えることで、投票率の向上につながったりしないんでしょうか。
「オレたちが、しっかりやらんとな」みたいな感じで。

また、候補者の素行や考えを研究するサイトなんかも出てくるでしょう。
そうなったとき、バカ議員の数は減らせます。
気分で選挙に臨んじゃってるから、バカが出る。
その意味でも、選挙は、我々の義務だと思います。

[3102] 会社員とフリーランスの売上効率を比較してみる

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ピンのフリーランスは、売上の全てが手元に入ってきます。
これに対し、会社員の営業職の場合、

年間で1億5000万円くらい売り上げ
3000万円くらいの利益を残し
給与として500万円くらいもらう

そんなところじゃないでしょうか。
なぜなら、総務部のような非生産部門の給与を捻出しなければいけないからです。
また、直接的な利益を生んでいない役員の“高額な”年俸も稼いであげないといけないでしょう。

この仕組み、フリーランスになって、なおのこと強く意識するようになりました。
いままで結構、搾取されてたなと。
まあ、総務部や管理部がしていたことを、今度は自分でやらなきゃいけないわけですけど。
でも、その手間をさっ引いてなお、「売上の全てが手元に入る」ということのほうがデカイです。

粘土人形のオブジェ
多くの人が関わっている「組織」的な茶濁でございます

さらにライターの場合、売上がニアリーイコール利益です。
経費といったら、電車賃と電気代くらい。
初期投資も、ICレコーダーがあれば、とりあえずは済む。
そう考えると、ライターって、とっかかりやすいフリーランスの一業態ではないでしょうか。

ただし、食っていけるようになるには、それなりのハードルがあります。
その内容は、いままで何度も書いてきたことなので省略。
要は、たとえ時給換算で3000円であっても、「むしろ安い」「3000円にしては楽」と思わせたら勝ち・・・ということです。

話を戻しまして。
生産性だけで考えたら、フリーランスのほうが会社員より、6倍程度高いわけです・・・さきほどの前提が正しいとして。
ただし、それぞれの時給換算額によって、補正がかかるでしょう。
フリーランスになって、時給換算額が6分の1に落ちてしまったら、最終的な生産性は同等です。
試しに、自分のケースを振り返ってみますか。

たしか、年俸で780万円前後だった気がします。
稼働日数は240日、ランチを除く1日の就労時間を7時間としましょう。
この前提で時給換算すると、約4642円でした。
一方、現状の状態は、おおむね3000円。
生産性だけで考えると、会社員時代の約4倍効率的ということですね(6÷1.5)。

ただし、稼働時間が短いので、年収ベースとしては落ちています。
400万円以上稼いで、オールコミコミで300万円消費し、100万円以上を貯蓄に回すと。
年間の稼働日数を300日とすると、1日の稼働時間平均は4.4時間。
そんなもんじゃ、ないですか。

生産性と総収入をどう捉えるかですが、仕事以外で1日4時間使える現状って、まんざらでもないです。

[3601]20190423朝日新聞

~新聞全面広告ギャラリー~

20190423朝日新聞

[2747] ITに縁のないオジサンが、Win7からWin10への移行を考える

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

Win7のサポートは、2020年の1月14日以降、行われなくなるそうです。
実質、今年中ということでしょう。

そこで、近所のパソコンショップを冷やかしたところ、Win10の4メガで9万円あたりが“妥当”と、店員の談。
ちなみに、デスクトップを前提とした価格です。
年末ギリでもナニなので、夏あたりに買い替えしましょうか。

一方、Win10のノートは持っているものの、疲れるので、ほとんど使っていません。
やっぱり、長時間の仕事を考えると、画面の大きなデクトップが楽。
そういえば、モニター一体型というのもあるんですな。
見た目は、完全にテレビ。
これも、買い替え候補に入れておきましょう。

パソコンを公園で使うイメージ
ほとんどお蔵入りのWin10ノート

ところで、いま使っている業務用のチャットなどは、Win10になっても利用できるんでしょうか。
ワードの原稿やエクセルの資料とかは、大丈夫なはず。
なぜなら、XPからの移行時に、問題がなかったので。

この、「ナニが大丈夫で、ナニがタメなのか問題」は、オジサンにとって最大の謎です。
とりあえず、メールとチャットがどうにかなれば、あとはHDDでデータを移すだけ。
例え画像処理ソフトの一部などが使えなくなったとしても、代替手段はあるでしょう。
優先されるべきは、「連絡手段の確認」です。

そこで思い出したのが、Win10のノートという存在です。
よし、このマシンでアクセスできるか、試してみましょう。
まずは、チャットから。
Win7デスクトップでは、クロームでチャットにアクセスしています。
右上の「3つの点点が縦に並んでいるところ」から[設定]を呼び出し、[パスワード]というところの▶をクリックします。
すると、いろいろとあるなか、目指すチャットのパスワードが保管されていました。自動でログインできるものは、ここに保存されているみたいですね。

さて、「・・・・・・・・」のように非表示となっているパスワードは、目玉のようなアイコンをクリックすると、表示されるようになりました。
ただし、マシンを起動するときに入力するパスワードが必要です。
これは問題ナシ。

一方のWin10ノートでブラウザーを開けてみると、クロームがデフォにはなっていませんでした。
「クローム」で検索して、ブラウザーのデフォをクロームにします。
で、問題のチャットのアドレスを入力すると、グーグルがイチャモンを付けてきました。
「いつものマシンと違わねぇか」と。「ホントに本人か」と。
「その証拠として、事前登録した電話番号を言ってみろ」と。

何だったっけな。
家庭の一般電話の番号を入れたら、見事にエラー。
どうやら、携帯電話だったみたいです。
その後、携帯電話のメールに一時的なパスワードが送られてきて、無事、本人認証。
チャットに入り直し、先ほどの「・・・・・・・・」に相当するパスワードを入力したところ、Win10からも入れました。

残るはメール。
設定がめんどくさかったので、プロバイダーであるJ-comのサイト経由で、メールを確認してみました。
J-com は、そういうことができるんです。
よし、こちらも大丈夫と。

ということで、Win10に変えても、最低限の連絡手段は確保できそうです。
データの移行や、使えなくなったソフトの代替インストールを考慮しても、半日あれば何とかなりそう。
それなら、いつでもいいじゃん。
10万円の予算は、所得圧縮策として、かなり有効。
30万円未満なので、長期の減価償却にせず、単月の経費にすることも可能。
よし。マシンを吟味して、早々に買い替えようっと・・・って、ここからが長いんですよね、毎度。

[2488] アポ押しで取材の時短を迫られたら

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

医院を取材するときは、当然ですが、お昼休みや診療後の時間に訪問します。
あらかじめ、1時間程度のアポを取っておくわけです。
このとき、アポのある自分たちが優先されるかというと、さにあらず。
医療機器会社や薬品会社の営業が、先に呼ばれたりするんですね。
なぜなら、彼らは数分で終わることが多いから。

飛び込み営業というより、医薬品類の補充や検査する血液などの引き取り、新機種の説明なんかが多いようです。
それらをチャッチャと済ませてから、落ち着いて取材に入ると。
なので、時間は得てして「押し」ます。
13時スタートの予定が、13時半になったりする。

押した分、延長できればいいですけどね。
お尻が2時なんてことになると、かなり巻いていく必要があります。

医院の待合室2
某待合室の茶濁でございます

「押し」要因はもう1つあって、ズバリ、患者さんです。
患者さんというより、受付スタッフの能力といったほうが正確かな。
デキる受付は、診療時間中に治まるよう、予約を入れていくんです。
ベテランであるほど、時間ぴったりに収めるもの。
そうじゃなくて、入れるだけ入れちゃうスタッフや断れない性格の人は、延長しますね。どうしても。

患者の押しで30分、営業の対応で30分なんてことになると、もう2時です。
どうすんの、取材。

半分くらいのケースでは、3時まで引っ張ってくれます。
残りのうち約9割は、時短を迫られますね。「できるだけ短く終わらせてもらえませんか」なんて具合で。
残りの1割は再セッティング。1日がムダになりました。
まあ、医療に限らず、どこでもありがちな話だと思いますが。

さて、問題は「時短」です。
基本的には無理。
だって、1時間を想定して、質問内容とかボリュームを用意しているわけですよね。
文字尺が短くなるってことは、「本来、必要な内容」を省くってコトなんですよ。

現実問題として、インターネットで拾える部分と、医師に聞かなきゃわからない部分に分けます。
もちろん取材は、医師に聞かなきゃわからない部分が中心です。
インターネットで拾える部分をこちらで埋めておいて、後から見直してもらうことになる。
つまり、
「取材時間を30分カットしても、後で先生の手間が30分増えるだけですよ」
ってことなんです。
後でやらなきゃいけない手間を増やすか、いま片付けてしまうか・・・この選択を迫ると、大抵は、時間の延長で落ち着きます。

これ、ジャンルに限らず、覚えておいたほうがいいテクニックといえるでしょう。
何かしらの理由で時短になりそうだったら、
「後でやらなきゃいけない手間を増やすか、いま片付けてしまうか、どちらでも結構です。記事のボリュームは変えられません」
的なことを言っておきましょう。
っていうか、アポを守れって話なんですけど。

[3301] 「後れを取る」と「遅れを取る」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

標題。「おくれを取る」って、ドッチだと思いますか?
実は、「後れを取る」なんですね。
しかも記者ハンさんは、「時間や順番が遅れるという意味で用いるのは望ましくない」と指摘してきます。
つまり、「先を越される」という意味では使わないんです。
この語句が表すところは、ズバリ「負ける・敗れる」だと。

いやいや、完全に間違っていました。
いま気づいたということは、「おくれを取る」というコトバ自体、使っていなかったんでしょう。
使っていたら、記者ハンが文句を言ってきてるはずですからね。
その点ではセーフ。
これから、気をつけようっと。

カマキリが獲物を捕獲した瞬間
アブがカマキリに「後れを取った」劇的な瞬間

繰り返しになりますけど、「遅れを取る」というコトバそのものが間違い。
字面的に「後れを取る」であり、その意味は「負ける・敗れる」。
そこで、「遅れを取る」で検索してみたところ、Googleさんはパスしますな。
ときどき、「○○も含めた検索結果を表示しています」なんてことをやってきますが、今回はスルー。
そのまま検索結果を出します。

続く検索結果ですけど、結構、いますね。「遅れを取る」を使っちゃっている人。
あー、某塾のサイトもある。これはマズイでしょ。
ほか、時事系で、隣国絡みの「遅れを取る」も散見されますね。
こりゃ、説得力ないわ。

ちなみに、両者の検索件数を調べてみましょうか。
間違いであっても、その使い方がメジャーになれば、市民権を得ます。
×「遅れを取る」・・・1700万件
○「後れを取る」・・・3億4200万件
全然ダメ。その開きは20倍に近い。
「遅れを取る」が「後れを取って」ますね。

そうか。
「後れを取る」は、「もうちょっとだから頑張れ」とか「このままだとマズイよ」的な途中経過じゃないと。
結果の描写だと。
これを覚えとくといいかもしれないですね。
シロクロついた状態が「後れを取る」。

というか、使うのやめるかな。
シロクロついた状態なら、ほかにいくらでも代替があるし。
わざわざ二義を生む必要もないでしょう。
うん、そうします。「後れを取る」は封印。

[3201] 国交省の刃物持ち込みガイドラインは、機能していなかったのか

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

川崎で起きた、19人の被害者を巻き込む殺傷事件。
報道を見て最初に思ったのは、
「あれ? 列車内への刃物の持ち込みって、規制がかかったんじゃなかったっけ」
ということでした。

昨年の11月、本ブログでも取り上げましたよね。
国交省は、新幹線のぞみ号の車内で発生した殺傷事件を受け、車内への刃物持ち込みに関するルール改正に乗りだしたはずなんです。
その開始を、今年の4月に予定していたはず。
とりあえず、JR東海道線にはなんの変化も起きてませんけど。

列車内への刃物持ち込みに関する国の指針
昨年12月段階で発表されている、国交省の新ガイドライン

東海道線でノーケアということは、実際の規制開始が遅れていた・・・ということなんでしょうか。
その辺、どこのニュース番組も取り上げていません。
自分だったら、真っ先に国交省へ取材するのに。
川崎の事件って、もしかしたら、防げていたのかもしれないんですよ。
予定では、この4月から規制開始をしていたはずですから。

なぜ、遅れたのか。
反対した人がいたとしたら、それは誰なのか。
各鉄道会社の温度はどうだったのか。
報道すべきコトは、いっぱいあるでしょ。
自害しちゃった犯人像を追ったって、ロクなもんが出ないですよ。
第一、大人になった写真すら出てきていないじゃないですか。
でも、やることがないから、地元のインタビューなんかしている。

マスコミは、何やってんの?
あまりにピンポイントな話題なんで、国交省から止められてるの?
刃物の持ち込み規制の報道を、規制されているの?
鉄道会社のCM、たくさんもらってるの?
今度の事件。誰がどう考えたって、国交省と鉄道会社マターじゃないですか。

地元の防犯意識を高める?
いやいやいや、完全な悪意を持った犯罪者は、そんなことじゃ防げませんて。
だって、いない隙を狙うもの。
昔から言うように、「きちがいに刃物」を持たせないことが大切でしょ。
そのためのガイドラインだったんでしょうが。

現段階で、国交省を悪者にすることは早計でしょう。
ただし、意図的なバイアスによって規制の遅れが生じていたとしたら。
そのときは、ソイツが悪者です。
たぶん、あせっているんでしょうね。
「あっ、オレのせいで、事件が起きちゃった」って。
ずぐには出てこないかな。いま、顔を出したら、自分が悪者ってバレちゃいますからね。
みんなが、「そういえば、ガイドラインの話ってあったよね。どうなったんだっけ」って、思い出しちゃう。
事件のほとぼりが冷めるまで、実質的な刃物規制なんて、始まらないかもしれませんね。
本当の悪者は誰なんだろう・・・それが知りたい。

[3101] 【2週目】編プロが好むライター像

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

編プロは、どんなライターに仕事を振りたがっているでしょうか。
答えは簡単。「楽な人」です。
日本語が上手な人でもなく、業界に詳しい人でもなく、礼儀正しい人でもありません。
間違いなく「楽な人」。断言できます。

じゃあ、じゃあ、何をしたら「楽」と思ってもえるのでしょう。
いくつかあるうち、自分なりの答えを3点、述べさせていただきます。

1点目は論旨展開で、「その担当が想定したとおりの内容になっている」こと。
例えば、
・アトピー治療の歴史
・アトピーに関して、新しくわかった発見
・医師の個人的なエピソード
・スキンケアのFAQ
という4つの論旨があるとして、その担当は、どの順番を好むでしょう。
わからなかったら、必ず、事前に打ち合わせてください。
勝手に進めるなんて、言語道断。
担当のイメージどおりだと、「あぁ、このライターは楽だな、手間がかからないな」と思ってくれます。

ただし、新人クンとかだと、原稿のイメージ自体ができていないかもしれません。
そのような場合は、事前のリサーチに基づいた「ゲラ案」を、取材前に渡してしまいましょう。
「この記事は、こういう論旨で進める予定です」よと。
もちろん現場でひっくり返ったら、どう反映するかを、すり合わせます。

例えば、行きつけの定食屋さんがあったとしましょうよ。五目チャーハンのつもりで「いつもの」と頼んだのに、タンメンが出てきたら、どう思いますか。
勝手にタンメンを作らない。
担当が慣れ親しんだ「いつもの」を作ってあげる・・・それが「楽」ってことです。

多くの漫画家が参画している絵筆塚
荏柄天神社の絵筆塚という茶濁でございます

2点目は、「読みやすい」こと。
主観ですが、読みやすさの多くは、「助詞力」にかかっていると考えます。
助詞力とは、
・1つの文で、同じ助詞を繰り返さないこと(ただし「の」と「に」は例外)
・なおかつ、「なぜその助詞を使ったのか」という絶対的な理由が説明できること
です。

以前、テレビ番組「深夜食堂」の誤用を取り上げましたよね。
「鶏肉を小麦粉でまぶすと、とろみが付きます」・・・なんてのは、目もあてられない間違いです。
「鶏肉に小麦粉をまぶすと、とろみが付きます」・・・が正しい。
なぜか。
助詞の「を」は、まぶすという動詞を受けるから。
上の文だと、まぶされるのは鶏肉です。

3点目は、「話しやすい」こと。
コミュニケーション力と言ってしまうと安易になってしまいますが、取材相手にしても、担当者にしても、とにかく「ホンネが言える」こと。
自分は、意識して、敬語の使用頻度を抑えています。
かといって、タメ語が話しやすい雰囲気を作るのかというと、そうとも言えないでしょう。
この辺は難しいですけど、「やみくもな礼儀正しさ」が、全てにおいて良い効果をもたらすとも思えない。

勉強のために、NHKの時事番組と、民放のそれを見比べてみてください。
どちらの番組のほうが、ホンネで語っているか。
そして、そのためにMCは、どういう工夫をしているか。
自分は、民放のMCから、いくつかテクニックをパクってます。フジテレビの反町さんとか、いい勉強になる。
まあ、誰を参考にするかは、人それぞれでしょうけど。

長くなっちゃいましたが、一番重要なのは、1点目の「その担当が想定したとおりの内容になっている」ことです。
勝手にタンメンを作らない。
期待されているチャーハンを作るにしても、チャーシューなのかハムなのか、長ネギなのかタマネギなのか、「わかったうえ」で書くこと。

何? 自分の書きたいことと違う?・・・アマチュアのようなこと言ってんじゃありません。
だから、アナタは「楽な人」じゃないんです。
むしろ、やっかいな人、ニーズに応えられない人。タンメンを作って敬遠される人です。

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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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