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[3306] 朝日の「踏み間違い」、読売の「踏み間違え」

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

6日の読売新聞を見ていたら、イスからすっころげ落ちそうになりました。
トップを飾っていたのは車の急加速防止装置についての記事なんですが、その見出しに、
「踏み間違え対策強化」
とあるじゃないですか。
「踏み間違“い”対策強化」
じゃないの?

この、「間違え」か「間違い」かという問題。
さっそくWebで追おうとしたらですね、グーグルさんは、「もしかして: 踏み間違い対策」と突っ込んできました。
つまり、グ嬢も「間違い」派なんですな。
さて、ほかの紙面ではどうだったでしょう。

「間違え」と「間違い」の紙面比較
なんと、統一されていませんでした

「間違え」派は、読売を筆頭に、ニコニコニュース、財経新聞など。
「間違い」派は、朝日ほか、時事通信、日経など。
どちらかというと、「間違い」派がメジャーかな。

それにしても、どうして、こんなことになったんでしょうね。
続けていろいろ調べてみたら、NHKさんは、

なお名詞の形になると、どんな場合でも「間違え」より「間違い」のほうが多く使われるようです

と解説しています。
「どんな場合でも」って、強気だな。その割には「ようです」なんて逃げているけども。
絶対 + だと思います・・・のような禁則じゃないの? これ。
また、Web全般で、

動詞「間違える」から発生した名詞が「間違え」、動詞「間違う」から発生した名詞が「間違い」

という見解が散見されました。
なるほどね。これ、そうかもしれないですね。

なお、この場合、「間違える」の意味するところは「取り違える」ことなんだそうです。
他方の「間違う」は「正しくない状態にある」ことなのだとか。
つまり、選択肢が限られていて、誤ったブツを選ぶと「間違える」。
選択肢が決まっておらず、結果としてエラーを起こしていると「間違う」。
おっ、ちょっと、答えっぽいものが見えてきましたね。

つまり、読売さんの言わんとしていることは、ブレーキとアクセルの「踏み間違え」だと。
朝日さんの言わんとしていることは、足が突っ張っちゃった状態も含めた全方向的な「踏み間違い」だと。
だとすればですよ、正しいのは「踏み間違い」ですね。
だって、急加速防止装置についての記事なんですから。
ブレーキとアクセルの「踏み間違え」なら、ブレーキを効かせる装置についての記事でないとおかしい。
間違えてアクセルを踏んじゃいましたね。誤選択ですよ。正しくはブレーキです・・・というロジックになるはずじゃないですか。

他紙のツッコミはこれくらいにしておいて、運用を覚えておきましょう。
選択のミスなら「間違え」。
結果としてのミスなら「間違い」。
まあ、NHKさんの解説じゃないですけど、「間違い」のほうが包括的。
迷ったら「間違い」だと。
よし、覚えた。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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