[1471]医師とそうでない人、医院とサロン

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

また知らずに、「サロン」系の取材を受けてしまいました。
医院と聞かされていたのに、併設している建物でサロっていると。
しかも、医師ですらないと。
こういうパターンでは、どのような注意が必要なのか。
今回は、メディカル系の事情を、洗いざらい整理してみましょう。

まず、医院とクリニックの違い。
これは、ほとんど同義です。
ただ、入院治療・・・つまり「宿泊可能なベッドがある」施設のことを病院、もしくは医院ということがあります。
クリニックは原則として、日帰り治療のみ。
施術するのは、もちろん医師です。また、双方とも「治療」という言葉が使えます。

ややこいのは、接骨院と整骨院。
接骨院にいるのは医師と異なり、「柔道整復師」という国家資格者です。
厳密には「治療」という表記が使えず、施術になります。わかりやすく言えば、治すというより、健康増進。
整骨院と整体院は、原則として民間の資格保有者です。
ただし、基本的な一部の症状については、保険が使える場合もあります。
意味があいまいな「整える」がダメで、直接的な「接ぐ」はヨシ。
「整える」は、マッサージ屋さんと考えていただければ。

1471.jpg
設備は買えばそろえられるので、判断基準にならない

さて、問題の「サロン」。
実は、「良いサロン」と「悪いサロン」があります。
「良いサロン」は、医師がいるんだけど、厚労省に認可されていない施術「も」行っている施設。
ただし、臓器移植とか、そういう難しいレベルじゃありません。
例えば、親が医師で、息子が独自にインドで修行してきたとか・・・。
なんちゃらソロジーとか、めけめけ法とか、やっちゃいけないわけじゃないけど、国から「医院内で一緒にやらないでね」といわれた施術をしています。
目印としては、別の建物になっているはずです。だって、「一緒にやらないで」って言われているんですから。
これも、治療という言葉が使えません。

一方、「悪いサロン」には医師がいません。もしくは、名前を借りてやっている。
ここは、早い話、おまじないレベルですね。
案件を振られたら、絶対に受けないです。だって、言っていることが宗教だもの。
あっ、宗教というのは、あくまで「科学」の対義として使っています。

「治療」という言葉にしても、黙って使っちゃえば、それまでだし。
極論すると、目の前にいる人に対し、「あなたは医師ですか、免許を見せてください」って言うしかない。
でもって、保険が効かない治療・器具・薬に対しては、厚労省の認可を確認すると。
じゃないと、何かあったときに、国の責任を問えません。
施設がトンズラしたら、泣き寝入りです。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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