[1373]何にでも「リスク」を付けるリスク

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

きっかけは「病気リスク」。
何となく使わない言葉だな・・・と感じたわけです。
なのに「疾患リスク」は、違和感を覚えない。
いったい、なぜなんだろう。

ここで手が止まっちゃったんですが、考えるに「疾患」は、「患う」というアクションを含んでいます。
一方の「病気」は、動きが止まった、一種の状態なんですね。
リスクというからには、当然にして変化があるわけで、だから「状態の名詞」がなじまないのではないでしょうか。
うん、スルドイ考察だ。

1373.jpg
「破損リスク」であり、「蛍光灯リスク」ではない

「蛍光灯」が状態かって言われるとつらいんですが、要は、変化が含まれていないじゃないですか。
「経済リスク」ってのも、実はおかしな言葉で、何の危険なんだかわからない。
「破産リスク」なら、意味は明確。
この判別は、名詞に「する」が付けられるかどうかで、できると思います。
「病気する」「経済する」「蛍光灯する」とは言わない。
「疾患する」「破産する」「破損する」はヨシ・・・疾患するってのは微妙ですけどね。まあ、文の流れとして。

こう考えると、「地震リスク」や「津波リスク」って、どうなんでしょう。
意味としてはわかるけど、やっぱり、使わない言葉なんじゃないかな。
せいぜい、「地震のリスク」「津波のリスク」にしておきたいところです。
「風邪のリスク」なんかもそうですね。

また、コレを逆手に取ることもできます。
「動きのない名詞」に動きを含ませる方法です。
例えば、遠山さんという、嫌がられている鍋奉行がいたとしましょうか。
「遠山する」とは言えないわけですが、この場合に限り、「遠山リスク」が成り立ちます。
「遠山」のなかに、あたかも「仕切られてうるさい」という動作が含まれるわけです。

場合によっては、「観客リスク」もありそうですよね。
混んでいて見えないとか、イベント帰りのラッシュとか。
結局、「病気リスク」もアリだったりして。
いつものことですが、使う意味があるのか、その意図が通じるのか・・・ということに尽きると思います。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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