[1479]教職員の健康診断を、どの医療機関もやりたがらない理由

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

先週に引き続き、健康診断ネタです。
教職員が採用時に受ける健康診断には、「言語障害」「運動機能障害」などの特殊な項目が含まれます。
そりゃそうですよね。
生徒を相手に、しゃべれなきゃ困りますし、ときには体で見本を示す必要がある。
ところが、この「言語障害」や「運動機能障害」といった項目は、お役人が設定しているのです。医師ではありません。

これがどういう意味を持つのかというと、何をもって「障害」がないと言い切れるのかについて、明確な基準が定められていないことになります。
だって、お役人仕事ですから。
医師と打ち合わせたりしていませんから。

1479.jpg
「うんどうきのうって、何ダロウ」

そうなると、実際の健康診断では、どのような項目を測定しているのでしょうか。
答え・・・「病院が、こぞって避けまくる」。
対応は、もっぱら2種類に分かれるようです。
一つは、医師が真面目に考えすぎて、必要とされる検査項目を見いだせないパターン。
腕の可動範囲なのか、肺活量なのか、それとも血糖値か?・・・なんていって、悩むわけです。

もう一つは、「早い話、医師が『健康だ』とお墨付きを付ければいいんだろ。でも、責任を取りたくないからな」といって断るパターン。
一般的な健康診断項目なら、法律に定めてあるわけですから、その範囲でやっておけばいい。
しかし、医師が勝手に検査項目を設定しちゃうと、個人の責任問題へ飛び火する。
病院の信用問題にもなりかねませんから、こういった依頼はご免被りたいと。
先生、かわいそうに。

ともあれ、ものすごく典型的な「お役所仕事」って気がしませんか。
中身を考えず、外面だけ整える。
もうね、こんな事例がわんさかあります。
ちなみに、教職員というのは一例です。
ほかにも、衛生面に特化した飲食店だったり、伝染病対策が求められる介護施設だったり・・・。
どうして、この国は機能しているんだろう。
不思議でしょうがないですよ。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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