[1481]アクション率とサイトの情報量は、必ずしも比例しない

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

先日読んだ朝日の副読紙で、「不便益」という言葉を初めて知りました。
どうやら、あえて「不便」にすることで、「益」が生じる・・・らしいのです。
その記事で挙げていたのは、「動くほうの足でこぐ車椅子」という一例。
手でこいだほうが「楽」なのかもしれないけど、あえて「片足を頑張らせる」ことで、「筋力の低下を防ぐ」。
なるほどね。

もう一例としては、特殊な道具箱。
ツール類を一緒くたにガチャコンとは納められず、ペンチならペンチの形にへこんだトレーに収納しないといけない。
こういうのって、化粧品のお試しセットとかであるじゃないですか。
乳液なら乳液の場所が決まっているヤツ。
ガチャコンのほうが「楽」なのかもしれないけど、あえて「場所指定する」ことで、「しまい忘れや紛失を防ぐ」。
いわく、「不便益」と呼ぶそうです。

1481.jpg
いちいち開け閉めが面倒だけど、盗難や空き巣を防ぐ「不便益」

そこで、本題。
何となくですけど、サイトコンテンツにも同じ事がいえると思っていたんです。
良くあるのは、サービス内容を1から10まで載せちゃっているサイト。
相続の流れとか、用意したいものとか・・・あれ、全部わかっちゃったら、問い合わせが来なくなりますよね。
自分でやれちゃうじゃないですか。

そうではなく、「考え方のツボ」や「知らないと初動を誤るポイント」くらいでとどめておいて、その先を残しておくことが重要。
サイトで必要なのは「マインドセット」であり、問い合わせさせることなんですよ。
極論すれば・・・

「相続に必要な要件は3点。財産の確定と、人の確定と、さて、あと1点は何でしょう。当事務所で、答え合わせしてみてください」

でもいいと思っている。
全部載せのほうが親切かもしれないけど、あえて「穴」を作ることで、「知りたいマインドを高める」。
つまり、「不便益」なわけです。

相続による所有権移転登記の登録免許税は評価額の1000分の4
売買による所有権移転登記の登録免許税は評価額の1000分の1.5もしくは2もしくは3

なんてことを永遠にやっていて、はたしてどこまでの「益」があるんだと。
そんなことは、問い合わせれば済むことじゃないかと。
読まれやしないバイナリーデータを盛り過ぎと、逆に客を逃します。
だって、書いている自分が見る気しないもの。
こういうのは、「便不益」って言ったりするんでしょうか。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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