[1732]人より前に生まれた、香辛料の不思議

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

例えばトウガラシ。
もともとは、外敵から身を守る防衛手段として、辛さを身につけたはず。
人間のお役に立とうとして生えてきたわけじゃない。
だって、そうですよね。
人間のほうが、後に生まれたんだから。
そう考えると、香辛料にアイロニーを感じませんか。

そもそも味覚って、食べ物が腐っていないかどうかのセンサーとして発達してきた・・・という理解でいます。
酸っぱけりゃ腐っているんだろうし、苦ければ毒だと。
食べ物をおいしく味わうための進化ではないんです。

逆に、甘さやしょっぱさのような「ヨシ」のサインは、それほど敏感である必要がない。
やはり、病気とか死に対してより注意を払える人が、生き残ってきたわけですよ。
昔の話ですけどね。

1732.jpg

改めて眺めると、不思議な存在に思える

むしろ糖分って、寒いときに自分を凍らせないための知恵だという話じゃないですか。
トリが食べて種を持って行きやすいように・・・という部分はあるものの。
そう考えると、香辛料の原材料って、これっぽっちも人間を意識していないんですね。
だけど、使う側からしたら、味覚のバランスを整えるのに便利。

このギャップ。なんなんでしょう。
そういうツモリで生きてきたわけじゃないのに、いいようにあしらわれているって言うのかな。
でまた、リスクセンサーだった味覚が、何でオイシイと感じちゃうんでしょう。
不思議ですよ。
多少は品種改良の成果があるんだろうけど、根本的なところは変わらない。

これはね、たぶん、何かしらの意味を持っているんだと思っています。
だって、ダーヴィニズムのなれの果てというか、結果論の最終局面にいる人間が、こういう根源的なところで「無意味なこと」をするはずないじゃないですか。
リスク選好的な要素が絡んでいるんですかね。
ダメと思わずにやってみろ、本能より理性で動け・・・みたいな。
そうしたチャレンジ精神から、「あれ? 意外と食えるぞ」という発見が導き出されたと。
香辛料って、ギャンブルだったのかもしれないですね。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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