[1490]特徴・強み・差別化・選ばれる理由

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

サイトの取材に先行して、担当営業から「指示書」を渡されることがあります。
簡単に言うと、ページネーションや設計図みたいなものですね。
ライターは、それに沿って、質問やらインタビューをしていくことになります。

そこで標題の件。
振られてきた「指示書」がスゴイんですよ。

・○○医院の「三つの取り組み」
・診療方針について3項目
・当院の特徴2点
・当院が選ばれる理由3点
・院長あいさつ

数でいうと12項目以上。これらを全部聞けと。
ダブらないことが前提なんでしょうが、できるわきゃないじゃないですか。

1490.jpg
施設の特徴「バリアフリー」的な茶濁でございます

なので、すぐに戻しました。

治療の特徴 x 3
接患の特徴 x 3
施設の特徴 x 3
別途、先生のあいさつ

ここまでは責任を持ってテキストにしておくから、ドコに何を入れるのかは、営業が決めてくれと。
そしたら、逆に整理できたのか、感謝されてしまいました。
要は、あまり考えていなかったんですね。

訴求ポイント、あるいは差別化って、使いようだと思うんです。
やたら並べりゃいいってものじゃない。
10個以上もあったら、目移りしちゃって、記憶に残らないじゃないですか。
パンもおいしい、ケーキもおいしい、ヤキイモ扱ってます、ソフトクリームありますよ、ピザ食べていってください、海鮮丼オススメ、あんみついかがですか、ラーメン人気です・・・何屋だって話でしょ。

それに、駅前立地じゃない地域密着型の医院って、必ずしも差別化で人を呼んでいないんです。
土地の方と長年のお付き合いがあって、すでに信頼関係で結ばれている。
そのような場合、一見さんに響くようなポイント出しを、むしろ好みません。
「それは、できたばかりの医院がやることだろう」と。
また、地元との絆にクサビを打ち込みかねない。
「あっ、あそこの医院は、私たちのことを見てないんだ」
みたいな印象を与えてしまうのです。

なので、営業が想定していた「痛くない治療」「削らない・抜かない」なんていうキャッチは、一切入れませんでした。
「会話から始まる治療探し」とか「人に優しいから、歯にも優しい」とか、そういう定性的なメッセージのほうがふさわしい。
それに、「痛くない治療」で選んだ人って、痛くなくなったら、治療の途中でやめちゃうんです。
そんなサイトを量産して、どうするつもりなんですか。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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