[1391] アクセスなどで使う「より」の誤用

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

ロシア「より」愛を込めて
宇宙「から」のメッセージ

ともに映画のタイトルですが、経路を示す場合、「より」は誤用になります。
少なくとも公文書の世界では、そう規定されているようです。
「より」は比較、「から」は経路で使いなさいと。
ですから、商用文のアクセスなどでは、「から」を使うようにしています。

では、なぜ混同されるようになったのかというと、両方に「選択肢A→選択肢B」という動きが含まれているからだと思うのです。
チャーハン「より」ラーメンと言う場合、チャーハンというバッドチョイスを経由して、ラーメンというグッドチョイスに至るニュアンス。
経由というより、悪いほうへ振って「から」、良いほうを見直す・・・みたいな。
ね。実際、経路の「から」で表現できるじゃないですか。

1391.jpg
『宇宙からのメッセージ』的な茶濁でございます

一方、最寄り駅「から」徒歩約3分という場合。
これは純粋に、起点「から」終点を表し、論じることでもないでしょう。
問題は、一部に、「より」を使ったほうが丁寧に聞こえる・・・という意見のあることなんです。

女王陛下より、謝意が示されました。
篤志家より、寄付が送られました。

でも、公文書チックに読み解くなら、
女王陛下より(も)、(ものすごい)謝意が(誰かさんから)示されました。
と解釈せざるを得ない。
このような二義の可能性がある以上、意識して使い分けていくしかないですね。

最後。ぱっとした思いつきで恐縮ですけど、こんなコピーを考えてみました。
「電気の未来は、火力から再生可能エネルギーへ」
経路としての「から」で間違いないんですけど、ニュアンスとしては比較ですよね。
誤用を加速する使い方と思われるので、個人的には、できるだけ避けていくつもりです。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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