[1399]「は」と「が」のダブり、最終考

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

原則として、一つの文は一つの主語しか持たない。
したがって、主格を示す「は」や「が」も一つであるべき。
ところが現実として、このような「ダメ文」を、しばしば見かけます。

このページ「は」、モバイル端末で「は」使いにくい可能性「が」あります

客車に該当する述語は「あります」だけで、機関車の三両連結になっている。
補うとすれば、

このページ「は」不適切です。モバイル端末で見た場合使いにくい可能性「が」あります

が正しい。
もしくは、以前紹介した得意技、「目的格への変更」を使って

このページ「は」、モバイル端末で見た場合、使いにくい可能性「を」含んでいます

と直すべき。
ところが、「芸能人は、歯が命」って、極めて自然ですよね。
これは、なぜなんでしょう。

1399.jpg
「はが」かみ合わない

自分はいままで、やみくもに「はが」のカブリを避けてきました。
しかし、「芸能人は、歯が命」をダメとする理由が思いつかないんです。

実はこの問題。自分で答を出していました。
それは、「は」の「条件付け」という使い方です。
以前、東京「は」浅草の生まれ・・・という表現を紹介しましたよね。
この場合、「東京さんが浅草で生まれた」という意味ではありません。
東京に「浅草」というフラグを立てて、条件付けたわけです。

「芸能人は、歯が命」も、実は、この条件付けと考えられます。
芸能人の条件といえば、「歯が命」だよねと。
魚は、水がないと生きられない・・・魚の条件として「水がないと生きられない」。
カバは、口が大きい・・・カバの特徴として「口が大きい」。
どうやら、そういうことではないかと。

もちろん「がが文」はNGです。逆接の「が」を含む場合でも、「ものの」で代替して、カブリを避けたい。
職人「が」作ったのだ「が」、受け取ってもらえなかった・・・職人「が」作ったものの、受け取ってもらえなかった
一方の「はが文」は、条件付けならイキ。

我が身への災難「は」、他人「が」もたらす・・・NG。他人によってもたらされる。
我が身への災難「は」、他人「が」もたらすものだ・・・OK。災難の条件付け。
難しいですけどね。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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