[2204]「1記事100円」の仕事に独占禁止法適用か

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

13日の読売本紙を見たら、「労働市場に独禁法 議論へ」という記事が載っていました。
クラウドなどを通じて受発注する仕事は、契約書を結ばないことが多い。
きちんと業務請負契約を締結していれば独禁法の対象になるので、アホみたいな価格の案件は廃除されてしまう。
だから、意図的に契約を回避しているのではないか。
もしそうなら、これから刺しにいくよ・・・という趣旨だと思います。

一方は、質を求めていないから「安く」振る。
他方は、お小遣い稼ぎだから「安く」てもいい。
一見すると、そんなバランスが取れているように思えるものの、実はアウトなんだと。

労働市場に独禁法 読売新聞
Web上には出ていないようなので、誌面を謹写

この独禁法。
独占の禁止というより、価格統制力を問う法律なんです。
大学で習ったのは、当時、人気があったキリンビールのケースでした。
キリンさんが10円値下げをすると、他社も追随せざるを得ない。
シェアの取れていないライバルはじり貧となり、やがて市場から撤退する。
そうなったらキリンの天下。市場を独占し、1缶1000円でも商売が成り立つだろう。
よって、価格統制力を持った段階で、独禁法の対象になる・・・そんな話でした。
つまり、消費者が納得ずくで1000円のビールを買っていたとしても、アウトなものはアウトなんです。

そうなると問題は、クラウドが価格統制力を持っているかどうかでしょう。
独占ウンヌンという話じゃない。
「1記事100円でヤレ、嫌なら他をあたれ」
この状況に対し、「お小遣い稼ぎだから安くてもいい」と応じたとしても、アウトなものはアウト。
合意形成が意味をなさないという点では、ビールと同じリクツになります。
じゃあ、シロートが書いた文章にセミプロ並のフィーを払わないといけないのか。
問われるのは、ソコですよね。

たぶん、「ある程度のクオリティに対し、ある程度のフィー」というのが、裾値になってくるんじゃないですか。
量より質が問われ始めるでしょう。
いいことだ、それは。
ライティング・・・つまり情報発信は、お小遣い稼ぎなんかでヤルもんじゃないんですよ。
正しい情報を、誤解のないようにわかりやすく伝えられるから、報酬が伴う。
コピペしてリライトかけて無為なバイナリデータを量産したって、価値はないの。
独禁法、ウェルカム。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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