[125]事実と真実と真理、ライターが書くべきものは?

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

「きょうの関東地方の日の出は、6時32分」
このように、写真や客観的な数値などで裏付けできるものが事実であり、記録方法が間違っていない限り、事実はひっくり返ることがありません。

一方、真実は、人の解釈やバイアスがかかったもので、たまにひっくり返ることがある。
「太平洋戦争の知られざる真実」なんてときは、すでに定着している概念を、覆そうとするものですからね。
大多数の人が持っているイメージなんです。

真理となってくると、これはもう事柄ではなくて、法則になってくる。
より多くの人が納得できる理屈あたりが真理であって、必ずしも100パーセントであることを求めません。

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東松山の「路面標識は『止まる』である」、事実か真実か真理か

これら、事実・真実・真理を、どう使い分けるのかは、ものすごく難しい問題です。
例えば「全国でも珍しい、男性が女性に装う行事」と書きたいとしますよね。
本当に全国で珍しいのかどうかは、誰が判断してくれるのでしょう。おそらくそうなんだけど、歌舞伎の女形もあるように、絶対ではない。こんなとき、使っていい表現なのかどうか悩みますね。
もし、このワーディングにこだわるなら、珍しいことを示すデータを加える必要があります。

また、実は「正しいコト」なのに、ほとんどの人が「異なる理解」をしているものも、扱いが難しいです。つまり、事実と真実が相反しているケースです。
かつてガリレオ・ガリレイが言いましたよね、「それでも地球は動いている」と。
STAP細胞も、最初はクソミソにけなされたそうじゃないですか。

違和感のない内容にするには、あえて「間違っていること」を主軸に起きながら、書き進めないといけない場合があります。
マスコミは事実を告げるのが仕事であることには変わりないんですが、真実や真理を告げるべきかというと、そこは考える必要がある。
マジョリティが読むということを前提としているため、「正しいコト」でもそれが周知されていなければ、真実や真理にはならないということなのです。タイミングを誤ると、逆に信頼性を失いかねない。

マスを相手にするときは、「無知」を大前提にするべきで、必ずしも正誤を問わない場合があると思っています。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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