[225]美談好きな国民性をあおったのは誰なのか、ニセ作曲家問題

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

「全聾(ろう)の作曲家」が、実は聞こえていたのではないかという問題。
どうやら、彼の指示を元に楽譜を起こしていたゴーストが、存在していたようです。

報道によれば、この作曲家は著書の中で、「聴力を完全に失った」と記していたとのこと。
これは、弁解の余地がない虚偽になるでしょう。
しかし、ゴーストについては、もう少し慎重に考える必要があると思います。つまり、作曲の定義とは何かということです。
もし、「スコアを直接書いた者」であるとすれば、世の作曲家は半減するのではないでしょうか。ここは、クリエイティブに関わっていれば、作曲家と見ても問題がないように思います。
インタビュー記事に例えるなら、言った人ではなく、書いた人が本人になってしまう。

225.jpg
音楽のイメージは自作していたらしい

次は、受け手の問題。
演奏者は、全聾だったからこの人の曲を選んだのでしょうか。それはきっかけの一部に過ぎず、最終的には曲を評価して、受け入れたのだと思います。
ここは、心情をおもんぱかって、引き分けということにしておきましょうか。

最も解せないのはマスコミ。
美談に弱い国民性を利用して、必要以上に持ち上げちゃったところがあると思います。
盲目のピアニスト辻井さんを非難するつもりは毛頭ありませんが、こうした記事は、視聴率や部数が稼げる。
本当にスゴイ芸術家なのかというところが抜けてしまって、自分で検証することをしていないんですね。
仕組みとしては、食品の虚偽表示と同じです。

それでいて、今回のような事件が起こると、バッシングに回る。
さすがにそれは、無責任かなと。ミスリードしたのは誰なんだという話です。
がっかりした人の様子とか流してしまえば、世の非難は、作曲家に集まりますからね。
「報道の言っていたことを信じた自分がバカだった」とは、誰も口にしないでしょう。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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