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[2348] 垣間見、散見、うかがい知れる

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

あからさまではなく、少し余韻を残した記述表現に、
「垣間見える」
「散見される」
「うかがい知れる」
なんてコトバがあります。
個人的に大好き。
とくに使い分けもせず、その場の雰囲気で決めていますが、この機に定義付けちゃいましょうか。

まず、「垣間見える」。
垣根の隙間から、ちらほらブツが見えているという意味です。
「推察される」よりもダイレクトだけど、かといって、全てがクッキリ見えているわけではない。
一部の様子から全体が把握できる・・・あるいは、いくつかの隙間を通して、その先にある景色が同じであるとわかる・・・という状況で使うべきなんでしょう。
よって、垣間見えている「複数のファクト」が必要。ここ、大切です。
完全な想像のシーンや、1点モノの現象では使えません。
「接客姿勢や商品の整然とした陳列に、店主の几帳面さが垣間見える」

舟屋の垣根
垣間見える的な茶濁でございます

次は「散見される」。
「垣間見える」は対象物が一つでした。結局は、そこへ集約されていくイメージ。
対する「散見される」の場合、事象としては、あくまで分散なんですね。
「接客姿勢や商品の整然とした陳列に、店主の几帳面さが散見される」
だと、集約しきれず、オチが分散してしまいます。
「店主の几帳面さは、接客姿勢や商品の整然とした陳列などに散見される」
こういう場合は、分散でいいわけです。
単一のテーマを記述したいときは「垣間見える」。
テーマは一緒だけど、複数の事柄のほうについて触れたいときは「散見される」。
いまさらですけど、因果だったんですね、この両者は。

最後は「うかがい知れる」。
想像も含んだ包括的な言い方。いつでも使えるファイナルウエポン。
ただし、浦安に住んでいるというその事実だけから、ディズニーランド好きがうかがい知れる・・・なんてことはあり得ない。
年間パスポートも持っていて、有休を取っては通い詰めていて、スタッフにも顔パス・・・あたりになってくるとうかがい知れる。
いや、明らかすぎるな。
もうちょっと、結びつきが薄いんですかね。
わざわざ「ディズニーランド好き」と書かなくても明示できてしまう場合は、使えないようです。
「他店のチラシを必ずチェックするというその姿勢に、適正価格へのこだわりがうかがい知れる」
直結じゃないから、多少の誘導もあり。ただし、やり過ぎるとコジツケ。
そんな感じでしょうか。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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