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[2438] 文章の長さでリズムを付ける、動画のナレーション

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

「こういう仕事って、頼めますか?」
と渡されたのが、一枚のDVD。
内容としては観光案内で、名所や見どころスポットにナレーションを付けていくらしい。
ロケ隊の撮影はすでに行われていて、そのときの資料や自分で調べた情報、あるいは観光協会などの協力を得ながら、テキストを考えていくようです。
ここまでなら、別段、なんということはない作業。

ところが・・・。
ナレーションのトーンがスゴイんですよ。
タレントに読ませるらしく、完全に「詩」の域です。

風が吹く。
花がそよぐ。
日常を忘れるような一本の小道。
作家、芥川龍之介も好んだという散歩道が、ここ、○○市の■■。
道端には猫。
茶店でいただく和菓子。
・・・・も、ずっと、この調子。

花の散歩径イメージ
DVDのイメージに比較的近い手持ち画像より

つまり、「説明」しないんですな。
画があるから、解説は不要。
その代わり、全編、描写のタッチで進む。
時制は基本的に現在形。
名詞を小刻みに置いていく作風も独特です。「です・ます」とか「だ・である」なんて、どこ吹く風。
あと、リズムを大切にしていますよね。
思いつきで作った上記の例文を見て、文章の長さが三角形になっていると、いま気付きました。
最初は短い文で始まり、徐々に、その長さを伸ばしていく。
ある程度の長さになったら、それを維持しないで、再び短文に戻す。
そうすると、一定のリズムが作れるんです。いま気付きました。

もはや文じゃなくて、音なんですね。
画が絡むと、文章の役割まで異なってくる。
これは、ある意味、おもしろい仕事だ。
ほかにも、書いているうちに、いろいろな発見があるんでしょう。
ぜひ、やらせてくださいよ。
なるほどね、音で文を作るのか。しかも解説じゃなくて描写だと・・・かどうかは知りませんけど、たぶん求められているのは、そういう作業なんでしょう。

どうでもいいけど、タレントに会わせてくれないかな。
「収録に同行して、その場で修正してもいいですよ。勉強させてください」
か何か言っちゃって。
まてよ、全然知らない、声優さんって可能性もあるじゃんね。
というか、その人が有名なのかどうかもわからない。なにせ、小山茉美や古谷徹の世代なもんで。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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