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[2352] 「はらむ」のマイブーム

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

かっちょイイ言葉を見かけると、つい、使ってみたくなるもので。
しかも、バカみたいに多用してしまう自分がいます。
それが、どこかの冊子で見かけた「はらむ」。

問題点をはらむ、危険をはらむ、なんて使うと気分じゃないですか。
もともとは「お腹の中にあかちゃんを抱えた」という意味でしょうから、「内在している」とか「完全な形をしていないものの、その姿が見え隠れしている」シーンが適宜。
または、思いきった詩的表現として、

SLやまぐち号は、いったん火をはらむと、ゴウゴウと進んでいった
ウイスキーをその中にはらんだ木の樽は、この後、約3年間も寝かされるのだ

なんて使い方もできます。
「はらむ」。なかなかでしょ。

築地の玉子塚
「はらむ」の象徴的な茶濁でございます

その一方、この言葉は、差別用語的なニュアンスをはらみます。
差別じゃないか、女性固有の状態を平準化して扱っていることへの反目か。
看護婦じゃなくて、看護師。
スチュワーデスじゃなくて、キャビンアテンダント。
どうなんでしょうね。
いまのところ、各所から指摘は受けていません。
そこまで考えていないというのが実情なんでしょうけど。
やっぱり、男女問題に近いデリケートな描写では、使えないのかな。

女性の老後は、独り暮らしというリスクをはらむ
男性は、薄毛になりやすい傾向をはらむ

むしろ、男性とマッチしないですね。妊娠しないもの。
そうなると、ヒトではなくて、モノの描写に限定されるんでしょう。
モノだからこそ、ヒトの比喩が生きる。

この時期、水を大量にはらんだ日本ダムでは、放水イベントが行われる
温かい空気をはらんだ数々のバルーンが、空の彼方へと消えていった

待て待てって。
これは、妊娠末期・・・というか、いっぱいいっぱいに詰まっているシーンですよね。
「はらむ」とは、また違う気がしなくもないです。
水を大量に抱えた、温かい空気で満たされた・・・うん、コッチのほうがしっくりくる。
数字で表すのは難しいけれど、あえて容量率や具現化率にするなら50%以下。
タップタプだったり、思いっきりわかっちゃっている状態は、「はらむ」じゃないんでしょう。
違うかな。
とりあえず、そういうマイルールにしておきます。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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