[2253] 核と拉致問題のメイズランナー

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

米朝トップ会談の成果として、朝鮮戦争で犠牲になった米兵約200人の遺骨が、アメリカ側へ返還されたそうです。
ずいぶん、あっさり決まったな・・・と思いませんでしたか。
拉致問題が進まない日本国民としては。

もちろん遺骨は遺骨なので、その生死が確定している分、進めやすかったんでしょう。
一方の拉致問題は、朝鮮側いわく「全員の死亡が確認されている」と。
それに対して、関係者側が「いや、生きているハズ」と主張し続けているわけです。
つまり、単純な受け渡しの問題ではないんですね。
まず、朝鮮側の「ダウト」を見破ってから、その先に実務がある。
「ダウト」が立証されない限り、進展は望めないのです。

朝鮮戦争の遺骨返還記事
遺骨返還報道一例としての、「CNN」ニュース

もう1点。
「やっぱ、核を持っている国って、話が早いのかな」
とも感じました。

もともと戦争は、問題解決手段としての歴史をはらんでいます。
核も戦争のツールですから、問題解決に極めて有効的。
そんな解釈も成り立ちますよね。
もちろん、個人的には、核なんて要らない・・・というか、核のない世界が理想的だと考えています。
ただ、「核はんたーい」って声を上げたところで、それは物事の一面しか見ていないんじゃないかと。「拉致被害者をかえせー」も同様です。
核を持つと、拉致被害者が帰ってくるかもしれない。
まあ、そうは望まないものの、いろいろな要素が絡み合っての政治なので、単一志向となじまない。
ゴールまで一直線の道が開けているかというと、けっしてそんなことはありません。

じゃあ、いつまでも迷路に甘んじていなくてはいけないのかというと・・・たぶん、そうなんですよ。
その時々で、政治家が、出口に近そうな方向を指し示す場面はある。
でも、完全には抜けられない。
加えて、新たな迷路がどんどん作られていく。
仲間の一部が、オレたちの出口は逆だと言い張る。
映画『メイズランナー』ですね。あの作品では、無事に脱出しましたけど。
それはそれとして。

完全解決を求めるより、出口に近そうな場所で一定のゲインをしたほうが、現実的ではないでしょうか。
言うなれば妥協です。
成果を少しでも取っておいて、また、別の出口に近い方を目指す。
繰り返してたまれば、大きな成果にもなり得るでしょう。
複雑に入り組んだ現代社会・・・なんて言いますけど、やっぱり、単一のイデオロギーが通用しなくなってきた側面はある。
迷路から抜ける完全解決なんて、そもそもありえるんでしょうか。抜けた先は、この世界じゃないかも。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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