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[2154] インタビューの定番、「いまにつながる原点」

~ライターとか、やってます【文章で食べていく方法】~

ライターに成りたてのころの話ですが。
あまりスキルを問われない媒体で、医科・歯科のインタビューを年間50件くらい受け持っていました。
このとき体得したノウハウを、いまは、あらゆる分野で応用しています。
具体的にはいろいろあって、企業秘密ですが。

でも、ひとつだけ、かなり使える「持って行き方」をご紹介します。
それは、A「この道を目指したきっかけ」と、B「実務に就いてから感じたギャップ」を対比する方法です。
例えば、歯科医院に多いのは、

A「歯というモノを扱う仕事だと思っていた」
B「実際は、食事や食べ方など、ヒトを診る仕事ということに気付いた」

そこから、いまにつながるコトといえば、
X「だから、患者さんとの会話を重視している」

この流れで持っていかずに、いきなり「力を入れていることは何ですか」と聞くと、ポンと、
「患者さんとの会話を重視している」
が出てきてしまう。
これでは、なぜ重視しているかという理由が見えてこないんですね。
また、確認したところで、うわっぺりの話しか出てこない。

医科・歯科の初仕事
たぶん、同メディアで最初に担当した眼科医院

繰り返しますが、医科・歯科に限らないメソッドです。
飲食店でも職人でも、あらゆる職業で使えます。
要は、

インタビュイーの原点は何なのか・・・X
そこに至るきっかけは何だったのか・・・A-B

が、比較的容易にすくえるんです。
もちろん、ギャップがなくて、すんなり今の職業に就いている場合もあります。
感覚値として3割くらい。
そうなったら、改めてXを聴き直すしかないですね。
ただ、最初にXに触れてしまうと、得てして過飾が入るんですよ。
カッコつけちゃう。
だからこそ、Aどんなイメージでこの職業に入って、Bどんな現実にブチ当たったのかという、両者の対比がほしい。
エピソードから人間味を感じますしね。
無機質な項目ばかり聞いても、人間臭さが出てこない。
以下、いままでの一例。

A小さいころ食べた洋食のおいしさが忘れられなくて、飲食業をめざした。
B同業が多くて、差別化に苦しんだ。
Xだから、当時少なかった粉モン屋を開業した。洋食の文化を取り入れ、とにかく「おいしさ」にこだわっている。

A喫茶店のマスターになるのが夢だった。
B売れ残ったコーヒー豆を「スペシャルブレンド」と称して販売している業界に我慢ができなかった。
Xだから、自家ばいせんのコーヒー豆専門店を開こうと思った。コーヒーの本当の風味を知ってほしい。

いずれも、人間臭いでしょ。
最初にXへ行ったら、たぶん、ここまでの臭さは出てきません。
きっかけと実務のギャップから原点をあぶり出すこの手法、ぜひ、試してみてください。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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