[2355] 箱庭に納まる

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

「彼の箱庭に納まる原稿を書かなければいけないと気付きました」
このメールをもらったとき、思わず膝を打ったものです。
まさしく、その通り。

きっかけは、案件の引き継ぎでした。
老婆心から、バトンタッチするライターへ、ややこい相手の特徴やクセを伝えておいたのです。
そしたら後日、冒頭のメールが送られてきました。
さすがライター。うまいっ。
「箱庭」を、度量の狭さみたいな意味で使ってきましたな。

トイレの流しに箱庭
トイレの水の出るところに作った箱庭

一般に箱庭っていうと、「かわいさ」や「不思議さ」のイメージがありますよね。
なのに彼は、ネガティブなニュアンスで表現してきた。
おもしろいと思いましたね。
「彼の箱庭に納まる原稿を書かなければいけない」
世界感の小ささというのか、現実の寸法が通用しないというのか。
よく、表現されているじゃないですか。
これ、マネさせてもらおうかな。

ついでと言っちゃ、なんですが、ほかにどんな例えが考えられるでしょう。
ライティング絡みに限定してみます。
例えば、食品サンプル・・・うわべの模造だけで中身のない様子。
「あの人は食品サンプルだから、ウケのいいコピーを並べておけばOK」
あるいは、樹海のコンパス・・・言っていることがクルクル変わる。
「樹海のコンパスにならないよう、言質を取っておいたほうがいいよ」
ダメですね。
どうやっても箱庭にはかなわない。
それに、「収まる」っていう含みがいいじゃないですか。
箱庭に収まる。
ちっぽけな世界感に合わせてあげている的な、ある種の侮蔑感すら伴う。
いいなぁ。
好んで使う場面はあまりなさそうですけど、覚えておきたい表現です。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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