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[2446] 読まずに書く「書評」

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

前回、意味深なフリをかましました。
読まずに書く「書評」。
読んで字のごとくでございます。
3冊分、各600文字、納期は一週間、2万5000円で頼めないかと。

そのときは「図書館へ行きゃいいか」くらいに考えて、引き受けてしまったんですね。
ところが、藤沢市全市の公共図書館で貸し出し中。
近くのBook OFFにもないと。

2万5000円ってことは、時給3000円でやるとして、8時間前後ですよね。
1冊3時間。どのみち、きちんと読んでいる時間はないわけです。
映画評をやっていたときも、3割くらいは見てなかったですしね。
いいや、もう。インターネットであらすじ探そう。
ただし、他人の意見のパクリやリライトは御法度です。そんなことをしていたら、二度と振られないでしょう。
あくまで、読んだ状態と同じ程度の情報を詰め込んで、そこからオリジナルの書評を書く。
よし、やってみますか。

個人の蔵書イメージ
書評・・・というより単なる本の茶濁でございます

1冊目は、「自分の手のひらを眺める」といったようなタイトルです。
環境や他人に流されやすい主人公らの物語、7本の短編によるオムニバス形式の小説。
この場合の「手」とは、「思うがままになるもの」の象徴のように感じました。
自分で決断して動いているはずなのに、なぜか、そうならない。この手は、本当に自分の一部なのだろうか・・・と。
幸い、その点に触れている感想・書評は見当たりませんでした。
1本、クリア。

2冊目は、「最初の恋」を英単語にしたタイトルで、女子大生が父親を殺してしまうストーリー。
なぜ、この英単語がタイトルなんだろう・・・そこが、ずっと気がかりでした。
おそらく、他人からの期待や要望に応えている限り、本当の感情は発露しない。
自分の気持ちというのは、自分で考える力によって発動するんだと。
裁判をへて主人公が感じた、初めての自分の気持ち。
そう解釈しました。
日本の女性は、正しさの基準を他人の尺度の中に求めてしまうので、その辺の警告も込めて、2本、クリア。

3冊目のタイトルはお盆の習慣で、8月16日くらいに玄関先で燃やすヤツです。
これが一番、手間取りました。
やはり、タイトルと中身が結び付かなかったからです。
そこで、こう、こじつけました。
作品では、コインの表側だけが精密に描写されている。東北地方の景色や風習などですね。
ところが、自分でも気付かぬ間に、コインの裏側の描写が完成している。クライマックス近辺のダークな世界感です。
この、文章として書いていないのに誘い込まれる感覚が「迎え火」だと。
誘っておいて、アンタはアウトサイダーだねって突き放す部分がタイトルだと。
3本、クリア。

まあ、きちんと読んでいないわけですから、中身に関することは書けません。
3本のいずれも、本に関係しているようで実は無関係な、周辺領域のゴタクを並べています。
でも、ロジックさえ立っていれば、読み物としては成り立つでしょう。
「ほうほう、そういう解釈もありえるわな」と。
今回は緊急回避だし、もう、いいじゃん、それで。
次回からは、きちんと時間をもらいます。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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