[229]日本にシティコミューターが普及しない、たった1つの理由

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

セグウェイの「一輪車版」ともいえる、電動スクーター「Ryno」。
この春から発売されるそうですが、「新『製品』として注目されている」というポイントを抑えておいてください。
後で効いてきます。

229.jpg
一輪車でも、あらゆる方向のバランスは勝手に取ってくれるらしい

先に発売後の予想をしておくと、「道交法に沿っていない商品だからダメ」になるでしょう。
セグウェイがそうでしたからね。

もともとセグウェイには、「階段も上れる車いす」として開発された経緯があります。
その路線が大きく変わったのは、9.11。
この事件を機に、多くの警察官が身に危険を感じ、辞職したそうです。
そうなると、残った警官1人当たりのパトロール範囲が増える。かといって、車の中からは視認性が悪い。中東との関係が悪化したことによりガソリン代が高騰した。
こうしたさまざまな「背景」を抱えて普及したのが、セグウェイです。

一方のヨーロッパは、「環境」という文化がセットになっています。
都市の中心地におけるマイカー利用を規制する、「ラスト・ワンマイル」という考え方が根付いているんですね。最後のアプローチは「公共機関」でという発想。

ところが日本は、バックボーンになる「支え」がないので、「道交法に合わない『製品』を認めるわけないだろう」の一言で否定されてしまっているのです。
唯一、特区が設けられたつくば市だけ、地元茨城県警の理解を得ることができました。

では、この先何が必要なのかというと、やはり世論ですね。
しかも、警察のカタブツが考えを変えるような、大きなうねり。
そうなると、「商品」がいかに優れていてもダメなんですよ。というか、「商品」の時点でNG。

モータージャーナリストに限らないですが、テクニカルライターの欠点は、周りが見えないこと。
何でも屋にしか見えない場面もあります。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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