[231]「人」を罰して「罪」を見ない、佐村河内氏の会見

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

偽ベートーベンとの呼び名も高い佐村河内氏の謝罪会見。
多少ワンサイドというか、フェアさに欠けた点を感じたのは、私だけでしょうか。

もちろん、多くの善意を裏切った行為は、非難されるべきものです。
ただし、代表質問した作家の態度に「どうにかして、いじってやろう」という悪意が見え隠れしていたり、最初からバイアスがかかりすぎた見方になっていたりで、冷静になりきれていない部分があります。
そうした意味で、いま一度、論点整理してみたいと思います。

231.jpg
改めて、ゴーストとは何かが問われた事件

まず、代表記者がちゃかした「まだ、通訳終わっていないですよ」は、明らかに行きすぎです。
あれは、代表者という「公」の立場による発言ではなく、「私」の感想です。言い換えれば、ヤジ。
気分が良かったんだろうと思いますが、会見の場ですからね、立場をわきまえてほしい。

次に、障害者の姿をあらわにさせて楽器を演奏させたというくだり。
それが問題だとしたら、「パラリンピック」って、何なんですか。
マスコミも、一方では放映しているんですよね、障害者の姿を。
自分の意思で演奏したのかという問題はあるにしても、責める内容ではなかったと思います。

最後に、この会見が属人的な問題として片付けられてしまったことにも、疑問を感じます。
日本では個人の名前を出す報道が多いですが、海外では匿名報道が主流。なぜなら、「どのような事件が起きたのか」が重要であり、「誰がやったのか」はあまり問題にしないからです。
この会見によって、結局「あの人の事件」になってしまったところがあります。
そうではなく、なぜ事件が起こったのかを優先しなければ、何度も何度も同じことが繰り返されてしまうでしょう。

正義と悪という単純なレッテルを貼り分けてとっちめている限り、何も解決しないと思います。
社会的な問題についての追求がほとんどなされなかったという意味でも、あの会見と代表者選びは、間違っていたのではないでしょうか。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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