[236]生麦事件参考館閉館に寄せて

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

横浜市鶴見区にある私設の「生麦事件参考館」。5月3日(土)をもって、20年の歴史に幕を閉じるそうです。
私も何回か取材で伺ったことがあり、浅海武夫先生にはお世話になりました。
数年前、「蛇も蚊も祭り」のロケでたまたま立ち寄った際に奥様が亡くなられたことを知り、ご無沙汰をおわびしたものです。

この資料館なんですが、多くの記事にあるように、生麦事件の真相を伝える貴重な施設であることは間違いありません。
しかし、それと同時に、当時の貴重な道具を展示している博物館的な役割を忘れてはいけないと思います。

特に浅海先生は酒器についての造詣が深く、特殊な手桶の一種について、その仕組みを説明するために、自ら発泡スチロール製の模型を作るほど。

236.jpg
先生っ、お酒が湯飲みに入ってませんけど…

この酒器。余ったお酒を上に見える穴から入れると、持ち手の一部が注ぎ口になっていて、そこから再度注げるというもの。
写真で見るとわかりづらいですが、実物を見ると、どうやって組み立てたのか理屈が通らないんですね。
先生の自慢なんでしょう。懇切丁寧に教えてくれました。

この資料館。有志の方によって引き継がれるそうですが、浅海先生の人柄に触れられないと、その魅力は半減します。
アポなしで訪れる人には、容赦ないというか相手にしません。
話を聞きたいんだったら、事前に用意したいこともあるし、きちんと対応させてくれというのが基本スタンスなんですね。
その代わり、いったん打ち解けると、無限にいい人になります。

閉館は健康上の理由なのだそうですが、改めてご苦労様でしたと言いたいです。
ぜひ復活を、なんてとんでもない話で、ご自分で幕を引かれたのだから、それで満足されているのでしょう。
マスコミには、「生麦」以外の側面を取り上げて欲しかったですね。あんなにオチャメで厳しくてすてきなおじいちゃんも珍しいです。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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