[4352] 難解な「DX」を、経済産業省がわかりやすくまとめていた
~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~
今回は、ワーディングというより用語解説になるのかな。
最近、「DX」ってコトバを見かけるようになってきていませんか。
ケイン・コスギが健康ドリンクの宣伝で言っているセリフじゃなくてね。
あくまで、ビジネスシーンでの「DX」です。
さて、いろいろと調べていたら、経済産業省がまとめた「DXレポート2」という資料にたどり着きました。
あのね、ビックリするくらい、わかりやすいです。
お役所の文書とは考えないほうがいいですね。
たぶん作成したのは民間で、冠として「経済産業省」が付いているだけなんでしょう。

PDF資料にリンクを貼っています
でだ。「DX」を一言で意訳すると、「自己変容力」的なことになるのかな。
DX、つまり、デジタルトランスフォーメーションの「デジタル」の部分はあくまでツールであって、「既存の商習慣を打破していかないと、生き残っていけないよ」ニュアンスなんですね。
同資料では、ちょくちょく「押印」が「既存の商習慣の象徴」として書かれているわけですけど、もう、そういうの要らねぇじゃんと。
押印しなかったらしなかったで、なんの問題もなかったじゃんと・・・もちろん、別途のデジタル的な「承認プロセス」が必要なんですけどね。
これに関連して、新コロ下の確定申告にも、似たような側面がありました。
今は、数値を画面で入力して送付するだけ。
かつてのような、「書類を持って列に並んで半日がかり」なんてことはないわけです。
拍子抜けしますよね。でも、それがDXなんだと。
とくにわかりやすかったのが、単なるデジタル化を「デジタイゼーション」と規定していたことですな。
DXには3段階あって、形から入っただけだと、「デジタイゼーション」ですよと。
押印代替のような“プロセスのデジタル化”が進むと、2段階目の「デジタライゼーション」ですねと。
そして、自己変容力を身につけ、自分主体で進化し続けるようになれてはじめて、「デジタルトランスフォーメーション」でっせと。
そうなんです。トランスフォーメーションって、ロボットのアニメでもあるけど、変身という意味なんですよね。
この3段階の図が白眉だな。
なお、同資料は、後半に向けて難しくなってきます。
そんなとき、ページ全体の意味は追えなくても、1文1文に目を止めてみてください。
散発的な「なるほど」もあるはずだから。
例えば、「デジタルを”使いこなす”視点」から「デジタル”だからこそ”の視点」っていうワーディングですよ。
なるほどね。
言われてやっているんじゃなくて、自分の一部になっちゃっているってことね。 いやぁ、この資料、わかりやすい。
素人がDXの意味を表面的にでもなぞっておくには十分で、余りあるでしょう。
-蛇足-
この手の資料をつくるとき、表紙は「白バックに黒文字」と教わりました。
自分がまだ、会社員のころね。
なぜなら、プリントするときのインクの消費量を抑えられるから。
「DXレポート2」の表紙、DXしてないぞ。
今回は、ワーディングというより用語解説になるのかな。
最近、「DX」ってコトバを見かけるようになってきていませんか。
ケイン・コスギが健康ドリンクの宣伝で言っているセリフじゃなくてね。
あくまで、ビジネスシーンでの「DX」です。
さて、いろいろと調べていたら、経済産業省がまとめた「DXレポート2」という資料にたどり着きました。
あのね、ビックリするくらい、わかりやすいです。
お役所の文書とは考えないほうがいいですね。
たぶん作成したのは民間で、冠として「経済産業省」が付いているだけなんでしょう。

PDF資料にリンクを貼っています
でだ。「DX」を一言で意訳すると、「自己変容力」的なことになるのかな。
DX、つまり、デジタルトランスフォーメーションの「デジタル」の部分はあくまでツールであって、「既存の商習慣を打破していかないと、生き残っていけないよ」ニュアンスなんですね。
同資料では、ちょくちょく「押印」が「既存の商習慣の象徴」として書かれているわけですけど、もう、そういうの要らねぇじゃんと。
押印しなかったらしなかったで、なんの問題もなかったじゃんと・・・もちろん、別途のデジタル的な「承認プロセス」が必要なんですけどね。
これに関連して、新コロ下の確定申告にも、似たような側面がありました。
今は、数値を画面で入力して送付するだけ。
かつてのような、「書類を持って列に並んで半日がかり」なんてことはないわけです。
拍子抜けしますよね。でも、それがDXなんだと。
とくにわかりやすかったのが、単なるデジタル化を「デジタイゼーション」と規定していたことですな。
DXには3段階あって、形から入っただけだと、「デジタイゼーション」ですよと。
押印代替のような“プロセスのデジタル化”が進むと、2段階目の「デジタライゼーション」ですねと。
そして、自己変容力を身につけ、自分主体で進化し続けるようになれてはじめて、「デジタルトランスフォーメーション」でっせと。
そうなんです。トランスフォーメーションって、ロボットのアニメでもあるけど、変身という意味なんですよね。
この3段階の図が白眉だな。
なお、同資料は、後半に向けて難しくなってきます。
そんなとき、ページ全体の意味は追えなくても、1文1文に目を止めてみてください。
散発的な「なるほど」もあるはずだから。
例えば、「デジタルを”使いこなす”視点」から「デジタル”だからこそ”の視点」っていうワーディングですよ。
なるほどね。
言われてやっているんじゃなくて、自分の一部になっちゃっているってことね。 いやぁ、この資料、わかりやすい。
素人がDXの意味を表面的にでもなぞっておくには十分で、余りあるでしょう。
-蛇足-
この手の資料をつくるとき、表紙は「白バックに黒文字」と教わりました。
自分がまだ、会社員のころね。
なぜなら、プリントするときのインクの消費量を抑えられるから。
「DXレポート2」の表紙、DXしてないぞ。
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