[349]など、等、たち、ら

~正解なんてない!日本語の選び方【文章作成のコツ】~

タイトルのような複数を表す語尾に悩んだら、使わないのが一番です。
「多くの職人が集まり、その腕を競った」
でも、話としては通るので、逃げちゃいます。

その上で、まず、「など」と「等」から。
主に、物に対して使う言葉です。
「等」という漢字表記は使わないのが原則ですが、行政や医師、士業の世界では、頻繁に出てきます。「俺たちは難しいことしてんだぞ」というアピール以外の何ものでもないんですけどね。
このようなケースでは、可能な限り「など」に置き換えますが、法令・施策名となってくると、そのまま使用せざるを得ません。

また、「など」は含む範囲が広いので、厳密に対象を絞り込みたいときには、使わない方がいいでしょう。
「多彩なクッキーなどを販売している」(クッキー以外も含まれる)
「多彩なクッキーを販売している」(クッキーのみ)
一方、物であっても、比喩的に使う場合は、「たち」や「ら」を使った方が効果的な場合があります。

349.jpg
あでやかな衣装をまとったカクテルたち

次に、人の場合。
「たち」と「ら」で迷ったら、「ら」にしておくべきでしょう。
見下したような感じが否めなくもないですが、基本的には、それでいいことになっています。
ただし、「子どもたち」のように親和性の高い言葉があるときは、それを使わないと、別のニュアンスが出てきます。
「同県の医師らが集まり、相互に連携を取った」(推奨)
「同県の医師などが集まり、相互に連携を取った」(医師以外も含まれる、人の場合は「ほか」)
「就学前の子どもたちが集まり」(この後には、「遊んだ」などの良いイメージが浮かびます)
「就学前の子供らが集まり」(この後には、「イタズラをした」などの悪いイメージが浮かびます)

このように、組み合わせによって印象が違うので、その感覚を大切にしながら使い分けていくしかないでしょうね。
「組織の幹部らが討議を重ね」
「組織の幹部たちが討議を重ね」
「組織の幹部などが討議を重ね」
それぞれ、事故の再発防止に努めたのか、犯罪計画を練り上げたのか、考えてみてください。
スポンサーサイト

テーマ : 仕事のヒント☆
ジャンル : 就職・お仕事

コメントの投稿

非公開コメント

お仕事のお問い合わせ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
プロフィール

てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

最新記事
カテゴリ
お世話になっているサイト様
最新コメント
最新トラックバック
コトバカウンター
special thanks to
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR