[260]日本周辺事態は日本周辺ではない

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

12日に放映されたNHKの「日曜討論」。
日米防衛協力における「歯止め」、つまりガイドラインについての議論を与野党の代表間で行ったのですが、心底ビックリした発言がありました。
それは、高村自民党副総裁によるもので、いわく「日本周辺は地理を表すコトバではない」とのこと。
極論すれば、地球の反対側であっても、日本の国益が害されるのであれば、それは「日本周辺」に含まれるというのですね。

260.jpg
NHK の「NEWSweb」ほか、各紙ではあまり取り上げてなかったみたいですが

ガイドラインの範囲については、個人的な意見を持っていないので、収まるところへ収まればいいと思っています。
ただ、「日本周辺」の定義について、驚いただけです。

さっそくいろいろと調べてみると、政府は過去にも同様の発言をしていたらしいのですが、現実問題として自衛隊の活動範囲を、「near 日本」にしていたようです。
また、99年に施行された「周辺事態法」でも、後方地域の指定を「我が国周辺の公海及びその上空の範囲」と定めています。
そう考えると、高村氏の発言は、自民党お得意の解釈論にしか思えない。

都度バイアスをかけられるのであれば、ガイドラインの議論そのものが意味をなさなくなりませんか?
「そのはし、渡るべからず」みたいなもので、ダメだって決めたのに、堂々と通れる。それは、おかしいですよ。

繰り返しになりますが、個人的には、自衛隊が宇宙に行ったっていいと思っています。
そうではなくて、コトバの解釈をここまで変えるということに、違和感を覚えるのです。
だって、何でもアリになっちゃうじゃん。その瞬間、法律というコトバでルールを決める「法治国家」ではなくなりますよね。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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