[460]演出とつくりの分水嶺

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

きのうに続き、演繹と帰納の話です。
Web は結論を先に持ってきた方が、読みやすい。
では、取材の段階で、結論が後になった場合はどうすればいいでしょう。
答え。ストーリーテリングでごまかします。

誕生から25年を迎えた「横浜ベイブリッジ」、保守点検の現場を密着取材!
http://hamarepo.com/story.php?story_id=3400

お題としては、横浜ベイブリッジのメンテナンスを取材してほしいというもの。
しかし、取材の順番としては、事務所などへ伺うのが先になることがあります。
歴史や概要を聞いてから、「それじゃ、そろそろ行きますか」ということになるわけです。

460.jpg
首都高神奈川管理局を訪問したときは、まだ晴れ間が広がっていました

ところがこの記事では、現場の様子を先に紹介しました。
正確に言うと結論ではないのですが、食いつきのいいものを先に持ってくる。それが、「結論が先」という意味です。
その後、いかにも「雨風が強まってきたので撤収」という流れになっていますが、実際は逆なんですね。
午前中、管理局の上空は写真のように晴れちゃってましたから、この画像は使えませんでした。

このような「つくり」。個人的にはアリだと思っています。
もちろん先方には校正してもらうので、双方納得の上で掲載します。
問題は、「読者をだましている感があるか」という部分なんですが、主題のわかりやすさ・伝わりやすさを優先してもいいのではないかと思っています。

Webの場合、ページにランディングした時点での精読意識は低いですから、冒頭でつかんでおかないと、読まれずじまいで終わる可能性があります。
そうなると、肝心な情報が伝達されない。むしろ、そっちの方に「害がある」という考え方です。

わざわざ説明することもなかったような気がしますが、ストーリーを時系列に並べるのではなく、構成をおもしろくするのが、ストーリーテリング。
それをもって「だましている」という意識は持っていません。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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