[708]カルガモと呼ばれて

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

一浪して入った立教大学。
筑波高校から進学する人は、学年に1人いるかいないかといったところ。
憧れのキャンパスというよりも、あまり思い入れがなく、とりあえずサークルでも入っとくか・・・といった入学式でした。

ところが私の大学生活は、なんとなく名前で決めた「レッドソックス」というスキークラブ、ほぼ一色になっていきます。
特に同期がいかしたヤツラばっかりで、いつもつるんでいたことから、やがて「カルガモ1男」と呼ばれることに。
でも、どこか自分には引いているところがあって、最初の大切な1年間を、無為に過ごしてしまいましたね。

605.jpg
適当な写真がなかったもので

それが変わっていったきっかけは、2年生になり、下級生ができたことにあるかもしれません。
大学生は高校時代と違って、人間同士の付き合いが密になります。
3年生になると、さらにこの傾向は加速し、大学行っているんだかサークルに顔を出しているんだか、わからなくなってきました。
そしてついに、留年までする始末。

実のところ、4年生のときに「大和証券」への内定が決まっていたんですが、バブルがはじけた瞬間だったので、自ら卒業を遅らせたかったというところもあります。

そこで翌年、改めて就職活動をし直したんですが、「他人を参考にしない」という性格は変わっていませんから、すべて自己流。
いい結果に結びつくはずがありません。
結局、「今年、6大学出身のヤツが入社するらしいゾ、どうなってんだ?」というウワサが立つような会社にしか入れませんでした。
それがまた、自分の人生に大きな影響を与えていきます。

実は、卒業をした年、「カルガモ」の1人が両親に殺害されるという事件が起きます。
詳細は省きますが、このときみんなで気付いたのは、
「あんなに仲が良くても、抱えている悩みを他人に打ち明けることは難しい」
ということ。
ならば、「その機会を作ろうじゃないか」ということで、毎月命日と同じ日に、僕らはささやかな飲み会を開くことになりました。
彼のおかげで、ますます求心力が高まっていったんですね。
やがて、先輩や後輩が参加するようになり、いつも行っていた店は貸し切り状態に。オバチャンが生けてくれた花を前に、結婚相手を連れてきたり、仕事のヒントを相談したり、そういう「会」に育っていきました。

ちなみに後年、今度は病気で、もう1人のカルガモを失います。彼は、私が転職するときに自ら「保証人」を申し出てくれたりした、かけがいのない親友でした。
常にそう思っていますが、改めてここでも、お2人のご冥福をお祈りします。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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