[709]何でもアリだった、デタラメな広告業界

~フリーランスライターがつづる、人生を楽しむヒント~

大学は一浪一留、就職活動は我流。
したがって、結果も三流。なんとか就職できた会社は、印刷工場や制作部を自前で持っている広告代理店でした。
6大以上の出身者は皆無ということもあり、いきなりエリートコースの「某紳士服メーカー」を担当することに。

スーツって、夏は買わないんですよ。
本業の広告はほとんど打たないので、8月になると、撮影に必要な3日間しか仕事をしていませんでした。
逆に年末は殺人的スケジュールになり、ほかの社員が1年かけて稼ぐ売上げを、12月単月で達成。
深夜にタクシーで帰って、翌日は昼出社。半ば公認されていたので、毎日がそんな生活でした。

問題は夏で、あまりにヒマだったから、営業部以外の部署へよく遊びに行っていましたね。
スタジオでカメラを教えてもらったり、製版の部長と昼からビール飲んだり。
そのうち、営業部に電話がかかってくるんですよ。「コーノ君、O課長が『冷たいビールがあるからおいでって』」。どんな会社だって・・・。

709.jpg
詳細は後ほど、北海道でキャンプしたときのものです

そういえば、ときどき「キョーサン」という名の下に、紳士服メーカーが行う「抽選会」の景品を提供することがありました。ネクタイやYシャツのメーカーは自社の不要なものを差し出せばいいんですが、広告代理店だとそうもいきません。
そこで、ビックカメラなんかでわざわざ買うんですが、こっそり自分のほしいものを混ぜてましたね。完全な横領です。

半年もすると、1から10まで完全に仕切っていたので、監視の目がまったくないんですよ。
売上げはトップだし、クライアントからは「出向しないか」といわれるほど信頼されていたので、やりたい放題。その反面、同期からは疎まれていたと思います。

あれは、主任になったころでしょうかね。
まったくの偶然で、デスクが向かいの女の子と付き合うことになりまして。
当時は真剣に結婚を考えていたので、「生活にいくら必要なのか」をふたりで算出したことがあったんです。
出た結論は、「今のままだと、年収で100万円足りない」。

そんなことで、やりたい放題の天国に見切りを付け、転職活動をはじめました。
その合間だったでしょうか。両親が1ヶ月ほどアメリカへ旅行しに行くというので、実家の車が使えたんです。
また、隠すつもりもなかったんですが、旅行している間にどうにかなると思って、会社を彼女と一緒に辞めちゃいました。
で、20日間ほど北海道縦断旅行をしたのかな。

細かなことは覚えていませんが、転職先も決まっていたように思います。
片っ端から広告代理店に履歴書を送りつけた結果、「自分で売り込むぐらいだから、きっと自信があるんだろう」と勘違いしてくれたところが1社あったんです。
ここが、天国から一転、地獄のような会社でした。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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