[266]サンゴ密漁船団がもたらした、ケガの功名

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

11月10日に実現した、日中首脳会議。
習近平氏が笑っていないとか阿部さんだけ違う色の服を着ていただとか、いろいろあるみたいですけれど、やっとスタートラインに立てたことだけは事実です。
左手では殴っていても、右手でしっかり握り合っていれば、その距離は保たれるでしょう。

さて、このストーリーにおける重要な登場人物は、サンゴの密漁船だと思っています。
日本が受ける経済的被害と、中国が受ける国際的な避難という点で、共通の課題が浮かび上がってきたわけです。
極論をすると、民間の行動が、国家間の対立を丸く収めたことになります。
これって、すごいことじゃないですか?

266.jpg
サンゴの密漁を報じる、朝日DIGITAL

サンゴ密漁の被害額より、日中関係改善による経済効果の方が大きければ、まさに「ケガの功名」という話ですよね。
もし、これをねらってやっていたとしたら・・・まっ、ありえない話をしても、しようがないですね。
ただし、「オッカムの剃刀」という定説がありまして、複数の事情を1つの理由で説明できるときは、おそらくそれが正しいのだそうです。

また、密漁船を、日本でかつてあった「米騒動」に例えてみてもおもしろいでしょう。
あれは「社会的なデモである」という説を唱える向きもあります。行為そのものではなく、結果に着目すると、一定の秩序が得られたわけですから。
同じように、行為はNGだけど、結果がどうなったかという点で、サンゴ船の乗組員には「価値」があると思います。
なんだか最近、「捕っちゃダメだけど、捕まるのもダメ。うまくやれよー」というエールを送りたくなってくるのです。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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