[507]座るニノキン「神奈川県小田原市立豊川小学校像」

~ニノキン・クロニクル【二宮金次郎像オマケコラム】~

前回までのおさらい
ニノキンには、大きく
着物を着て裾を出し、右足を前にするパターン
はかまをはいて裾を入れ、左足を前にするパターン
の2系統があります。

このうち前者は、小田原市の「報徳二宮神社」内に建つ銅像製のニノキンブラザーズをルーツとする、富山県高岡市の銅像製作が深く関わっているという話をしました。
では、後者のルーツはどこかというと、初号期が模写された愛知県なのです。

その話をする前に、せっかく小田原に戻ったので、珍しい像をご紹介しようと思います。「神奈川県小田原市立豊川小学校」に設置されている、座るニノキンです。

507.jpg
1989(平成元)年2月設置、コンクリ製

最も問い合わせの多い像です。一応、「ほかのメディアに出す可能性がある」ということで撮影許可をいただいていますが、最近は教育委を通す必要があるそうで、こちらだけでは判断できません。

像の趣旨は、「立ち読みは危ないから、本を読むときは座りましょう」のハズだったのですが、その後、いろいろと変わってきているようです。最たるものは、携帯の普及でしょう。取材時の2004(平成16)年には、携帯の話は出ていなかったと記憶しています。

この像が(マスコミに)人気なのは、難しくないところだと思います。座っているニノキンはほかにもあるのですが、同時に筆を持ったり、拝んだりしています。そうなると、なぜそうしているかの説明が必要になります。ところがこの像は、「珍しいニノキン」で片付けられる。

報徳人(二宮尊德の敬愛者)は、勉強していたことを重視せず、実際に何をなしたかに重きを起きます。その意味でいえば、豊川小学校像はイロモンに過ぎず、積小為大(小さなことからコツコツと)を示した筆を持つ座像の方が、「実」を示していることになります。しかし、マスコミ(それを見る一般大衆)には受けない。ニノキン研究をしていくと、そんなジレンマにぶつかります。

愛知に行く前に、「実ニノキン」をもう少し見ておきましょう。次回は、ワラジを配る二宮金次郎です。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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