[275]ブランディングに対する、やきそばとハンバーガーの決定的な違い
~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~
食べ物への異物混入事件。
一般には、まるか食品と日本マクドナルドが同列に報じられていますが、その中身は少し違うと思います。
この問題は、クレームの対応差としてとらえるべきで、その意味では、タカタ製のエアバッグも含まれるのではないでしょうか。
マックおよびタカタは、「しかるべき調査をして、問題を発見してから、公開」という立場。
どちらかというといままでの典型で、10年前なら、何も問題ありませんでした。
一方のまるかは、「疑わしき情報は先に公開して、その後に対応を取る」という考え方。
これは、現代の情報拡散に即した、先進的なアイデアといえるでしょう。
欧米ではむしろ主流になりつつあり、だからこそ、オールドタイプのエアバックが注目されているのです。

混入発覚から10日を要さず発表された、ペヤング販売中止の告知
さて、両者の結果を見てみると、マックに対しては不信感が残り、ペヤングはむしろ販売開始を望む声が多くなっている。
対応の仕方ひとつで、おとこ気というか、「ブランド力を上げる」ことに成功しているんですね。まるかの場合。
「疑わしきは先に公開」というスタンスがいかに正しいかが、誰の目にも明らかだと思います。
事件を通じて学ぶべきポイントは、まさにその点です。
異物混入という観点で、いたずらに不安感を誘っても、まったく出口は見えない。「怖いわね」で終わってしまう。
それって、報道の意味があるんでしょうか。
食べ物への異物混入事件。
一般には、まるか食品と日本マクドナルドが同列に報じられていますが、その中身は少し違うと思います。
この問題は、クレームの対応差としてとらえるべきで、その意味では、タカタ製のエアバッグも含まれるのではないでしょうか。
マックおよびタカタは、「しかるべき調査をして、問題を発見してから、公開」という立場。
どちらかというといままでの典型で、10年前なら、何も問題ありませんでした。
一方のまるかは、「疑わしき情報は先に公開して、その後に対応を取る」という考え方。
これは、現代の情報拡散に即した、先進的なアイデアといえるでしょう。
欧米ではむしろ主流になりつつあり、だからこそ、オールドタイプのエアバックが注目されているのです。

混入発覚から10日を要さず発表された、ペヤング販売中止の告知
さて、両者の結果を見てみると、マックに対しては不信感が残り、ペヤングはむしろ販売開始を望む声が多くなっている。
対応の仕方ひとつで、おとこ気というか、「ブランド力を上げる」ことに成功しているんですね。まるかの場合。
「疑わしきは先に公開」というスタンスがいかに正しいかが、誰の目にも明らかだと思います。
事件を通じて学ぶべきポイントは、まさにその点です。
異物混入という観点で、いたずらに不安感を誘っても、まったく出口は見えない。「怖いわね」で終わってしまう。
それって、報道の意味があるんでしょうか。
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