[481]「ライターを連れて行けば何とかなる」という発想が心から憎い

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

「煮詰まっちゃってどうしようもなくなったので、ライター呼んどこうか」

そういうのダメ。ぜーったいダメ。
言っとくけど、私ら便利屋じゃないから。

先日、某企業さんのサイト制作案件がありまして、急ぎだというんですね。
土日も入れて、中2日。
大切なお客さんなので、信頼できるライターがいいと。
ありがとうございます、謹んで承ります。

ところが。
送られてきた資料を読み込んだら、どうやら、こんな事情らしいのです。

1.編プロから先方へ、ページごとの原稿を依頼した。
2.送られてきた原稿に不備・不明点が多かったので、表現手法も含めて投げ返した。
3.あーでもない、こーでもないが始まった。
4.結論が見えず、日程が押しているから、とりあえずライター連れて行こう。
5.社長に4時間、従業員に3時間ぐらいインタビューさせれば、何とかなるだろう。

7時間ってか。テンションというか、クオリティ保てるわけないじゃないのっ。

481.jpg
ボクらは人間なんだって。マシンじゃないんだって

しょうがないので、前日、「見るパート」から「読むパート」へのページネーションづくりをしました。
ページ上部の「見るパート」では、イイタイコトを簡略にまとめて、魅せる工夫を。
細かな部分は下部の「読むパート」に回して、ケーススタディとしてストーリーテリングをする。
お得意のパターンですな。
これで、13項目。

当日、こちらが考えているページネーション案を社長にプレゼン。OKの回答。
イイタイコトは原稿に載っているので、なぜそうしたのか、どうやって解決したのかなどを、ケーススタディとして聞き取り。

そんなこんなで、原稿ママイキできたのが、5000字程度。
一部手直しが約2000字。
全くの書き起こしが1万1000字前後。
拘束時間も含めて、ザックリ6万円といったところでしょうか(結局、5000円上乗せしてもらいました)。
実際、インタビューよりも、2日で仕上げるのがキツかったです。

前にも言ったと思いますが、こういうケースって、逆にやってあげちゃうのがダメなのかもしれませんね。
どんどんハードルが上がってくるでしょ。
そのうちヤバイ案件ばっかり回ってくるような気がして、結局損をするんじゃないかと。

そんなことを考えていたら、パチンコの一番下にある「回収の穴」を想像してしまいました。
入賞口に入ったオイシイ仕事は、ほかの人が持っていってしまう。
箸にも棒にもひっかからない案件だけが、山のように降りかかってくる。

そのうち詰まるからな、覚悟しておけよっ。
もっとも、本当にそうなったら、食っていけないんですが。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

お仕事のお問い合わせ
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
プロフィール

てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

最新記事
カテゴリ
お世話になっているサイト様
最新コメント
最新トラックバック
コトバカウンター
special thanks to
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR