[290]イコモスの世界文化遺産推薦で変わる、観光の仕組み

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

世界文化遺産の登録が検討されている、「明治日本の産業革命遺産 九州・山口と関連地域」。
8県11市の23の資産から構成されるそうで、韓国がチャチを入れない限り、決まりそうですね。

驚いたのは、正式登録される前に訪れようとする観光客が多かったこと。
直接的な原因は「混む」ことにあるのでしょうが、世界が評価する文化を「いち早く知りたい」という動きがあったことに、ちょっと感動しました。

いままでの流れでいくと、登録されてはじめて「すごい観光地だ」と認識されていたわけです。
つい先日の「富岡製糸場」もそうでしたよね。
このことから逆に、観光収益ねらいの「世界文化遺産登録」という構図すら垣間見えていました。
個人的には、鎌倉が失敗した要因も、そのことにあったんじゃないかと思っています。

でも、本当の「評価」って、観光から独立しているはずなんですよ。
観光地だから行くんじゃなくて、見てみたいから観光する。
この動きが出てきたことに、思わずビックリしたわけです。

290.jpg
山ガハ時代に訪れた「韮山反射炉」の写真

こうなってくると、観光行政の方法も変わってくる、いや、変えなきゃ行けないはずです。
行政単位の区割りよりも「評価」、つまりテーマというカテゴリーが必要になる。
今回の例を取れば、「明治日本の産業革命」で探してくる人に、どう対応していくかが重要。
近隣の都道府県を含めた情報なども、求められてくるでしょうね。

一方、現状の地方交付税は行政単位の区割りなので、横断的な仕組みが作りづらい傾向にあります。
端的に言えば、京都府の観光サイトで「伝統的な和食」を探した結果、金沢に着地したっていいわけです。
逆にそうすることで、日本が見えてくる。
旅行代理店とか、やろうと思えばできるはずなのに。
情報提供に重きを置かず、「観光」の計画を立てちゃうから、エリアに縛られるんだと思います。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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