[498]出ました、 「現場の様子次第で決めましょう」

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

某リサイクルショップの原稿が、やっとこさ脱稿しました。
実はこのお店、単なる引き取りだけじゃなく、遺品整理的な業務内容も行っているのです。
「遺品整理士」という資格も持っていらっしゃると。

当初、ちょっとマユツバに感じたんですよね、この士業。
国家資格ならまだしも、民間で登録制らしいです。
認可モノには注意が必要。
たとえば「世界イケメン学会」という名の団体を立ち上げて、自分を「学会公認イケメン」に認定することだってできるじゃないですか。
つまり、誰がどのような権限で認定しているかが問われるのです。

そのような話を編集に投げてみたら、結局は、「現場の様子次第で決めましょう」みたいなことに。
あのね、それ、自分が最もイヤなことなんだって。
原稿は、取材する前にあらかたできているものなの。現場は、基本、穴埋め作業なの。
そうじゃないと、ストーリーテリングなんて、できっこないの。

498.jpg
ショップには、黒電話に代表されるような独特のオーラがありましたな

なので、もう、勝手に決めちゃいました。
実際の「遺品整理士」がどうなのかは置いておいて、原則として避ける。
不要品回収業を軸にする。
そっちの方が、相対的にネガティブな印象を避けることができるでしょう。

前にも書きましたが、「ライターを連れて行けば原稿ができる」というのは、大きな誤解なんです。
編集と一緒になって、事前にテーマを詰めておく必要がある。
もちろん、その場で発見できることもあるでしょうが、それは枝葉の問題。
幹を見つけて、そこから作り込むなんていうのは、シロートのやることですよ。

そんなことを取材後に説教したんですけどね、響いてるかなぁ。
ブツとしてはいい原稿が上がったので、「また河野さんとご一緒したいです」みたいなメールが来ましたけど、ちゃんと覚えてるかなぁ。
「ご一緒」して作るんじゃないんですよ、「ご一緒」する前に設計しておくものなの。
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Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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