[1218]イスラムか経済か、やがて世界を二分するであろうクラス分け

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

ISIL関連で、もし肯定的側面があるとすれば、イスラム教に対する理解が深まったということでしょうか。
とはいえ、知れば知るほどチンプンカンプンになるんですが・・・。

まず、「カリフ」と呼ばれる予言者ムハンマドの後継者が、一番エライですよと。
国家元首とか国王より上の存在ですよと。
国家という枠組みが希薄なんですね。

これをどう解釈するかなんですが、「教義をどこまで厳格に受け入れるかで、各派が存在している」という理解でいます。
もっとも厳しいといわれるサウジアラビアでは、女性が車を運転すると逮捕されるそうです。
対してバーレーンでは、本来禁止されているお酒を飲んでもいい。
いずれ域内自由化が達成され、自分の好みに会わせて各派が選べたら、それはそれで住みやすそうですけどね。

そう考えると、横断的なISILの活動がより理解できると思うのです。
彼らの辞書に「国境」の文字はないわけで、同じ主義・主張を持つ者が一つの派閥を形成している。
この部分だけをフォーカスするなら、EUに匹敵する先進的な取り組みといえるのではないでしょうか。

1218.jpg
ISILの勢力図、8月13日付『THE PAGE』より

こうしたボーダーレスが進んでいくと、おそらく世界は二つのクラスに分かれていくでしょう。
その一方は、「経済」を旗印にしたまとまり。
国民が全てを決めさえすれば何でもアリの自由組で、宗教すら規制されません。
問題は、統一した理念というかモラルに欠けることで、性悪説を前提にせざるを得ないでしょう。
法はあるものの、犯罪や戦争すら自由ですからね。
また、このクラスには共産主義を理想とする国家指導派が一部にいて、独特の存在感を放っています。

もう一方はイスラムという「宗教」が軸。
派閥には分かれるものの、ある程度のベクトルは一緒。
やりようによっては、宗教的価値観に基づいた性善説を基礎にできる。
神との対話によって、自らの行動基準が決まるわけです。
欠点は、問題解決の方法として「聖戦」を認めていること。

結局、ドッチに転んでも、武力闘争は避けられないんですな。
一方は国連のような委任機関に判断を任せ、他方は神がバックにいる。
それぞれロジックが違うんですから、クラスの統一は難しいでしょう。
欧米がやっきになっているISILへの介入。意味があるのかなぁって思っちゃいませんか。
「性悪説」の自由主義経済が、「性善説」の宗教グループに対して、口出ししているんですから。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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