[1419]契約書を契約書だと思っているからトラブルに巻き込まれる

~記事はどのようにして作られるか【取材現場の裏話】~

弁護士さんの取材をしていてよく思うんですが、「契約書」っていう名称は、弊害が大きいんじゃないかと。
私たちのイメージは、「契約を定めた書面」ですよね。
そうではなく、契約終了時を想定しておくことが大切なのだそうです。
例えば、損害遅延金の取り決めとか、履行が完全ではなかったときにどうするかとか、機密保持を何年後まで義務化しておくかとか。
なので、ベキ論からすると「非常時マニュアル」みたいなものが、本来でいうところの「契約書」。
だって、うまくいっているときは、どうにでもなるじゃないですか。

それがあってのリーガルチェックなわけで、「単価や支払い条件が『大丈夫ですか?』と言われても、答えようがないですよね」と、某センセーはこぼしておりました。

1419.jpg
目隠しをして、功罪の重さだけを判断するテミス

この契約書。
中小や個人商店レベルになると、まだまだ取り交わしが徹底されていないみたいですね。
理由はさまざまにあって、お客さんとの信用商売だから「プライドが許さん」というタイプもいれば、作ってはあるのだけど有形無実化している場合もある。
こうした意識を改革していくのはかなり難しいらしく、多くのセンセーが「痛い目を見なきゃ、ダメですよね」と諦めています。

ただ、そうは言えないから、「リスクを知っておくだけでも違いますから、ご相談ください」なんて、お茶を濁しているそうです。
続けて自分も、「人的な努力で回避できるかもしれません」というようなことを、書き散らかしているわけ。
それができれば、書面なんて要らないって。
実際にもめるから、リスクなんだって。
そうした事態への手引きこそが、契約書の存在意義。
いっそのこと、「非訟取決書」とか「対応締結書」みたいな名称にした方が、コンプライアンスを周知できるんじゃないかと思っています。
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神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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