[213]エンタメ性を持ち始めた、原産地表記と中国のニセブランド

~その記事、論点ズレてませんか?【ニュースの視点】~

何かと話題な中国のバッタ商標。
おもしろいので、いくつか例を挙げてみます。元ネタが何なのか、考えてみてください。

 Poly Station (ピコピコ音がします)
 BUCKSSTAR COFFEE (略すとバスタになりますか)
 Pizza HuH (ため息が出ちゃいます)
 DOLCE & BANANA (青果店ではありません)
 BALENTINO (くちびるを1回も閉じないのが正解です)

最近の傾向として、こうしたバッタをおもしろがって買う人がいるそうですね。
こんなのあった感というか、「とったどー」的なゲーム性。もはや商標とかブランドというくくりを外れた、エンターテイメント性を持ち始めているわけです。
昔、取引先の卸が手書きの「DKNY(ダナキャランニューヨーク)」のシャツを着ていて、「オッサン、何やってんの?」と突っ込んだら、
「(D)どんな、(K)ことでも、(N)何でも、(Y)やります」
と答えたのが懐かしいです。

213.jpg
そろそろ、本題に入ります

えー、原産地表記です。
「わかってたんじゃないの?」というところが、正直な感想。
以前、群馬県の地場グルメを取材したことがあって、某湖沿いに展開する6軒の料理店のうち5軒が、地元産と言いつつ、他県産のワカサギを使っていました。
理由は、放射能の残留度が(当時)基準をクリアしていなかったから。
正直な1軒はワカサギをやめて、榛名地鶏をメーンとするメニューに切り替えていました。

その店主が言ったことが、いまだに忘れられません。
要は、「気分を味わいに来てるんでしょ」ということなのです。
他県産かどうかは、一般の消費者の味覚では、絶対に判別できない。
むしろ、正直に「放射能満載だから、東北以外の産地から取り寄せています」とした方が、弊害が大きい。

ではなぜその店が鶏メニューに切り替えたかというと、モラルの問題じゃないんです。放射能の話題を避けたいその1点なんですね。魚に注目が集まっているから、陸にしましたというだけのこと。
では、本当の榛名鶏を使っているかといえば、そこはきちんとやっているのです。ただし、原産地表記を意識したものではなく、単に入手が簡単だったから。その辺の鶏を捕まえればいいだけの話ですから。

「気分を味わいに来てるんでしょ」
ここが、虚偽表示の問題点だと思います。実じゃなくて型、つまりブランドです。

本当に、その会社のクオリティを重視して利用している消費者はどれぐらいいるのでしょう。
特に日本の場合、中身よりも外見を重視する傾向にあります。ラルフローレンのポロシャツの時代から、さんざやってきたじゃないですか。
その商品が価格に見合った機能を有しているかは、どうでもいいんですね。

中国製品のエンタメ性もその一例でしょう。
こんなに話題になっている商品を自分は持っているんだゾ、と。
同じことが、「我が家は高島屋の食材を使っているんだゾ」にも言えます。
それでいて、「虚偽表示がショック」はないでしょう。本当においしさを優先するのであれば、いくらでもいい食材は手に入るものです。
ただし、あまりに安すぎると、おなかは満足しても、脳が満足しない。

日本はタテマエとホンネの国ですから、ホンネをいじくってどうする。
他人にどう見られるか(脳・タテマエ)を意識しすぎるあまり、自分の価値観(おなか・ホンネ)が揺らいでしまった、その結果なのだと思います。
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てつまる

Author:てつまる
神奈川県を中心にフリーで活動しているライターです。
超IT系を除き、医療・各士業・経営者・アスリートへの取材、アーティストプロモート(情報発信)、イベントレポなどを手がけています。

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